アレは嘘だ
とは言え、この話はKこと大鳥香奈枝が亡国企業を裏切った時の話なので、話自体進まないです。
亡国企業 本部
深夜 警備に付いている人間や雌しべと雌しべとをくっつけ合っている人間以外は皆寝静まっている中、武器庫内には数十名の人間が居た。
その人間には共通点があった、全員が完全武装をしているのだ。
とは言え…例外も居た
「そう言えば新聞で同性愛者が急増しているらしいのよ」
「この情勢を見れば当然だと」
「そうよねー、まぁ同性愛者同士の恋愛も其れは其れで…まぁ私は挿れられたいですけどね」
「脳外科に行かれてはいかがですか香奈枝お嬢様」
「『さよ』もですけど、本当に貴女達は私の従者ですの⁉︎」
「はい、勿論です…従者たるもの頭の螺子(ねじ)が外れた主を心配し適切な病院を勧めるのは当たり前の事かと」
「きー!」
あらかさまに怒りを表すのは……恐らく170は在ろう長身の女性だ、この場には不釣合いなドレスを纏い背には楽器らしき物を背負っている。
そして、その女性を怒らせたのは長身の女性に比べ遥かに小さいメイド服を着ている少女だった。
先程の言葉をまともに聞けば彼女らは主従関係にある…のだが、明らかにそんな関係とは言えないのだ。
「………なぁ隊長」
「どうした」
「あの2人は本当に主従関係なのですか?」
「……俺に聞くな俺に」
「ですよね…」
そんな2人…大鳥香奈枝とアリス・エヴァンの関係に戸惑いを感じている兵士だが
「……そろそろ宜しいか?お二人共」
「えぇ勿論でしてよ隊長さん」
「此方も大丈夫です隊長様」
「……では説明をする
今から我々SASとMs香奈枝と同じくMsアリスと共に亡国の情報を我等の祖国に持ち帰る…手段としては」
「現在、亡国の基地上空…レーダーにギリギリ見えない高度に輸送機が待機して居ますわ予定時刻になればその輸送機が亡国の滑走路に着陸し私達を待つ様になっていますわ…とは言え待ってくれるのは精々5分です。其れ迄に私達が輸送機に辿り着けなければ全てが水の泡になります。」
「流石の亡国も未確認の輸送機を着陸させる程馬鹿では無いだろう、対空兵器の無力化は?」
「其方は既にばあや…さよと他のSASの隊員達が此方に潜伏を成功させ、対空兵器と滑走路の確保に成功させたと連絡が来ましたわ。」
「………何時も思うのだが、何であのご婦人が我々SASに付いていけてるんだ?」
「其れに付いては鍛え方が違うのでしてよ」
「…………」
SASの隊長が溜息を吐く、聞くだけ無駄なのだろう
「では…作戦開始だ」
最初に異変を感じたのはM 織斑マドカだった
唐突に眠りに付いていた織斑マドカは目を覚ましたと同時に胸騒ぎが彼女を襲った。
何かが可笑しい……
ベッドに横たわっていては取り返しが付かない事が起きる
何が?
何かは分からない…
取り敢えず、外に行こう…外に行けば何かの正体が分かる筈
取り敢えず、今のまま外に出るのは不味い
今の彼女は身に纏う物が一切無い全裸だった、彼女が寝る時は何時もこう言った格好で寝ている、彼女曰くこの格好で寝るのが楽と言うらしい。
そう言う訳で先ずは服を着なければならない
「……」
服を着る前に明かりを点けなければ…
「確か…ここら辺だった筈」
周りが暗く視界が安定しない為自信の記憶を頼りに探す………暫くして家具にぶつかりながら漸くスイッチを見つけ、スイッチを入れるが
「付かない?」
何度かカチカチとスイッチを入れるが…其れでも明かりが付かない。
「故障か?」
自分自身この組織に身を寄せてから幾らかは過ぎたが今の今までこの様な事が無かった筈だ…
「……仕方無いが此の儘で行くか」
亡国内でも、何人かは全裸で歩く痴女は居るから問題にはならない筈……自分迄も痴女の烙印を付けられてしまうが仕方ない。
「…もう家具にぶつかるのは嫌だからな」
そう言いながら織斑マドカはドアノブを捻る……前にドアに頭をぶつけた。