織斑一夏は武者である。 序章   作:抹殺完了

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第2話 元の世界

「何あれ」

 

IS学園内で私、鳳鈴音は1年2組のクラス代表として1年1組のクラス代表の忌々しい一夏の兄『織斑春彦(おりむらはるひ)』と戦っていた、正直余りにも弱過ぎたそもそも織斑春彦がISを乗り始めて数日しか経ってない事もあるが正直何でこんな初心者にベテランのIS乗りにカテゴリーされる、専用機持ちの一人のイギリスの国家代表候補生のセシリア・オルコットが苦戦していたのがか分からない。

 

所詮は国家代表候補生と言う立場で満足して努力をせずに胡座をかいてたのだろう、然もセシリア・オルコットは最初は女尊男卑を正しいと感じ男を見下して居たらしいが…織斑春彦とレベルの低い戦いをしてからは、態度が180度変わったと言うよりも織斑春彦に惚れていたって1年1組の友達が言っていた。

 

……呆れて何も言えないわ

 

最初の頃は散々私の第二の故郷って言える日本を馬鹿にしていたのに戦いが終わったら織斑春彦に惚れる?

 

然も惚れたと言っても日本を馬鹿にした事については何も謝罪もしないだなんて…

 

呆れて何も言えないわ

 

 

 

 

『警告‼︎警告‼︎敵機に強力なエネルギーを感知、回避を推薦』

 

警告音と共にそんなアナウンスが流れ私は全力で其処から回避、ほぼ同時に私が先まで居た場所に桃色の濁流が飲み込んだ。

 

「ッ‼︎」

 

私とした事が迂闊だったッ‼︎

 

今は織斑春彦との温い戦い何て物じゃない、突如としてIS学園の上空のシールドエネルギーを破壊して現れた所属不明機と交戦中だった。

 

もし…私が一歩遅ければあのシールドエネルギーを破壊したレーザー攻撃に骨まで溶かされ殺されていたと思うと背筋がゾッとする。

 

「鈴‼︎連携して彼奴を倒すよ‼︎」

 

白いISを纏い意気揚々とそんな馬鹿な事を言う織斑春彦に私は舌打ちを一つ

 

何もわかっちゃいない

 

「馬鹿‼︎私とお前じゃ連携なんて取れる訳ないでしょ‼︎」

 

そもそも連携とは事前に互いの特徴を知り、その特徴を活かした立ち回りをしなければならない、此れは言うのも実行するのも容易い事じゃない。

 

何せ互いの特徴を活かした立ち回り自体が難しいし、何より互いの実力がほぼ同じじゃないと出来ないからだ、もし実力がかなり離れた者同士が連携を取ろうとするものならあっという間に連携が崩される。そんな事をこの馬鹿は分からずにただ連携をしようなどとほざいて来た。

 

「なっ⁉︎そんなの俺と鈴の仲なら出来るに決まってるじゃないか‼︎」

 

「一夏を道具にして殺した屑とはそんな仲じゃない‼︎」

 

私の先の言葉に唖然としまたそんな事を言う織斑春彦に私の堪忍袋の尾が切れ怒鳴る、そもそも私はコイツが…一夏を馬鹿にしていた奴らとは根本から嫌っていた。

 

私に人殺しと言われ顔を真っ赤にした織斑春彦が私に何か言ってくるが…

 

 

「帰って来た?」

 

凛とした綺麗な声が周りに響く

 

ハッと私はその声がした方向を見る私、織斑春彦、所属不明機よりも遥か上空に黒く周りに白いラインが入り顔が髑髏の不気味な3m程の巨大な全身装甲のISが居たのだ。

 

何時の間に居たのか、そもそも如何やってISのハイパーセンサーに探知されずに潜り込んだのか。

 

それ以上に奇妙なのがあの骸骨の機体に刻まれている無数の大小様々な切り傷だ、まるで先程迄激戦……否死闘を繰り広げていたかの様な傷なのだ、極め付けは肩から斜めに斬り下ろされた傷だ。

 

その傷だけは他の傷よりも遥かに深く一見しただけでその傷がどれ程人体に致命傷を与える物か分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「藤四郎損傷は」

 

遥か下方に居る、兄と鈴ちゃんそして全身装甲のISを尻目に私は纏っている骨喰藤四郎は長いので藤四郎と呼んで居ます…に損傷を劔冑の機能が一つ通信機能『金打声(きんちょうじょう)又はメタルエコー』を用いて言う、この金打声は自意識を持つ真打劔冑も使う事が出来ます。藤四郎もその内の一領です。

 

『損害大也、各部装甲に少又中の損害、特に肩周りの損害が甚大、そして熱量危険域也』

 

「そう……ですか…やはり湊斗さんとの傷が…」

 

途轍もない吐き気や朦朧とする意識を如何にか抑えながら呟く、やはり湊斗さんとの戦闘で熱量を使い過ぎてしまった様です……劔冑を纏っている時のエネルギーは熱量と言われるものを使用しています、例えるならカロリー見たいな物です。

 

不味いです……先程も言いましたが湊斗との戦闘で余りにも多くの熱量と何よりも血を流し過ぎた様です。

 

『…ッ、御堂下方から鉄騎接近、武装は奇妙な刀のみ』

 

最悪です、この無視出来ない損傷を負っている時に兄が攻撃をして来るだなんて、兄自体の戦闘能力はあの世界の人達に比べると余りにも貧弱と言って良いです。

 

「仕方ないです…藤四郎迎撃します、合当理(がったり)に三、膂力に五を」

 

『諒解』

 

ゴウ‼︎と音と共に背部の合当理と言う推進機関に火を灯し下降

 

此れが対武者との戦闘だと私の有利です、何故か下方よりも上空、上方の方が刀に威力が乗るからです、これを高度優勢と言います。

 

必然と下方の武者は何かしろ工夫をしなければなりません

 

然し下方に居る兄は何かしろする事も無くただスピードを上げながら接近するだけです。

 

その行動に訝しむ私と藤四郎を他所に遂に刀の射程距離に入りました。

 

「ハァァァ‼︎」

 

威勢の良い掛け声と共に兄は近代的なとても刀として機能するのか分からない無駄な物が詰め込まれている刀を振り上げる。

 

兄がやったのは唐竹と言い、上から下に斬ると言う物です。

 

ですがこの唐竹は人体を上から下に真っ二つに斬る技で難易度が高く達人と言われる様な人達位しか出来ないような技です、とても兄が出来る技では無いです。

 

現に兄の刀の先端がブレています

 

その兄に対し私は柳生新陰流十文字で対抗、柳生新陰流とは相手がどう打ち込んでこようとも、刀を振るう敵の拳の動きに注目(人間が剣を振る場合、剣の切っ先よりも拳の方が僅かに早いという特徴があります)、相手のタイミングに合わせて自身の正中線に沿って、真っ直ぐに最短最速で斬り落とせば、両者の斬撃は十文字に交わり、かつこちらが相手の拳を斬り落として勝つと言う技です。

 

因みに兄の技も上からの真っ直ぐな振り下ろしです、此れは正中線に沿ってカウンター気味に合わせれば合撃、左か右に身をかわして相手の刃を避けつつ拳を斬り落します。

 

宙に舞う鮮血そして奇妙な刀を握ったままの手

 

「あっ…あぁぁぁ⁉︎」

 

直後にアリーナに響き渡る兄の悲鳴

 

『御堂熱量限界失速する』

 

兄の手を斬り落とした直後に恐ろしいまでの脱力感が襲い私は手足を満足に動かせずにそのまま地面まで落下していきました。




因みに所属不明機…まぁゴーレムについてですが、鈴ちゃんが一人で倒しました

今作の鈴ちゃんはラウラとタイマン張っても互角で戦えるぐらい強いです

兄、箒、セシリア?まともな練習とかしてないから弱いよ?
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