織斑一夏は武者である。 序章   作:抹殺完了

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今回は荒潮提督様の無限の椿とコラボです!


第20話 舞い戻る世界 コラボ回

普陀楽カンパニー(ふだらく)

 

最近立ち上がったばかりのIS製造メーカーであり、『力からエンターテイナー』がこの企業のキャッチコピーであり、ISの製造から軍事そして何処から出ているのか知らないが遊園地などの娯楽施設などにも手を広げていて新しい企業にも関わらず大企業と肩を並べている企業である、当然ながら周りからは妬まれ悪い噂を流され妨害などもされるが、普陀楽カンパニーはそんな事など知らぬとばかりに其れらを全て粉砕し、逆に噂や妨害をした企業(殆どが事業が低迷している女尊男卑に染まりきっている企業)を叩き潰していた。

 

然しこの企業は知っている人間……例えば武者の世界に居た人間がこの名前を聞いたなら多種多様な反応を示すだろう、怒り、恐怖、恐れなどなど。

 

この普陀楽の名は武者の世界……大和の地を支配している六波羅幕府の最重要拠点の城の名前なのだ。

 

そんな名の企業が普通な訳が無い、通常の企業よりも過剰かつ其れで居て隙の無い警備体制を敷いている、そして…企業内には数機の第二世代型IS 打鉄の独自改良型IS『斬鉄』と六波羅幕府が正式採用している数打劔冑 『九四式竜騎兵甲』が周りを警護している。

 

その…普陀楽カンパニー、最上階の一室

 

その一室の前には警護の為か二機の劔冑 『零零式竜騎兵甲』が待機している、この零零式竜騎兵甲は六波羅の最新の劔冑でその性能は数打(にせもの)が真打(ほんもの)を打倒出来ると言われている程の性能を有している。

 

そして……その厳重な警護をしている一室は純和風な部屋で流石大企業と肩を並べている企業の部屋なだけでありやはり品と言うものがある、そんな一室に五人の人間が居た。

 

赤く奇抜な髪型が特徴で鎧を身に着けている長身の男、見るからに神経質そうで同じく鎧を身に着けている男、禿げ頭で着物を着ている男、小柄でこの一室には不釣り合いなラフな格好をしている小柄な金髪の女、同じく此処には不釣り合いな制服を着ている青い髪の小柄な学生が此処に居た。

 

余りにも統一が無い五人…その五人の一人、神経質そうな男が口を開いた

 

「二日前に兎が依頼して来た独逸連邦内の違法施設の制圧が完了した…施設内で敵ISと交戦したが此方に被害は無し、違法施設に居た人間は全員死亡した。」

 

彼の名は大鳥獅子吼、篠川公方 竜軍中将

 

四公方 最精鋭の軍 篠川軍を率いる中将であり、大和の地にある名家大鳥家を取り仕切っている男だ。

 

「いや流石獅子吼殿でござる、瞬く間に施設を制圧するとは…正に電光石火でござるな」

 

獅子吼の言葉に反応したのは禿げ頭の男

 

名を遊佐童心 古河公方 竜軍中将

 

四公方の中で一番年長の身であり他の公方の纏め役である。過去世界で起きた第二の大戦を元帥竜軍大将 六波羅トップ 足利護氏と供に駆け抜けた人物でもあり、尾張貫流の槍を極めている人物で能舞台の役者としても一流の坊主でもある。

 

「………其れにしても童心殿」

 

「何でござるかな?」

 

ちらりと獅子吼は何かを言い争っている二人の公方と其れを困惑しながら見ている女学生を見る。

 

「あれは何の討議なのだ?」

 

其れに対し童心は顎に手を置き、考える仕草をするが

 

「ふむ何の討議で御座ろうな、それがしにも分からぬでござるな」

 

やはり分からなかったのかお手上げのように言う

 

先程から『究極美麗』『サンダーサイクロン』『金剛大華凛』『ダイアモンドファイアー』などの単語が飛び交っていて、そんな単語で何の討議をしているか分かる訳がない…分かったら分かったで其れは色々と凄いのだが。

 

獅子吼と童心の会話が聞こえたのか討議をしている一人、金髪の小柄な女の子が顔を此方に向ける。

 

「んっ…あぁ名前を決めてるんだよ」

 

彼女の名は足利茶々丸 堀越公方 竜軍中将 四公方のなかでは最年少の公方でこの地位を父を殺して奪った過去を持っている。

 

「名前だと?」

 

「何でか知らないけどあてら六波羅、まぁ元いた世界で殆ど機能が失ったあてらだが…何故か知らないが『死んだ筈のあて等と軍』がこの世界に来て一度新たな名前にして再出発した方が良いと思った次第で………おっ此れはどうよゴールドサンダー幕府カンパニー」

 

「悪くないわね!」

 

賛同するのは今川雷蝶 小弓公方 竜軍中将

 

足利護氏の妾腹の子であり、複雑な生まれで奇抜な髪型が特徴の男だ

 

「貴様等の頭が限りなく悪いわ‼︎」

 

獅子吼の怒鳴り声が一室に響く

 

「まぁまぁ獅子吼殿、御了承…其れも大変結構なのだが、先ずは目先の事を片付けるのが先決では?」

 

「なんかあったっけ?」

 

コテンと首を傾ける茶々丸

 

「あり過ぎるわ!貴様状況を理解出来ているのか!」

 

「えっと……先ずはIS学園に誰を派遣するか、最後にIS学園に何故かある『五領の劔冑』を如何するか……わぁー確かにありすぎるね此れは」

 

「でっござるな、ふぁっはっはっは‼︎」

 

「今更理解するな!童心殿も他人事の様笑っている場合か」

 

「まぁ今のは冗談だよ、そう怒るなって獅子吼」

 

「貴様…」

 

「其れで結局誰がIS学園に行くのよ」

 

雷蝶の言葉に茶々丸がゆっくりと童心を指差す

 

事の発端はVT事件から始まった、その日は取り敢えず来賓として今川雷蝶と足利茶々丸そして警備の武者二騎でIS学園に行った、結果としてはIS学園に自分らと同じ武者の存在を確認できた。

 

其れから数日後、IS学園にいる武者 柳生十兵衛の愛弟子 織斑一夏の失踪、そして同時に学園に五領の劔冑が忽然と出現したと新陰流六波羅派宗主、厩衆元締、大和第一位の剣客 柳生常闇斎(やぎゅうじょうあんさい)から報告を受けた。

 

その五領の劔冑は何でもGHQにより大々的に行われた劔冑狩りにあった真打劔冑との事らしく、その中にはかの天下一名物 相州五郎入道正宗の写しもあったとか。

 

そんな訳であり、劔冑の性能と柳生十兵衛の愛弟子の戦力の確保の為今、普陀楽が動き出そうとしている。

 

 

「それがしが、かの場所に行けと?」

 

茶々丸の指名にほんの少し驚くが……直ぐに大笑いをしながら立ち上がる

 

「ふぁっはっはっはっ‼︎成る程、確かに此れはこの童心入道が適任で御座るな、では早速準備をしてくるでござる」

 

「あっちょ⁉︎」

 

「童心殿⁉︎」

 

「童心様⁉︎」

 

其の儘一室から出ようとする童心を呼び止めようとする三人、流石の茶々丸も此ればかりは不味いのか慌てながら止める。

 

「ちょっと待てよ童心!ゴメン!今の冗談だから行かないでお願いだから!行ったらあてら数日で終わっちゃうから!」

 

「ふむぅ…其れならば致し方あるまい、いや早とちり申し訳ない」

 

はぁ…と安堵か溜息を吐く三人、もしあのまま童心がIS学園に行ったら下手をすれば1日で学園に追い出されるに決まっている。

 

そう言った男なのだ遊佐童心という男は

 

「結局誰が行くのよ」

 

雷蝶が言う、さっき自分が行くと言ったがものの見事に3人に玉砕されたのだ

 

雷蝶の問いに3人は困った様に黙る…獅子吼は溜息を吐いているが、そんな四人に呆れてか、今迄喋っていなかった女学生が口を開く。

 

「お前ら馬鹿だろ?あたしが行けば問題ないだろ」

 

彼女の名前は綾弥一条 反女尊男卑派組織 無銘の軍筆頭

 

真打劔冑 正宗を操る武者であり、その小柄な身体や未だ学生と言う立場にも関わらず、異常と言う他ない正義感やカリスマ性を備えこの世界で女尊男卑派により虐げられていた人々を率いて戦っている正義の味方だ。

 

「其れなら茶々丸貴様も行け」

 

「何であても行かないと行けないんですか⁉︎いや、あて居ないと色々と不都合が起こるかもよ?」

 

「そもそも、仕事をしない貴様がいる事自体が不都合なのだ‼︎」

 

「そんなに怒るなって獅子吼、シワ増えるぞ?でもあてがIS学園に行っても何もする事ないぞ?一条綾弥「逆だ‼︎」見たいに劔冑なんか持ってないし」

 

そんな茶々丸に獅子吼は笑みをあくまでもあざ笑っている様な笑みではない…を浮かべながら、カステラのストラップを茶々丸に投げ渡す。

 

「何これ食べて良いの?」

 

「食うな!其れは兎が造ったISだ、此れを持ってIS学園に行け」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

織斑一夏は武者である 序章 第20話 コラボ回 (荒潮提督様 無限の椿)

 

 

 

 

気が付けば、私……いや私達はIS学園のアリーナに居ました、だけど隣にいるもう一人の『織斑一夏』さんともう一人の鈴ちゃんが居た世界のIS学園とは違い…元の世界に居ました。

 

「なぁ…『ナツ』あのISを追い回してるデカイロボットは何なんだ?」

 

何故なら、ガションガションと音を立てながら地面に足を付け逃げ回っているISを追い回すロボット……因みに手には5m以上の鉄パイプを持っているロボットがいるからです。

 

「あぁ…あれはレイバー『ヘラクレス21』の装甲強化型『装甲強化型ヘラクレス21』です」

 

「まんまだな……レイバー?」

 

そう織斑一夏さんの世界にはレイバーやベガルタ、バラム等の機動兵器は存在していないのです。

 

「そうですね…先ずは「そーしゃー‼︎」」

 

取り敢えず機動兵器に付いての説明をしようと矢先にそんな元気な声と共に横から衝撃が走りました。

 

「あぅ……一体何が…」

 

兎に角状況を確認しようとするが目の前が真っ暗で何も見えません

 

「一夏さん助けて下さい、目の前が真っ暗ですその前に何か柔らかい物が……」

 

「…奏者よそう暴れるでない、余としてはもう少し優しくしてくれると嬉しいのだが」

 

「ほら!ナツから離れろ」

 

「そうよこのデカパイ!」

 

「むっ…デカパイとは何だデカパイとは見ろ、余より奏者の方が大きいでは無いか……んっ奏者?そっ奏者⁉︎しししっかりするのだ!余を人殺しにしては駄目だ!」

 

「キュゥ…」

 

「「ナツぅぅ⁉︎」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ…!」

 

確か……アリーナ内で急に真っ暗になって其れで…其れからの記憶が無いです、つまり気を失っていたのですか。

 

そう言えば、一夏さん達は何処に居るのでしょうか?

 

「藤四郎」

 

『如何した御堂』

 

姿は見えませんが私の劔冑の声が頭に直接聞こえてきます

 

「一夏さん達の現在地は?」

 

『もう一人の御堂と鳳鈴音、正体不明のISは校長室に居る』

 

「成る程………IS?」

 

藤四郎の返答に首を傾げる、正体不明のIS…一夏さん達のISの事なのかも知れませんが、恐らくは違うと思います…そもそも藤四郎 劔冑は劔冑の探知等は出来るが劔冑とは別物のISの探知は勿論出来る筈が有りません。

 

「如何言う事ですか?」

 

『彼奴は人間の形をしては居るが如何にも反応が此処に居る人間や劔冑とも違っていた』

 

成る程、其れでISと判断したのですか……此処に居る?

 

「藤四郎……一応聞き間違いなのかも知れませんが今此処に居ると言いましたか?」

 

『確かに言ったが、あぁこの学舎には劔冑が五領ある』

 

「ーーー」

 

絶句

 

「今……その劔冑は何処に?」

 

『現在は地下に五領共ある、接触は無し』

 

「そうですか」

 

その問いについ、安堵のため息を吐いてしまいました…この世界ではISは機動兵器を使用すれば撃破は可能ですが、それでも凡ゆる兵器を超える技術を持っているオーバーテクノロジーの塊です…が其れは劔冑も同じ、いえISよりも未知の能力等を有しています。

 

その様な物がこの世界に有るとなれば…それを巡り争いが起きる事は確実です、そういう訳で劔冑に接触が無いという事は有る意味好都合です。

 

「……取り敢えず現状は此の儘放置にしておきます。」

 

下手に動く事も今は出来ませんし、致し方ありませんが此処は放置するしかありません。

 

「……願わくば『武州五輪』の様な劔冑では無い事を祈ります。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校長室の扉を開けば、のんびりとお茶を飲んでいる轡木十蔵さん、千冬お姉ちゃん、楯無、一夏さんともう一人の鈴ちゃんと簀巻きにされている金髪の髪の女の子が居ました。

 

一体これは如何いう状況何でしょうか?

 

「えっと……申し訳ありません、何故貴女達は簀巻きにされている女の子を放ったらかしてお茶会をしているのですか?」

 

「んっ…一夏かまぁ気にするな」

 

「普通は気にしますが…其れで」

 

「奏者〜助けてくれ」

 

視線を簀巻きの女の子に向ける其れに気がついたのか簀巻きの子が助けを求めてくる。

 

「あの子は誰ですか?」

 

取り敢えず私の知り合いには少なくとも私の事を奏者と呼んでくる人は居ない筈ですが……

 

「酷いぞ奏者!余の事を忘れるとは!」

 

奏者……余?…………まさか…

 

「………叢雲…ですか?」

 

「むぅ…その名で呼ぶな、余はネロ、ネロ・クラウディウスだ」

 

私以外の人達はそのカミングアウトに対して驚いては居ませんでした、恐らくは私が来る前に聞いたのでしょう。

 

「其れにしても驚いたな、まさかISが擬人化するなんて」

 

「あの状態は窮屈だ、其れにこの方が自由だし奏者と触れ合えるからな」

 

「成る程な…其れでネロ・クラウディウスと言ったか?お前以外にもコア人格はあるのか?」

 

「ふむぅ……余が知る限り余の他に何人か居るぞ」

 

「俺のロード・オブ・アーサーにも何人か居るけど……ってナツどうしたんだ⁉︎」

 

「orz」

 

何か一夏さんが言うが……其れどころでは有りません

 

「いっ一夏⁉︎」

 

「如何やら驚いているだけらしいわアレは…」

 

「其れにしては驚き過ぎでは?地面に崩れ落ちるのはさすがに」

 

「そっ奏者?余は何か変な事したのか?」

 

ISだったのです、ある意味鎧見たいな物が……何故か絶世の美少と言えるような女の子になったのでしょう…未だ赤いドラム缶のお化けなら幾分かマシでした。

 

『取り敢えず落ち着く事を勧めるぞ御堂、あの妖甲 村正も似た様な術をした事を思い出せ』

 

 

……そう言えばそうでした

 

妖甲にして名甲 村正 正式名称は勢洲右衛門尉村正三世。過去起きた南北朝戦争時に大和の地を地獄に変えた村正一門の三世で、景明さんの劔冑である彼女は劔冑と言う過去の人間としての姿を捨てた身にも関わらず何故か人間の姿になれるのです。

 

「……皆さん、お恥ずかしい所をお見せしてしまい申し訳ありません」

 

何とか自信を落ち着かせ、立ち上がり皆さんに謝罪をする…皆さんは安心した様に此方を見てくる。

 

「まぁ……アレです、穴に入りたいです…誰かスコップもってませんか?」

 

「「「「駄目‼︎」」」」

 

「なぁ……拘束外してくれないか?」

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