織斑一夏は武者である。 序章   作:抹殺完了

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最近一日中外に居る所為で中々小説が書けない…


第3話 尋問

カツ…カツ…と廊下を三人の人間が歩く

 

あの襲撃事件の後、私 織斑千冬は鈴が破壊した所属不明のISの一機、恐らく束製の無人機と春彦の腕を斬り落とした所属不明の有人機の解析を同僚の山田麻耶と共にした所

 

あの有人機のパイロットは第二回モンド・グロッソの時に私の所為で死んだ筈の実の妹『織斑一夏』が動かしていたのだ!

 

現在は意識が戻り、一夏は拘束されている

 

今から私は副担任の山田真耶と日本の暗部『更識』の頭首『更識楯無』と共に心苦しいが実の妹に対し尋問をする。

 

楯無や山田先生は私が尋問をするのを反対していたが……その反対を押し切った。

 

その後直ぐ私達三人は一夏が居る部屋に入る、いや部屋の前に山田先生を見張りにし、私達は中に入る。

 

「………また随分と懐かしい人が来ましたね」

 

中に入るや綺麗で落ち着いた声が響く、その声の持ち主は私の妹 織斑一夏だ、一夏は両手両足を拘束されているにも関わらず落ち着いた表情をしていた。

 

「一夏‼︎」

 

一夏の声を聞いた途端に私の目からは涙を流し叫ぶ、死んだ筈のいや…死体があったのだ、確たる証拠が、一夏の額に風穴が開いて其処から血を流し誰から見ても死んだと判断された一夏が今この目の前に現れたのだ、これを喜ばずに如何する⁉︎

 

実の妹が二度と会え無い筈の妹が現れたのだ、家族ならその奇蹟を喜ばずには居られない。

 

今直ぐにでも私は一夏に近寄り抱き締め、前迄の私のした事…直ぐに一夏を助けに行かなかった事、そして一夏を死なせてしまった事に謝罪をしようとするが……楯無に遮られる。

 

そうだった……今は一夏の尋問をする為に来たのだった…

 

そんな私を見て楯無は溜息を吐き、一夏の方を見る

 

「貴女が織斑一夏ちゃんね、私は更識楯無よ…早速だけど質問良いかしら?」

 

「どうぞ」

 

「如何して『死人が蘇って尚且つISを使用しているのかしら?』」

 

「私が死人ですか」

 

「えぇ貴女は第二回モンド・グロッソの時に誘拐され誘拐犯に拳銃で頭を撃ち抜かれて死んだのよ、そんな貴女が数年後に現れる……そもそも遺体は既に灰の筈よ?不死身の分隊長もビックリよ…自分のお墓でも抜いて来たの?」

 

「成る程…残念ながら私は気が付いたらこの施設に居たので、後日自分のお墓を抜きに行くので場所を教えてくれませんか?」

 

「…其れは織斑先生に聞いてね、其れで織斑一夏ちゃん貴女は何処であのISを手に入れたの?然も随分と傷があるし全身装甲だし。」

 

軽く楯無と一夏は会話をし、呆れながら楯無は一夏が使用した全身装甲のISの入手先を聞くが…一夏は首を横に振る。

 

「残念ながら私が使っていたのはISでは無いです」

 

「……流石のお姉さんもそんなタチの悪い嘘は付かないわよ」

 

「まぁ普通はそう言いますよね…」

 

そう一夏が言いポツリポツリと自分の話をし始める、その話は楯無が疑問に思っていた事を解消すると同時に余りにも過酷な話だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏の話が終わると、一夏達が居る場所の雰囲気は入った時よりもかなり暗くなっていた。

 

 

「………」

 

その中で唯静かに涙を流す人物が居た、織斑千冬だ

 

無理も無い…自分が大切にしていた妹が弟の春彦に強姦され尚且つ誘拐され殺され、右も左も分からない土地に放り込まれたのだ。

 

その困難は想像以上に辛く苦しい物だと容易くわかる

 

「………話は分かったわ、この話は学園長に報告するわ」

 

静かに楯無が一夏に言いその場を立ち去ろうとする

 

ゴッ!と部屋の外で鈍い音が聞こえた

 

直後扉は勢い良く開けられ其処から木刀を持つ篠ノ之箒とあろう事か大英連邦製第三世代型IS ブルーティアーズを纏ったセシリア・オルコットが強襲を仕掛けてきたのだ。

 

「覚悟‼︎」

 

篠ノ之箒が吠え一夏に迫る

 

「正気じゃない!」

 

いきなりのIS学園の強襲に然もあろう事か校内でのISの使用は禁止されているにも関わらず其れを無視してのISを使用の強襲

 

マトモな感性を持っているならばやらない事だらけをする二人にそんな事を叫び自分のISを展開する楯無だが…この二人には届くはずも無い。

 

この二人は自分の想い人が腕を斬り落とされた重傷を負い、何処で調べたのかやったのが出来損ない織斑一夏としって強襲を仕掛けたのだ。

 

出来損ないだから死んでもいい、否出来損ない如きが想い人に重傷を負わせたのだ死ぬべきだ。

 

 

 

セシリア・オルコットは楯無が抑えているが篠ノ之箒を止める者が居ない、織斑千冬は未だ立ち直っていない所為で篠ノ之箒は止めれない。

 

「死ねぇぇ‼︎」

 

織斑千冬が止めないのをいい事に…篠ノ之箒の脳内ではそう

 

織斑千冬も織斑一夏の事を見限ったのだと勝手に解釈し、木刀をフルスイングで身動きの取れない一夏の頭目掛け振り下ろされた。

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