男:舞 躯影と自販機との激闘が始まってから数え切れないというよりは数えてない時が過ぎた。
躯影サイド
ドゴンッ バゴンッ
ダンッドゴッ ゴンッガンッ
シャイショハグー ジャンケン グー
躯影「ふぅ、やはりお前は強いな自販機、俺の宿敵よ」
「俺もまだまだ強くならねばならんな」
俺はもうとっくに金をのまれた怒りなどおさまっていた。
だが、俺には新しい感情が生まれていた。
この自販機、いや俺でもたおせないこのライバルと闘い続けていたい。
そういう気持ちが俺の中で生まれていた。
躯影「はぁ、お前も話せたらもっとうれしいんだがな」
躯影サイド out
自販機サイド
私の前にはとある日から私と闘っているらしい男が休んでいる。
私は話すことができなければ動くこともできない。
できることならば、男がいうように私も話せるようになってみたいものだ。
自販機サイド out
それぞれが同じことを思っているなどとはしらずに時は進んでいき、新たな世界への道はついに開かれようとしていた。
自販機の上空5m地点に突如、次元の歪みが発生した。
いわゆるご都合主義である。
ギッジジジジギュゥン
躯影「ん、なんだ」
躯影が気づかない間にどんどん自販機は歪みに引き寄せられている。
そうして自販機が1mほど浮き上がってきた時、ようやく躯影は歪みに気づいた。
しかしその時にはもう自販機を戻すことは不可能だった。
それに本能的に感づいた躯影はある行動にでた。
躯影「しかたないな」ピョンガシ
そう、歪みに引き込まれている自販機にしがみついたのであった。
躯影「さて、いったいどこにつながっているやら」
そう言って躯影は歪みに引き込まれていった。
ギュゥゥゥンジジジジッ
数えるのも馬鹿らしくなる時が過ぎ、躯影は考えるのをやめた。わけがなく、普通に時間は過ぎていった。
躯影サイド
だいぶ時間もたってまわりの景色も変わったな、初めはうす暗いだけだったが今は言葉にしがたい場所にいるし、いったいどこにとばされたんだろうか。
とりあえず目の前にある不思議な穴に入ってみるか。
躯影サイド out
穴に入ってみたらそこにはなんと漢服を着た男が立っていた。
躯影「お前はだれだ」
男「普通はまず自分から名乗るんだけどね」
男「まあいい、俺は曹操だ」
躯影「SOSO?日本語訳するとまあまあか、気をしっかりと持てよ」
SOSO「そうじゃねえよ」
躯影「so ja nae yo?矛盾してるし興奮するなよ」
SOSO「英語にしようとするな」
ワイワイ ギャーギャー
こうして躯影は英雄(笑)と出会うのであった。