豊臣秀吉 「日本史上最も優れた天下人」   作:藤種沟

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どうも、こんにちは。
今回なななななななんと初投稿!!
多少下手なところもありますがどうかこれからもよろしくお願いします。


覇王の天下取り
侍になってやる


いつか侍になってやる。

そしてあわよくば全ての侍の頂点に立ってやる。

 

それが俺の夢なのだ。

 

俺は猿。本当の猿じゃない。皆からそう呼ばれているのだ。しかし、俺は猿と呼ばれても別に気にはしない。そんな見た目の事よりも(俺は見た目が猿に似てるからそう呼ばれているらしい)俺は本当に侍になれるのか、ということの方がはるかに心配だった。

 

侍というのは侍の子が基本的になるものだ。しかし、俺は百姓の子だ。だから俺もこのままでは百姓として一生を過ごさなければならぬ。それが俺の一番の悩みだった。

 

俺の親父は俺が小さい時に死んでしまった。今俺の家にいるのは母ちゃんの「なか」と姉ちゃんの「とも」と弟の「小竹」妹の「あさ」、そして母ちゃんの再婚相手の「竹阿弥」である。

 

俺はこの竹阿弥が大嫌いだった。よく喧嘩もした。だから俺は寺に預けられた。俺は追い出されたのだ。

 

しかし、やんちゃして、すぐに寺からも追い出されてしまった。

 

この村にはもう俺の居場所はなくなった。

 

俺は村を出る決心をした。

 

俺が村を出るのはただこの村が嫌だからというのではない。侍になるチャンスをつかみに行くのだ。この村に居ては侍にはなれない。

 

だから俺は村を出たのだ。

 

さて俺は(勝手に持ってきた)亡き父の遺産一貫目で針を買い、それを売りながら遠江(今の静岡県西部)までやってきた。目指すは駿河(静岡県東部)の大名今川義元。今一番天下統一に近い大名だ。

 

しかし針もそのうちなくなるわけで売るものも無くなりついにお金もなくなってしまった………。

さてどうしようか……。

 

そんな 途方にくれていた時、俺を拾ってくれたのが松下加兵衛之綱様だった。

 

松下様は遠江頭陀寺城主で今川家の重臣飯尾乗連様の家来だ。

俺は松下様の元で死ぬ気で働いて小納戸役(お金の出し入れを取り仕切る役。)にまでなった。まだ侍とまではいかないが俺の武家奉公は順調に進んでいた。

 

しかし世の中そう甘くはない。俺の出世をねたむ輩が俺をいびりはじめたのだ。たとえば、物が無くなるとすぐ俺が疑われた。

 

「私は…物を盗るなんてことはしてません!」

 

「うるさい!!黙れ!!とにかく貴様が盗ったのだ!!」

 

こんな事が続いたもんだから松下様も見かねて俺を城から追い出した。松下様は俺を信じてらっしゃった。しかし、仲間にいびられながらいるのも辛かろう、と俺を追い出したのだ。

 

俺は松下様から受けた恩を生涯忘れまいと誓った。

 

 

とりあえず俺は故郷の尾張(愛知県西部)に帰ることにした。

 

さあこれからどうしようか。

 

このままおとなしく故郷に帰るか。

 

悔しさが込み上げてくる。

 

そもそも、俺は侍になったら本当に生きていけるのだろうか。

 

確かに俺は喧嘩に強い方でもない。戦場で刀や槍を振り回すのは向いてないかもしれない。

 

やはり百姓の子が侍になるなんて夢のまた夢なのだろうか。

 

とりあえず尾張には帰ってきた。俺の住んでいた村はもうすぐだ。

 

俺の夢ももう終わりか………。

 

足取りが重い。

諦めたくない。

 

複雑な気持ちを抱えながら歩いていると昔の友に会った。

 

「おう!」

 

「おう、久しぶりだな。」

 

久々の再会ではあるが俺は全く元気はなかった。

 

聞けばこいつも武家奉公しているという。こいつの主人は尾張の大名織田信長。

俺も武家奉公していたというと

 

「お前、浪人してるんだったら信長様に使えたらどうだ?」

 

「えっ………」

 

織田信長。この頃信長はまだ尾張の全てを持っている訳ではなく、複数いる尾張の大名の一人に過ぎなかった。

それに信長は「うつけ」であると有名だ。大名のくせしていつもゆかた(半分くらい脱いで)を着ていて、いつも町中を栗や柿、瓜などをかじりながら人の肩にぶら下がって歩いていた。

いくら何でも信長には………。

 

しかし、ここでふと昔の夢を思い出したのだ。

 

いつか侍になってやる。

そしてあわよくば全ての侍の頂点に立ってやる。

 

そうだこれはチャンスだ。何をのこのこ家に帰ろうとしているのだ!

うつけものだろうがおつけものだろうがもう何でもいい。

どうやっても侍になってやる。

 

この執念が猿を突き動かした。

その後猿が織田信長に仕えたのは言うまでもない。

 

 




初なのでドキドキしてます。

これからもよろしくお願いします。
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