(それでも小説書いている僕はいったい………)
でも秋はいい季節です。
楽しんでいきましょう!
その報せが届いたのは突然だった。
佐久間信盛、信栄親子、林秀貞ら数名の織田家重臣が信長様によって追放。
佐久間信盛殿は信長様の父、信秀公の代から織田家に仕え、各地で戦いに参加し信長様の天下取りに大きく貢献した重臣の一人だ。
つい最近も石山本願寺攻めの総大将を務めやっと本願寺を降したばかりである。
それなのに信長様は自筆で佐久間信盛殿を懲戒する文書を書いて送りつけたのだ。
その文書には「佐久間信盛は信長に三十年仕えているが比類ない手柄がなかった」とか「本願寺を降すのに五年もかかったのは職務怠慢だ」とか「親子揃って武士としての心得がない」とか佐久間信盛殿にとってあまりにも厳しいものだった。
林秀貞様も同様で信長様の父、信秀公の代から織田家に仕え、織田家の筆頭家老を務めていた方だ。
しかし林秀貞様は二十三年前、信長様の弟、信行を織田家の後継者にしようとした事を咎められ追放されてしまった。
しかし二十三年前、信行を織田家の後継者にしようとしたのは林秀貞様だけではなく今北陸で上杉と戦っている柴田勝家殿もそうだし、だいいち二十三年も前のことを咎められたんではたまったもんじゃない。
俺だって少し前、北陸から信長様に無断で退却し、信長様の逆鱗に触れたことがあるのだ。
そのうち俺も追放されるかも………。
「なぁに大丈夫ですよ秀吉様。我々は毛利攻めで数々の戦功をたててきたじゃないですか。」
そう言ってくれたのは蜂須賀小六だった。
こいつは黒田官兵衛などの頭脳派の武将とその他の武断派の武将との間を取り持ってくれている。
おかげで小物上がりの俺がかき集めた羽柴軍の統制が取れている。
「左様、我々がついておればどうってことありません。」
そう言ったのは蜂須賀小六と同じく皆のパイプ役を務める小一郎だった。
ふ〜む………。
まぁとりあえず追放されぬよう此度の戦を頑張るしかなさそうだ。
しかし毎度毎度同じこと言っているようだが信長様は本当に恐ろしい。
我々羽柴軍の次の目標は吉川経家が立て籠もる鳥取城だ。
鳥取城も天然の要害でそのまま攻めるのは難しそうだ。
ふ〜む………。
………!!!
そうだ!!
良いことを思いついた!!
早速家来たちを呼んだ。
「俺は城を攻める策を思いついたぞ、ゴニョゴニョ………」
〜ここは鳥取城下〜
「皆!羽柴軍が攻めてきたぞ〜!!」
「城に逃げるんだ!!」
ぞろぞろ………
〜鳥取城内〜
「何?いつもの数倍の値段で米を買うという商人がいる?」
「はい。」
「よし、羽柴軍との戦いに軍資金が必要だった。米を売ってしまおう。」
〜羽柴軍の陣〜
「どうであった?」
「はい、民衆は続々と城に入りました。」
「うむ、米は?」
「は、皆買い占めました。」
「ふふふよーし………城を取り囲め!!」
〜鳥取城内〜
「何?羽柴軍が兵糧攻めをするとな?」
「御意、既に羽柴軍は城を取り囲んています!」
「なーに兵糧攻めにあってもこの城にはたくさんの米が………ない!!ほとんど売ってしまった!!」
「あの〜城に逃げてきた民衆が多いものですから米の減る速さが尋常じゃないんですが………」
「な、なんだって!!」
「ま………まさかこれは秀吉の策………」
鳥取城は三木城とは対照的にわずか四ヶ月で降伏した。
俺はその後淡路島に兵を出し、これを平定した。
翌年、味方にした宇喜多直家が病死した。
宇喜多家の当主は順当で行けば直家の息子、秀家だがこの男はまだまだ十歳の子供。
実権は家来たちが握っていた。
まず小一郎の養女を秀家に嫁がせ、秀家を一族に引き入れ、宇喜多の家来たちも完全に仲間にしてしまった。
しばらくして武田家滅亡の報が俺の元に届いた。
そうか、あれだけ栄華を極めた武田家もついに滅びたか………。
こちらでも頑張らにゃならんな!
この報で奮い立った俺は備中(今の岡山県西部)へ出陣し、高松城を攻めた。
しかし高松城はまわりを沼や池に囲まれ、大軍で一気に攻め落とせない、まさに水の要害だった。
さあどう攻めるか………。
「殿、良い策がございますぞ。」
黒田官兵衛が俺の元にやってきて言った。
「城の近くの川をせき止め、城に水を引き入れ、城を水の底に沈めるのです。」
「何?」
城を水で沈める………
「そんなことができるのか?」
「はい、今は丁度梅雨時、雨も降ればより早く城が沈むでしょう。」
むむむむにわかに信じがたいが………。
「よし、やってみるか!」
早速俺は川をせき止める工事をした。
するとたった十二日で堤が完成し本当に高松城は本丸を残し水に沈み、城の中は食糧は水に浸かって腐り、井戸もダメになって、たちまち危機に陥った。
毛利輝元、吉川元春、小早川隆景ら毛利軍が援軍に駆けつけたが水で助けに行けず立ち往生している。
黒田官兵衛の策が成功したのだ。
するとなんと信長様はこれを機に毛利を殲滅しようと考えたらしく明智光秀、池田恒興らと共に羽柴軍の援軍に来るという。
ふっふっふ、もうこれで毛利も終わりだ。
「皆の者!この戦は勝ったも同然、信長様の天下も近いぞ!」
「エイエイオー!!!」
秀吉も羽柴軍の諸将もまだ気づいていなかった。
今、戦国の風雲児また一人死のうとしていることに………。
芸術の秋→飽きる
スポーツの秋→翌日筋肉痛になってもうやらない
食欲の秋→太る→そしてスポーツをするが筋肉痛が再発し引きこもる
みなさん、秋を頑張って乗り切りましょう!