比企谷八幡とその周辺   作:無題

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奉仕部のメンバー+αで八幡の偽名を考える回。

ここで読者の皆さんに八幡の偽名を募集します。活動報告で募集しますのでどしどし送ってください!




第五話 八幡の偽名を考えよう!

「さて、みんな良く集まってくれた。」

 

そういって平塚先生は周りを見回す。

カーテンを締め切り、電気も付いていない真っ暗な奉仕部の部室で5人の女達がテーブルを囲っていた。

平塚先生はテーブルの上に肘をのせ、鼻と唇の間に組んだ両手を持ってくる。

いわゆる『ゲンドウのポーズ』である。

 

「比企谷が音楽室で発声練習をしている間に私達は考えなければいけない事がある。分かるか雪ノ下?」

「比企谷君が女装をして女子高に潜入しようとしてる事ですか。 確かに先生は止める立場の人間ですがなぜ今頃?」

「違うんだ雪ノ下。女子高の事に関してはサーシャさんの件もあるので私は納得している。私が言いたいのは『偽名』のことだ。」

「「「偽名?」」」

 

八幡はビミョーな雪ノ下の声マネを治すためにサーシャに音楽室に連れていかれている。その間、平塚先生は八幡の偽名を決めるため奉仕部のメンバー+α を連れてきたのであった。

メンバーは奉仕部の二人に妹の小町、平塚先生、そして特別ゲストとして総武高校のトップカースト腐女子である海老名 姫菜の五人である。

彼女、何処から嗅ぎ付けたのかフラフラ~と奉仕部に表れ、八幡の女装姿を発見したのである。八幡の女装姿を見た海老名は瞬時に脳内で多数の妄想(もちろんBL系)が広がり、鼻血を出しながら倒れてしまい雪ノ下に介護されていた。

なお、海老名に見つかるとは思わなかった八幡は涙目で「俺の学校生活が~」と言いながら再発防止のため、急いで制服に着替えるはめになる。

余談だがこの時、女子制服があればよかったな。と雪ノ下が溢していた。

 

「確かに忘れてた!このままじゃヒッキーが女装癖のある変態だと思われるじゃん。」

「女装してるのは変わりないけど。しかしながら名前で男とバレる可能性は否定できないわね。」

「お兄ちゃんが女装癖があると学校で噂されたら小町、学校に行けません…。」ジトー

「だ、大丈夫よ小町ちゃん。ヒキタニ君の事は誰にも言わないから!」

「でもBLのネタにはするんですよね。」

「うぐぅ。(い、言えない。もうハヤハチとザイハチで一冊づつ描いてるって言えない。)」

「まあまあ、静かにするんだ。こういう名前を考えるのは海老名の得意分野だと思ってな。参加してもらっているんだ。後いいか海老名、比企谷の事は誰にも言うなよ。」ギロリ

「は、はい喜んでー。」

 

なんだか某ブラックな居酒屋のような返事をした海老名であった。

そうしてる間に平塚先生がホワイトボードを持ってくる。

奉仕部の部長である雪ノ下が進行、書記として会議は始められた。

 

「ではまずは案を聞いていきたいと思います。何か良い案がありましたらどうぞ。」

 

そう言うと海老名がすぐに手を上げる。

あまりの早さに驚く周り。

やはり海老名を連れてきて正解だったと心の中でガッツポーズ(コロンビア)をする平塚先生であった。

そして海老名はスラスラとホワイトボードに名前を書いていく。

 

『和久津智』

『月丘晶子』

『真原 葵』

『深山 瑞希』

『干支名 真恵』

『大日向 ルイ』

『鏑木琉奈』etc…

 

「「「多い‼」」」

 

「何でこんな多いの!それにヒッキーの名前要素全くないし。」

「いや由比ヶ浜さん。比企谷君要素はなくてもいいと思うだけど。だとしても多いわね。なにか基準でもあるの?」

「んー、いやないよ。ぱっと思い付いたのを書いただけ。」

「いや、雪ノ下さん。これは多分なにか基準がありますよ。」ジィ

「いやいやいや。有るわけないじゃないですかー。(クソォ。勘のいい妹は嫌いだよ。)」タラタラタラー

 

女子高生がキャピキャピと盛り上がってる中で机に頭を伏しているアラサーが一人。

彼女は心のガッツポーズ(コロンビア)を下に下ろし海老名の案に頭を悩ましていた。

 

(海老名の奴…。全部、女装物のエロゲ主人公の名前じゃないか!しかしここで指摘すると私がエロゲをしているのがバレてしまう‼)

 

彼女、恋愛が上手くいかず、西はハーレクインから東はエロゲまで手広く恋愛物で恋について勉強しているのであった。

お陰で妙な所で博学なのである。しかしながら結果は実っていない。がんばれアラサー。負けるなアラサー。

 

「え、海老名…。なぜその名前が浮かんだのか順に説明出来るか?」

「あ、はい。分かりました。」

 

「まず、和久津智は訳あって常に女装していて…」

「比企谷は前向きに卑屈だが女の子として育てられていないので次!」

 

「じゃあ月丘晶子は双子の妹がいて…」

「確かにシスコンだが比企谷妹と比企谷は似ていないし双子ではない。次。」

 

「真原 葵は海外に住んでいて…」

「確かに比企谷は海外に住んでたがドイツではなくベルギーだ。次。」

 

「深山 瑞希は…」

「芸術に関わりがあるのは同じだが立ち位置はお姉さんの方だろ 。次。」

 

「「「・・・」」」

 

回りから冷たい目線が届く。そんな中、海老名だけが妙に輝かしい目線で見られていた。

 

「な、なんだお前達。そんな変な目で私を見て。」

「いや、何でもありませんよ。なんだかさっきから先生が海老名さんの話を理解してるようでしたので。」

「何かさっきから詳しいって言うか話を遮ろうとしてるのがバレバレだし。」

「海老名さんの目が輝いてますよ…」

 

上から雪ノ下、由比ヶ浜、小町と次々に疑いの目を向ける。そんな中、海老名が立ち上がり平塚先生先生の所に向かい手を前に出し、声をかけた。

 

「同士よ!」

「腐女子と一緒にするなー!」

 

海老名 姫菜は平塚先生の衝撃のファーストブリットによって奉仕部の壁に埋まった 。

 

「なるほど。成人抜けゲームのキャラの名前だったんですね。先生が焦る理由が分かりました。」

「だろ。だからこの事は…。」

「誰にも話しませんよ。大体この事を話す相手がいません。まぁ先生もこんなゲームをやるんだとビックリしましたけど。」

「うぐぅ。」

「先生、気持ち悪い。」

「ひぐぅう。」

「まぁまぁ先生。先生は30代なので18禁ゲームは大丈夫ですよ。アラサーですからね。」

「・・・」

 

─チーン─

 

「あ、燃え尽きてる。」

 

先生と海老名が復活するまで10分はかかりました。

 

 

 

「何か他に案はないのか?このままだと海老名一人のワンマンショーになるぞ。」

 

なんとか復活した平塚先生は雪ノ下と司会をかわりホワイトボードの前に立つ。

そんな中、海老名はまだ頭の上で星が回っていた。まだまだ完全復活には時間が掛かりそうである。

 

「八幡の名前をもじって八子(ようこ)とか八重(やえ)とかが無難では?」

「小町の名前に合わせて大町とか!」

「ヒッキーに合わせて引子(ひきこ)とかどう?」

「「「それはない!」」」

「いきなり全否定!」

 

安定志向の雪ノ下は八幡の名前をもじり、小町は自分の名前に掛ける。

そしてダサダサネームを考えた由比ヶ浜は咄嗟に回りから否定されたのであった。無念である。

 

「確かに全く別の名前にするのも気が引けるしな。ここは比企谷の名前をもじるのが一番か…」

「ちょっとまったぁぁぁ‼」

「な、なにぃ!海老名、お前復活したのか!」

 

咄嗟に状態異常から復活する海老名。彼女は立ち上がると杉下右京のように奉仕部の部室を歩き出す。

 

「先生。冷静に考えてください。この【俺の青春ラブコメは間違っている。】の二次創作がどれくらいあるかご存知ですか?」

「え、海老名!お前まさかこの世界の「」にたどり着いたのか‼」

「今はそんな事はどうでもいいでしょう。この世界が俺ガイルの平行世界であるのは間違いないのですから。

いいですか。私が「」へのアクセスで確認しただけでこの俺ガイルの世界は軽く2万を越えます。

その中にはヒキタニ君が今、彼と同じように女装している世界もあれば女の子になっている世界もあります。中には私達の知らない登場人物。オリジナル主人公(オリ主)が比企谷家にいるケースもありました。

ここで安易にヒキタニ君の名前をもじると他の平行世界の名前と被ってしまう可能性があります。私はこの事を注意するために現れたのです。」

「ま、まさか抑止力か!アラヤか。それともガイアなのか!」

 

「なんか二人が変な事になってますよ。」

「二人が怖い…。」

「放って起きましょう。どうせまた私達のわからない世界だし。だけど確かに海老名さんの言う名前被りには注意しなくてはいけないわね。」

 

あの二人は放っておいて確かに俺ガイルの二次創作はハーメルンとpixiv合わせて三万になろうとしている。(pixivの方ではシリーズ物は一話ごとカウントされている。)

なので安直に名前を決めると被ってしまう可能性が大きいのであった。余談だがこの小説の更新スピードが遅くなった理由の一つがこれである。

 

「やっぱり完全にオリジナルの方が良いのかな?」

「でも小町はお兄ちゃんの名残がある方が好きだなーって。」

「確かに完全オリジナルの名前は訳がないとね…。」

 

悩む三人組。その後ろでは海老名が糸が切れたマリオネットのようにガクンと倒れ、急いで平塚先生が駆け寄っていた。

 

「だ、大丈夫か海老名。」

「わ、私はいったい…。うぅ…。」

「無理をしなくて良いぞ。落ち着いて深呼吸だ。ほれ、ヒッ、ヒッ、フー。ヒッ、ヒッ、フー。」

「ヒッ、ヒッ、フー…ってラマーズ法やんけ!」

 

そういって先生にツッコミを入れる海老名。どうやら調子が戻ったようでひと安心であった。

 

「しかし完全オリジナルというと何かあるのか?」

「それって私に聞いてます?」

「こういう創作系は海老名の得意分野だろ。」

「まーそーですけど。」

 

口を尖らせながら言う海老名。さっきの衝撃のファーストブリットで不機嫌な彼女であった。

そんな彼女だがコミケに本をだす猛者であり絵師としてのプライドがある。

彼女の腐色の脳細胞がフルスピードで回転する。

 

「とっさに思い浮かんだのは山田 妙子とか。」

 

─警備会社アイギス─

「へ、ヘクション!」

「ん、どうした風邪か?」

「んー、いや誰か俺の事を噂してるような気がして。設子かな?」

「まあ噂されるような事良くしてるしね。妙子ちゃん♪」

「課長ぉぉお!その名前は止めて下さい!」

 

 

「飛鳥 湊とか。」

 

─白鈴女子学園女子寮─

「ひ、ヒクション!」

「どうしたの湊?風邪?」

「いえ、風莉お嬢様。私は大丈夫…ってなにやってんですか!そのペットボトル締まってください!」

「え、湊。私におしっこ漏らせと…。」

「じゃなくてトイレに行って下さい!ペットボトルでするのは禁止です!」

 

 

「あとは宮小路 瑞穂とか妃宮 千早とかかな?」

 

─翔陽大学のカフェテラス─

「「は、ハクション!」」

「瑞穂さん、風邪ですか?」

「いや、違うよ。そう言う千早は?」

「僕も違いますよ。たぶん何か噂されているんじゃないでしょうか?」

「二人ともエルダーだもんね…。」

「僕たちの家族の思考回路は同じですもんね…。」

「もう女装解いてるのに大学で美少女トリオだよ。何でかな…。」

「さすが瑞穂の兄貴。僕も早く卒業したい…。」

「ははは、がんばれ75代目エルダー。」

 

 

「なんか、どっかにいそうな名前ですね。」

「ホントにオリジナル?」

「失礼な。唐突に頭の中に浮かんできた名前ですよ。問題有りません!」キリ

 

あれ、この4人の名前聞いたことがあるぞという読者の皆様。間違っておりません。

この4人は今後クロスするかも。

 

そんなかんだでワイワイと議論する5人組。そのうち日も沈み初め、カーテンの間から夕陽がこぼれ始める。

その時、小町がふと手を上げた。

 

「あの~みなさん。こう私達がお兄ちゃんの偽名を考えているのはありがたいですけどお兄ちゃんに確認しなくていいんですか?もうお兄ちゃんとサーシャさんで決めているかもしれないのに。」

 

「「「あ、確かに。」」」

「忘れてた…。」

 

勝手に突き進んで行った平塚先生であった。

 

 

 

※海老名さんの紹介したエロゲ解説

 

『和久津智』・・・「るいは智を呼ぶ」の主人公兼メインヒロイン。女装主人公というより男の娘が正しい気がする。

 

『月丘晶子』・・・本名月丘 彰。「花と乙女に祝福を」の主人公。乙女シリーズ一作目。晶子は妹。病弱な妹の変わりに女子校に潜入する。

 

『深山 瑞希』・・・「乙女が紡ぐ恋のキャンバス」の主人公。乙女シリーズの二作目。引きこもりで姉が色々ひどい。とある『秘密』を抱えこんでるらしい。

 

『真原 葵』・・・「桜舞う乙女のロンド」の主人公。乙女シリーズの三作目である。妹と同じクラスに通うため女装し、女子校に潜入する。

 

『干支名 真恵』・・・「アッチむいて恋」の主人公。珍しく学校では男、女子寮で女装とハイブリッドな二重生活を送っている主人公である。

 

『大日向 ルイ』・・・本名大日向 十四也。「ノブレスオブルージュ」の主人公。妹と代わりに学園に通う。ちなみにクソゲーオブザイヤー選評作品。買うときは十分注意すべし。

 

『鏑木琉奈』・・・「キミとボクとエデンの林檎」の主人公。従姉妹の身代わりで学園に通う。全体的に出来が悪い。これは東日本大震災の影響だと考えられている。事実、発売元のALMAは震災の影響で無期限活動休止中である。

 

「恋盾」「オトドメ」「おとボク1・2」はまた後日。

 

 

 




感想、評価よろしくお願いいたします。

考えた名前が他の二次創作と被る今日この頃。
皆さん応募待ってまーす。

あなたの考えた名前が小説に乗るかも‼
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