メテオリウム─翠晶眼の傭兵─   作:影迷彩

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 作中に登場する用語を紹介します。
 内容は随時更新しますので、気になった用語があれば是非言ってください。
 また、内容が分かりにくい、矛盾した説明があれば内容次第では修正しますので、その点も是非言ってください。


用語

 ──メテオリウム──

 およそ40年前、世界各地に飛来した隕石型結晶。 あらゆる素材やエネルギー源に転用可能であり、更に無加工のメテオリウムから”結晶粒子“というエネルギー粒子を放出され、有機物を媒体に同じ効果の結晶を生成させるという特性を持つ。

 その特性から人類の資源危機を助けた重要資源であるが、増殖した結晶は生存環境を覆い、地球上を未開の地同然としてしまった。 結晶の特性と加工法のみ公表されており、そのメカニズムは解明不能とされている。

 

 ──翠晶眼──

 翠晶眼(すいしょうがん)、または”Emerystaly“と呼ばれる。 起源不明、存在が確認されて以来、あらゆる戦場や環境で行使されている突然変異生物。

 通常形態では光のない眼をしているが、”翠晶心臓“から”翠晶粒子“を作りだすことで眼が翠色に灯り、翠晶粒子を全身に潤滑させ驚異的な身体能力を発揮する。

 また、”変異能“という特殊能力を持ち、翠晶粒子の構築によって各個体事に様々で超常的な能力を引き出せる。 ただし翠晶粒子の生成には時間がかかり、酷使すればオーバーパーティクルを起こし機能不全に陥ってしまう。 潤滑剤というメテオリウムを加工した錠剤により粒子供給も可能である。  

 

 ──Mt・W──

 メテオリウム・ウェポン。 基本的に人類史において使用されてきた武器に似たデザインであるが、メテオリウムを素材としていることで高い耐久性と長持性、切れ味等の高い威力をもつ。 また、その材質から携帯可能でありながら高火力、可変機能を搭載した武器などが製造されている。

 総じて防御性能と攻撃性能が非常に高く、結晶戦争以来あらゆる戦乱において基本兵装となっている。 相反する二つの性能を持つMt・Wは戦乱において拮抗状態を生み、激化しないが鎮静化もしないという状況に各地を陥らせてる。

 

 ──LbCM──

 生体接続機器(Living body Connection Machine)の略。 機械機構と身体を繋げる技術の総称であり、サイボーグ技術の延長としてより複雑化しながら小回りのきいた操作を行える。

 例を挙げれば、サブアームなどを身体各部に取り付け、それらを通すことで武装を操作したり武装機能(センサー)と連動することが可能。 他にも全身に配置されたナノマシンによる傷の修復などの高度な技能も行える。

 その有用性から戦乱などにおいては必須と言われるほどであり、翠晶眼でない場合は基本的にLbCMによる人体改造が主力となっている。

 

 

 ──エニマリー──

 "anything・Mercenary"の略。 結晶戦争終結後、地表各地で戦乱や犯罪、野生の翠晶眼による獣害等の解決依頼の為に作られた傭兵職業であり、地表管理局による支給や統制の下、依頼があれば傭兵を派遣する。

 ランクによる依頼の指定等があり、1~9のランクまで傭兵の実力ごとに分けられている。 

 ちなみに、上位のエニマリーの大多数はLbCM使用者や翠晶眼であり、ランク8以上に至っては翠晶眼のみで構成されている。 

 

 ──スカライズ──

 空中都市”スカイカントリー“に住まう貴族の総称。 メテオリウムを動力源として結晶戦争終結後を現在まで飛び続けており、内部ではメテオリウムの干渉を完全に遮断した生活空間が築かれている。 

 基本的にスカイカントリー同士での交流によって経済を行っており、それ以外でスカライズが外に出ることは滅多にない。 地表とは殆ど隔絶した関係であり、商人など財産を持つ者のみと繋がりを持つ。 




 補足──劇中に出てくるMt・Wの名称の訳。
 TB=トウホウブレード、日本刀などのアジア系刀剣。
 Hg=ハンドガン。
 AR=アサルトライフル
 TSmg=トンプソン・サブマシンガン。
 GB=ガンブレード

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