閣下に憑依した中二病がこの素晴らしき世界に来るそうですよ?   作:三頭龍

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 オリジナルってむかしいですね。
ちょくちょくネタ有りますがこのすばだし良いよね感覚でした。
 アジ=ダカーハに感想(次回予告)して貰ったので似たり感じで書きました。
 退廃の風だったら!?ってのも一話完結で書いても良いかもですね。



「暴虐の三頭龍…って駄目じゃん!?」&「新たな出会いがあるらしい」

 異世界に転生して来た彼は取り敢えず街を目指す。

女神は不親切な事に見知らぬ場所に一人置き去りだ。

 

 自分こそ今やアジ=ダカーハ。

ならば、【千の魔術】さえ使えるはずだろう。

 

 【千の魔術】で情報収集系魔術を起動する。 

…どうやら此処は街から離れた地点らしく兎に角北を目指す事にした。

 

 途中にはモンスターに出くわした。

見るからに…トゥラコゥンクエストに出て来る奴だ。

 

「トゥラコゥンクエストに奴に似た生物が居たな…確か、にっかくウサギであろう」

 

 因み情報収集系魔術の検索結果は…

 

登録No.1 【にっかくウサギ】〔ウサギピゥケモン〕

 魔王が生み出したかもしれない悪の心を持つ角が二本有るウサギで獣系。

 初登場時に名前がひらがな表示だったのは、当時は一部のカタカタが使用できなかった為とされる。

 但し余り強くは無く言わば雑魚モンスター。

 

 要らないな情報まで入って来るのか…と思いつつ自身の力を試したく成った。

 

「ほう。我の力を試してやろう…光栄に思うが良い!!!」

 

 彼が振り下ろした手は…正確に言えばチョップだが、当たる前に失神し当たれば完全消滅した。

 

「……さて、次に進むとしよう」

 

 何事も無かったの如く過ぎ去る。

にっかくウサギが居るならば高地だなと推測出来る。

 

 逸れから連なり伸びる山を登って行くと… 

空を翔る鷲でライオンなアレは───

 

「──遂にグリフィンのお出ましと来るか…」

 

登録No.2【鷲獅子(グリフィン)】【鳥ピュケモン】

 鳥の王にして獣の王。

翼を推進力として飛ぶのではなく、空を踏みしめ空中を走って飛んでいる。

 獣王である獅子と王鳥である鷲の因子を持つグリフォンは、ギリシャ神群の主神ゼウスの戦車(チャリオット)を牽き、黄金を守る役目を与えられた、 いわば神獣に該当するがこの世界ではソコまでである。

 

 彼は山を足場に空中へ跳躍し自信の翼を使いグリフィンを追い掛ける。

 

 少しずつ翼使いに慣れ加速して加速して加速して…

グリフィンと横に並んだその瞬間に彼は爪を入れた。

 

 グリフィンから飛び散る血飛沫は彼の白い身体を朱く血で染め上げて行く。

 

 “彼”――否、魔王“アジ=ダカーハ”は、殺すことで満足と快感を得る。

 

 その三つ首の全てを用いて、天地に産声をもたらす。

 

 

「――――GYEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!」

 

 その後──周囲にモンスターの死骸が残り辺りに出て来るモンスターは居なくなったとの報告が冒険者ギルド

に入り調査任務に派遣された者が多いと聞く。

 

 

 

 逸れから彼は歩く事を止め己の翼を使い空から街を探し、初見モンスターが居れば容赦なく殺す。

 

 そして、人類としては高レベルの冒険者集団を襲い武具を壊すだけ壊してリーダーを高度何千メートルまで投げたり、それこそ重傷を負わせた者も居た。

 

「つまらん…この程度では退屈しのぎにもならん」

 

 彼は強すぎた…その力はこの世界の魔王とは比較に成らない程規格外のかけ離れた存在だ。

 

 目的地を変更した彼はこの世界を隈無く散策する事に変更し、見つけたのは…ダンジョンの出入り口だった。

 

 ダンジョンの出入り口には一人の女性が居が彼にはモンスターにしか見えず爪を立てて刺し殺そうとした。

 

 ……が、彼女を刺し殺す事は無理に終わった。

彼女は彼が殺しに向かって来る事を察知して魔法を使用していた。

 

「えっ?何!?ら、ライト・オブ・セイバー!!!!」

 

 彼が本気では無かったもの、正真正銘彼女は魔王アジ=ダカーハの一撃を防いだ事に変わりは無い。

 

 彼は其処で荒ぶる衝動を理解し押さえ込む事が可能と成り、三頭と六眼で冷静に分析する。

 

 先程の言葉を直訳するなら【光の剣】であり、目の前に有る剣の見た目こそ光の剣であった。

 

 彼は腕を爪をゆっくりと引き感謝を伝える。

 

「我を止めた事に感謝する。なんだ、その…怪我は無いか?」

 

 彼女は彼の表情を確認して魔法を解除して首を横に振る。

 

「えっと…私はウィズと言います。魔道武具店を始まりの街【アクセルの街】で経営して今は素材調達の為に、この世界最大ダンジョンから帰って来た所ですが…あなたは、もしかしなくてもアジ=ダカーハ!?」

 

 この世界にアジ=ダカーハの伝承が有るのか…転生者が伝えたのかは謎だがお陰で手間が省けた。

 

「如何にも“拝火教”神群が一柱、五大魔王の三頭龍…我こそ人類最終試練 魔王アジ=ダカーハ!!!!」

 

 それは彼が好きなアジ=ダカーハの言葉である。

その言葉の重みを理解した上で言う義務がある。

 

「アジ=ダカーハ良いですね!あっ、でも街に行くなら偽名を使うと良いですよ…冒険者登録するならバレますがね。それと、これも何かの縁でしょうから私がテレポートで好きな場所へ送りましょうか?」

 

 ウィズは子供のような眼差しで此方を見ている。

  誘いに乗りますか?誘いに乗りませんか?

                  Yes

                 ▷ No

「今回は止して置こうか。それとウィズと言ったな…我はお前が気に入った。リッチーで有ろうと今度は冒険に乗って貰うぞ」

 

 そう言って彼は立ち去って行った。

ウィズはそんな背中を見つめて一つ頷いていた。

 

 彼がウィズと別れて数分後。

彼は見知らぬ冒険者らしき輩に絡まれて居た。

 

 貧弱防具に貧弱武器に貧弱能力値の貧弱馬鹿集団がざっと五十人体勢で周辺を占めていた。

 

 だがら、彼は一言阿呆共に告げた。

 

「その貧弱装備で我を倒せると心得るならば……来るが良い。我こそ大魔王アジ=ダカーハ!後に悪の御旗を世界に轟かせし者!!そして、踏み越えよ──我が屍の上こそ正義であるッ!!!」

 

 彼はこの集団を含む全種族に宣言する。

魔王である以上は、この世の全てを敵に回す者である。

 

 その声は木霊してとある少女の耳へ届く。

その声は不可能と知って居ても尚、手を伸ばし続ける魂の声と感じた。

 

 そして、彼女は魔法で街へ戻り目標へ…手を伸ばし続ける事を心に刻み込んだ。

 

 果たして 閣下は世界に悪の旗を轟かせられるか!?

      閣下を打倒する英雄は現れるのか!?

      悪の旗が砕けるときが来るのか!?




追伸──
 カズマのハッピーエンドは保証出来ないかも…
閣下の感に振れちゃったり……

 まあ、あんまりシリアス展開はしませんがね。多分

 後、大体パーティーメンバー分かったと思います。
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