魔法科高校の幻想紡義 -旧-   作:空之風

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大変お待たせしました。
おそらく幻想葉月編は一話あたりの文字数が少なくなると思います。
日常編みたいなものなので書ける描写があまり無いので(汗)

最近の生活スタイル。
仕事から帰ってきたらすぐ寝て、早朝に起きてシャワーを浴び、暇があれば執筆する。
早寝早起きで健全な生活です(白目)



第52話 旧都縁会

積乱雲が浮かぶ幻想郷の青空の下、雅季は空を飛んでいた。

 

格好はいつもの神官袴に加え、腰には紐で縁結木札の他に、何故か一升瓶を括りつけている。

 

当然、中身はお酒である。

 

「あっちぃ」

 

空を飛んでいるため心地よい風を受けているが、それを上回る日差しが雅季に降り注ぐ。

 

眼下の森からは蝉の鳴き声が重唱し、今が夏であることを知らせていた。

 

ちなみに、眼下に広がる森は普段から瘴気が漂う魔法の森なので、普通の蝉であるかどうかは少し怪しいところであるが。

 

(魔法でも使うか?)

 

ふと脳裏に思い浮かんだ選択肢に、雅季は懐にしまっているCADを一瞥し、

 

 

「……ま、いっか」

 

結局、夏の暑さに身を預けることにした。

 

春は香り、夏は暑く、秋は旨く、冬は寒い。

 

そんな四季折々を肌で感じるのもまた、幻想郷らしいというものだ。

 

尤も、お酒を冷やす程度の魔法は普通に行使するが。

 

そんなこんなで、汗を掻きつつも夏の暑さを堪能していた雅季は、程なくして目的地にたどり着いた。

 

魔法の森の中にポツンと建つ一軒の建家。

 

『普通の魔法使い』霧雨魔理沙(きりさめまりさ)の住む家だ。

 

ちなみに、「霧雨魔法店」という何でも屋(?)のお店でもあるのだが、客など殆ど来たことないらしい。

 

というか雅季ですら魔理沙が自営業しているとは暫くの間は知らなかったぐらいだ。

 

ついでにその事を紅華にも教えてあげた時、「魔理沙さんがお店って……まさか盗品専門店!?」と思わず口走るぐらい紅華もビックリしていた。

 

霧雨魔理沙は知っていても霧雨魔法店は聞いたこともないという者達は果たしてどれぐらいの数に登るか、少しばかり気になるところだ。

 

閑話休題。

 

今日、雅季がここへやって来たのは、勿論お店に用があったからではない。

 

「おーい、魔理沙」

 

外から声を掛けると、家の中にいる「縁」が動いたのを雅季は感じた。

 

そして、

 

「お、来たな、雅季!」

 

魔理沙は文字通り、扉から元気よく飛び出して来た。

 

白と黒を基調とした何時もの魔法使いの格好に、半ばトレードマークとなっている帽子と箒、そして右手にはどうしてか一升瓶。

 

「それじゃあ行くぜ」

 

「おう」

 

そのまま魔理沙と雅季の二人は空に上がった。

 

 

 

「しっかし、暑いな」

 

箒に乗って空を飛ぶ魔理沙は、帽子の縁から空を見上げて呟く。

 

「早く地底に潜りたいぜ。あそこは日差しも無いし、ヒンヤリしていて涼しいし、いい避暑地だ」

 

忌み嫌われるモノ達が封印されていた地底世界も、魔理沙にかかればただの避暑地扱いである。

 

「お空が今日は間欠泉地下センターじゃなくて灼熱地獄跡にいたら、核融合で途端に蒸し暑くなるけどね。特に地霊殿付近が」

 

「なら近寄らないに限る。夏の鍋は勘弁だぜ」

 

「ああ、核融合鍋か。それは確かに勘弁願いたいねー」

 

『核融合を操る程度の能力』という物騒な能力を持つ、『熱かい悩む神の火』こと地獄烏の霊烏路空(れいうじうつほ)、通称「お空」が本日は妖怪の山の麓にある間欠泉地下センターにいることは玉姫に聞いて確認済みである。

 

とはいえ、仮に灼熱地獄跡にいたとしても地霊殿付近に近付かなければ熱さは届かないだろう。

 

二人の会話からわかる通り、雅季と魔理沙の目的地は地底、更に言えば旧都である。

 

理由は単純明快、その地に住まう鬼から呑みに誘われたからだ。

 

正確には、まず魔理沙が誘われて、遊びに来ていた博麗神社で雅季もその事を知って同伴を決め込んだという経緯だ。

 

「そういやさ、お空の核融合の力って八咫烏の神霊を取り込んだのが発端だけど」

 

「元凶は神奈子と諏訪子(あのふたり)だけどな」

 

「それはともかく」

 

魔理沙の物言いに苦笑しつつ、雅季は続ける。

 

「もしプラズマ宇宙論が主流になったら、核融合はプラズマに取って変わるんだろうね」

 

「プラズマって何だ?」

 

「鬼火のことさ」

 

「何だか途端に弱くなったな。いや、核融合も結局お湯を沸かせるだけだから変わらないのか?」

 

噛み合っていないようで噛み合っているような、そんな他愛のない話を繰り広げる雅季と魔理沙。

 

やがて二人の視界に地底への入り口である洞穴が映り、二人は穴の中へ飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

「やっと涼しくなってきたぜ」

 

「全くだ。入り口付近はジメジメし過ぎ」

 

地底への道を進みながら、雅季と魔理沙は一息吐いた声を上げる。

 

飛び込んだ当初は凄まじい湿気による蒸し暑さに辟易したものの、ある程度進んでしまえば洞窟特有の涼しさを感じることが出来た。

 

走行風ならぬ飛行風で汗を乾かしつつ、雅季は口を開いた。

 

「そういや魔理沙。阿求からあの話は聞いた?」

 

「阿求の話? ――ああ、もしかしてアレか」

 

一瞬、魔理沙は怪訝な顔を浮かべたが、すぐに思い至った様子で雅季に向き直った。

 

「またやるんだって。でもまた途中でお開きになりそうだけどな」

 

「次は大丈夫じゃないか。今度はウチでってことで話が来たから」

 

「何だ、結代神社(おまえんち)でやるのか。なら今のうちに美味い酒と肴を希望しておくぜ」

 

「来る縁は拒まず、お持て成しの準備はしておくさ。多分、紅華が」

 

玉姫と紅華が聞けば「お前も手伝え!」と突っ込むこと間違いない返答をした雅季は、

 

「――さて」

 

何故か気合を入れた様子で、魔理沙に振り返った。

 

「魔理沙、先に行っているから」

 

そして、そう言うや否や、魔理沙の返事を待たずに速度を上げて先へ行ってしまった。

 

「何だ?」

 

遠くなっていく雅季の後ろ姿に不思議そうな視線を送っていた魔理沙は、

 

「……あー」

 

雅季が旧都へ繋がる縦穴に入って見えなくなった途端、何事かを思い出して納得した表情になった。

 

「そういや、この先には――」

 

魔理沙がその言葉を言い切る前に、前方の壁に鮮やかな弾幕の影が映ったのを見た。

 

 

 

地上と地下を結ぶ縦穴にいた嫉妬を操る妖怪、『地殻の下の嫉妬心』水橋(みずはし)パルスィは突然弾幕に包まれた事に飛び上がった。

 

「な、なに、何なの!?」

 

幸いというか、自分を狙った弾が無かったところを見ると、もしかしたら挨拶代わりだったのかもしれない。

 

そこで、ふとパルスィは気付いた。

 

挨拶代わりに弾幕を張ってくる奴は……まあ紅白の巫女とか白黒の魔法使いとかそこらへんにゴロゴロいる。

 

更に言えば、某風祝は寧ろそれが幻想郷流の挨拶だと思っているとか何とか。

 

――それでも、二つの光弾を一本の紐で結ぶという特徴的な弾幕を張る奴は、この幻想郷には二人しかいない。

 

一人は結代神社に住まう縁結びの神様、天御杜玉姫。

 

もう一人は――。

 

「やあ、久しぶり」

 

縦穴の上の方から聞いたことのある声で言葉を掛けられて、パルスィは嫌な予感を強く抱いたまま振り返る。

 

嫌な予感は的中する。

 

「げ!?」

 

思わず口から出てしまった呻き声が、振り返った先にいた相手に対するパルスィの偽りならざる心情だ。

 

そして、心底嫌そうな声でパルスィは相手の名前を呼んだ。

 

「結代雅季!」

 

「うん、そっちも壮健そうで何よりだ、水橋パルスィ」

 

そう答えた雅季は、パルスィの露骨に嫌そうな声色に眉を顰めるようなこともなく……何故か闘志に満ちていた。

 

「何でここにいるのよ?」

 

「旧都に行く途中でね」

 

「じゃあさっさと行きなさい」

 

他の人間なら追い返したりするのだが、相手が今代の結代、“あの”結代雅季ならば話は別だ。

 

行くなり引き返すなり好きにして欲しい、そして自分には構わないで欲しい、のだが……。

 

「そういう訳にもいかないさ」

 

先日の九校戦でのモノリス・コード以上の戦意に満ちた雅季を前にして、パルスィはその願いが“何時ものように”脆く崩れ去ったことを悟った。

 

「宿敵を前にして戦わぬ道理など無し。カードは三枚、さあ行くぞ、我が宿敵!」

 

「誰が宿敵よ!」

 

言うや否や弾幕を張ってきた雅季に、パルスィは弾幕を避けながら叫ぶ。

 

そう、雅季はパルスィを(一方的に)宿敵と呼び、出会う度に必ず弾幕勝負を仕掛けてくるのだ。

 

しかも割と本気の弾幕で。

 

「俺は縁を結ぶ結代、そっちは縁を切る嫉妬の妖怪。同じように縁を司り、だが正反対の結果を望む。これを宿敵と呼ばずして何と呼ぶ!」

 

「他人よ!」

 

パルスィの本音に満ちた叫びは、残念ながら雅季の戦意の前に溶けて消える。

 

やたらと雅季のテンションが高いのも、パルスィ戦だとこれまた何時ものこと。

 

本人曰く「宿敵を相手にして燃えない訳が無い」とのこと。

 

パルスィからすれば迷惑極まりないが。

 

雅季はスペルカードを取り出し、高らかに宣言する。

 

「結符『虹結び』!」

 

宣言と同時に生まれる七色層の弾幕。

 

だがモノリス・コードの時よりも弾幕の密度は高く、弾幕は全方位に向けられていた。

 

球状に広がっていく虹の中心にて随分と活き活きしている雅季を見て、

 

「ああもう、妬ましいわね本当に!!」

 

パルスィの嫉妬心も遂に爆発した。

 

……こちらもまた何時ものことだが。

 

「花咲爺『シロの灰』!」

 

パルスィがスペルカード(ボム)を発動させると花びらを模した弾幕が展開され、虹の弾幕を相殺していく。

 

これで互いにスペルカードは一枚ずつ使用。残るは二枚ずつ。

 

「貴方の結んだ紐なんて、全て嫉妬で解いてあげるわ!」

 

「ならば解けないぐらい固結びするまで!」

 

結代雅季と水橋パルスィ。

 

縁を結ぶ者と縁を解く者の、割とよくある弾幕勝負。

 

「やれやれだぜ」

 

そんな弾幕光景を、遅れてやってきた魔理沙はギャラリーとして暢気に傍観していた。

 

 

 

 

 

 

旧都のやや外れに、湧き水を水源にした小さな川がある。

 

秋には彼岸花が咲き乱れるその川原に、三人の人影が座り込んで酒盛りをしていた。

 

「あははは! それで、どっちが勝ったんだい?」

 

話を聞いた『語られる怪力乱神』こと鬼の星熊勇儀(ほしぐまゆうぎ)は、大笑いしつつ雅季と魔理沙の二人に尋ねた。

 

尤も、

 

「まあ、その様子を見ればわかるけどね」

 

勇儀の言う通り、何かをやり遂げたかのような達成感と満足感を表に出している雅季の様子を見れば、どちらが勝者だったなど一目瞭然だろう。

 

そして雅季は、お酒をぐいっと呷ると、一言。

 

「縁は護られた」

 

宿敵との勝利を告げた。

 

 

 

一方、その頃――。

 

「うぅ、妬ましい……!」

 

「ちょっとパルスィ、そんなボロボロになって、何があったのさ?」

 

土蜘蛛の『暗い洞窟の明るい網』こと黒谷(くろだに)ヤマメは旧都から洞穴へ向かう途中、ボロボロな状態で佇んでいるパルスィを見つけた。

 

ヤマメの問い掛けにパルスィは答えず、ただ虚空に向かって叫んだ。

 

「結代雅季なんて鬼に食べられてしまえ!」

 

「ああ、来たんだ、雅季」

 

ヤマメからすればそれだけで何が起きたのか理解できたが。

 

ちなみにヤマメと雅季は、出会ったのなら談笑するぐらいに、それなりに親しい間柄だ。

 

明るい性格で地底では人気者なヤマメと、何だかんだで話上手に聞き上手で何より縁を結ぶのが得意な雅季。

 

両者の話が弾むのは当然だった。

 

尤も、『病気を操る程度の能力』の持ち主としては、病気を離されてしまうのは残念(?)だが。

 

「あぁ、妬ましい……!」

 

「ご愁傷様」

 

ヤマメは苦笑を浮かべつつ、怒りに肩を震わせるパルスィには聞こえないよう小さな声で呟いた。

 

 

 

所は変わり、再び川原。

 

「ところで雅季。そのお酒って結代神社の古酒か?」

 

「ん?」

 

雅季が振り向くと、魔理沙が目を光らせて雅季の持つお酒を見つめていた。

 

どうやら先日に博麗神社で呑んだ古酒がお気に召したらしい。

 

だが残念ながら、今回のお酒は不本意ながらそんな上等なものではなかった。

 

「いんや、魔法酒だよ、自作の」

 

持ってきているお酒は古酒ではなく、雅季が現代魔法を駆使して作った爽酒である。

 

試行錯誤で色々と作ったため、気がつけば結構な量が出来てしまったのだ。

 

少なくとも今年の夏は魔法酒ばかり呑むことになりそうだった。

 

雅季の持つお酒が古酒ではないことを知った魔理沙は、落胆を隠さずに言った。

 

「何だ、紅華の言っていた茸味のお酒か」

 

「なんで茸?」

 

何処から茸が出てきたのか、疑問符を浮かべる雅季。

 

帰ったら紅華に聞いてみようとか、流石に茸味のお酒は不味そうだとか、取り留めのないことを思いながら雅季は答える。

 

()()()()()()の味さ」

 

原料は米とはいえ、現代魔法で作ったお酒だ。

 

味覚には感じられずとも、外の世界で言う想子(サイオン)の味わいも含まれていることだろう。

 

まだ始めたばかりなので普通の爽酒の作り方で作っているが、何れはサテライトアイスコーヒーのように魔法ならではの独自のお酒を作りたいものだ。

 

とはいえ、まだまだ道のりは長い。

 

「へぇ、そいつは雅季の自作かい?」

 

「味は全くだけど。もっと美味いお酒になるにはどれぐらい掛かることやら」

 

問うてきた勇儀にそう答えるぐらい、味としてはイマイチなのだから。

 

わざとらしく肩を竦めた雅季は、打って変わって期待した目で勇儀の方へ振り返った。

 

「ということで、美味しいお酒を作るコツを得たいから、それ貸してくれない? 一週間ぐらいでいいからさ」

 

雅季の視線の先には勇儀の持つ盃、『星熊盃』があった。

 

星熊盃は注がれた酒の(あじ)を上げる鬼の名品だ。

 

ただ注ぐだけで酒の格を上げる星熊盃なら、より美味しいお酒を作るためのヒントが得られるかもしれない。

 

――雅季は知る由も無いことだが、それは司波達也が追い求めているもの、即ち「魔法式の保存」に極めて似通っていた。

 

ある意味に於いて、『星熊盃』は卑金属を貴金属に変えるという『賢者の石』と同じ効果を持つ。

 

尤も、それが達也の求めている「魔法式の保存」によって成されているのか、それとも酒虫のような別の要因で成されているのかは鬼のみぞ知る、だが。

 

雅季の頼みに対し、勇儀は一升もある星熊盃を豪快に呑み干すと、

 

「タダでこいつを貸す訳にはいかないねぇ」

 

挑戦的な目付きで雅季を見据えた。

 

「鬼のお宝が欲しかったら、わかっているだろう」

 

御伽話によくある話だ。

 

桃太郎が犬、雉、猿と共に鬼のお宝を手に入れたのも。

 

一寸法師が打出の小槌を手に入れて、今なおその末裔である『小人の末裔』少名針妙丸(すくなしんみょうまる)に受け継がれているのも。

 

鬼の道具を手に入れるには――。

 

「鬼退治ってね。なら弾幕勝負といこうか!」

 

「話が早い、そうこなくっちゃ!」

 

雅季と勇儀は同時に立ち上がると、空へと飛び上がった。

 

「枚数は?」

 

「鬼のお宝目当てなんだ、五枚といこうか」

 

「う、多いなぁ」

 

「ほらほら、今さら泣き言なんて言わない」

 

そうしてトントン拍子で話は進み、

 

「そら、力業『大江山颪』!」

 

雅季と勇儀の弾幕勝負は始まった。

 

勇儀のスペル宣言により、大玉の弾幕が山颪(やまおろし)のように雅季に降り注ぐ。

 

「――というか熱い! 弾幕が熱い! 熱風が!」

 

実は熱量を持っている弾幕によって生じた熱風が雅季を包み込む。

 

「そりゃあ夏だからねぇ」

 

「夏だけに余計に熱いっつーの!」

 

悪態を吐きながらも弾幕を避けていく雅季。

 

 

 

地底の空に描かれる弾幕模様。

 

第三者からすれば、弾幕は鮮やかな花火のようなもの。見ていて楽しい決闘だ。

 

その者の個性が表れるスペルカードならば尚更だ。

 

勇儀の鬼らしい力強い弾幕。

 

雅季の結代らしい繋がった弾幕。

 

「いやぁ、酒が美味いぜ」

 

魔理沙は二人の弾幕勝負を見物しながら、美味そうにお酒を呷った。

 

楽しく、美しく――。

 

そんな弾幕を肴にした酒盛りも、幻想郷の風物詩なのだから――。

 

 

 

 




最後は魔理沙との弾幕ごっこを描く予定だったのに、気がつけば勇儀との弾幕ごっこになっていたという罠(汗)
雅季との関係は、魔理沙はマブダチ。ヤマメは友人。勇儀は酒呑み仲間。
星熊盃は賢者の石のお酒バージョンぽいもの。
今後に備えて、現時点ではあくまで「ぽいもの」です(笑)

そしてパルスィは宿敵。
設定上、六面(ラスト)ボスと二面ボスだけど、宿敵です(笑)

ちなみに、勇儀との弾幕勝負は酔っ払っていたこともあって雅季がピチュッてます。


おまけ「非想天則っぽい勝ちセリフ集」

~魔理沙の場合~
「外の世界でもミニ八卦炉みたいなものが沢山あるけど、十年も経てば忘れ去られてしまうものばかり。だからミニ八卦炉は大切にな」
「退屈だ。という訳で、どっか遊びに行かない?」

~パルスィの場合~
「そっちは縁を切るもの、こっちは縁を結ぶもの。それは同じコインの表裏、即ち宿敵さ」
「女の嫉妬は恐ろしいのに、男の嫉妬は見苦しい。これ如何に?」


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