生徒会の雑務   作:炎の妖精

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今回はオリ話。眠気に負けず頑張って書いたお。なので寝る。
てか、なんかお気に入りの数が気付けば500とかになってんだけど。
たしか、3話を投稿した時点ではまだ100だった気がする。
このSSなんかに期待しているのかわかりませんが、いいんですかい?いつ打ち切りになるかわかりませんぞ?ありがとうございます。
そして思った。どうせ、このSSの全盛期はこの辺なんだろうし、続きを書いて評価とか下がるくらいなら、ここらで終わりにするのもいいんじゃないかと。
……ダメ?

6/16日 椎名母の名前を変更。


お仕事しないで駄弁る生徒会【裏】

「お兄ちゃん遅いね……まだ杉崎先輩と残って頑張ってるのかな」

 

校門近くの壁に背を預け、あたしの隣で小説を読んでいるのはあたしの大切な妹の真冬。贔屓目で見なくても真冬はかわいい。あたしみたいなガサツで男勝りな女なんかよりも女の子らしい。

あ、今回の話は議事録じゃないみたいだから視点がユウや鍵じゃないんだな。今後もこうなるかはわからないけど、今回はあたし視点か。

 

「いつもだったら、このくらいの時間に来てるから、今日は長引いてるのかもな」

 

真冬と同じように壁に背を預けたまま、あたしは携帯で時間を確認する。

あの後、鍵とユウはいつものように生徒会室に残り雑務を片している。去年まではあたしたちで全ての雑務をやっていたが、今年からはあいつらだけでやっている。

鍵曰く、「美少女は早く帰るべき!生徒会の仕事は俺にまかせなっ」と言って強引に決められた。ユウはユウで「んじゃ、俺は美少女じゃないからやることはやるわ」と最初は鍵がこれを断り、一人でやろうとしていたみたいだが、ああ見えて世話焼きのユウだ。鍵だけに面倒事を押し付けたくなかったんだろうな。

はぁ……本当はあたしも力づくで手伝おうとしたんだけど、鍵は美少女美少女とふざけた感じで相手にしてくんねーし、ユウはユウで遅くなる前にさっさと帰れなんてシッシと追い払いやがったしな……それでのこのこ帰るあたしもあたしなんだろうけどさ。

 

「やっぱり、お兄ちゃんと杉崎先輩だけに生徒会の仕事をやってもらうのは悪い気がするなぁ……今からでも戻って手伝いに……」

 

「諦めろ真冬。その事についてはあいつら一歩も譲ろうとしないからな。あたしたちがなに言っても無駄だぞ」

 

「うぅ……真冬たちはそんなに頼りにならないのかなぁ……真冬はお兄ちゃんたちとお仕事したいのに……」

 

やっぱり。真冬もあたしとおんなじことを思ってたんだな。

あいつら、あたしらに気を遣ってるのはわかるんだが、あまり度がすぎると真冬みたいに落ち込んだりするのをわかってないのかもな。

しょぼんと肩を落とし、読んでいた本を下げてる真冬なんて見たくない。

……ったく、ユウのやつめあたしの妹をこんな顔させるなんていい度胸だ。せめてものの足掻きで今日もあたしたちは待ち続けてやるんだからな!べ、別にお前と一緒に帰りたくて待ってるわけじゃないぞ?ただ、同じマンションに住んでるわけで……帰り道が同じだし、鍵とは帰り道が反対で一人寂しく帰ることになるお前がかわいそうだから待ってるだけなんだからな!勘違いすんなよ!!……なに言ってんだろあたしは。

 

「そんな顔すんなって。ユウが見たら心配するだろ?」

 

「でも……」

 

今日生徒会室でユウが真冬にやったようにあたしも真冬の頭に手を置いて、不安を取り除けるようにやってみる。

それでもまだ気落ちする真冬に、あたしは言葉を続ける。

 

「別にあたしたちが使えないからって仕事をさせてないわけじゃないんだしさ。ユウが言ってたけど、本当にどうしようもない量だったら手伝ってもらうって言ってたしさ」

 

「そうなんだ……うん、その時にお兄ちゃんたちが吃驚するくらい頑張れば、真冬たちに仕事を頼んでくるようになるよね!」

 

お、元気を取り戻した見たいだな。前に出てくるくると回る真冬。さっきまで、真冬が犬だったら尻尾が垂れ下がるほどに落ち込んでいたが、今となっては扇風機みたいに尻尾が回転し出しそうな程元気が出たようだ。

 

「あ!お姉ちゃん、お兄ちゃん来たみたいだよ!」

 

真冬の言葉に昇降口の方を見てみると、ヘッドホンを付けて文庫本か何かかはわからないが文庫本サイズの本を片手にこっちへ向かってきていた。

 

「まったく、あいつは……本を読んでなきゃ落ちつかないのか」

 

「お兄ちゃんらしいけどね」

 

あたしの言葉に苦笑し同意する真冬。今も昔も変わらず本の虫だな、ユウは。

あたしたちがいくら注意しても一向にやめる気配がないし、困ったことにあいつは本を読みながら歩いているってのに、通行人に一度もぶつかったことがないうえに、交通事故に巻き込まれたこともない。いや、それは良いことだけどさ。

いつ事故とかに巻き込まれるかわからないわけで。今までは偶々起きてないだけかもしれないし……ユウが事故に巻き込まれて、死んだりしたら………いや、やめよう。本当に起こったりしたら笑えない。考えただけで胸が苦しくなる。

あいつめ、この世の中に0と100パーセントはないとか言っておきながら、自分はそれかよ。お前が事故る可能性だって0じゃないってのに、俺は大丈夫だとか言い張るしよ。いったいその根拠はどっから湧いてくんだか。

けれども、あたしは毎回決まって言ってやるんだ。ユウも毎回決まった返事をしてくる。

あいつがやめない限りは何度だって言ってやるんだからなっ!覚悟しろよな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃ、鍵の返却は任せた……あ、ギャグじゃないぞ?」

 

「わかってるっつの。文章じゃわからないだろうけど、実際はちゃんとかぎって言ってんだからよ」

 

メタ発言乙。最後に帰る人は生徒会室の鍵を職員室にいる教師に返却しないといけないルールがある。

基本俺か杉崎が仕事で残ってるため、返す人なんて俺らしかいないが。

 

「それじゃ、また明日なー」

 

「ああ。お前が今日も無事で明日の日を拝めたらの話だけどな」

 

「物騒なこと仰らないでくださる!?」

 

「え……あ、そっか。お前は知らないのか……」

 

「え、あの優さん?なんでそんなに悲痛めいた表情を?」

 

「……杉崎。今日の晩飯は豪勢にしとけよ」

 

「最後の晩餐!?俺の命は明日の朝飯までなのか!?」

 

「本人は知らなくても良いことってあるしな……さよなら杉崎」

 

「そのさよならは別れ際のあいさつの意味だよな?現世にさよならとかそういったことじゃないよな!?」

 

杉崎弄りも飽きたので、そのまま「おいいいいぃぃぃぃいいい!結局俺はどうなんの!?めちゃくちゃ気になんだろうがああああああああああ!!!」廊下で叫ぶ杉崎を置いて下駄箱に向かう。

ローファーに履き替え、鞄からヘッドホン&ウォー○マンと冒険小説を取り出す。音楽を聞きながら本を読むスタイル。褒められた事じゃないが、時間というのは有限なのだ。1日という限られた時間の中で如何に有意義に過ごすか……それに俺ならば他の人にぶつかることもなければ、信号の所で止まることも可能である。

なんていうのか、自分に危機が迫ってきたら本能が俺に告げてくれるみたいに感覚でわかるのだ。

今回の冒険小説はまだ無名の新人作家が書いたものだ。ネットで調べたら、レビューとか感想などがほとんどなかったので、読み終わったら軽く適当なサイトに感想でも書くとするか。

 

 

 

「まーた歩きながら本読んでやがんのか。危ないからやめろっていつも言ってるだろ」

 

読み始めてから一分も経ってないというのに、校門前まで来たら椎名姉妹が待っていたようだ。

俺が読み歩きしていると、毎回深夏に止められている。真冬は強く言ってこないが、危ないからやめたほうがいいと遠回しに言ってくる。

このまま読み続けていても、俺に読まさせないために2人が話しかけまくってくるので言われたら読むのをやめる。

ヘッドホンを外し、小説を鞄に突っ込みながらお決まりの台詞を言い放つ。

 

「俺だから大丈夫だっての」

 

「絶対、ではないだろ?」

 

「99.9999999%だな」

 

「それもう100%じゃないの……?」

 

右側に深夏。左側に真冬という陣形で俺たちは同じ通学路を歩く。

毎回ではないが、俺が雑務で杉崎と残ってる時2人がこうやって待ってくれてる時がある。

帰る時間が遅くなるから、俺と杉崎で雑務をやってるというのに待っていたら意味が無いんだが……

 

「いや、100%ではない。この世に0パーと100パーってのは存在しない」

 

「だったら、歩きながら本読むのやめろよ。その理論ならお前が事故ったりする可能性も0じゃないんだろ?」

 

「0.000001%くらいはあるんじゃないか?まぁ、俺だからそんなことはありえないが」

 

「お兄ちゃん、言ってることが矛盾してるよ……」

 

「それよりも、二人ともずっとあそこで突っ立ってたのか?俺が遅くなることは確定してんだから、気にしないで先帰っていいんだぞ?」

 

「ずっと校門前にいたわけじゃないぞ?真冬と一緒に図書室で時間潰してたしな」

 

「それにお兄ちゃんは遅い時間に女の子だけで帰るのがよくないんでしょ?この時間でもお兄ちゃんと一緒なら問題ないんだし、真冬たちはお兄ちゃんと一緒に帰りたいんです」

 

……とまぁ、毎回こういう感じなやり取りをし。2人が俺を待ってくれてることは少なくない。

どうせ、帰り道も一緒だから2人がいいなら別にいいんだが。

だが、毎回気になるのは2人が校内で時間潰してるというのに、こう毎回俺が雑務が終わった時間にタイミング良く校門前にスタンバってるのはどういうことなんだろうか……偶然にしては出来過ぎてる気がする。

……そういや、雑務が終わった時毎度杉崎が携帯を弄っていたような…………まさか……な?

 

「おい、真冬!その言い方じゃあたしまでユウと一緒に帰りたいみたいじゃないか!」

 

「もうっ、お姉ちゃんは素直じゃないんだから……お兄ちゃん、お姉ちゃんはこう言ってるけど図書室で真冬が先に帰ってもいいんだよ?って言ったらね―――――「真冬っ!?」これ以上はお姉ちゃんが怒っちゃうからやめようかな」

 

「もう遅いよ!ユ、ユウっ!なんでそんなニヤけていんだよ!!真冬もわかってますみたいな風に……!」

 

ま……本読んで帰るのもいいんだが、こうやってこの2人と駄弁って帰るのも悪くないんだよな。

恥ずかしいから言わんけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

自宅のマンションにつき、椎名姉妹たちも隣の204号室に入っていった。俺の所は205号室。

一度自室に鞄を置き、リビングの方に向かう。玄関に母さんの外靴が置いてあったから、今日はもう仕事が終わってるみたいだから、いるとは思うんだが。

 

「母さんただいm―――――」

 

「ユウちゃんおかえり!さっ、香澄ちゃんたちの所でご飯食べに行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、深夏ったらね『おねえちゃんだから、まふゆにゆずってあげるんだ!』ってお姉ちゃんぶってかわいいのなんの!」

 

「甘いわね!私のユウちゃんだって負けてないんだから。『しょうらいはおかあさんのおよめさんになるんだ~♪』って毎日私に言ってきて、もうキュン死にするくらいだったんだから!」

 

「いつの頃の話をしてんだよ……」

 

「待つんだ母さん。俺はそんなこと言った覚えはないぞ。過去を捏造すんなや」

 

「いや、お兄ちゃん。まずお嫁さん発言の方にツッコミいれようよ」

 

気がついたら、母さんに連行され……椎名家で夕食を取っていましたとさ。

椎名香澄(椎名母)さんお手製のメガウマ料理をいただき、5人で談笑していたんだが……香澄さん(年上なのであんま名前で呼びたくないのだが、この人は例外)とうちの母(四季美優)が酒盛りし始め……酔いが回り始めて来た頃、謎の娘息子自慢をし始めたとさ。

椎名家と一緒にこうやって、飯を食べる頻度は結構多い。香澄さんは専業主婦だが、母さんは普通に働いてるため、翌日が休みでない限り酒を呑むことはほとんどない。なので、明日母さんは公休らしい。

 

「この調子だと、酔い潰れるまで続きそうだな」

 

「だなぁ……美優さんは今日うちに泊まることでいいか?」

 

「そうしてくれると助かる。元々そのつもりだったとは思うけどな……」

 

俺たちは少し離れた所にあるソファーに腰をかけ、お互いの母を見る。

俺の母さんは小さい。俺が小学5年生くらいの頃にはもう背を抜かしていたほどにだ。漆黒のウェーブがかかった緩やかな髪に、少々垂れ目気味な目。いわゆるロリ体型……って感じだな。

あと若い。もう○○歳だってのに、若い。下手したら、俺の隣を歩いていると妹だと間違えられるくらいにだ。

外見は真冬。中身は深夏より。香澄さんはそんな感じだ。真冬みたいに頭部にリボンはつけてないが、その長い髪はリボンで結っている。サバサバとした性格で、俺が深夏と真冬のお母さんと長ったらしい名前で呼んでいたら、両頬を引っ張って「香澄さんと呼びなさい?」と強要されたっけな……何か素直に従うのもシャクだと当初捻くれていた俺は香澄おばさんと呼んでやった。その代償は山のようなタンコブだったわけだが……

 

「真冬たちは明日も学校ですけど、この後お兄ちゃんはどうするの?」

 

隣に腰掛けてる真冬が小首を傾げ聞いてきた。壁に掛けてある時計を確認してみると時刻は21:00を回っていた。時間的には1、2時間ちょっとはなんかできるってとこか。

 

「静かにどくs「一人でなにかするってのはナシな」……」

 

真冬とは反対側、要するに俺の右隣にいる深夏に先手を取られてしまった。

いやさ、正面にテーブルを挟んで置いてあるソファーがあるんだから、そっちに座ってもいいんだぞ?別に逃げなんてしないし。

 

「んなこと言われても特別したいことないしな」

 

「だからといって、一人で本を読むのはどうかと思うんだけど……」

 

「2人はなんかやりたいもんとかあんの?なかったら帰って本読みたいんだが」

 

「ちったぁ本から離れろっての……そうだなぁ、テニスなんてどうだ?」

 

「どうだ?じゃねーよ。こんな時間からするもんじゃねーだろ。だいたい、近くにテニスコートねーぞ」

 

「えぇー!やっと百八式まで波動球習得したのに……」

 

「色々と言いたいことはあるんだが、お前はそれを俺にぶっ放すつもりか」

 

「ユウなら大丈夫だって!ちゃんと加減はするし」

 

「その謎の根拠が良くわからん……そんなテニスしてない技じゃなくて、もっとタンホ○ザーサーブとか麒○落としとか安全そうなやつにしとけよ」

 

「お兄ちゃん?そもそもあの世界観のテニスを現実で再現するのは至難の業なんだし、そう簡単に言うのは……」

 

「百八式まで習得したっつー人間離れした奴なら朝飯前だろ」

 

「うぅ……否定出来ません……」

 

「人のことを化物みたいに……あれくらい練習すりゃ誰でもできるだろ!」

 

「お前は全国のテニスプレイヤーに焼き土下座してこい」

 

いつから、深夏はこう人間と化物の境目にいるくらいの身体能力を身につけたのだろうか……昔はもっと人間してたはずだ。

空手の練習!だとかいって、10枚瓦割りしたり、真冬を虐めてる男子たちに獅○連弾とかくらわせてトラウマ植え付けたり、深夏にこれくらいはできるようになれ!って言われて、俺に気○斬を強引に習得させたり…………ってちょっと待て。考えてみたら、昔から変な素質あったじゃねーか……幼馴染がふとしたことで殺人犯にならないように祈っておこう……

 

「とにかくだ、テニスはしない。するんだったら明日辺り、杉崎にでも披露してやれ」

 

躊躇なく杉崎を生け贄に捧げたが、あいつならきっと美少女相手なら喜ぶだろう。

真冬から、呆れた様子で見てきているが気にしない。俺は危機を回避できる。あいつは美少女と汗を流せて(意味深)嬉しい。深夏は実験台……もとい、練習相手が出来て嬉しい。うん、誰も不幸にならない。完璧だ。

 

「……あたしはユウとテニスがしたいんだけど」

 

不服そうに明後日の方向を向いて呟く深夏だったが、残念聞こえてました。

こいつはそんなに俺を場外に吹き飛ばしたいのだろうか?知らぬ間に幼馴染がバイオレンスになっててあたしゃ悲しいよ。

 

「えっと、それじゃあ3人でスマ○ラでもやらない?」

 

「いいぞ。今からテニスするよりかはよっぽどいいわ」

 

「やった!はやく真冬の部屋にいこっ」

 

そういうと、ぴょんとソファーから立ち上がって座ってる俺の手を引いてくる真冬。小さい子供が明日遊園地に行くのを待ちきれずに親に急かす……今の真冬はそんな感じだな。かわいらしいその笑顔を見ていると、思わず頬が緩んでしまうのは俺にブラコンの素質があるからかもしれん。

いや、真冬は兄妹の関係ではないんだが……

 

「わかった、わかった。わあったから腕を引っ張んな」

 

が、真冬に言っても離してくれず、俺はそのまま真冬の部屋に引きずり込まれていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くぅぅっ!絶対ボコボコにしてやるからなっ!」

 

……リビングから三下臭い台詞をはいて、ドスドスと怒りを露わにしてついてくる深夏がいましたよっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは3人が仲良く?ス○ブラ(W○i)をプレイしている様子をごらんください。

 

 

「おい、なんでチーム戦でもないのに俺ばっか狙ってくんだよ」(操作キャラ、イケメン剣士)

 

「そりゃぁ、この中で一番やっかいだからだよ!早く星になれ!!」(操作キャラ、キノコの国のお姫様)

 

「なんでお兄ちゃんはそんなにカウンターが上手いの!?失敗してるの見たことがないんだけど!」(操作キャラ、電気ネズミ)

 

「お前らの行動パターンがわかりやすいんだよ、はい、ドーン」

 

「えぇ!?その状況でメテオ!?」

 

「あぁ!コンピューターめ!邪魔すんなよなっ、ユウをぶっ飛ばせないじゃねーか!」

 

「それが深夏の最後の台詞だったとさ」

 

「なっ!ひ、卑怯だぞ!戦ってる最中に攻撃すんなんて!」

 

「それチーム戦でもないのに、二人がかりでやってくる奴が言えんの?」

 

「(ふっふっふ、お姉ちゃんとCPUと争ってる今がチャンスです!真冬は学習する子なのです!)」

 

「バレてないと思った?残念、バレバレでした」

 

「あぁっ!?そんな動物愛護団体さんたちが見たら怒りそうな、一方的な攻撃を!?」

 

ゲームの実力は優>>>真冬>>>>>CPU>深夏でしたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーて、そろそろ寝るかね」

 

あの後、集中的に俺ばっか狙ってくる姉妹を完膚なきまでに叩きのめし、俺は自室に戻っていた。

元々、俺がゲームをやり始めたのって真冬の影響だから、そこまで上手くはないはずなんだが素質があったのかはしらんが、だいたいパーティーゲームとか格ゲーとかは真冬よりも勝率が高い。

あいつは休日だと、一日中自宅に引き篭もってゲーム三昧する廃人だからなぁ……それに付き合う俺も俺なんだが。

深夏は俺達と付き合ってるせいで、普通の人よりは上手いんだが俺と真冬には遠く及ばない。

あと、あいつはあんな性格のせいか、使用するキャラは女性キャラが多い。意識してるのか、それとも無意識なのかは知らんが少しでも女らしくしたいっていう精神面が知らず知らずに前に出てるのかもな。

母さんは椎名家でぐーすか寝てるため置いてきた。明日の昼くらいには起きてこっちに戻るだろう。明日の準備もできたし、とっとと寝るとするか……

なんてベッドに潜り込もうとしたら

 

 

 

着メロ『Treasure』

 

 

俺の携帯からメールの着メロが鳴った。この着メロを設定している送信者は生徒会メンバーなので、寝る前に確認する。ったく、寝ようとしたとこだってのに誰だよ……

 

 

 

差出人 知弦先輩

件名 なし

 

「……先輩?」

 

先輩からだった。メールボックスを開いた時点ではどんな内容かはわからない。だって、何も書かれてないし。

ってことは本文を打つ前にブランクを打って、俺がメールを開くように仕向けたのだろうか。

……あの人はなんでこうめんどくさいことをするのだろう。

それと、俺が先輩のことを知弦先輩で登録してることについてだが……最初先輩とメアドを交換した時、俺は先輩と登録したはずだった。

だが、それがいつだったか先輩にバレ……変えられた。「それだと、どの先輩かわからないでしょ?」と目にも留まらぬ速さで俺の携帯を奪い、もっともらしいことをいわれた。

……パスコードも設定していたはずなのに、なんであっさりと解除されたのだろうか……聞こうとしたんだが、聞きたい?と怪しい笑みを浮かべていたので……やめた。聞いたらなんか死ぬほど後悔する気がしたからだ。

取り敢えず、メール開封っと

 

「………………」

 

即座に削除。出合い系サイトの登録メールとか……送り先間違えてるんじゃなかろうか。

よし、寝よう。

 

「………………」

 

今度はLINEの通知音。このタイミングだと先輩からか……?

 

 

ちづちづ 

メール、最後まで内容確認せずに削除するのはよくないわよ?

 

「いや……なんでバレてるんですかねぇ」

 

俺の周辺に盗聴器でも仕掛けられてんじゃなかろうか……相手が先輩だからってことで納得するしかないが。

ポチポチと適当に返事を返す。

 

シキ

だったら、出合い系登録サイトを送ってこないでください

 

ちづちづ

あら?お気に召さなかった?今夜のユー君のオカズを考えて上げたのだけれど

 

「……なんつー気の回しをしているんだ」

 

シキ

そういうのは杉崎にでもしてあげてください

 

ちづちづ

キー君はわかりやすい反応しちゃうからつまらないわ。ユー君みたいにもっとからかいのある反応をしてくれないと

 

シキ

そろそろ寝ますね。おやすみなさい、紅葉さん

 

ちづちづ

まって、文章越しでも苗字読みはグサっとくるからやめて。そこは知弦って呼び捨てにしてくれないと……

 

「なに自分の欲望をサラッと言ってんだ……」

 

ちづちづ

……そうね、私が悪かったわ。私の気の回し方が良くなかったのね

 

 

さっきから、俺が返信する度に即座に返事をしてきた先輩だが、これを最後に数分経っても反応はなかった。

ひょっとして、風呂にでも行って長時間反応がなくなるんじゃないかと思って、俺は携帯を机に置いてベッドに戻―――――

 

「……あ、返事きた」

 

文章が送られて来たのかと思ったが、なんか画像が貼られているみたいだ。

取り敢えずなにが送られて来たのか見てみて―――――

 

「ぶっ!?」

 

思わず吹き出してしまった。ツバが携帯にかかってしまうが、コレはしょうがない。

だって……貼り付けられた画像は黒のアダルティーなパンツだったんだから

 

 

シキ

ちょっと!?なんてもん送ってんですか貴方は!?

 

ちづちづ

どう?これなら興奮してくれた?もしかしたら、ユー君はああいうのより下着のほうが興味あるんじゃないかと思って

 

シキ

そんな考察も気の回し方もいりませんから!?痴女ですか貴方は!!

 

ちづちづ

むっ、そう思われるのは侵害ね。私がこういうことを他の人にもすると思ってるのかしら?

 

シキ

え?す、すみません。ちょっと言い過ぎました……

 

「……杉崎にも送ってんじゃないかなぁ」

 

こう返したのはいいが、若干そう思ってしまった。ごめんなさい、先輩

 

ちづちづ

なーんて、冗談よ。ユー君はほんと優しい子ね

 

「……そんなこっ恥ずかしいこと良く書けるなぁ……」

 

顔が暑くなってくるのがわかる。あーもうっ!寝る寸前だってのに、ドキドキして寝られなくなったらどうしてくれんすか……

携帯を閉じて、今度こそ寝ようとしたらまた先輩から通知が来て……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちづちづ

アレはアカちゃんのパンツだしね

 

 

 

また返信するハメになった。

 

シキ

あれ会長先輩のだったんですか!?自分のじゃなくて!?

 

ちづちづ

あら?ひょっとして私のほうが良かった?なら、今から脱いで送って上げるわね

 

シキ

いやいいですから!!!じゃなくて、何勝手に会長先輩のを送ってるんです!?

 

ちづちづ

まったく、アカちゃんの癖にあんな大人っぽい下着を買うなんて……思わず、持って来ちゃったじゃない

 

シキ

無断で持ってきたんですか!?

 

ちづちづ

あんなの穿いて、他の得体のしれない人に見られたら大変じゃない

 

シキ

窃盗を分けの分からない言い分で通そうとしないでください!

 

 

なんでこの先輩はこうもフリーダムなのだろうか……結局この日俺はこんな感じで先輩が飽きるまで弄くられていたのだった……




椎名母の名前は原作で明かされてなかったはずなので、適当にネーミング。
まぁ、7巻までしか読んでないのでそれ以降で明かされてたらすんま尊。
容姿も大分大雑把だけど許してくれや。重要人物じゃないしいいよね?いいよな?いいだろ。
あ、昨日ブック○フ行って、一存シリーズ買ってきたよ!作者が持ってないシリーズ全部105円で売ってたので全て衝動買いしたぜ。
というわけで、原作を読むということで、このSSの次回の更新日は来年で……ダメ?
最後の生徒会の十代のラストだけちょろっと見たよ。
やっぱ杉崎君は原作だと超イケメンだわ…………でも、それと同時にハーレム主人公にはちょっと向いてないと思ってしまった。でもイケメン。
このSSではきっと○原ポジション。つまり残念なイケメン。

追記、よーく三振を見返してみたら香澄さん出てたわ。ごめんなさい。
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