前日譚①ー1 ボーイ・ミーツ・ガール…、もとい初っ端から主人公という名のラスボスって
(知らない天井だ…。)
妙に重い上半身を起こし、辺りを見回す。
(白で統一されているといことは病院なのか?)
(というか、俺の太ももの辺りを枕がわりにしちやってる、
このツインテールの子はなんなんだろう?)
(スヤスヤと気持ち良さそうに寝息を立てている女の子の姿は
なんていうか非常に、うん、眼福ですな。)
(おっ、ナースコールらしき物発見押しとくか。)
というか何で俺はこんな所で寝てるんだ。
え~っと、確か…
回想・サイド:???
「見滝原よ!私は帰ってきた!!
もとい、ついに来れた!!!」
イヤー遂に来れましたよ見滝原、
何度、夢見た事か、見滝原。
「おっ!流石、最近、発展しまくってる事で
有名な事だけあるなー!!」
キョロキョロと辺りを見回しながら空中ディスプレイや
立体映像な看板?とかに感動して見たりして見る。
「さて、取り敢えず軽く観光でもしますかね~。
おっ!あっちにあるクレープとかおいしそう。」
財布を取り出し、そこに近ずくと
視界の端に…。
「っぅん??あの赤っぽい制服?を着ている子の髪形は…。
えっと、なんて言うんだっけ?」
数瞬ののち、
「あっ、あ~~!!サイド、サイドポニーか!ウンウン。
それだ。あースッキリした。さて、すっきりした所で
クレープでも買いますか。」
あれ?というかあの子って
もしかして…。
ヤバッ、ヤバイヨ、どうしよう、
めっちゃカワイイよ。
マジ可愛いよ‼
どうしよ、どうしよ~〜
わっ‼もうすぐ近くにいる~、
ぎゃ〜!!わー!
バシャンッ!!!チャリン、チャリン
財布を思いっきり落とし、小銭を
ぶちまけてしまった。
「あぁっ、あー」
クソ!こんな事するしかないなんて、とにかくすぐ
拾わないと。
焦りながらも急いで集めてると、
「大丈夫ですか?」
そう言ったのを何とか聞き取り顔を上げて見ると、
そこには天使がいた
そのままほうけて、彼女の一挙手一投足に目を離せないでいた。
「はい、これで全部かしら?」
「あっ、えっと。その」
戸惑いつつも何とか
拾ってもらったお金を受け取る。
「それじゃ、気を付けて。」
そういうと背を向け離れ様とした
女の子に向かって俺は
「まっ、待って下さい!!!」
「はい?どうかされましたか?」
「あっ、あの!」
「はい??」
「俺の名前は???ともひこです。俺と友達になって下ひゃい!!
いっ、いっつー、かんだゃ。」
てっ、思いっきり噛んだー。
というかいきなり何つう事を言ってだぁー。
自分のボキャブラリーの無さが恨めしすぎるー。
そのまんま過ぎだろ
あぁー、もうダメだぜってー
ドン引きされてるよ。はぁあぁ。
しかし、彼女は罵声あげるわけでも、
無視して立去るわけでもなく
その場に立ち尽くしている。
どうしたんだろ?
と疑問に思ってると
「ふふっ、私は美国 織莉子と申します。
こちらこそよろしくお願いします。」
そう言うと女神が右手を差し出していた。
「えっ?」
俺が驚いていると
「あの始めは友達って握手をするものでは?」
そうなのか?と思いつつも
「あっ、はい!よろしくです。」
言われるがままに彼女の右手をゆっくりと握る
ふぁ、なんだこれ。やっこい。
またも惚けてしまった。
「ふふっ、はい、こちらこそ。」
そんな俺の姿がおかしかったのか柔かな笑顔を浮かべた。
彼女に目を奪われ、顔の熱が上がる。
あ~、100パー真っ赤になってるよ。まぁ、イイや、ヤケだヤケ。
織莉子さん?の様子を見るに悪印象じゃない見たいだし。
じゃない見たいだし。
「えっと、それではあっちの
オープンテラスみたあなところで
少しおしゃべりしませんか?」
「はい、わかりました。
30分くらいなら大丈夫ですよ。」
また、柔かな笑顔を浮かべた
そうして、30分後。
「今日は、あのっ、ありがとう楽しかっです。
お、おっ、織莉子さん。」
そう言ってぺこりと頭さげる。
うぅぅう、ドキドキが未だに止まんねー。
「いえ、私の方こそ、ふふっ、
とても楽しかっです。
ありがとうございました。ふふっ
ともひこさん。
すっ、すいません、ふふふっ。」
と、クスクスと可愛いらしい
笑顔を浮かべながらお礼と謝罪をされる。
「情けない姿ばかり見せてすいません。」
この30分の間でプライドとかが1000光年くらい彼方に消え去ってしまった
俺はすぐさま謝った。
「あっ、そんなこちらの方こそごめんなさい、
お気を悪くしましたよね。そんなつもり無かったのに、
本当にすいませんでした。」
そんな織莉子さんの真っ直ぐな言葉にビックリしてると
「あの!もし良かったら、、
また、今日見たいに会えませか??」
と、上目遣いに問いかけられる。
イヤイヤ、かわい過ぎでしょ。
おりっち、どんだけ俺を惚れさせるつもりっすか。
でも、その言葉に織莉子さんもこの30分を
社交辞令での感想ではなく、
本当に楽しく感じてくれたのかなと思えて
俺は
「はっ、はいぜひゅ…、いっ、痛い 」
カッコつかねぇ、
そんな俺に織莉子さんは
「ふふっ、ともひこさんってなんだか…、可愛いですね。」
なんて事を織莉子さんはいいやがりました。
とても、とても楽しそうな笑顔で
そんな織莉子さんに恥ずかしさやら
何やらで混乱してた俺は思わず
「イヤイヤイヤイヤカワイイのはおりっちだから‼‼」
と大声で叫んでしまった。
ちなみに今いるのは喫茶店の出口のすぐそば、
日曜日なので人通りもそれなりに
いや、むしろ多い、モチロン周りの人達はこちらに視線向ける。
お互い、一気に顔が真っ赤になりました。
それを見た彼氏連れ??のショートカットの女の子が
「わっ、息ピッタリ」
などとのたまいましたとさ。
そのセリフにお互いさらに紅くなる。
「そ、そ、そ、そ、それじゃ織莉子さんまた!
後でメールしてもいいですか?」
「はっ、はい。ともひこさんまた後日。
じゃなかったです。また後で、
メールお待ちしています。」
そう言ってお互い脱兎の如くそのまま別れました。
サイド⇒織莉子
「ふぅ。」
あれから、
何とか息を整えて普通に歩き始めました。
こんな風に慌てたのも家族など以外とこんなに
おしゃべりしたのも初めてかもしれません。
…
……
………
……………
あれ?私ってもしかして友達が、
気にしちゃダメですね。
アドレスもちゃんと交換しましたし!
あっ、あれ?家族や親戚以外だと初めてなような?
き、き、気のせいですね、
とにかく今はは友達が出来ましたし、問題ないでよね。
と、心の中でまくしたてる。
自然と笑みが零れる。
ふふっ、楽しみです。
いっそ私の方からメール送ろうかしら。
でも、ともひこさんからしてくれるといってましたし、
今は我慢ですね。
さて、
少し時間も押して来ましたし急いで帰らないと。
しかし、その日も、その次の日もメールが届く事はなかった。