(メチャクチャ顔を紅くしながら
おりっちと別れた後どうしたんだっけ?)
もう一度考えこむが、
(うーん、
だめだ頭にモヤがかかったみたいで思い出せないな。)
(だけど、まあ、うん
全部思い出せない訳じゃないし、
一時的なモノだよね。きっと、多分、おそらく、メイビー。
ていうか織莉子さんと別れてからどれくらい経ったんだ。)
いずれにしても、早く連絡しなければ
マズイかなと考えていると、
「ぅん、ぅう~ん、ああっ‼」
俺が考えてる間にツインテの子も目を覚ました様だ。
「おはようツインテちゃん、
俺はともひこって言う者だけど
どれくらいここで俺はココで寝てたか知ってる??」
「あっ、えっと、はっ!!
とっ、と、と、とりあえず、ナースコール!」
「あっ、もう押してあるよ。」
「そうなんですか?ありがとうございます。
って、そうじゃなくて目っ覚めたんですか!?」
「まぁ、この状態でまだ寝てるとは
思いたくないかな~、うん。」
そう、俺が言うとツインテちゃんは中々ノリのいい切り返しで
「イヤイヤイヤ、そうい事ではなくて、かっ、体の調子どうですか?」
そう言って心配そうに上目遣いで
見つめてくる、そう、上目遣いで
(くっ!見滝原の女の子はみんな上目遣いで質問すんのかよ…。
絶対、正直にしか話せないって素か、素でやってるのか。その聞き方‼)
「えっ!なっ、何か、言いましたか?」
どこか、緊張してる様子で問いかけてきた。
「あっ、イヤ何でもない、こっちのこと。えーっと体調ね、
うん、問題ないよちょっとダルイのと右手があんまり動かない以外は。」
それを聞くやいなや、彼女はその可愛らしい顔を歪めて……、
「あっ、ほっ、本当にすいませんでした!!!」
ツインテちゃんは全力で謝って来た。
「わた、私のせいで本当に、ほんとうにごめんなさい、グスッ、
ごめんなさい、スン……」
そう何度も繰り返しながら頭を下げ続けた。
(わーお、こりゃかったるい事が俺の身に起こったぞー。
どないしよ。アハハハー。)
と軽く現実逃避して見るが、
俺がバカやってる間もモチロン、ツインテちゃんは
頭を下げ続けている。しかも、それに輪をかけて
雫が彼女からポタポタとこぼれでいる様だ。
(て言うかこの女の子って…。)
「とりあえず、顔上げてツインテちゃん、その状態じゃ話しも出来ない。」
「はい……。」
そう言って顔上げてこちらを見るが、
やはりというか、思いっきり泣いてる。
(まあ、彼女の性格上、無理ないか。
おそらく、俺がココで寝てた理由と
何か関係していたんだろ)
と適当に当たりをつける。
(何だろう、俺がこの子を泣かしているとしか、
思えない図だぞこれ。)
「お願いだから泣きやんで難しいかもだけど、このままじゃ俺が君をイジメてるようにしか見えない。」
「はっ、はい!本当にすいません
ご迷惑ばかりおかけして」
そう言って取り出したハンカチでなんとか涙を拭おうとすがとめどめなく流れ続けている。
俺はもう半ばヤケになり、そこはスルーして
やっぱ、この子は。
「名前、聞いてもイイかな?」
「はい、私の名前は
鹿目 まどか です。」