永遠に共に隣を歩く   作:時魔煉叉

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もう新年明けそうだぜ←
という訳で本編ではなく番外編を載せておきます<(_ _)>

※本編より先のお話で、内容は年末と殆ど関係ないかも知れません。


※年末番外編

後少しで新年も開ける。

 

名字が銀狐から市丸に替わって、もう何百年目だろうか。

 

ギンが毎年雑煮や年越し蕎麦を作ってくれてそれを食べるのも。

 

料理美味くなったな、ギン。

 

幼少期は包丁を片手にどう調理して良いか解らずおどおどしてたのに。

 

今では慣れたものだ。

 

余裕の笑さえ浮かべられる程に。

 

どんなギンでも可愛くて好きだが。

 

「なぁ、ギン」

 

市丸「ん〜、何や?」

 

「来年は子ども欲しくないか?」

 

市丸「・・・僕等の間には出来へんとちゃうん?もしかして浮気か?許さへんで?今更他の子がええていうても離したらんよ?壱成は僕ので僕は壱成のやもん」

 

「他の奴にそういうのは興味ねぇよ。じゃなくて、十二番隊で阿近から例の物を作ってもらってな。完成したんだと」

 

市丸「例の物?何やそれ」

 

「一度使ったら壊れるが、爪でも血でも髪でも遺伝子さえ入れればその通りの子どもが出来るって奴」

 

0から生命を作ったあの涅ならこんな物お手の物だろうと阿近を通して作らせたぜ。

 

遺伝子さえ入れればって所が危なくて下手したら悪用されかねないから一度使ったら壊れる様にしてもらった。

 

勿論そのレシピも買い取ってそれは燃やした。

 

ギンや俺の子を知らぬ間に他の奴に作られたりしたらそれこそ大問題だからな。

 

そして、その話をするのも最小限の奴にしか話して無い。

 

俺達が子どもを作るのには今はそれしかないし。

 

まあ、それなりの金額はしたが隊長の給料はかなり良いし家買う時以外は生活費等しか使ってねぇから貯まってたから懐の余裕はかなりあった。

 

市丸「ホンマに?僕等に子ども出来んの?」

 

「嗚呼」

 

市丸「ほんなら今年がええ!僕半ば諦めててん、僕と壱成は両方男やから出来ひんて。やから今の話聞いて嬉しゅうて・・・なぁ、あかん?」

 

上此処で目遣いってあざとい、だが可愛い。

 

元々来年にはその予定だったんだ。

 

予定は早まったが喜んでくれてるなら良かった。

 

「良いに決まってるだろ。人数はどうする?」

 

市丸「一人でええよ、大勢居ればええて訳でもあらへんし」

 

「じゃあ、髪の毛一本抜いてこの中に入れてくれ」

 

市丸「丸い球体みたいやなァ」

 

プチッ

 

「形的にこれが最適だと」

 

プチッ

 

俺もこの中に髪の毛一本入れて子どもの人数設定して。

 

後は三分待てば良いだけらしい。

 

カップ麺並に早いな。

 

市丸「僕と壱成の子楽しみやわ」

 

「俺も楽しみ」

 

ボフンッ

 

終わったみたいだな、どんな子だろうか。

 

赤ちゃん「あうー」

 

市丸「髪色は僕似やけど顔付きは壱成似やな。かわええわぁ。」

 

「そうだな、俺とギンの子だ。名はそうだな…銀成とかどうだ?」

 

市丸「ぎんせい?銀に成でええの?」

 

「その通り。市丸銀成、語呂も悪くないだろ」

 

市丸「せやな、両方の名も入っとるし」

 

「今年から宜しくな、銀成」

 

銀成(赤ちゃん)「あう♪」




今回切りがいいな!?←※個人の感想です
ギンと壱成だったら名字はギンの方にならないと語呂が物凄く変になる為壱成が市丸になりました(^p^)


以下ちょっとした設定とか説明。

銀狐ギン…何か変だな←
市丸壱成…なんか合う←
みたいな。

銀成→銀…ギン(漢字Ver.)、成…壱成の成。




来月はちゃんと本編です、多分。

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