おめでとう俺!ありがとう読者様!
おかげで一週間でここまでくることができました!
なんとルーキー日間のほうでランキングに乗ってしまいました!ありがたいですな!
平均評価も高く多くの感想も貰えていており、少しでも折本の魅力が伝わっていたとしてたら幸いです。
では、第五話「味方」どうぞ!
戸塚が出てきた理由とは!?
あ、今回大学のパソコンから投稿してますwだからこの時間帯になってしまいました。
「どうしたんだ戸塚?部活帰りにしちゃ、ちょっと遅いと思うんだが」
あいかわらずの口調に捻くれた態度は変わらないけど…
めっちゃ嬉しそう!!比企谷めっちゃ嬉しそうだよ!?
チラッチラッっと見る彼の目は…なんというのか犯罪者のようだ。
ほんのり赤らめた頬と腐ったような目が想像以上に合わない。ウケるw
でも・・・さっきまでの私を見る目と頬の赤さが違う。
なんか・・・なんか・・・ムカつく。
あんな犯罪者の目で私を見てほしいとまで思ってる私にもムカつく。どうかしちゃったんだろうか私。
こんな他の女に目を光らせる男のどこがいいっていうんだろうか?
惚れた弱みとはよく言ったものだ。
「ちょっと自主練で走ってたんだよ。このカフェよく来るんだよね~まさか八幡に会えるとは思わなかったけど。・・・・ふぅ。・・・ちょっと暑いね。」
「「…」」
襟をパタパタさせているだけなのに妙に色っぽい。
ちょっ私何見惚れているの。いけない何かに目覚めそうだった。世の中にこんなにかわいい女の子がいるとは・・・
「結婚しよう戸塚。」
「はぁ!?」
「もう、八幡ったら。こんなとこで何言ってるの!恥ずかしいよ…」
「お、おう。すまんつい。」
え、何?この雰囲気。私置いてかれてる?いきなりの結婚しよう宣言。それに嫌がりながらも、どこかうれしそうな戸塚ちゃん。
・・・おもしろくない。
「ねぇ八幡。もしかしてなんだけど…僕、デートの邪魔しちゃった?」
僕・・・僕っ子か・・・こりゃ勝てないわ。そっか比企谷はこういう子が好きなのか。
なんていうの?守ってあげたい。守りたいと思える、そういう子が。
くっ!私じゃ勝てる気がしない。
「んなけあるか。ぼっちの俺だぞ、こんなおしゃれなカフェで女子と話せる器量はねぇよ。」
「あはは~…じゃ、この海浜高校の制服を着た人は?」
「こいつは…中学の同級生だ。」
そう・・・説明するんだね。まぁ仕方ないか。
「どーも。比企谷と同級生の折本かおりでーす。」
比企谷のほうを見ると安心した顔をしていた。
彼は自分の出来事に戸塚ちゃんを巻き込みたくないんだろう。
しょうがない今日は乗ってあげる。私って優しい!
「折本さんね。僕は戸塚彩加。八幡とは同じクラスなんだ~」
うわ!笑顔がまぶしい!
比企谷の態度からすると比企谷の好感度が一番高いのはこの子だろう。
でも戸塚ちゃんも比企谷を嫌っている様子はないし…まさかもう。いやいや、さすがに比企谷だよ?付き合ってる…とかないよね?もしかして誰とも付き合ってないって嘘だったの?
「八幡。僕お邪魔ならどこk……ちょっ!・・・はぁ分かったよ八幡。そういうことね。ごめん折本さんご一緒してもいいかな。」
「へ!?い、いいけど。」
気を利かせて戸塚ちゃんは違う席にでも移ろうとしたんだろうけど、それを拒むように戸塚ちゃんの腰にに抱きつく八幡。その行動を察したように同席を要求してきた戸塚ちゃん。
二人の仲には他人には立ち入れない何かがある…妬けるな本当に。
ってか、普通にセクハラでしょ!
「それじゃ、お邪魔します。店員さん、スペシャルバーガーとバニラシェイクください。」
え、そんな重いもん食べるの?意外と大喰らいなのかな。
人は見かけによらない。
「かしこまりました~!」
奥で店員さんの声が聞こえる。
私もまだちょっと喉がかわいてるなぁ。
「あ、すいません!私ハニーシナモンラテください!」
当店一押しと書かれたシナモンラテの文字が目に入り、そのまま勢いに任せて注文する。
戸塚ちゃんに抱き着いていた比企谷が手をなして、一回メニューのほうに目を向ける。
シナモンラテをしばらく凝視して
「え、なにこれうまそう。すいません俺もそれひとつ。」
「かっしこまりました~!」
注文を終えると、私はストローを手に取ると自分の手元においた。
ま、まぁエコってやつかな!。自分のストローがあるのにわざわざ二本目使うことなんてしないよね。
ストローから正面に視線を戻すと
・・・そこには比企谷の顔が。
・・・・え?
自分の顔がみるみる赤くなっていくのが分かる。
やば!見られた!?いやでも私の勘違い…顔赤!?比企谷の顔めっちゃ赤い!
これは100%見られた。
どうしよめっちゃ恥ずかしいんだけど…
「……ん?・・・・・・・・・・・・・ああ!なるほど!」
戸塚ちゃんが何か閃いたようだ。なんでもいいからこの空気を変えて!
「折本さん。ちょっといいかな・・・」
「え、あ、うん。」
私を手招きしてる戸塚ちゃん。何か閃いたようだけど、私をあの空気から逃がしてくれたのかな?
私は戸塚ちゃん意図は汲めていないが、とりあえず付いて行くことにする。
さっき、私が比企谷と葉山君との話を盗み聞きしていたところまでくると
戸塚ちゃんが比企谷に聞こえないくらいの声で話しかけてきた。
「折本さん、八幡のこと好きでしょ?」
「へ!?」
な、なぜばれた。
「見てれば分かるよ~。二人とも分かりやす過ぎるよ。八幡が必死で僕を止めたのも不思議だったんだけど、こういうことだったんだね。」
すごい洞察力・・・ただ単に私達が分かりやすかっただけかもしれないけど。
そんなに顔にでるタイプじゃなかったんだけどなぁ。
「で、私が比企谷を好きだから釘を刺しに来たっけわけ?」
いくらかわいいからって譲れないものがある。呼び出して女子が二人きりになる理由なんでそれくらいしかないだろう。
結局この僕っこちゃんも化けの皮を被ってたのか。
「あははー…やっぱり勘違いしてるね。・・・僕こう見えて男なんだ。」
「へ!?男!?」
いやいやいや、こんな可愛い男の子がいていいはずがない。
ぱっちりした目に、きめ細かい肌、女性らしい雰囲気、そして極めつけは名前の彩加。
「男の子要素0なんだけど…」
「でも、僕は男なの!もう!」
え、かわいい。余計に信じられなくなったんだけど…。
「さっき八幡が抱き着いてきたでしょ?普通女の子相手にそんなことすると思える?」
「うっ…確かに。」
「それに、僕はね。折本さんの恋を応援したくて、折本さんに声かけたんだよ?」
「え…」
「最近八幡元気がなくてね・・・。なんか教室でもいつもと違う感じで、心配なんだ。だからさっきの折本さんと八幡の様子を見て少し安心したんだ。八幡すごい楽そうだった。だから、たぶん八幡に今必要なのは折本さんみたいな人なんだよ。」
「・・・でも。私さっきフラれたばかりなんだけど」
「もう告白しちゃったの!?そりゃ…今の八幡は誰とでも付き合うと思えないからね。でも、さっきの八幡の態度からするとまだ脈ありと思っていいかもしれないよ?」
「ほんと!?」
そっか…まだ脈があるんだ。まだチャンスがあるのかも。
「それで、あんな雰囲気になってたんだね。でも、それなら普通帰らない?なんでまだ二人でいたの?」
「それは・・・比企谷に相談に乗ってほしいって頼まれたから。」
戸塚く…ちゃんは少し驚いた表情になったけど、すぐにさっきまでの優しい顔になった。
「僕はね…今の八幡が見てられないんだ。僕と話してる時もどこか抜けているっていうか、考え込んでいるっていうか。八幡のことだから僕に心配かけさせたくないんだと思う。」
なるほど比企谷らしいなー。なんとなく戸塚ちゃんの意図が読めてきた。
「それで私になんとかしてほしいと。」
「簡単に言うとそういうことだね。八幡が相談に乗って欲しいんなんて普通言わないんだから!僕もサポートできるとこはさせてもらうからさ!もちろん恋のほうもね!」
だから笑顔が眩しいって!
まぁ…悪い気はしないかな?比企谷に近づけるいいチャンスと思えばいいしね。
「折本さん、これ僕のアドレス。登録して空メール送ってくれるかな?」
そういうとスマホの画面を私に見せてきた。
私は急ぎながら登録すると空メールを戸塚君に送信した。
「ありがとう!じゃ、そろそろ怪しまれちゃうから戻ろっか。戻ったら僕と話し合わせてくれる?」
「りょーかい。」
つまり私は比企谷の相談にのってあげて、恋を成就させればいいわけね!
戸塚ちゃんっていういい味方もできたことだし、がんばれ私!
「おわったよー八幡。」
「おう、おかえり。出会って1分で仲良くなれるとかお前すごいな。」
「折本さんが僕のこと女の子と勘違いしてたから説明してたんだよ。」
さすが戸塚ちゃん。完璧な嘘だと比企谷にばれちゃうもんね。
「なるほど。確かに女の子にしか見えないからな戸塚は。…それにしても長くなかったか?」
「あははーなかなか信じてもらえなくてね?折本さん?」
「そうなんだよね~どっからどう見ても戸塚君女の子じゃん?なかなか信じられなくて…信じたら女として負けた気がしたけど…。」
いや、ほんと理不尽だよ世の中は。男より女を可愛く作ってよ神様。
あ、これは私の本心ね。
「あ!ハンバーガー来てる!それじゃいただきまーす!」
「「…」」
戸塚君の食欲から見てやっぱり男の子なんだと思った。
私と比企谷は手元にあるハニーシナモンラテをとって元気よく食べる戸塚ちゃんを見ていた。
何度か比企谷がこちらを見て顔を赤くしていたが、さすがに私はなれてしまった。
おどおどする比企谷がおもしろくて、わざとストローを見せ付けるような飲み方をしていた。
うん!この甘さは私好きかも!
はい、みなさんせーの!
『とつかわいい!』
今回は天使にがんばってもらいました。
それにしても話が進まないw今の段階の予想ではこのペースだと50話いきますねw
うん、どうしよう。
これからもなるべく3000字あたりを一話とさせていただきます。飽きない程度の文量にしたいので。
感想・評価どんどんお待ちしております!読者様の声がこのSSのクオリティーにつながっていくかも、しれないことも、ないかもしれません!!よろしくお願いします!
誤字報告してくれる方毎回毎回すいません。今回もよろしくです!
あと「Snow House」という俺ガイルのSSも書きはじめました。よかったらこちらもよろしくお願いします。
では、また次回!