魔物と契約した男   作:恐怖のライダー

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どうも、恐怖のライダーでごさいます。今回少し更新が遅くなってしまいました。次回からは早めの更新を心がけていきたいと思っています。
それでは本編をどうぞ


第三話 モンスター

~休み時間、高等部ローズクラス教室~

「零士さんは精鋭部隊に入るんですか?」

「多分、入る入らないじゃなくて入らされるだろうな。軍から来たとなれば当然かもしれんがな」

休み時間、転校生なら経験するであろう質問責めにあうこともなく、隣の七撫と話していた。話題に上がっているのは精鋭部隊のことである。エレンとメアリーが所属しているということもあり、俺も所属せざるを得ないといった状況だ。と、そこへエレンが来てこう言った。

「黒塚、放課後訓練所に来い。早速だがお前の実力を見せてもらう」

「いきなりか、まあいいさ、覚醒してから一か月の間基礎を叩き込まれたからな。それとエレン質問がある」

「なんだ?」

ふと気になったことを聞いてみる。以前聞いた話によれば、エレンが所属している本隊には他に三人のメンバーがいて三人とも中等部の生徒だということ、その三人についてだ。

「前にざっくりと他のメンバーについて教えてもらったが実際どうなんだ?なにせ前に聞いたときは個性的な奴らだってことしか聞いてねえからな、それに本隊じゃない方は今日はどうしてんだ?」

すると、エレンは

「百聞は一見にしかずだ。ここで説明するより実際に会ってみた方が早いだろう、もう一つの部隊は今日クエストに出ている」

と答えた。てことは放課後まで待ってろってことか。まあいいさ、どんな奴だろうと俺にはそこまで関係ないだろうしな

~放課後、訓練所~

「本日からグリモア及び精鋭部隊に所属することになった黒塚零士だ。一応モンスターを従えている。以上だ。質問があるなら受け付ける」

訓練所についた俺は朝と同じような短めの自己紹介をした後、早速パーカーのような戦闘服の来栖と呼ばれる奴が、

「ならそのモンスターを見せてくれよ」

と言ってきた。すると続けてメアリーが、

「そうだなアタイも久々にお前のモンスターを見たい」

と言ってくる。するとエレンを除いた他の面子も頷いている。

「仕方ねえな、出てこいドラゴ」

《ドラゴ》それが俺の相棒である魔物の名前だ。

元々ドラゴンという種類の魔物の一種であるダークドラゴンだったのだがとあるきっかけで俺が手なずけたのだ。従って【最初からモンスターと呼ばれる魔物】ではなく、【魔物からモンスターになった】という少々複雑な奴なのである。

そして俺が指示を出すと、俺の背中から霧が溢れ出し、俺の左肩上空に集まる。そしてその霧が徐々に高さ50センチ程の二足歩行型の龍の形に整っていく。そして数秒後、完全に姿を現したドラゴが実体化したのを確かめるように、

「ゴァ!ゴァ!」

と鳴いた。それを見ていた来栖が、

「なんだ、そんなにちっせーのか、そんなんで魔物と戦えんのかよ?」

と不機嫌そうに言った。それもそうか、今のこいつはちょっとしたぬいぐるみサイズ、それもどこか愛嬌がある。一目見ただけではそう思うのも無理はない。しかたない、年下に嘗められるのはごめんだ。少々早い気もするが本来のあいつを見せてやるか。

「ドラゴ、巨大化だ」

俺はドラゴにそう指示する。するとドラゴは一度霧に戻る。そこから、先程の三倍以上の霧となり集まって再び龍の形となる。そして俺の後ろに完全に形を整えたドラゴが現れる。それを見た来栖は、

「こ、これがさっきのモンスターだってのか?」

と驚きの表情を隠せないといった様子だ。他の中等部の面子も同様に驚いている。まあ無理も無いだろう。今のこいつのサイズは訓練所の天井ギリギリの5メートル位あるのだから。一方メアリーはというと、

「おお~ほんとひっさしぶりだな!相変わらず小っせえ時とでっけえ時の差がすげえな!」

と興奮している。

そして俺はまだ驚いてる奴らに追い討ちを掛けるように、

「実はな、これでもまだ本来の大きさじゃねえんだぜ?今は屋内だからこれが限界ってだけだからな」といい放った。

そう、こいつの本来のサイズはこんなものではない。俺の思うがままに大きさを変更でき、下手すれば高さ50メートル以上の超巨大な魔物にすることもできる。さて、こんなもんでいいか。

「戻れ、ドラゴ」と俺は再びドラゴを小さくする。

それを見ていた緑髪の奴、守谷と呼ばれる少女が、

「こんなの反則でしょ...」

と呟いた。

 

                  続く




今回ついに出てきました彼のモンスター。まだまだこんなものではないです。次回、遂にクエストへ、主人公の実力とドラゴの更なる力を楽しみにしていてください
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