モモンが白銀と遭遇した前日、ブリタは冒険者組合でアインザックに呼び出された。
別室で聞いた依頼は、モモンのため調査の依頼をこなしてほしいというものだ。
「はぁ、トブの大森林に住むゴブリンの調査ですか」
「うむ、モモン君にゴブリンの部族連合の殲滅を依頼する予定なのだが」
「モモン様が……」
「漆黒はまず南下して調査を行う。別動隊として、トブの大森林を調査する人材が必要だ。前回、盗賊の討伐で協力した君なら連携も取りやすかろう」
「や、やります! すぐに出られます!」
今ではブリタも夢見る少女だ。
見る夢の理想は一択、モモンと共に過ごすだけの内容だが、どれほど寝る前に思い焦がれても成功した試しはない。
「調査を終えたら南のカルネ村でモモン君と落ち合ってくれ。得た情報を基に、後はモモン君がなんとかしてくれるからな」
「はい! わかりました!」
元気を通り越してうるさいくらいの返事だった。
アインザックは鼓膜の震えた耳をほじくってから続けた。
「早速だが、出発してくれ。明日にはモモン君もここへ来るだろう」
「失礼します!」
冒険者組合を出る足取りは軽かった。冒険者の階級が大きく離れているモモンと、同じ
彼女は身支度を手早く整え、鼻歌交じりでカルネ村へ向かった。
「あ、そういえばンフィーレア・バレアレさんがカルネ村へ移住したんだっけ?」
たまには顔を出し、あわよくば試作品でも頂戴しようと考え、一直線にカルネ村へ向かった。
◆
今や立派な城塞を建築し終えたカルネ村は、小さな要塞に見えた。ブリタが前に立つと、上の物見櫓らしき建造物から若い女性が顔を覗かせた。
「こんにちはー!」
「はーい。」
「あのー!ンフィーレア・バレアレさんに会いに来たんですけどー!」
「はーい。ちょっと待ってくださーい」
若い女性の頭は引っ込んでいった。鐘が鳴らされ、ほどなくして巨大なアンデッドが城壁を開く。
「ひっ!」
黒い巨躯のアンデッドと目が合い、思わず声が漏れてしまった。立ち振る舞いだけでも平然とすることができ、自分を褒めてやりたかった。村の中から、呼び出されたンフィーレアが見覚えのある冒険者に近寄っていく。
「あなたはこの前の……どうしたんですか?」
「あ、いえ、あれは……何ですか?」
「ああ、デスナイトさんの事ですね。この村の守り神だそうです」
ンフィーレアは自分も初めて見たとき、同じことを思ったのは黙っていた。
「えー……気まぐれで殺されそうなのに?」
「あはは。大丈夫ですよ。今は村人たちの大事な仲間です。それより、どうしてここに?」
「モモン様がゴブリンの部族連合を倒しに来ます。その事前調査を」
(モモン様……アインズ様ってことだよね?)
「トブの大森林へ行くんですね?」
「そうです。私が先に調査して、ここでモモン様と落ち合う予定です。その前に森の事を教えて貰えたらと思いましてぇ……あわよくば、余った試作品とかもらえたらなー……なんて」
ンフィーレアはブリタが”モモン”様と言ったことに違和感を覚える。現在、モモンの正体を知っているのはンフィーレアだけだ。一介の冒険者のモモンに対し、余程のことが無い限り、様付けはしないと思っていた。たとえば、自分と同様にモモンの正体がアインズだと知っていれば、間違いなく様付けで呼ぶ。
(もしかして知ってるのかな……)
「バレアレさん?」
「あ、すみません。えと、トブの大森林の西側は蛇が多いので、開拓が進んでいる南から入ってください。東でもいいんですが、東北方面にゴブリンが多いので」
「わかりました。また後でここに来ます」
「お気をつけて。これ試作品ですが、よろしければどうぞ」
「やった、ありがとう! 行ってきます!」
紫色のポーションを渡された。
思わぬ収穫に悦び、ブリタは鼻歌を歌いながら森林へ向かった。
◆
森林の南から中心部へ向けてブリタは侵入した。トブの大森林は強烈なマイナスイオンが充満し、大木の影、口を開いた洞窟、朽ちて倒れた大樹、どこから魔物が飛び出て来てもおかしくない。生物の気配を感じないが、息を潜めてこちらを窺っているようで逆に恐ろしかった。
「ゴブリンの姿なんか見えないけどなぁ……」
不安を誤魔化すように独り言を呟くと、目の前を木の葉が待った。
「おーい、きみー。」
「ん?」
「この森は危険だよー!」
「降りてきたらー?」
「仕方ないなぁ、ちょっと待っててー!」
自身の分身の木から飛び降りた妖精は、赤い林檎をくれた。よく熟していてとても美味しかった。倒れた大木に腰かけ、退屈していた妖精相手に森の情勢を聞いた。妖精はピニスンと名乗った。
(魔物にもいい奴がいるなぁ……)
「ゴブリンの調査に来たんだけど、あんた何か知らない?」
「ゴブリンかぁ。確かに最近は森の様子が変なんだよね」
性別不明な妖精によれば、東と南を統べていたトロールと森の賢王が消え、森林内は騒がしくなっているという。森の賢王は叡智を感じる強い目をした、モモンの使役する魔獣だ。
「森の賢王は知ってるよ。モモン様が配下に収めたから」
「ええっ? 嘘でしょ、森の賢王を?」
「当然だよ。あの人は強いんだから」
鼻息荒く自慢げに胸を張る彼女は、シャルティアに似ていた。
「じゃあ、ザイトルクワエも倒せるかな?」
「なにそれ? モモン様に倒せない敵が思いつかないけど」
「森を荒らす魔樹だよ。今はまだ寝てるんだけど、起きたら世界を滅ぼすと言われているよ。もうすぐ起きる時期なんだ」
「ふーん。後でモモン様に話しておくね。依頼が来たら来てくれると思うよ」
あわよくば自分も御伴できると考え、気分は浮かれた。
「ありがとう! でもそれとは別に早く逃げた方がいいかもしれないよ。」
ピニスンが言うには、森の様子が変なのはここ数日で更に激化している。他の妖精や精霊の噂だと、中心部の湖に住む
「アンデッドはやだなぁ……」
「僕も遭遇したくないんだよね。自分の分身の木から離れられないしさ」
「戦争って誰とすんのよ、人間?」
「さあ、そこまでは。かなり殺気立ってるみたいだから、相手はすごく強いんだろうね」
「ところで、ゴブリンの噂はないの?」
「リザードマンの集落がそんな状態だから、東北の端っこで静かに暮らしてるみたいだよ。リザードマンの戦争が終わったら、支配権を広げるんじゃないかな。今ならトロールも賢王もいないからね」
「端っこね……わかった。あんがとねー」
「気を付けてねー!」
ピニスンは再び自らの分身である大樹に帰っていった。不安は自らの大樹が生き残れるかで、彼女の生死にそこまでの関心はない。もっとも、何を言ったところでこの後に訪れる不幸な遭遇は避けられなかった。
そしてブリタは森の奥で遭遇する。
自らの命を、気まぐれに手を振るだけで奪える相手に。
◆
ピニスンと話をして気が楽になったブリタは足取り軽く、森の中央に向けてゴブリンの捜索にでた。彼らの勢力圏の情報は掴んだので、欲しい情報は手に入れていた。しかし、モモンに有益な情報を手に入れ、彼から感謝を貰って共に行動するために、よりよい情報を得なければならない。ピニスンの話していた魔樹というのも、モモンが討伐するなら同行したい。
浮かれた気分は直ちに凍り付く。
大樹の陰から急に現れた目が合った、青銅の
「……何者ダ?」
「……」
人は命に係わる危機に直面したとき、思うように動けない。ブリタは何らかの反応をすることもできなかった。
ゴブリンを探していただけの自分が、戦斧を持ってこちらを見ている巨大な蟲人が理解できずにいた。しかし、予期せぬ出会いは相手も同じだ。
同様に遭遇相手のコキュートスも混乱していた。
リザードマンの集落を落とすために臨時拠点の周辺を見回っていた。問題はそこではなく、彼女を生かすのか? 殺すのか? 生かすなら口止めが必要か? 殺すなら”掃除”は自分でやるのか? 疑問はコキュートスの頭の中で渦を巻いた。
カルマ値中立の彼は無益な殺生を好まず、今後の作戦に問題がないならそれで済ませたかった。ブリタに輪をかけて混乱したコキュートスは、同じ問いを繰り返した。
「……何者ダ?」
「は、はいぃ! 私はゴブリンの部族を偵察してくるように言われました。モモン様がゴブリンの部族連合をなんとかするために情報収集をしています。この後、カルネ村で落ち合う予定です!」
コキュートスは更に困ってしまった。
モモンというのがアインズの冒険者名というのは情報を得ている。だが、アインズに迷惑が掛かる可能性がある以上、ブリタを始末してしまうわけにいかなくなった。
モモンの名前を出せばなんとかなるというブリタの賭けは、彼女に軍配が上がった。
コキュートスは冷たい呼気を吐き、戦斧を地面に突き立てた。
「ひっ!」
「私ハ、何モ見ナカッタ。オ前モ、何モ見ナカッタ。ソレデヨイカ?」
「は、はい! 誰にも何も言いません! 何も言いません!」
「行ケ」
「失礼しまぁぁす!」
叫びながら脱兎のごとく逃げ出した。
(カルネ村に逃げる。死にたくない! 助けて! モモン様!)
あと少し彼の前に立っていたら失禁していたかもしれない。
「決戦マデ、マダ時間ガアル。……忘レヨウ」
コキュートスは何事もなく、付近の警戒を続けることにした。
◆
恐怖に震えるブリタがカルネ村へ帰りついたとき、彼女を待っていたのは大量のゴブリン達を引き連れたモモンだ。ンフィーレアとモモンは何かを真剣に話していた。姿をみて安心した彼女は、モモンに向けて走っていった。
「モモン様ぁぁ!」
びくっ、と驚いて剣を構えそうになったモモン、それを見てンフィーレアは慌てて離れ、モモンは半泣きで駆けてくるブリタをみて剣を降ろした。ナーベがモモンの前に飛び出して剣に手をかけ、ブリタはモモンに抱き着けなくなってナーベの前で立ち止まった。
「はい、ハムスケさん。これ食べて」
「おお! 懐かしいでござる! 森の果物でござるな!」
「保存食だけど、久しぶりに食べたいでしょう?」
「美味しいでごじゃるよー! 涙が出てくるでござるぅ」
エンリとハムスケだけが平和な日常を過ごしていた。
ナーベを宥めてから、モモンはブリタを見た。
「どうかしたのかな、ブリタ」
「はい! 森の中を中心に向かってゴブリンの捜索に当たっていました。そうしたらせいど……」
「……制度?」
先ほどの
「ブリタ、どうしたんだ?何かあったのか?」
「あ、いえ。ゴブリン達は森の様子がおかしいので、端っこの方でひっそりと暮らしているようです」
上手く誤魔化すことができた。彼女はコキュートスのことを話さず、
「魔樹か……それは確かに面白そうだな」
「モモン様は強いので相談をしたいそうです」
「わかった、覚えておこう。そちらより、リザードマンの集落も気になる。ゴブリンに接触するより、リザードマンの集落へ向かった方がいいかもしれない。ありがとう、ブリタ」
「はい! 光栄です!」
うるさいくらいの返事だ。
「あの、このゴブリンたちは……」
「ああ、ゴブリンをこのカルネ村に預けることになった」
「ええっ!?」
「ええっ!?」
ブリタと同じ反応を示したのは、ハムスケと親交を深めていたエンリだ。
「エンリ、ちょっとこっちへきて。」
ンフィーレアがエンリを連れていく。ンフィーレアは人手不足を解消するゴブリンたちに難色を示したが、意思の疎通が可能だとわかって快諾した。モモンとアインズが同一人物だと知らないエンリへ、ンフィーレアがもっともらしい理由を説明してくれる。
彼にもポーションの制作進展の話も聞きたいが、人目が多すぎるので夜に回した。モモンの正体を知るのは彼一人いれば十分だ。戻ってきたエンリはゴブリン達を受け入れてくれた。
「お任せください。ゴブリンさん達と仲良くしますので。」
「ところで、子供達がやけに……いや、人数が増えているのか?」
「はい! ヤトノカミ様が王国で酷い暮らしをしている孤児たちを連れていらっしゃいました」
(なんだと……あの野郎、また勝手なことを)
アインズは《
「子供達は全員、村の農業を手伝って生活しています」
「そうか……」
それ以上、モモンの姿では何も言えなかった。
手持無沙汰のアインズはカルネ村の現状が対外的にどう思われるのかと、ブリタを突っつきはじめた。
「ブリタ、このアンデッドはデスナイトと言って、伝説級のアンデッドだそうだ。アインズ・ウール・ゴウンという者から授けて貰ったそうだ」
「そ、そうなんですか? こんなアンデッドを二体も授けるって、それにこの城壁は?」
ブリタはカルネ村の状況に多くの疑問を抱いた。
「彼らは自分たちを王国に見捨てられた棄民だと思っている。アインズ・ウール・ゴウンを崇拝しながら、彼の力を借りずに自らの手で村を発展させようとしているのだ」
「は、はぁ……そうなんですか」
「あの、アイ……モモンさん」
ンフィーレアはうっかりアインズと呼びそうになった。
「どうしたのかな、ンフィーレア・バレアレ殿」
「森の調査に出るにはもう遅いので、今夜は泊まって行ってはどうですか。家はご用意しますので」
ポーションの進展状況や村の報告をしたかった。
カルネ村は法国の襲撃で一人の犠牲者も出さず、労働力は増え続けている。体の元気な青年は肉体労働に回し、女子供で農業・薬草の調合、食事睡眠不要のアンデッドで不眠不休の労働、持ち回りが決められた労働力は効率が良く、大きな発展を遂げていた。
作物は周期が間に合わないため、食料事情は決して豊かではない。それに不満を持つ者はいない。大きくなり続けているこの村は、発展と幸福が約束されているのだ。広がり続ける畑の面積、村の敷地、建てられ続ける住居の数、休みが不要な労働力、真面目に働く子供。
カルネ村の広さは、以前の倍に思えた。
「では、お言葉に甘えて、明日にしよう」
アインズはアンデッドなので休む必要なないのだが、勝手な事ばかりする友人に連絡をしなければならなかった。
「はい、ご案内します。こちらです。」
その後、正体を唯一明かしているンフィーレアから、こっそりとポーションの制作状況の進展だけを聞き、アインズは外に出た。ンフィーレアは優秀で、彼ならばナザリックから生産に使うアイテムを渡しても有効に活用してくれる。
問題は、素行不良が目立つ友人だ。
(さて、あの野郎。何してやがる)
アインズは《
気の抜けた返事が返ってきた。
《はい、ヤトッスー》
《お前、この野郎……好き勝手に遊びまわりやがって》
《えーと……どれのことでしょう?》
《全てだ! セバスから聞いたぞ。帝国に行ったと。だいたい、六腕って犯罪組織の何かじゃないか》
《六腕というのは犯罪組織の精鋭部隊だそうですよ》
《もっと悪い! セバスを置いて敵対者と遠足とは……いい根性しているな》
《いやー、話の流れでつい。でもアダマンタイト級の強さを持ってるらしいんで、利用した後にナザリック送りで》
《そういう問題じゃ……》
《そういえばこの世界の貨幣なんですけど、金貨の上に白金貨っていうのがあるみたいですね。金貨の十倍の価値だそうで》
《誤魔化……て、そうなのか? 何だそれは》
ナザリックの維持費に頭を悩ますアインズは、上手く誤魔化されてしまう。
《やりー。とりあえず1,100枚も集めましたよ》
《10倍ってことは金貨1万と1千枚……? なにをやっているんだ。詳しく話しなさい》
金貨11,000枚に相当する貨幣を集めたヤトを、既に怒る気は失せていた。これならば、モモンは冒険者として活躍するのは名指しの依頼だけで済む。ナザリックに籠って内務に精を出し、ヤトの集めた情報だけでしばらくは忙しくなる。
《八本指の賭場であそ……情報収集の依頼を受けたんス。目をつけられたので、帝国の公営賭場に出入りする羽目に》
遊び呆けた結果、美女とのデートを涙ながらに捨て、正体不明なむさ苦しい男達と小旅行になりましたとは言わなかった。
《説明を何段階かすっ飛ばしているな……》
《ギャンブラーのスキル持っててよかったですよ。負けないギャンブルがこんなに面白いとは。ハマりそうッスね。」
《ダメ男の典型だな。絶対に散財するなよ? ナザリックの維持費に回すから》
《わかってますよ。そんなことより、凄い美人と会いましたよ。蒼の薔薇のリーダーだそうで》
《……知るか」
《露骨に興味を失うのやめましょうよー。王都に戻ったらデートする予定です》
《へー》
《過去最大に薄いリアクションッスね》
《俺もアダマンタイトになったんだよ》
《あー……そうですか。早すぎないスか? 何段駆けあがったんですか》
ちょっと嫉妬をしているようだ。
《こっちは何かと問題が多くてね。そういえばプレイヤーの情報が手に入ったよ》
《マジッスか!? じゃあみんなも!?》
恐らくこの先、これ以上に大きな返事はない。お互いにそれが最重要事項だと分かっていた。他の全てがおまけに過ぎないのだ。
《それはなかった。けど情報をくれた者とは協力関係になった。他にも話すことはあるから、詳しくはナザリックで。そろそろお互いの情報交換が必要だ》
《了解ッスー。じゃあ、こちらが終わったら六腕連れてナザリックへ帰ります》
《ギャンブルに明け暮れてもいいけど、必ず勝って帰るように。ナザリックの財政面が助かる》
現状でも十分に儲かっているが、それ以上に金貨が増えるなら王都で物資の調達が見込める。これまで散々に自由行動をしてきたヤトに、細かく指示を出せばいい。ヤトからしてみれば、冗談では済まない使い走りが決まった。
《勝たないととデートの予定を延期してまで来た意味がないッスから》
《張り切っているな。こっちは明日もゴブリン部族連合の調査だ。リザードマンの情報は持っているか? 彼らの集落に何か異変が起きているらしいのだが》
《そうですか。それはカルネ村のようなチャンスなんじゃないスかね》
《俺もそう思う。この辺はナザリックから近いから、なるべく全てを平定しておきたい》
《じゃ、明日にでも偵察に》
《そうだな。冒険者としての身分があるから、様子見て大変そうなら連絡する。珍しい武器やアイテムを持っているかもしれない》
《だといいんですがね。ところでアインズさんは夜、何してんスか?》
《夜って別に何も》
《睡眠の代わりにベッドでゴロゴロして、精神の安定化を図った方がいいんじゃないスかね》
《意味ないだろうに》
《試しにやってみてください。何か変わったら教えてくださいよ》
ヤトが眠気でギブアップするまで、二人の話は続いた。
長話の影響により、帝都で無残な事態が起きるが、アインズには関係ない。
出会う相手→5ピニスン
遭遇確率→60% 成功
相手→2 コキュートス
死亡率→20%(固定) 失敗
カルネ村で
《1ナーベを残し、アインズで再登場 2モモンのまま 3森に行く 4帰る》
→2モモンのまま