舌づけ
「ヤト、起きろ。帝都に着いたぞ。」
「ふぁい……おはよう、ガゼフ」
寝ぼけた顔でガゼフを見た。
頭頂部から寝癖が天を突いて立っている。
「ちょっと待ってくれ。変身するから。」
アイテムボックスから大きなバックルが着いたベルトを取り出す。
バックルの部分を掴み、下腹部に押し当てるとベルトの革が体を一周し自動で閉まる。
上部に着いた大きなスイッチを押した。
「スカイ、変身!」
右腕を回した後、左腕を右斜め上に差し出した。
四人も乗っている馬車の中で行ったので、右斜めに突き出した左腕は隣のザリュースの頭をかすった。
体が白く光り、イナゴを模した
腰からは刀を携えていた。
変身してもちゃんと装備扱いになるらしい。
「おぉ、変身したぜ。」
「珍しいマジックアイテムを持っているのだな。」
「格好いいだろ。帝国では闘技場の出禁を食らった苦い思い出があるし、一部の者に面が割れているからな。アインズさんの指示通りに、奴隷商人が護衛を連れて商売に来た事にしよう。」
◆
「どうぞお通り下さい。」
昆虫を模した
「ヤト、魔導国の者が来たと言わないのか?」
「暗殺者の依頼主に隠れられたら困る。まず彼らを支配しないといけないからな。」
「そうだぜ、ガゼフのおっさん。遊ぶのはその後でいいだろうぜ。」
ガゼフの肩に大きな手が回される。
「……なぜ肩を組む」
ガガーランはガゼフに馴れ馴れしかった。
馬車を置いて赤レンガの街を歩くと、珍しい形状の鎧と
若い女性は悲鳴を上げている様を見て、騒ぎになりかねないと判断し先に宿を探す。
開けた中央広場は催し物を想定し、中央部は何も置いていなかった。
帝都一等地である中心部は治安がとてもよく、彼らは
「二人とも、俺はザリュースとここで待ってる。今日の宿を探してきてくれるか?」
「おう、任せろや。行こうぜ、ガゼフ。」
「あ、ああ。」
二人に任せたのは面白そうだったというだけはなく、リザードマンを連れ歩くとトラブルに巻き込まれる可能性もあった。
こちらで巻き込まれたら、逃げ足の速いヤトの方が有利だったからである。
「それにしても大きな街だな。」
「ええ、そうですね。少々場違いな感じを受けます。」
「誰かに何か言われたら、奴隷商人の――」
「そこの者!」
どうやら手遅れだったらしい。
妙な鎧と珍しい亜人は目立ち過ぎた。
黒い甲冑を来た者が槍を持ってこちらに駆けて来る。
声から察するに女性だろうが、ナンパではなさそうだ。
「手遅れだったか……」
「申し訳ありません……」
「いや、気にするな。」
騒がしいほどに熱気渦巻く都市をゆっくり散策したかったが、これで難しくなってしまった。
「二三、聞きたい事があります。答えて頂けますか?」
甲冑を来た女性は髪を半分だけ下ろし、顔を隠していた。
半分だけ見える唇に艶ぼくろが見えた。
鎧の丈は短く、白い太ももが眩しい。
「なんだ、ミニスカートなのか、その鎧は?」
「許可なく口を開かないで頂けますか?」
口調こそ穏やかな貴族だったが、黒い騎士は距離を開けて槍を構える。
「……何でしょうか?」
「そこの魔獣を連れて歩く許可証を見せて欲しいのですが。」
「……ザリュース、許可証って何だ?」
「……わかりません」
「無許可なのですね。衛兵所までご同行願います。」
「彼はザリュースと言って、魔獣ではありません。私の部下です。」
「怪しい事に変わりはありません。」
「……連れが戻って来るまで待って――」
「いいから早く来なさい!」
ヤトの首に向けられた槍との距離が詰まる。
怒り方にどこかの金髪ドリルの女性を思い出した。
「困った……」
「ヤトノカミ様、大人しくついて行きましょう。話せばわかってくれます。」
「……そうかな」
初日から、しかも到着して一時間も経たぬ内に揉め事を起こすわけにいかず、レイナースと名乗った女性騎士に連行され、衛兵の詰め所へ向かった。
◆
「四騎士の一人、レイナース・ロックブルズです。」
厳めしい衛兵の詰め所で、一応は応接間に通してくれた。
一般衛兵を人払いしている様子からすると、彼女はそれなりの立場なのだろう。
お茶は出てこないようだ。
「その全身鎧を取って、顔を見せて下さい。」
バックルのボタンを押してライダー装備を解除する。
身分を偽るためにわざわざ装備したのに、こちらも一時間と持たなかった。
「珍しいマジックアイテムですね。南方の方ですか?」
落ち着いて聞いた彼女の声は、低めの凛々しい声だった。
「ええ、まぁそうでス。」
「しかし、どこかで見たような気がしますわね。犯罪で手配書を回されていませんか?」
「私はリザードマンの奴隷商人です。身分を隠すためにこの装備を――」
「魔獣は登録しなければ連れ歩いてはいけません。」
「部下でも?」
「エルフ等の亜人であれば」
「彼は亜人に分類されますが。」
「……そうなのですか?」
「無知ですね。彼はサンプルとして連れてきたのですが、なんの権限があって商売の邪魔をしようというのですか?」
「……いえ、ですが奴隷商人であれば彼に首輪をつけて頂かないと」
白いハンカチを取り出し、髪で隠した顔に当てた。
押し当てた布は、体液によりすぐに黄色く染まる。
「なぜハンカチが黄色くなるんですか?」
「いえ、これは……個人的な理由です」
「私の右手!静まりなさい!」「邪眼の力を舐めるな!」などと、嬉しそうに話していた女性を思い出す。
そしてこちらが恥ずかしくなる。
「
「闇の呪い!?」
予想を遥かに超える大きな声が返ってきた。
「なるほど……自室でこっそりと、夜な夜な妄想を記録してますね?」
「なっ!?なぜ!」
「もしかして、出身は貴族ですか?」
「どうして!なぜ知っている!」
「昔からお転婆で、魔物と戦い続けて何かの拍子に
「あなたは一体……」
「家を飛び出したでしょう?」
「……」
ラキュースの過去と照らし合わせて鎌をかけたつもりだったが、赤くなった彼女の様子を見る限りだと図星だったようだ。
「あなたは……人間ではありませんね? 悪魔なのですか?」
「なんだ、知ってたのか。確かに俺は人間ではない。」
「やはり………殺す!この場で殺してやる!」
今一つ意味がかみ合っていなかったが、悪魔だと判断した彼女は呪いを受けた過去の憎しみを思い出し、槍を構えて立ち上がった。
正体を見破られたと勘違いしたヤトも、蛇神の姿に戻る。
「私の名はヤトノカミだ。レイナース、お前に呪いをかける。解きたくば数日間、私の指示に従え。」
「黙れ!この悪魔め!」
四騎士で最も強い攻撃は、何事も無く無効化された。
「なっ……なぜ!」
「無駄だ。私に物理攻撃は通用せん。」
彼女の頭を掴む。
暴れる彼女に構わず、中二病の設定を
舌で頬をなぞる。
ざらついた長い蛇の舌が、彼女の頬を蛞蝓のように這った。
「はぁぁぁ……」
「くっ離せ!」
蛇の瘴気を帯びた呼気が、顔に当てられる。
悍ましい舌の感触とどす黒い瘴気に、全力で抵抗するが振りほどけなかった。
蛇の舌でなぞられた彼女の左頬に、唾液の線ができる。
湧き上がる嫌悪感に、吐き気と絶望を感じる。
「舌づけという呪いなのだが、知っているか?」
「あぁ……御終いだ……殺せ……一思いに殺せばいいだろう。これ以上、辱めを受けるくらいなら、死んだ方がマシだ!」
絶望に打ちひしがれる彼女は、それでも騎士としての立ち居振る舞いを崩さなかった。
今も殺意を込めた視線を送ってくる。
本気の殺意に中二病ではない可能性が浮かび、動揺する内心を抑えた。
ここまでして間違えた場合、死にたくなるほど恥ずかしいだろう。
「私の役に立て。数日間我慢すれば、呪いを全て解除してやる。」
「……本当か?」
「俺は悪魔ではない。下らん嘘はつかない。」
「……嘘だ。終わったら殺すのだろう」
「疑り深いと損するぞ。」
「え?」
素の軽い声を出してしまい、雰囲気の変わった相手をきょとんとした半分だけ見える顔でみていた。
案外と可愛らしかったが、そちらよりも中二病ではなかった場合に、味わうであろう膨大な羞恥が気になった。
「ゴホン!さっさと座れ、いつまで床にへたってるんだ。」
未だ殺意の視線を送って来る彼女に構わず、人間の姿に戻った。
馬車の中で眠っていなければ、眠気が増しただろう。
「さて、私が誰か知っているか?」
「呪いを掛けた悪魔……」
「異形なのは合っているが悪魔じゃない。魔導国の蛇だ。」
「魔導国……あ!」
ここでようやく彼が魔導国に関する手配書の人物だと気付く。
「八本指、犯罪組織のボス……関わると不幸になる…まさか、本当に化け物だったとは……呪われた私を更に呪って何をさせる気だ」
「説明してやろう。」
自らが魔導国の主要人物である事。
暗殺を仕掛けた者を見つけるために、帝都に来た事。
そちらが終わり次第、外交で皇帝に挨拶に伺った事を、荒立てないように冷静に説明した。
「……お話は理解できました。ですが、尚更あなた達を逃がす訳には参りません」
あまり芳しくない反応だった。
「魔導国の関係者は帝都への出入りを禁じられています。門番に厳命されている筈ですが、なぜ街にいるのですか?」
「身元を偽った。我々の目的は暗殺者の頭領に接触する事で、他は二の次だ。」
「帝都に暗殺者はいません。早急に出ていって……いえ、呪いを解いて下さい」
「解いて欲しければ私に従ってくれ。得意な事はただじゃするなというだろう。」
にらみ合う二人の間に、ザリュースは火花を幻視する。
「全ての呪いを解除しなさい。話はそれからよ。」
「
「……貴様に何がわかる」
「顔を見ればわかる。」
「知った風な口を利くな!」
「間違いではない。」
しばらく無言で睨みあっていた。
同時刻、ガガーランとガゼフは中央広場で待ちぼうけを食らっていた。
待ち合わせ場所に誰もおらず、かれこれ一時間以上、広場の縁石に座り込んで時間を潰していた。
困った事にガガーランが過去の女性経験はどうなのかと詰問してきて、詰められるガゼフは過剰に疲れていた。
「なぁ、ガゼフさんよ。ブレインが女を知らねえって言ってたけど、ほんとなのか?」
「いや……勘弁してくれ」
「勘弁ならねえな、知らねえなら俺が教えてやっからよ。同じ部屋に泊まろうぜ。天井の染みを数えている間に終わっからよ。」
「無理だ……」
少しでも早く逃げ出したかった。
◆
二人はザリュースに宥められ、落ち着きを取り戻していた。
「という訳で、わかる範囲で情報だけ授けて下さいませんか?」
「私の知っている情報は、その悪魔が……失礼、その男が魔導国を裏で支配している犯罪組織、八本指のボスという事だ」
「大変、心外だ。誰が八本指のボスだ。どこのどいつだ、そんな事をいう馬鹿は。」
「皇帝です。」
「皇帝にバカハゲと伝えておいてくれ。」
「……違うのですか?」
「違う。彼らは壊滅した。」
「誤った情報が回っていますね。それより、私の呪いはいつ解除してくれますか?」
「帝都でやることなくなったら解除して消える。心配する必要はない。」
「情報は渡した。他に何の用がある。」
「そういう態度をとるならこちらにも考えがある。」
「……私を殺すつもりか?」
「机の引き出しの奥にしまってあるノートの内容を、大きな声で読み上げるぞ。」
「--!」
声なき悲鳴を上げレイナースは斬りかかったが、ヤトに攻撃は通らなかった。
隣に座るザリュースに、危なく槍の切っ先が当たりそうになり、慌てて飛び退いていた。
半分だけ覗く顔は羞恥により赤くなっている。
当然だが、見聞きしたわけではない。
ラキュースの実例もあり、机の引き出しの奥底に妄想日記をしまうのだろうと考えた。
「……殺せ……一思いに殺せ……どうせ私のような呪われた女は、生きていても仕方ない」
「おい、話を最後まで――」
「殺せばいいだろう! もう嫌だ! なんで……なんで私ばかりがこんな目に遭うんだ!」
頭を掻き毟って蹲った。
あれ? 顔の半分が……? まぁいいか。この国には
ステータス異常についての知識が乏しい彼に、どの程度の呪いか判断するのは無理な相談だった。
レイナースの深刻な慟哭に、中二病から本当に解除できないのだろうかと不安になり始める。
「わかった、呪いの解除は約束する。ただしこちらの条件を飲んでほしい。」
彼女を不憫に思い、ザリュースが脱力した彼女に力を貸した。
虚ろな目をしたレイナースは、ソファーに腰かけて人形のようにこちらを見ていた。
「レイナース殿、お気を確かに。」
「私に……何をさせる気だ……」
「早速だが今日泊めてくれないか。」
全員が沈黙する中、たっぷりと時間をかけて、言葉が彼女に染み込んでいく。
「ふざ……ふざけるな! 貴様と一晩過ごせというのか!」
「いや、そっちの意味じゃなくて」
「下衆野郎!悪魔の癖に人間の女が趣味なのか!」
「いらねぇよ。これでも嫁がいるんだぞ。」
「好きにすればいいだろ!鎧を剥ぎ取って無理矢理犯せば済むじゃないか!」
「お前みたいな面倒くさい女、誰が抱くか。」
さりげなく婚約者に捨てられた、彼女のトラウマを抉る。
「うわあああ!死ね!今すぐ死ねぇええ!」
心を抉られ激昂して斬りかかるレイナースに、舌を出して言い過ぎたかなと反省するヤトは、しばらくそのままだった。
彼女が落ち着きを取り戻し、話がまとまる頃には夜の帳が降りていた。
「俺が悪かったから、家に案内してくれ。お前の願いは何でも叶えてやるから。と、そこの女に伝えてくれ、ザリュース。」
「約束してください。全ての呪いを解除すると、とそこの男に伝えて下さい、ザリュースさん。」
「約束するから早くしてくれ。眠くて昏倒しそうだ、ザリュース。」
「黙って歩きなさいと伝えてください、ザリュースさん。」
「……私がいなくても会話が成立していますが」
ザリュースに支えられ、ふらふらしながら歩いていた。
今なら殺せるかしらと思ったが、逃げられて呪いの解除ができなくなるのも避けたかった。
幸いな事に衛兵の詰め所から近いレイナースの邸宅は、人が二人程度増えても問題は無い。
邸宅に着くなりすぐさまソファーに倒れ込み昏倒するヤトを置いて、レイナースとザリュースは待ち合わせ場所の広場に行ったが、ガゼフとガガーランの姿はなかった。
「どなたもいませんわね。」
「遅くなったのでどこかの宿に入ったのでしょう。」
来た道を引き返す二人は、しばらく世間話に興じた。
「なぜ、悪魔に従っているのですか?」
「再三申し上げましたが……ヤトノカミ様は悪魔ではありませんよ。アインズ・ウール・ゴウン様のご友人で、神に等しい方です」
「ですが、噂では悪魔と。」
「それはあらぬ誤解でしょう。アインズ様は私達の部族を助けて下さいました。そのアインズ様がお優しい友人と仰る方です。任せても損はありません。」
「……騙されているのではないですか?」
「いえ、私は奇跡を目にしました。一人で信じているのなら話は別ですが、数百匹のリザードマンも同じものを目撃しています。」
「……私の呪い、解けるのでしょうか」
「今は我らを信じて下さい。出来ない約束をする方々ではありません。」
「……わかりました」
同時刻、帝都の最高級宿屋にて不穏なやり取りが交わされていた。
「ガゼフ、同じベッドに行っていいか?」
「……すまない、厠に行ってくる」
逃げ出したガゼフは、付近の酒場で朝まで粘った。
◆
レイナース邸宅の寝室では、時間外労働が行われている。
居間には大きな異物が二体転がっており、この日は落ち着いて大切な日課に取り組めなかった。
寝室の鍵を厳重に閉めたが、本気になって夜這いしようと思えば、造作もなく開けられるだろう。
そちらが気になってしまい、呪いが治ったら何をするかの空想日記は進まなかった。
「くそっ!」
記入したページを全て引き裂いて、新たな白紙のページを捲る。
椅子の足元に紙片が粉雪のように舞った。
過度のストレスにより、髪で隠した右側の顔から滲み出る膿の量が、いつもより増えている気がした。
既に黄色くなったハンカチを押し当て、乱暴に膿を拭った。
飛沫がノートに黄色い染みを作る。
「ふー……落ち着きなさい、私は帝国四騎士、最大の攻撃力を誇る“重爆”、レイナース・ロックブルズ……これが終われば呪いが解ける。あのリザードマンを信じよう」
強く握り過ぎてへし折ってしまった筆を捨て、新たな筆を紙に走らせる。
《呪いが治ったら行う事》
いや、何を行うか書かなければ。
《ヤトノカミを殺す》
……頭が悪そうなのに、殺せる気がしない。恨みだけはどこかで晴らしたい。
だけど、本当に呪いを解除できるのだろうか。
散々な目に遭った彼女の筆は、そのまましばらく止まっていた。
《恋愛》
……あまり考える気にならない。それ、楽しい事かな?
《赤い宝石を買う》
悩むより買ってから考えよう。蛇の目に似た赤い宝石を……あの蛇野郎……覚えてろ。この恨みは必ず
そこまで書いて、顔の右側から膿がノートへ滴る。
再び我に返った。
だめだ、楽しい事……楽しい事……楽しい事……。
《一人旅をする》
嫌な思い出は全て帝都に残して旅に出よう。魔導国……はあの蛇野郎がいるから駄目。法国……竜王国……評議国……全てだめだ。都市国家連合に行こう。魔導国のある大陸の西側には、絶対に近寄らない。そのままどこかの誰かと結婚して、平穏に暮らそう。剣を取らない生活をするんだ。呪いが解ければ……呪いが解ければ何だってできる……。
蛇に舐められた頬に手を当てる。
ざらついた感触が残っており、赤くなるほどにハンカチで擦ったが、記憶からは消えなかった。
この日に書いたページも引き裂いて細かい紙片に変え、諦めてベッドに入った。
真面目そうなリザードマンは信用できるが、赤い目をした大蛇は信用できなかった。
嫌な記憶と応接間で眠る者が気になり、寝入るまでかなりの時間を要した。
ライダー装備をラキに渡す→1d% 30%→外れ ライダー装備持参
奇数ゲートor偶数馬車 →1d20 →8 馬車
門通過の成功率→1d% 70%→成功
1日目にイベント発生率→50% →あたり。
レイナース考察
家族と婚約者に復讐を果たした事から、性格の歪み、会話に影が見える。
元は貴族の令嬢である事から、話し方は貴族。
現実主義であり、夢を見る事はない。レベルは20~25を想定。
ラキュースと共通項目が多いが、その意味は全て正反対。
レイナースの空想日記は平穏な日常の内容であり、ただそれだけを求めている。
レイナース・ロックブルズ攻略条件
彼女の攻略はヤトにしか不可。
2d20を5回で合計値で分岐。
尚、80以下は攻略不可で舞台から退場。救済はありません。
ルート分岐。合計5つ。
レイナース1回目→2d20→20(11+9) 合計20
なぜ帝国にヤトが確定しているのかと言うと、53話目のダイスの結果です。
奇数で転んだときに舌を出す →9 舌づけイベントが確定。
偶数が出た場合、アインズさんが重爆と遭遇しています。
その場合、ヤトに攻略不可です。