ヘスティア視点
ヘスティアは神々の集まるパーティに来ていた。その中で必死に食べ物を漁りさらにはお持ち帰りしようと箱に詰めていた
「ヘスティア?珍しいじゃない、あなたがパーティに来るなんて」
ヘスティアは声をかけた人物の方を向いた
「お〜!ヘファイストスじゃないか!実は今日は君に」
ヘスティアはヘファイストスに用件を言おうとしたら会場が騒めき始めたので皆の視線の向く方を見るとヘスティアが今回とても警戒している人物フレイヤがいた
「あら〜ヘスティアじゃない、久しぶりね」
「僕は君のことが苦手なんだ、だから余り話しかけないでおくれよ」
ヘスティアは不快感を隠さずフレイヤに言うが、フレイヤはただニッコリとヘスティアを見ていてまるで気にしていなかった
「おい〜!ドチビじゃないかい!ドレス買うお金はあったみたいじゃの〜。せっかくドチビをイジれるチャンスだと思ったんやけどな〜」
ロキがヘスティアとフレイヤの間に割って入りヘスティアへと喧嘩を売った
「はん!そういう君はそんな貧相な体を見せつけに来たのかい!?僕なら恥ずかしくて死んじゃうところだね!」
ロキはヘスティアの言ったことが心を抉られそこから口喧嘩が始まり周りの神達は酒のつまみ程度に見ていてロキがついに言い負け会場を後にした
「そう言えばヘスティア、貴女のところに面白そうな子が入ったらしいじゃない?」
ヘスティアはこのフレイヤの質問にアザミのことは話さない方がいいと判断しベルのことだけを話したら、フレイヤは満足そうに会場を出て行った
「そういやヘファイストス!今日は君に用があったんだ!」
「何?お金なら貸さないわよ?」
「違うよ!今日は君にベル君の武器を作って欲しいんだ!」
「武器?あんたうちの武器いくらすると思っているの?」
「お金なら働いていつか返す!だから武器を!このとうりだ」
ヘスティアは流れる動作で土下座をしていた
「はぁ、とりあえずここを出ましょう、うちのファミリアで話しをしましょう」
「作ってくれるのかい!」
「とりあえずこんなところで土下座なんかされたら私が恥ずかしからよ」
ヘファイストスは溜息を吐きながらヘスティアの襟首を掴み会場を後にした
ヘファイストスファミリアに着いたヘスティアはヘファイストスの部屋に入るとまた土下座した
「あんたねぇ、誠意は伝わるけどあんたのところ、もう一人入ってたんじゃなかったけ?その子のはいいの?」
ヘファイストスはヘスティアが心配でちょくちょく情報を仕入れていたのでアザミの存在を知っていた
「いや〜、あの子は多分武器はいらないじゃないかと思ってね」
「何?あんたベルって子のこと贔屓にし過ぎているんじゃないの?」
「そんなことはない!アザミ君の事も僕は心配なんだ!けど彼女は僕が装備をプレゼントしても余りいい顔しないと思うんだ」
「なんでよ」
ヘスティアは顔を俯きながら
「アザミ君は僕の懐具合を心配して受け取らないと思うし、何よりも…」
信頼されてないとはヘスティアは口に出せなかった
ヘファイストスはヘスティアのその顔を見て何となく察した
「まぁ、あんたのファミリアの問題だから私は特に何も言わないけどね、とりあえずベル君って子の武器を作ってあげればいいんでしょ?」
ヘスティアはただ首を縦に振っていた
「わかったわよ、私自身が作ってあげるんだから借金覚悟しなさいよ」
ヘスティアは黙ってうなずいた