アザミはエイナに言われたのでその日はダンジョンに潜らずグダグダしていた。ベルは夕方に帰って来たがヘスティアはパーティに出ているので今日は帰ってこない。
「今日は、何もしなかったな。まあいいかあの格好をダンジョン内で見られたら変な目で見られるからな」
アザミはソファの上で寝始めた
「ねぇアザミ、世界はどうして理不尽ばかりだと思う?」
1人の里の青年が森の奥にあるアザミの家に来ていた
「理不尽?何か里であったのか?」
「いいや、君と僕との時間の差や君の境遇についてさ。君はこんなにも優しいのに周りの人は君の能力にばかり目がいって受け入れようとしないだろう?それに今、僕は君の理解者だけど僕は永遠に君の横にはいられないしね」
青年は自重気味にアザミに話しかけた。この話をアザミは黙って聞いていた
「君もそう思わないかい?理不尽だと。だけどこの理不尽は君は必ず乗れ越えなければならないことなんだから…。アザミ、だから …
アザミは目が覚め頬が濡れていることに気がついた
「そうか昔すぎて忘れてたよ。何で私が人間との関わりを求めているのかを…」
アザミは夢に出てきた懐かしい夢を思い出しながら荷支度をしていたが何故か青年の言ったことが靄がかかったように思い出せないし、彼との別れがどのようなものだったかも思い出せない
「そろそろエイナのところに行くか」
アザミはダンジョンへ行くためにエイナのところへ行った
「ちゃんと約束は守ってくれたんですね。無視してダンジョンに行ったのかと思いましたよ」
「約束したからな、さすがに怒られたくはないからな」
「ちゃんと装備はしてますしダンジョンに行っても大丈夫だと思いますが下の階層には言っちゃだめですかね!ベル君みたいに冒険しすぎたら命がいくつあってもたりませんから」
アザミはエイナの言葉に頷きダンジョンへ向かった
「エイナには悪いが下の階層とやらに行くか」
アザミはすぐにエイナの言いつけを破り6階層まで進んでいった
フモォー
「こいつがあれか、ベルを真っ赤にしたやつか。確かミノタウロスだったか」
アザミはミノタウロスの前に余裕を持ちながらブツブツとつぶやいといるとミノタウロスは拳をアザミに振り下ろそうとしていた
「何だ?その図体でこの程度の威力か?他愛ないな」
アザミは鼻で笑いながらミノタウロスの攻撃を受けていき、目を合わせた瞬間にミノタウルスの体は石のようになり崩れ去った
アザミはダンジョンのさらに奥に進もうと足を進め出した瞬間
ギシギシ
ダンジョンの壁という壁が軋み始めた。その壁から通常ありえないぐらいのモンスターの数と種類が出てきた
「なるほど、ダンジョンも生き物のようなものなのか?私をエサではなく危険物質だと判断したか」
アザミは、冷静にそう判断しながら次々とモンスターを倒していきながらダンジョン入り口へと向かっていった
アザミがダンジョンのモンスターを倒しているころベルは
「いや〜!?なんでここ1階層だよね!?」
アザミの二次被害にあったとかないとか