夏己はタキシードを着て、教会に立っていた、目の前には神父がおり後ろの席には箒、鈴、セシリア、ラウラ、簪、楯無、山田、克己の秘書の羽原もいた、そして後ろのドアが開くと、ウェディングドレスを着たシャルが克己と一緒に歩いてきた
「シャル…」
夏己はシャルの美しさにさらに惚れてしまった
「綺麗だな」
「本当ね」
「シャルロットさん、とてもお美しいですわ」
「まさか、あんなになるとは」
「デュノアさん、とても綺麗ですね」
「えぇ、社長もとても嬉しそうですね」
「お姉ちゃん、弾と虚さんは?」
「二人も準備してるわ、蘭ちゃんが一緒にいるわ」
弾と虚も式を挙げるためにここにいた、そして、シャルが夏己の隣に来て二人は指輪を交換した
「シャル…」
「夏己…」
二人は誓いのキスをした、それを見て山田は一人テンションが高かった
「山田先生、落ち着いてください」
「だって!あんなの見たら落ち着けないじゃないですか!」
克己に言われるが、山田は落ち着けなかった
「そういえば、織斑先生は来ないのですか?」
「あの人は来ないと言ってました、彼には触れる事は許されないと言って」
「どういう事ですか?」
山田は克己が言った言葉の意味がわからなかった
「山田先生、長話はここまです、次もあるのですから」
「はい」
そう言い、そして夏己とシャルは横に立ち、次に弾が来た、弾はかなり緊張してた
「弾、リラックスしろ」
「頑張ってね!」
「おう!」
弾は気合を入れた、そしてドアが開き、ドレスを着た虚が父親に連れられてきた、そして弾の隣に立ち、二人も指輪交換をして、誓いのキスをした、そして二組は外に出て、克己たちから大きな祝福を受けた
「弾君、虚ちゃんを泣かせたら承知しないからね!」
楯無は笑いながら言った
「大丈夫です、そんな事はしません!約束します!」
「夏己、ちゃんとやれよ!」
「わかてっるて、兄さん!」
夏己も楽しそうに話してた、そしてその様子を遠くから千冬が見ていた
「幸せになれ、一夏」
「あなたは行かなくていいのですか?」
「お前は!」
千冬に話しかけたのは神崎だった
「弟の大切な日をすっぽかすとは、ひどい人ですね」
「生憎、私はあそこに行く事は許されないからな、それに触れる事も許されないしな」
「そうですか」
「何の用だ、目的を話す気になったのか?」
「そうです、ですが場所を変えましょう」
「いいだろう」
千冬は神崎に着いていった、二人は公園に来た、そこには親子連れがたくさんいた
「さて、話しましょうか私の目的を」
「お前は一体何をするつもりなんだ?」
「あなたには話しましたが、私はナスカメモリを作るのです、けど完成しても適合者がこの世界にはいないのですよ」
「この世界?」
千冬は神崎の言葉の意味がわからなかった
「だから私は行くのですよ、別の世界にね!」
「どういう事だ!」
「加頭さんは別の世界から来た人でしてね、そして加頭さんはその原理を解明して、篠ノ之束に作らしたのですよ、別の世界に行くための装置を」
「加頭が別の世界の人間、ならガイアメモリも!」
「そうです、それと大道克己もですよ」
「大道さんも!」
千冬は神崎から克己が別の世界の人間だと聞かされ、驚愕してしまう
「そして彼は前の世界、つまり加頭さんがいた世界ではNEVERだったのですよ」
「大道さんがNEVER…」
「そして大道克己は死に、この世界に来た、加頭さんもその後に来たのですよ」
「そうか、だが私は既に別の世界から来た人間にもう会ってるからな、今さら言われてもな」
「ほう」
「お前の目的はだいたいわかった、ならここで止める!」
千冬はメモリとロストドライバーを出した
「いいでしょう、データを採るために相手になりましょう」
神崎はメモリを出した
「やはり、持ってたか」
「それとこのメモリには凄い力があるのですよ」
「スパイダー!」
神崎は腕にメモリを挿し、スパイダードーパントに変身した
「その姿は!」
千冬は神崎が変身したドーパントが束が変身したドーパントと同じ姿だった事に驚いてしまう、そしてスパイダードーパントを見た母親は悲鳴を上げ、子供を連れて逃げようとする
「見せてあげますよ、このドーパントの本当の力を!」
スパイダードーパントは逃げている母親にコグモのようなものを放った
「痛た!」
母親に傷みが走り、母親は足を止めた
「あれは?」
千冬は母親の腕を見ると、スパイダードーパントが放ったコグモが腕の中で動いていた
「お母さん、大丈夫?」
子供が母親に触れるとコグモが子供の腕に入り、その瞬間子供は繭のような物に包まれ光だした
「離れろ!」
千冬はすぐに母親をそこから離れさせた、そして繭は爆発した
「あ…ああ、いやあぁぁぁぁぁぁぁぁー!」
子供が突然爆発した事に悲鳴を上げてしまう母親
「貴様、何をした!」
「このドーパントの力ですよ、今のコグモが入った状態で一番愛する者に触れれば、愛する者が爆発して死ぬという力ですよ」
「貴様!」
「あの母親だけでは可哀想ですから、あなたにも分けて上げますよ!」
スパイダードーパントはさらに大量のコグモを放ち、千冬はそれを浴びてしまい、コグモは街にばらまかれた
そして、街の至るところにいる親子連れやカップルにコグモが入った
「痛た!」
カップルの女性に痛みが走った
「どうした?」
男性が女性に触れた瞬間、コグモが男性の中に入り男性は繭に包まれ爆発した、それをきっかけにあちこちで次々と爆発が起きた
「ク!」
千冬は腕を抑えていた、そして千冬が腕を見ると千冬の腕の中でコグモが動いていた
「今の気分はどうですか?これであなたはもう二度と彼には触れる事は出来ませんよ」
「言ったはずだ、私はもう触れる事は出来ないと、だから礼を言う」
「礼?」
「私はあいつに触れないためにあそこから式を見てた、そしてあいつに近付けば、その決心が鈍ってしまうかもしれない、だがこれで私はもう二度と会うことも触れる事も出来ない、お前は私の決心を固くしただけだ!」
千冬はロストドライバーを着け、メモリを起動させた
「スカル!」
「変……身!!」
「スカル!」
千冬はスカルに変身しスパイダードーパントに言葉を放った
「さあ、お前の罪を数えろ!」
「なら見せて下さい、あなたの決心とやらを!」
スパイダードーパントはスカルに向かって走り出した
爆発音は夏己たちにも聞こえていた
「何だよ、今の音!」
夏己は式が終わったためNEVERのジャケットを着てた、それは弾も同じだった
「しかも、かなりの数だったぞ!」
すると、夏己たちの前にウェザードーパント、テラードーパント、タブードーパント、クレイドールドーパントが現れた
「何でこいつらが!?」
「わかねえよ!でも行くぞ!」
夏己たちは変身、ISを展開しドーパントに向かった
「どうやら、あちらも始めたようですね」
「何の話だ?」
「言いましたよね、ナスカメモリを完成させるためにデータが必要だと」
「まさか!」
「彼らも戦ってますよ、私が作った他のゴールドメモリと」
「貴様!」
「行ってもいいですが、あなたが彼に触れれば彼は死にますよ」
「ク!」
「まぁ、いいデータは採れましたね、ではあちらに行きますか」
スパイダードーパントは糸を出し、その場から離れた
「待て!」
スカルはスカルボイルダーに乗り、スパイダードーパントを追い掛けた
「まさか、俺たちの初仕事がこいつらの相手とは」
「文句言わないの、弾!」
「被害を出さないために私たちが戦うのよ!」
「俺たちもいる事を忘れるな!」
エターナル、アクセル、箒たちは武器を構えた
「行くぜ!」
エターナルたちはドーパントと戦った、エターナルはテラーと箒、シャルはタブー、セシリア、鈴、ラウラはクレイドール、アクセル、簪、楯無はウェザーと
「お前らが何度地獄から蘇ろうが倒すまでだ!」
エターナルはエッジでテラードーパントを斬り、ラッシュを叩き込んだ
「今だ!」
エターナルはジョーカーメモリを差し込んだ
「ジョーカー マキシマムドライブ!」
「ウオォォォォォォォォォォォー!」
エターナルはテラードーパントにライダーキックを放ち、テラードーパントは爆発した
「箒、終わらせるよ!」
「うむ!」
二人もメモリを差し込んだ
「ナスカ マキシマムドライブ!」
「プリズム マキシマムドライブ!」
「ハァァァァァァァァァァー!!」
二人は何度もタブードーパントを切り裂き、タブードーパントは爆発した
「こっちもよ!」
「ルナ マキシマムドライブ!」
「トリガー マキシマムドライブ!」
「ジョーカー マキシマムドライブ!」
鈴たちもマキシマムドライブを決め、クレイドールドーパントは爆発した
「行くぜ!」
「アクセル マキシマムドライブ!」
アクセルはウェザードーパントにアクセルグランツァーを決めた
「絶望がお前のゴールだ」
ウェザードーパントは爆発した
夏己たちは変身を解きドーパントに変身してた人間を見た
「こいつらは?」
全員白衣を着てた
「おい、お前ら!メモリをどこで手に入れた!」
夏己はその内の一人に聞いた
「俺たちはただ神崎さんに言われた通りにしただけだ」
「じゃ、あの爆発もか!」
「違う!俺たちはお前らの所に行けと言われただけだよ」
「なら、あの爆発は?」
「夏己、このメモリおかしいよ!」
シャルが夏己に近付き、メモリを見せた
「メモリブレイクされてない!」
メモリは破壊されてなかった
「夏己!」
そこに克己が来た
「兄さん、避難は?」
「全員、安全な場所に避難させた、ケガ人はいない」
「良かった」
夏己が安心してると、突然糸が現れ、メモリを捕った
「メモリが!」
そして夏己たちの前にスパイダードーパントが現れた
「まだいたのかよ!」
「やっと揃いましたか、さてそろそろ行きますか」
スパイダードーパントがそう言うと、後ろの空間が歪み、ブラックホールのようなものが現れた
「そうだ、あなた方も来たらどうですか?観客がいた方が盛り上がりますから」
スパイダードーパントは穴に吸い込まれるように消え、そして夏己たちも吸い込まれそうになる
「あの野郎!」
夏己は迷いなく穴に飛び込む
「夏己!」
弾も後を追って穴に飛び込んだ
「夏己!」
「弾!」
そして、箒、シャル、簪、楯無も穴に飛び込む、セシリアたちも行こうとしたら
「あれは!」
「織斑千冬!」
セシリアたちの上をスカルボイルダーに乗った、スカルがセシリアたちの上を飛び越え、穴に入った、入ったと同時に穴は消えた
「そんな…」
残された克己、セシリア、鈴、ラウラはただ立ちつくしかなかった