異世界召喚に巻き込まれたらしいけど、何か質問ある?   作:まなさた

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どうも、9600です。

もう一個の方をほっといて出しました。

いや、パソ没収されてvitaで書き始めたは良いけど、コピペ機能なくて出せないっていう。

コピペ機能着けてくれないだろうか………

もう一個の方も早く出せるよう頑張ります。

では、どうぞ。


プロローグ

気付くと白い場所にいた。何も無いただ白い場所。

 

余りにも白すぎて平衡感覚がおかしくなりそうだ。

 

周りには、俺と同じ様に困惑している人達がいた。

 

ざっと30人ぐらいだろうか。しかも皆同じデザインの服を着ている。

 

何で……って、そうだ。そういえばさっきまで学校の教室に居たんだっけか……

 

周りに居たのは、同じ制服を着たクラスメート達だった。そりゃ、同じ服を着ているに決まっている。

 

たしか、朝教室に居たらいきなり窓が光って、なんか教室が揺れ始めて……、んで気づいたらここに、か。

 

最近読んだラノベにこんな感じのやつがあったなぁ。たしかこのあと神様だの天使だのが出て来るんだったか?

 

そうそう目の前にいきなり出て来た、この白い場所によく映える黒いゴスロリを着ている女の子みたいなの。

 

あっ、でも天使って言うより悪魔、いや小悪魔みたいな雰囲気だな。

 

そのゴスロリ少女は俺達を見て、こう言った。

 

「………選んで」

「え?」

 

ゴメンよく聞こえなかった。何だこの子、態度はとても偉そうなのにやたら声が小さいぞ。

 

しかもなんか顔も赤い様な………

 

他の皆も少女に気づいたらしく、視線が一気に集まる。

 

すると白髪ので目つきの鋭い、学校でも有名な不良の宮間が少女を睨みつけ、口を開く。

 

「おい、お前。ここは何処だ。何故俺達はここにいる。答えろ」

 

おおう、怖えぇ。ゴスロリ少女も軽く涙目で腰も引けている。

 

「宮間くん、そんな風に言ったら怖がって喋ってくれなくなってしまうよ?」

 

少女を睨んでいた宮間に、学校一のイケメンと評判の氷見鏡也が声をかける。

 

「オレは普通に聞いただけだ。お前に何か言われる筋合いはない」

「君の普通は僕たちの普通とは違うんだよ?もっと優しく言わないと、相手は心を開いてはくれないよ」

 

こんな風にね。と宮間に言うと氷見は少女の前に行くと、しゃがんで少女の視線の高さに合わせる。

 

「ゴメンね、怖がらせたかな?彼も悪気があった訳じゃないんだ。ただ、いきなりこんな所に来させられて、イライラしてるんだ。君は僕たちがどうしてここにいるか知ってるのかな?知っているのなら、僕たちに教えて欲しいんだ」

 

爽やかなイケメンスマイルを振りまきながら少女に優しく聞く。

 

周りからも「おお、すげぇ」「さすが氷見くん!」など賞賛されている。

 

宮間はフンッと鼻をならし、腕を組み目をつむっていた。

 

そして問題の少女はしばらく黙り氷見をじっと見たかと思うと、氷見に背を向けとてとてと離れ――――オレの後ろに隠れた。

 

…………って俺!?なんで!?

 

少女の行動に周りも「えっ?」「まじか」「何なのあの娘!」「ハッwwザマァww」とか色々反応している。

 

てか、最後のやつ何言ってんだよ。俺も全く同意だわ。別に俺は自分の容姿が特別悪いと思っていないが、それとこれとは別。イケメンは皆敵です。イケメンは………敵ぃぃいい!!!!

 

そして氷見は全くの予想外の事だったのか、口を開けて固まっている。口の端が痙攣するおまけ付き。

 

「俺に手本を見せるんじゃなかったのか」

 

宮間が鋭く睨み氷見に言う。

 

「そのつもりだったんだけどね……失敗したみたいだ」

 

氷見はあっさりと自分の失敗を認め、宮間に苦笑し立ち上がる。そして俺にさっきのスマイルを向ける。

 

嫌な予感がビンビンするぜ!俺の第六感がそう言ってる!

 

「どうやらその子は朝月君、君に何故かなついているみたいだ。だからすまないけど君が聞いてくれないか?僕たちが今どういう状況なのか」

 

無茶言うなよ……そう思わずには居られなかった。俺達の中でも一番の対人スキルを持つ氷見が出来なかった事が俺に出来るか?

 

そもそも、何で俺の後ろに隠れたんだよこの子。お陰で周りから注目を浴びてるし、めんどくさい事この上ない。

 

しかし、状況を知りたいのはこちらも同じなので俺はしぶしぶ少女に聞くことにした。

 

後ろの少女に向き直る。こうして正面から見るとやっぱり似ていると思った。

 

俺の幼なじみ、釘砂まゆの妹に。名前は確か沙那だったか。

 

ちなみにまゆはここには居ない。見たとこ俺のクラスの奴らしか見えないこともあるが、まゆは俺とは違う学校に行っている。

 

中学までは一緒だったが、家庭の事情で俺が引っ越したため違う高校に行っている。とはいっても電車で一時間も揺らされれば着く距離なので週に2、3回は会いに行っている。

 

で、そのまゆには兄弟姉妹が居るのだが、その1人に目の前の少女がよく……いや完璧に似ているのだ。まるで、鏡に写したかのように。

 

とにかく、まずはコミュニケーションを取ろう。自分の気持ちは言葉にしないと伝わらない。…………特に深い意味は無い。

 

「あー、っと。まず、ここはどこ何だ?」

 

取り敢えず、場所を聞く。混乱しないよう状況を一つずつ理解するために。

 

すると少女は抑揚の無い声でこう言った。

 

 

「異世界とあの世の入り口」

 

 

「……そうか。分かった、大丈夫バッチリだ」

 

俺は頷くと、一度少女に背を向け額に手を置く。

 

………いや、ごめん、ちょっと何言ってるか分かんない。全然これっぽっちも大丈夫じゃない。

 

言った言葉は分かるが、意味が理解が出来ない。あれ、さっきこうならないように一つずつ聞こうと思ったのに全く意味がないよ?

 

俺は一度深呼吸をする。

 

いや、理解()()()()んじゃない、理解()()()()()だけだ。

 

現実を、今言われた言葉の意味を……

 

だって、それはつまり―――

 

「つまり、―――俺達は死んだ、ってことか?」

 

 




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