いきなりバイト先でそう言われた私は戸惑いましたよ(笑)
今回は夢の中のお話です。
それではどうぞ!
「君のせいで身体の節々が痛いよ…」
そう呟く少年、そのそばには少年より年上っぽい女の子。女の子は依然として少年の持っていた壺の中身を貪っていた。
「味噌がある限り私は死なない!」
「それ、うちの売り物なんですけど?!」
そう、彼女が貪っている味噌は彼の実家の売り物だった。
少年はこれからこの状態であの母親にこの味噌女をつき出さなければならない。理由はいたって単純で彼が罪を免れたいからだ。
「でも、こんなに美味しい味噌をどうして君は嫌いなの?」
女の子は不思議そうに言う。
「いや、嫌いではないが、それは売り物だからな。」
「嫌いじゃないならなんで食べないの?」
ちなみにこれでも今までよりかはまともに会話が繋がってる。
(はぁ…めんどくさいのが堂々と人の売り物を貪ってるよ…)
「ところで、君の名前は?」
今更かよ!っと心の中でツッコミをいれながら少年は自己紹介をする。
「僕はガレオット・ハルトマン、あの店屋で働く女将の息子だよ。」
「私は‐‐‐‐‐‐‐だよ!ガレオットのお店は味噌屋さん?」
「まぁ、違うけど、近いかな…うちはレストランって感じだな。」
「レストランって味噌屋さんなんだね!」
「ちげーよ!なんでもかんでもみそ屋にすんじゃねーよ!お前の頭ん中は味噌一色かっつうの!」
「当たり前でしょ!」
(当たり前なのかよ!)
「味噌は神の食べ物だよ!味噌がある限り無敵だよ!味噌こそ食べ物の中の食べ物だよ!ガレオットにはわからないだろうけど、普通の人は味噌だけでも生きていけるんだよ!」
「味噌だけで生きていけるわけねぇよ!栄養が偏るだろうが!おめぇはアレだろ!偏食ってやつだろ!」
「私の身体の色なんて変わらないよ!」
「誰がそう言う上手いボケをしろって言ったよ!」
醜い口喧嘩をする少年達の罵倒の嵐は次第に誉め言葉の嵐に変わっていった。
「だいたい、君だってちょっとかっこよすぎなだけじゃない!」
「お前だってちょっと可愛いだけじゃねぇか!「…………あれ?」」
終始見ていた暇な見物人は思っただろう。
こいつら、天然だな!とな。
「僕ら、いつからこんな事をしてたんだろ…」
「私、わからない。」
ずっと見ていた見物人が言う。
「「「「お前ら、二時間くらいずっと誉めあいしてるからな!」」」」
このあと、女の子が恥ずかしさのあまり殺劇舞荒拳をガレオット少年が詠唱無しでグランドダッシャーを放って大惨事になったのは言うまでもない。
そして、そこにやってきたガレオット少年の母によって二人がこってりしぼられたのは言うまでもない。夕焼けに泣き叫んで許しを乞う二人がやけに鮮明に映る。
そして、ガレオット少年の母の隣にはあの少年がいた。
あの頃は幼かった…
そして、今日もまた
あの日を思い出しながら
少年と少女は眠るのだろう…
幼き記憶に…
あの日の自分に…
誇れる自分に…
いつか…
「…………はっ!」
暗い部屋で男の子が何かを思い出したように飛び起きる。
「なんだ、夢か…」
そう言って彼は静かに飲み物を取りに行く。少し明るくなりかけた空を窓越しに眩しそうに見つめる。
懐かしいあの頃を思い出しながら…
「今の僕はあの子に自慢出来るだろうか…………なんてな……」
日が登り…
朝が来る…
そしてまた…
少年の一日は始まる…
1999文字って…
前回に比べて短いな…
それがこの話を完成させた時の第一声でしたね(* ̄∇ ̄*)
今回は懐かしい夢のお話と言う訳でガレオットの少年時代のお話にさせてもらいました。
嗚呼、ハーツがやりたい…
それでは、次回もお楽しみに!(o^ O^)シ彡☆