嗚呼、なりダンXがやりたい…
説明書で見たのですがメルちゃんが可愛くてたまりませんなぁ(*´∀`)♪
それでは、どうぞ!
アリエスに半ば強引に仲間にさせられ、旅をする事になったガレオットとカリンは地図を見ていた。
「この先は確か元々は霊龍の住処だったね。霊龍が居なくなった時に人間が此処をアロガットの街道にしたんだよね。」
この世界アレスティアには霊龍がいて、それぞれ、炎、水、風、地、雷、氷、闇、光、無の属性を司る霊龍がいるとされているんだ。
確か、炎霊龍イグニス、水霊龍アクナリース、風霊龍ウィンディース、地霊龍グラビティース、雷霊龍ボルテックス、氷霊龍アイス、闇霊龍ナイトメルス、光霊龍シャインハース、無霊龍ミラクルースって名前なんだ。彼らは恐ろしいマナの保有量とその霊龍の司る属性の吸収、鋭い爪や歯、それぞれの司る属性のブレスを吐くし、とにかく強いんだ。それに彼らは不死身なんだ。倒せば一時的には消えるけど、またすぐに復活するんだ。そして、何より恐ろしいのが、彼らの使う魔法だ。彼らが使う魔法は僕達には使えないけた外れに強力な霊龍魔法で詠唱が無いのが特徴なんだ。だけど、彼ら、霊龍を倒せればある力を手に入れる事が出来るらしいんだけど…まあ、まず倒せないし、普通は襲われないから関係ないけどね。
あ、でも、霊龍に認められた人は霊龍から特別な力を貰えるんだよね。
それと、彼らは霊人と呼ばれる霊龍と霊龍の巫女の子供が各霊龍に1人居るって聞いた事があるような…霊人は生まれながらにして、霊龍魔法も使えるし、親となる霊龍の司る属性を吸収出来るらしいけど、まだその子供を見つけた人は居ないようだね。
居るならあってみたいな。そして、霊龍魔法を見せてほしいな。霊龍魔法の構造も調べたいし。
「そうだね。そして、街道をぬければアリーシャの森だね。彼処は絶世の美少女のアリーシャ・クラインが住んでるって噂なんだよね〜。まあ、アーチェさんがアレだったからなぁ…めちゃくちゃいたずらっ子だったし…」
よくわからないが、アーチェさんが凄いいたずらっ子なのはわかった気がするよジョセフィーヌ。あの誰にでもなつくはずのカリンがものすごく嫌悪感を醸し出してるし…
「私、あの人は苦手なんだよね…悪戯の度が過ぎるってんの!あー、もう!何よ!身長が小さくなる魔法って!」
アーチェさん、僕は貴方の事は知りませんが酷い人ですね。
「ガレオット!こいつの怪我は大丈夫なのか?!」
「うわぁ!アリエスが血塗れの女の子を拾ってきた!?」
先ほどまでめちゃくちゃ機嫌が悪かったカリンはアリエスの腕に抱かれている血塗れの少女を見て驚いていたが、僕は別の事で驚いていた。
「その子、翼があるじゃないか!まあ良いや。早く、傷を見せて!」
アリエスは何の躊躇いもなく少女の上の服を脱がせる。もちろん、ガレオットは頭の中が真っ白になって焦ったが、これまた焦ったカリンの頭への回し蹴りで押し倒した人みたいにガレオットがなったのは言うまでもない。
とりあえず、ガレオットは少女を治療する。
「ガレオット、大丈夫?痛くない?勢い良く回し蹴りしちゃったしさ…」
「心が痛い…」
「すまない…私が知らなかったがばかりにあの様な…」
「アリエスに頼んだ僕が悪かったのさ…」
ガレオットはげんなりした表情で言う。
「うっ…」
そして、少女がゆっくりと目を覚ます。もちろん、服を脱がされたままなので(主にガレオットが)大惨事になったのは特筆するまでもないだろう。
「ガレオット、ごめん…それと助けてくれてありがとう。」
「うぅ…恩人にたいしてのあの惨事は酷かったけど許そう。それに僕の研究につきあってもらいたいし…」
「研究…!」
少女が嫌悪の眼差しでガレオットを見る。
「あ、いや、何も君がやりたくない事を無理矢理やらそうって訳じゃないんだ。ただ、君のように人間なのに翼がある理由や体の構造、使う魔法の種類とか…とにかく知らない事を知りたいんだ。嫌なら強要しないよ。」
すると嫌悪の眼差しのまま少女がこう言う。
「私に翼がある理由なんて霊龍の子供だと言う理由以外ないわよ。魔法は御母様直伝の魔法だけよ。」
「じゃあ、君の名前は?」
少女は少し驚いた顔になった後すぐに表情を戻して、その発育の悪い胸を張って言う。
「私は誇り高き風の霊龍、アリス=ウィンディースの娘、風の霊人、サーニャ=ウィンディースよ!」
「君があの風の子か…!僕は大精霊の義息子(むすこ)のガレオット・ハルトマン!よろしく!」
ガレオットの急に変わったテンションにサーニャは少し…いや、かなりの戸惑い(引き気味?)の表情である。同時にサーニャはこうとも思っていた。
(ガレオットが本当にハルトマン家なら、私の力を善に使ってくれるはずだよね。御母様もそう言ってましたし。それに、大精霊の子ならマクスウェルさんに会える確率も高いはずだし。)
サーニャは己の感を信じてこう言った。
「ガレオット・ハルトマン、貴方をハルトマン家だと信じて頼みがあります。」
「なんだい?今の僕に出来る事ならやるよ。」
「なら、大精霊マクスウェルに会わせてください!」
ガレオットは一瞬、とまどったが、今までの道のりを思い出しながら言う。
「えっと…君は精霊界に行きたいのかい?確か、今は強力な結界が貼ってて入れないはずなんだけど…」
(やっぱりね。でも、まだ諦めないわ。)
サーニャはそれならと本来はハルトマン家にしか出来ない事、魔法を低威力にするかわりに詠唱無しで使う事…無詠唱魔法を頼んだ。
「え〜…疲れるからむやみやたらに出来れば無詠唱魔法を使いたくないんだけど…0フォトン!」
ガレオットは嫌そうに無詠唱魔法の0フォトンを使う。
サーニャはガレオットは本当にハルトマン家だと言う証拠が見れて満足していた。
「なら、最後にもう1つお願いして良いかな?」
「何?一応言うけど、無詠唱魔法を使えならもう嫌だよ?」
ガレオットは心底嫌そうな顔をする。
「わかってるよ!だから、私も仲間に入れてくださいな。」
「それなら、アリエスに聞いてみたら?」
カリンが言う。カリンはすっかりアリエスのお供気分になっている様だね。
「アリエスのではなく、ガレオットの仲間になりたいのです!齢14もしない小娘には聞いてません!」
「あんただってこんな敵もいないような街道で死にかける様なやつでしょうが!てか、なんで齢14もいかないって言えるんだよ!こう見えてももう齢18だ!」
「あら、失礼。あまりにも空気の読めない幼い質問でしたのでつい…」
「そう言うあんたこそお姉さんにたいする口の聞き方がなってないんじゃないのかしら?」
「あ、あのさぁ…喧嘩は止めて…」
「「原因はあんた(あなた)でしょうが!」」
ガレオットよ、君は不幸だったんだ。
ガレオットは理不尽なカリン達の反論にお手上げだとアリエスを見るが…
「うむ。頑張りたまえ。」
「アリエスにも見捨てられた…」
ガレオットがガックリと項垂れていると辺りが急に暗くなった。
「まさかとは思ってるけど…」
ガレオットがそう言った瞬間、何かが地に降り立つ様な音が聞こえて、辺りが少し揺れる。そして、ガレオット達はとんでもないものを見る事になった。
「まさかとは思いますが、闇霊龍ナイトメルスじゃありませんよね?」
サーニャの言葉にナイトメルスじゃないと答えたいが、あの強靭な咆哮や突然の暗闇、四本の足、立派な翼、鋭い爪、どれをとってもあれが闇霊龍ナイトメルスじゃないと言えないだろう。
「我…眠り妨げた…人間ども…覚悟すべし…全て…殺す!」
「待ってくれ!僕達はなにもしていないよ!もし、他の人間が何かしたなら、その人間の何に怒っているのかだけでも教えてほしい!」
ガレオットの必死の言葉がナイトメルスの行動をとめた。ナイトメルスは言う。
「お前…違う…人間…違う…何故…知るか?」
「ダルク、我は貴様に質問して良いとは言ってないぞ!我の質問に答えよ!」
ガレオットの様子が変わった事にナイトメルス以外の皆が驚く。
「人間…霊龍…滅ぼす…霊人…我…居場所…失う…許せぬ…」
「なんだと?人間が霊龍と霊人を滅ぼすだと?!」
ガレオットが驚く。カリン達は少し話しについていけてないみたいだが、ガレオットには気にする余裕がない。
「左様…故に…我…怒る…居場所…守る…」
淡々と人間への怒りをのべるナイトメルスにガレオットはこんな約束をする。
「なら、約束だ!僕がダルク達の居場所を守る!だから、ダルクも僕に約束しろ!」
「我…何…約束…」
「ダルク達、霊龍の居場所は僕が守るから、お前達は過ちを犯す人間を過ちを犯す前に更正させろ!」
ガレオットの言葉にナイトメルスは間髪入れずに言う。
「人間…我…言う…聞かぬ…どうする…」
「こんな事をカリン達の前で言いたくないが、その場合はやむを得ずだ。ただし、無差別に襲うな!これは守ってくれるね?」
ガレオットの言葉に少し考える様にナイトメルスはゆっくり目を閉じて言う。
「ミラノ…子…我…期待…裏切るな…我…期待…裏切らぬ…」
今度はガレオットがナイトメルスの言葉に間髪入れずに言う。
「当たり前だ!僕はガレオットだ!ダルク達を裏切るのは僕の大切な人を裏切る事と同等だ!」
「ミラノ…ガレオット…伝える…喜ぶ…」
ナイトメルスは嬉しそうに言う。
「そうだね。ミラノなら僕の名前だけでも喜ぶだろうね。あ、ダルク!もう1つお願いして良いかな?」
ガレオットの言葉にナイトメルスは少し嫌そうな表情をしながら言う。
「人間…我…力…授けよと…?」
「お前がこいつならダルクの力を約束の為に使えると思う奴がこいつらの中に居ればの話だがな。」
ガレオットの言葉にナイトメルスはかなり真剣に考えて言う。
「風…隣…小さい…女…」
そう言うナイトメルスの目線の先にはカリンがいた。
「ああ、彼女はカリンだよ。」
「カリン…我…力…授ける…儀戦…勝て…」
「え?私?!てか、その前に儀戦って何?」
カリンは突然の事で戸惑っているが、すぐに意味を理解して言う。
「わかったわ!私の力を見せてあげる!」
「我…カリン…一撃…取る…勝ち…」
「ナイトメルスにカリンが一撃でも攻撃を当てればカリンの勝ちだよ。カリンの負けは気絶及び戦闘不能の場合のみ。それと僕達はカリンの援護及びカリンの助太刀はご法度…つまり、僕らはただ見守る事しか許されない。なお、魔物等の外部からの介入が起きる恐れがある場合のみ、その介入物には攻撃が可能になる。」
ガレオットのわかりやすく長い説明のおかげでカリンは理解出来た様だ。
「わかったわ!なら、さっさと始めるわよ!」
「良い…始めよう…」
「「儀戦開始!」」
カリンはナイトメルスのブレスを左に交わしてそのまま突っ込む!
嗚呼、ラーフ・ネクリア(?)が強い…なんであんなに強いのん…( ノД`)…
そうなんです!ラスボスが倒せないんです!(笑)
まあ、ナハト編は簡単でしたね(´∇`)
テルン編はカイウス君、ルーク君、エステルちゃんのレベルを上げましょう(笑)
フフフ…覚悟したまえよ…妥当ラスボス!
それではまた次回もお楽しみに!