遊戯王GX ホントは目立ちたくない転生者   作:やましん

10 / 21
9話です


なんとお気に入りが200件を越えてしまいました!これだけ多くの方に読んでいただけるとは大変感激であります!!
みなさんにこの場を借りてお礼申し上げます

また多くの意見をいただいておりましてその中で厳しいご意見もいただいております
ご都合主義な所や作者の力不足で皆さんにきちんと伝えきれない所などこれからも多く出てくるかもしれませんが、少しでもそうならないよう努力はさせていただきますのでご容赦ください



さて今回は少し長くなってしまったので2話に分断しました。今回はデュエルなしで次回にデュエルは持ち越します
また今回主人公の考えについて触れました
これまでの話と矛盾しているとかキャラが変わっているとか違和感を覚える方もいるかもしれませんがご了承ください
なんとか違和感なくできるようにとは思ったのですが、力不足でどうにも上手く書けません



そんな今回ですが、どうぞ!


ターン8 誰でもゆずれないことって1つはあるもんだ

 

 

 

「はぁ…。 さすがにここまでくれば大丈夫だろう…」

 

 

今はアカデミアのお昼休み。以前までなら購買で何か買って神楽坂達とのんびりと過ごすのだが、俺は屋上に1人やってきた。もちろん昼飯なんて持ってない。

その原因はこの前知り合ったばかりの彼女、藤原雪乃だ。

 

雪乃とデュエルしてからというもの、彼女はなにかにつけて俺の所へ来るようになった。別にだた俺の所に来て談笑するくらいならいいんだ。それくらいなら俺も全然歓迎する。

しかし、だ。俺といるときの雪乃は終始獲物を狙うようなギラギラとした瞳で見つめてくるし、やたらとボディータッチが多い。最初の頃はやんわりとボディータッチをかわすだけでどうにかやり過ごしてきた。

 

だが最近やたらと俺と雪乃が一緒にいてどうにも怪しいと変な噂がたってしまった。

その噂のせいで俺は好奇の目にさらされるようになった。男達、特にブルーの連中からは嫉妬も向けらてれる。もっとも今の所は直接何かをしてくるような奴はいなかったし、神楽坂達も変わらずに接してくれるから大きな実害はない。だけどあの視線にさらされ続けるのはいい気分じゃない。

 

俺の行く場所行く場所へ必ずと言っていいほど雪乃は現れるし、雪乃といればみんなの視線が付きまとう。なので噂がたってからからというものの、俺はみんなや雪乃から逃げ回るように休み時間の度に1人になるため色々な所へ行くようになった。

おかけで最近は昼飯も碌に落ち着いて食べられない。今日みたいに買いそびれてしまう日も少なくはない。

 

 

「なんだってこんなことになっちまったんだよ…」

 

 

 

屋上の入り口から死角になる場所に座り込み、ようやく一息ついた。今日はここに隠れてやりすごすことにする。ここに来る前にどうにか手に入れた飲み物を取り出し、俺は真上に広がる空を眺めながらぼーっと考えごとにふけった。

 

 

雪乃に目を付けられたそもそもの原因は俺がデュエルに勝ったからだ…。別に何か賭けていたわけじゃないしあの時のデュエルは負けでもなんの問題もなかった。むしろ負けた方が雪乃の興味の対象にならずよかったのかもしれない。

だけど俺はガチカテゴリーを避けてレベルを落としているもののデッキの構築自体は常に真剣にやったし、いざデュエルが始まれば勝利を目指してデッキを回してきた。入学試験の時も雪乃とやった時もそうだった。

これだけは元の世界にいた時から変わらないし、譲れないことだ。

 

俺はどんなにネタに走ったデッキでも必ず勝ちパターンというものを1つは作るしデュエルでは真剣にそこに向かって突き進む。

どれだけ面白く組んでも完全に勝利を捨てた構成をした時点でそれはデッキじゃなくてただの紙束だと思うし、せっかく勝ちパターンを作っても使う側が勝つことを諦めてたらそのデッキの存在意義がなくなると思うからだ。

そりゃ相手が強ければ自分が勝ちパターンを揃えるより早く相手にやられてしまうことや、勝ちパターンにはめてもそれがまったく歯が立たないだってあるだろう。そんな経験は様々なデッキが存在していた元の世界で何度もした。だがその結果負けたとしてもそれはそれでいいんだよ。

大事なのはその過程だと思うしそこを真剣に頑張るからこそ勝っても負けても楽しいんだ。だからこそ俺はあれだけどっぷりと遊戯王にハマったんだと思う。

 

 

正直この先も目立ちたないように生きていくっていう目標は変わらない。そのために普段からガチデッキは使うことはしないし自ら進んで原作介入するつもりもない。

 

けどこの気持ちだけは絶対に忘れたくないし曲げるたくもない。

だからこれからだってどんなデッキでも勝つ方法を考えるし誰とデュエルすることになっても勝利に向かってまっすぐ行く。その結果勝って今回みたいに変なフラグが立ってしまうことだってあるだろう。それでもこの気持ちを曲げてわざと負けるよりはずっといい。

だからもう勝ったことを後悔なんてしないしその結果どうなろうとも後悔しない。この先例えフラグを避けられくなってしまい原作キャラや雪乃達のようなTFキャラと戦うことになろうと、変わらずに俺は俺の流儀を貫いていこう! そう気持ちを再確認しなおしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

人の噂もなんとやらとはよく言ったもので、2週間もすると噂も大分落ち着いてきた。どうやら俺がコソコソと逃げ回っていたことで噂が変に加速した部分もあったようで逃げなくなってからは更に沈静化していった。

ブルーの連中の嫉妬はさすがになくならなかったけどそっちも随分とマシなったと思う。

雪乃は相変わらずだけど彼女の相手だけなら上手いことかわしていける。俺はやっと平和な学園生活を取り戻した。そう、取り戻したはずだった…。

 

 

ある日の放課後雪乃に無理やり校舎裏に連れてこられるとそこには何故かすげーやる気満々なブルーの生徒がいた。

 

 

「どういうことだ雪乃…」

 

「このボウヤがあまりにもしつこくてね。貴方に勝ったら付き合う、負けたら金輪際私に付きまとわないっていう条件でデュエルを受けてあげたのよ。」

 

「ふん! オベリスクブルーのエリートである俺がラーイエローのお前なんかに負けるはずがないからな! 本当に勝ったら俺と付き合ってくれるんだね藤原君?」

 

「えぇもちろんよ。もっとも、ボウヤが勝てたらだけどね…。」

 

 

俺を放置してどんどん話が進んでいくが、どうにか状況は把握した。というかここで俺をダシに使わないで雪乃とコイツで勝負すればいいじゃないかと素直に思う。

デミスドーザーならその辺のデッキには負けないだろうが。

 

雪乃が挑発したせいでブルーの奴はすげー目で俺をにらんでくるし、雪乃は雪乃でまさか負けたりしないわよね?と言わんばかりの視線をこちらに向けてくる。もう逃げ道はないようだ。

雪乃から渡されたデュエルディスクにこの前戦ったのと同じデッキをセットする。

 

 

「さぁ遊一、さっさとあのボウヤを倒して頂戴」

 

「最近藤原君とよく一緒にいるみたいだが、お前では彼女とでは不釣合いだ! 彼女には俺のようなエリートこそふさわしい! それをこれから証明してやる!!」

 

「はぁ…なんだって俺が…」

 

 

どうにも気乗りはしないが、デュエルする以上は真面目にやらせてもらう。エリートの実力とやらを見せてもらおうか。

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

 

こうして何故か雪乃を賭けた俺とエリート君のデュエルが始まったのだった。

 

 

 

 




9話でした

主人公の独白というか考えについてのシーンいかがだったでしょうか?
デッキを作るときのポリシーというかそういった点は作者の考えが盛り込まれています
そんなことないだろ!!と思う方もいらっしゃるかもしれませんがお許しください
どうもこんな感じで話を深く掘り下げていくと作りこみの甘さが露呈してしまいそうなんで今後はそういうシーンはないかもしれません
もう少し上手に書けるようになればこんな感じのシーンも多く書いてみたいのですが・・・



ちなみに主人公はゆきのんの好意をちゃんとわかってます。わかった上でゆきのんの猛アピールに思わずに一歩引いてしまっているといった感じです。主人公からすれば好意は嬉しいけど出会ったばかりというのもあり、今はお友達でいたいというのが本音ですね
主人公はゆきのんが嫌いとかゆきのんとの恋愛フラグがこの先ないとかそういうのじゃまったくないのでご理解ください


次回はデュエル回です
前回出せなかったデッキに眠るエースが登場しますのでお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。