エリプリルフールネタに予想以上の反応があり、とても驚いてます
お騒がせしてすみませんでした
またターン3のデュエルシーンについてライフの計算ミスと不自然な流れがあったとのご指摘をいただき修正しました
また後ほど更なる修正が入るかもしれませんがお許しください
さて今回ですが、主人公の新しいデッキについてのお話がちょっと出てきます
今は禁止リストへ逝ってしまったとあるカードを使うか使わないか迷っています
ガチデッキの方では躊躇なく現実の禁止制限となっているカードを入れますが、普段使うデッキにも入れていいものか迷っております
もしかしたらやむを得ず入れるかもしれませんがご了承ください
更には今回色々な背景設定的な部分についての話も出てきますがこれは作者の捏造と想像で書いています
もしかして違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんがご了承ください
それではどうぞ!
アカデミア生活も2ヶ月近くになろうとしてた。
学校も2月にもなれば同級生の顔も覚えてくる。同級生の中に雪乃やゆま以外にもTFキャラが何人かいることに気づいたが彼女達との接触は特にない。こちらから接触する気はないので出来るならこのままでと切に願う。
そういえばこの前ぶっ飛ばしたエリート君は、どうやらその自称エリートとしてのプライドのためかイエローの俺に負けたなんて口が裂けても周りに言えないと黙っているようだ。そのおかげでブルーの連中に変に目を付けられることはなかったので助かっている。
もっとも雪乃と親しい関係にあることという意味では目を付けられているんだけどな。
しかし彼女は奴らの中で高嶺の花という位置付けだからか、だた遠巻きに見つめて俺に嫉妬している様子だけで実害はなかった。
だからエリート君の時のように彼女を賭けてデュエルするなんてことはあの1件以来なかった。
そんなわけでどうにか少々の面倒こそあれど平和に毎日を過ごしている。
さて、ここアカデミアでは毎月1回の試験が行われる。内容はデュエルに関する筆記と実技。一般教養は半年に1回だけだ。
デュエリストの養成学校なだけはあり、一般教養に関してはよっぽどひどい点を取らなければさして問題にはならない。まぁもっとも、学年末に成績表として親元へ送られるため、人によっては問題になるかもしれないがな。
ところが月1試験はそうもいかない。アカデミア内ではデュエルの成績がすべてだ。
この試験でいい成績を取れば寮の格上げが待っている。逆に残念な成績を残せば寮の格下げが起こるしそれが重なれば留年や退学もありえる。
まぁもっとも寮の格下げなんてことは筆記の方をしっかり出来ていれば実技で負けたとしても滅多に起こらないというこのなんで心配はない。要は筆記をしっかり頑張れってことだな。
だが、実技は同じ寮内で行われるためその結果は寮の中での上下関係にも関わってくる。格上げはないそこないが、エリート意識の塊みたいな連中だって仲間内での自分の地位の確保のために負けられない戦いがそこにあるわけだ。イエローの俺には関係ないけどな。
入学してすぐの月こそ授業の進行の関係上なかったが、ついにやってくる月1試験を来週に控え、みんな慌しく勉強していた。最初の試験ということもあり、どの程度の問題が出るのかわからないため準備をしすぎて損はないということだろう。
そうしてみんなが必死になっている中、俺はというとのんびり新しいデッキ作りをしていた。授業を聞いている限りわざわざ勉強するレベルの内容はなかった。元の世界からすれば本当に基礎の基礎の話しかしないからな。
今作っているこのデッキ、早速次の実技で使いたいところだが上手く調整出来ずちゃんと回せない。元の世界で禁止カードになってしまったあのカードを使えば多少改善するとは思うんだけどなぁ…。一応他のカードで代用も出来るけどこれじゃ遅すぎるんだよ実際。
別にこっちの世界では禁止じゃないし極悪効果ってカードじゃない。1枚だけ入れちゃおうかな…うーん…。
まぁとりあえずは代用カードを入れておくか。どの道調整がもっともっと必要だし、残念だけど今回はいつものデッキを使おう。
新しく作ったデッキをケースにしまい、俺はネフティス達が入ったデッキの調整に入ったのだった。
次の日俺は、ゆまにお願いされて彼女のデッキ調整に付き合っていた。
広げたデッキを挟んで向き合い、俺が改善点をあげてそれを彼女が直していくという流れで調整はどんどん進んでいった。その中で彼女が持っていないカードをいくつかあげる約束をした。ゆまはそんなの悪いと断ってきたが、別に余っているカードだし構わないと伝えると最終的に申し訳なさそうに折れた。あげるのはこの世界に実在するカードだし、事実余っているカードだから問題はないだろう。
こうして完成したデッキを改めて見ると、近々制限されると噂はあれど今は無制限のエアーマン、そしてアニメ効果のバブルマンが搭載されたかなり強力なデッキだと思う。ここに俺があげるカードが入ればそこらの奴には負けないだろう。
デッキ調整が終わった後はのんびりとお茶をしていた。そういえばこうしてゆまと2人でゆっくりと話すのも久しぶりなように思う。メールはちょくちょくしてるけどな。
デュエルの話や学校のこと…意外と話は尽きない。そしてその中で俺はふと浮かんだ疑問を彼女に聞いてみることにした。
「ゆまはどうしてヒーローを使うんだ?」
「あぅ…やっぱり女の子がヒーローデッキなんて変ですか…?」
「いや、別に変だなんて思わないさ。けどなんか理由でもあるのかなって」
そう。TFではおそらくガッチャさんを意識してヒーローデッキを持たされていたゆま。この世界でも同じようにヒーローデッキを使いこなす彼女だが、普通女の子がヒーローというカテゴリーを選ぶのは変だとは言わないが、珍しいのは事実だ。だから理由があるのかと思い聞いてみることにしたのだ。
ただ何か深い事情があるなら聞かないでおく。誰だって人に言えない秘密や人に言いたくないことの1つもあるもんだろう。それにそういうのを無理やり聞くような趣味はない。
そう伝えると少し言うか迷った様子だったが、彼女はその理由を教えてくれた。
「私、小さい頃はすごく引っ込み思案だったんです。だから友達も中々出来ないし、男の子にからかわれても言い返すことも出来なくて泣いてばかりいました。いつも心の中でアニメで見たように颯爽と現れて怖い男の子達をやっつけてくれる、そんなヒーローの存在を待っていたんです。そしてある時にデュエルモンスターズのヒーローと出会いました。アニメのヒーローのようにピンチになればこのヒーロー達がカードから出てきて私を助けてくれる。小さかった私はそう信じて、お守りのようにカードを持ち歩くようになったんです。そしてそれからというもの、あれだけ怖かった男の子達にも少しずつですが立ち向かえるようになりました。ヒーロー達がついている、そう思うことで立ち向かう勇気を持つことが出来たんですね。もちろんカードからヒーロー達が出て直接助けてくれるなんてことはなかったですけど、私は彼らに救われたんです。だからヒーローは私にとって特別な存在であり、これからもずっと一緒にいてくれる大切なパートナーなんです」
そう言ってデッキを見つめるゆまの瞳はすごく優しいものだった。
しかしゆまが引っ込み思案だった…か。誰にでも物怖じせず話しかけ、あの雪乃とさえ友達になってしまうことが出来る今のゆまからはちょっと想像出来ないな。
けどそういう思いいれがあるカードがありそれを使い続けるゆまは、様々なデッキを作っては崩してを繰り返してきた俺には少しうらやましく感じた。そりゃ好きなカードは俺にだってあるけど彼女ほど思いいれがあるわけではないからな。
そんなことを思っていると一息ついた彼女が再び語りだした。
「それにヒーローはちゃんと私の元へ来てくれたんですよ? 襲われそうになったとき、颯爽と現れて助けてくれましたから。だから私にとって遊一くんは小さい頃からずっと待ち続けていたヒーローでなんですよ♪」
そう言ってえへへっといつものように笑う彼女に思わず照れてしまったのは内緒だ。
純粋な性格の分、ゆまは言葉がストレートすぎるんだよ…。そう思いながら、赤くなってしまった顔をゆまにばれないよう必死に隠すのだった。
ちなみに後日、ゆまから俺にカードをもらったと聞いて不機嫌になってしまった雪乃の怒りを沈めるために大変な思いをしたのは別の話だ。
というわけで11話でした!
アカデミアの試験についての設定やゆまちゃんの過去のお話は全て作者の想像で書きました
違和感を感じたらすみません
一応ゆまちゃん回という気持ちで書いたのですが、ちゃんとゆまちゃん回になっているのだろうか・・・
ちなみにゆまちゃんにあげたカードは平行世界融合と属性ヒーローの最終兵器アブソルートです
アナザーネオスや超融合はガッチャさんの関係であげてません
ネオスがまだいない状況なのにアナザーネオスがいるというのも変な話なのでこの世界にはアナザーネオスはいない設定です
次回は月1試験です
デュエル相手はもう考えてありますので誰かは次回のお楽しみということで!
さてそれでは今日の最強カードといきましょう
今日は話の中でちょろっと出て来たあのカードです
遊一「今日の最強カードはE・HERO バブルマン。レベル4水属性戦士族モンスターだ。
E・HEROの1体で手札がこのカードのみの場合特殊召喚出来るという効果を持っている。
また召喚・特殊召喚・反転召喚した時に自分のフィールドと手札にこのカード以外が存在しない場合にカードを2枚ドロー出来るんだ。
正直後半の効果はあまり使うことはないんじゃないかな。使う時はそうとうピンチな状況だから攻撃力800しかないコイツを立たせるのは得策じゃないと思う。
レベル4で戦士族ということもあり、先に他のカードを召喚した後に手札を減らして特殊召喚してからエクシーズなんてことも一応出来るんだ。ランク4エクシーズにはエクスカリバーやブレードハートなど、効果は強いけど戦士族を指定するカードもあるから使い道があるかもしれない。
ちなみにコイツは2枚の専用サポートカードがあるが専用カードな上、効果も微妙なのでそんなに活躍しないと思う。
そんなコイツだが、アニメでは出したときにフィールドにコイツ以外いない場合2枚ドローという効果になっている。手札という制限がない上表側守備表示で召喚出来るアニメでは役に立つ可能性が非常に高い。
事実アニメではガッチャさんがコイツを使い何度もドローしてたからな。
ちなみにガッチャさんはコイツの効果でドローすると強欲な壺やコイツの専用サポートカードを引けるという特殊能力の持ち主だ」