前回の更新から早1月近く・・・申し訳ございません!!
私生活が忙しいというのもありましたが、書くのにかなり悩みました
悩んだ末にどうにかこうにか書き上げたので変な内容だったり説明不足になっている所も多いかと思いますが、今の自分にはこれが精一杯です・・・
お許しください
今回はデュエルはお休みです
次回はデュエルする予定なのでお楽しみに!
それではどうぞ!
中村とのデュエルの後は、のんびりと他の生徒のデュエルの観戦をしていた。
色々とあったけど終わってしまえば後は気楽なもんだ。
残念ながらゆまなど何人かの知り合いのデュエルは俺がしている間に終わったようで見逃してしまったが、雪乃のデュエルは見ることが出来た。
雪乃は得意のデミスでぶっぱした後に巨大化を装備するという彼女のデッキらしい豪快な1キルで勝利。
そして今は雪乃達と合流し、ガッチャさんのデュエルを観戦している。なんだかんだで生徒の間で注目を集めているガッチャさんのデュエルに雪乃達も興味があるようだ。
原作通りデュエルはサンダーの優勢で進んでいく。
しかし原作効果の打ち出の小槌は強いなぁ…他のカードもそうだけどこの時代はドローカードが充実しすぎている。天よりの宝札や命削りの宝札なんてそれだけで逆転に繋がる、まさしく必殺のドローカードだろう。
逆にOCG効果に変わっているカードもあるし、なんというか非常にいいとこ取りな世界だよなぁ。
そんなことを考えているとサンダーがモンスターを大量展開し、VWXYZを召喚した。たしかにVWXYZはロマン溢れるカードだ、だがしかし…。
「もったいないなぁ…」
「何がもったいないんですか遊一くん?」
思わず口から出てしまった一言をゆまに拾われてしまった。なんでもないとスルーしようとするも、雪乃までもが何がだとこちらを見ている。
仕方ない…少し解説するか。
「今のターン。万丈目はVWXYZを合体召喚したわけだが、合体召喚しないでVWとX、Y、Zの4体で攻撃した方が総攻撃力は高い。もし合体しないで総攻撃をかけてそれが通ればすでにデュエルは終わっていた。仮にヒーロー見参で今の状況と同じようにモンスターが出てきていても勝利という結果は変わらなかった。それをヤツは目先のロマンに囚われて勝利を逃してしまったわけだ。合体するにしたって除去すべきはまず伏せカードだ。ドヤ顔で攻撃してせっかく出したモンスターがミラフォで吹き飛ばされるなんて笑えないからね。と、まぁそれがもったいないと思っただけだ」
とここまでベラベラと解説ところでゆま達すっかり黙ってしまったことに気づいた。少ししゃべりすぎたかと思い彼女達の方を確認すると2人とも驚いた顔でこちらを見ていた。
「すごいです遊一くん!」
「ふふっ…さすが私の見込んだ男ね」
2人からお褒めの言葉を貰ったけど、別に元の世界からすれば結構普通の考えだと思うんだけどなぁ…。
確かに単体の攻撃力や強力な効果というのも大切な要素だ。実際その1枚で逆転劇を作り出したり、相手を封殺してしまう強力なカードも存在する。しかし物量というのは侮れない。大量展開すれば総攻撃力で今みたいに1枚の強力なカードにも勝る。状況に合わせて両者を上手く使いわけていくというのが必要ということだ。
ましてやデュエルはカード単体で勝敗が決まるわけじゃない。モンスターのステータスや効果、魔法や罠などのデッキにある全てのカードを含めた総力戦だ。この世界では弱小カードと言われているだってコンボによってステータスの高いモンスターに負けない力を発揮することもある。
まぁ,シンクロやエクシーズがない以上はある程度はステータスが重視されるのもわかるんだけどね。
そんなことを考えているとガッチャさんが進化する翼を発動し,VWXYZが吹き飛ばされて消えた。そして原作通りフェザーマンをドローして勝利したのだった。
しかし、ここぞでばっちりモンスターをドローしちゃうガッチャさんのドロー力はやはり恐ろしいな。ドローカードはデュエリストが創造するものなんて怖いこと言ってる人もいるけど、ガッチャさんの場合はデスティニードローのオンパレードって感じだな。
デュエル後にガッチャさんのイエロー昇格が宣言され試験場にいるみんながそれを祝う中、俺はそんなことを思ったのだった。
試験から数日後、あの遊城十代が退学を賭けた制裁デュエルをする、とアカデミアではその話題で持ちきりであった。結局断ったものの最速で寮昇格の権利を勝ち取る程の実力者である彼が今度は退学になりそうだとなればそりゃみんな気になるだろう。
しかし騒ぎの中、俺は俺で別の事態に遭遇していた。
全ての始まりは昨日に遡る…。
その日の夜、俺はこの前知り合ったばかりであるガッチャさんから連絡をもらった。なんでも肝試しも兼ねて廃寮に探検に行くから一緒に来ないかというお誘いだった。
あの素敵ボイスを生で聞きたいという願望はあったが、闇のゲームに関わるのはごめんだしその後の制裁デュエルも勘弁願いたかったのでもちろん丁重にお断りした。
多少ごねていたが最終的にはガッチャさんも折れてくれたので平和にその日が終わるはずだった。…終わるはずだったんだ。
いつも通りの一日を終えて、そろそろ寝ようかなぁなんて考えていたその時であった。
―――いきなり目の前にカードの精霊が現れた。
デュエルモンスターズのカードの中にはカードの精霊を宿したものがいくつか存在する。精霊は遊戯王GXのストーリーの中で様々な場面に登場し、物語と深く関わりを持つ存在だ。そして主要キャラの何人かは精霊が宿ったカードを持っており、まさにパートナーを言うべき信頼関係を築いている。
しかし、俺がこの世界に持ち込んだカードは全てなんの変哲もない普通のカードだ。世界の破滅を起こすような危険なカードもなければ、精霊が宿っているような特別なカードもないはずだった。
ところが、だ。俺はこの世界に来てから何枚か新たにカードを手に入れている。所謂アニメオリジナルカードと言われるカードやら元の世界にも存在していたカードもいくつか手に入れている。
その中のカードに奇跡的に精霊の宿ったカードがあったのだ。どんな偶然だよと自分でも思うが、実際起こってしまったのだから本当に奇跡としか言いようがない。
そして俺の目の前に現れた2体の精霊。
どちらも以前童実野町のカードショップで激安で投売りされていたので思わず買ってしまったカード達だ。
1体はエフェクト・ヴェーラ。ショップでなんと50円で投売りされていた。元の世界でもばら撒きがあってそこそこ枚数は持っていたけど、あればあるだけ便利だと思い、何枚か買い込んだカードの中の1枚に精霊が宿っていたらしい。
シンクロがないにしてもこの効果は貴重だと思うのだが、ステータスの低さからこの世界では使えないカードして扱われている。
そのせいかすごくオドオドとしていて、自分のことを卑下てばかりだった。なので自身の効果の素晴らしさを説いた所、褒められるということに慣れていないのか卒倒してしまった。
事実相手ターン中限定とはいえ、ソリティアや強力なカード効果に待ったをかけられる数少ないカードだ。しかも手札から発動出来るのだ。シンクロのない世界と言えど、その効果は十分価値のあるものだろう。
もう1体はE・HEROプリズマー。コイツをショップで見つけた時は本当に驚いた。OCG効果の、しかも日本語版のプリズマーが500円だ。元の世界ではかなりの高額カードで俺も英語版しか持っていなかったため思わず買ってしまった。
墓地肥やしの概念というのがあまり浸透してないというのもあるんだろうが、正直言って破格だと思う。
コイツはヴェーラーと違ってしゃべれないらしく基本的にジェスチャーだけでの会話だけどノリもよく、中々おもしろいやつだ。精霊同士では意思疎通が出来るらしくヴェーラーがジェスチャーで伝わらない部分は通訳をしてくれる。
こんな感じで、とりあえず精霊たちからの自己紹介も済んだので、改めて色々な疑問をぶつけてみることにした。
「で? なんで今頃になって現れたんだ? カードに宿っていたならもっと早くに出てこれただろ?」
『え、えっとですね。それは…』
ヴェーラーの話を要約すると、どうやら2人共元々はカードから出られるような力はなかったらしい。ところがこのアカデミアのある島は精霊の力が多く集まっている場所らしく、この島の影響を受ける形で少しずつだが力を蓄えていった。そしてガッチャさんとタイタンの闇のデュエルに反発するように島全体の力が一時的にかなり強まったため、それに乗じてカードから出ることが出来たというわけらしい。
また現在は俺とパスのようなものを繋いでいるらしく、カードの出入りは自由となっているとのこと。そのパスとやらを繋ぐことによって、俺は彼ら力を少し分けてもらうことで精霊を認識することが出来るようになっている。逆に彼らはこのパスを使うことで人間界と精霊界との自由な行き来が可能になっているということらしい。
正直この世界に来てから精霊なんてもの1度も見たことなかった。だから精霊を見る力がない、俺には関係ないことだと完全に油断していた。まさかこんな形で新たなフラグが立つとは思いもしなかった。
本当ならば今すぐにでもそのパスとやらを解除してもらいたい所だが、何故か精霊達には懐かれてしまっている。
懐いているコイツらにパスを切ってすぐにでも精霊界に帰れというのもなんとも良心が痛むし、この世界に家族を置いて1人で来た俺にとってはなんだか家族が出来たようで悪い気もしない。
だからだろうか、俺はコイツらのマスターってやつになってみようという気持ちがわいた。
精霊の宿ったカードを持つことで起こる様々なトラブルだって、俺が気をつけることで回避出来ることも多いだろう。そう考え、コイツらを受け入れることを決意をした。
「まぁなんだ。その…これからよろしくな」
『は、はい! よろしくお願いしますマスター!』
「マスターなんて柄じゃないし、もっと気軽に遊一って呼んでくれ。俺は別に主従関係になりたいわけじゃない」
『い、いえ。マスターはマスターですし…』
「主従関係よりそうだなぁ…パートナーっての方がお互い気楽でいい。だろ?」
『…はい! 遊一さん!』
「プリズマーもこれからよろしくな」
ヴェーラーはどこか嬉しそうに微笑み、そしてプリズマーの方もジェスチャーでよろしくと伝えてきた。コイツらとなら楽しくやっていけそうだと思う。
こうして俺にパートナー精霊出来たのだった。
また賑やかな毎日にそうだなと思いつつ、これからどう対策について考えをめぐらせるのだった―――。
14話でした!
主人公のパートナー精霊はヴェーラーとプリズマーです!
理由は単純に自分の好きなカードだからですw
今後新たな精霊をとは思ってないですが、もしかしたら出てくるかもしれません
ヴェーラーは気弱なタイプ、プリズマーは逆にアクティブなタイプです
ちなみに自分の妄想の中ではヴェーラーたんは女の子なのでこの小説でもそういう設定でいきます!
物語を進めながらもっと精霊との絡みも出していこうと考えていますのでお楽しみに!
さて今日の最強カードは精霊として登場したこのカードにしようと思います!
遊一「今日の最強カードはE・HEROプリズマーだ。光属性戦士族のHEROの1枚だ。
このカードは元の世界では出回っている枚数が少ないこともあり高額レアカードとして取引されているカードだね。まぁ英語・韓国版は安いんだけど。
コイツの効果はエクストラデッキのカードを公開してデッキからその素材となっているカードを墓地へ落とすことで、ターン終了までそのカードと同名として扱うというものだ。よく某ライダーになぞらえて仮面ライドっていう人もいるな。
この同名として扱うっていう効果がかなりトリッキーで強力だ。墓地を肥やしながら、そのまま融合に繋げることが出来る。
また同名として扱うので専用サポートも使える。豊富なサポートを持つブルーアイズやレッドアイズ、ブラマジなんかと合わせて使われることが多いんじゃないだろうか。
また素材を墓地へ送るのでサモプリでプリズマーを呼んで素材を落としてエメラルをオーバーレイ、エメラルで素材を釣り上げるという流れが一般的だな。
またHEROだからそのサポートを受けられるというのも利点だな。
HEROデッキでは属性HEROよりもガッチャHEROで採用されることが多いカードだ」
それではまた次回!