遊戯王GX ホントは目立ちたくない転生者   作:やましん

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どうもやましんです

お気に入りが800件を超えました!!
こんなにも多くの方にご覧いただき非常に恐縮です。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
これからも読んでいただいている方が楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします!


というわけで16話です
今回は六武衆を引っ提げたツァンちゃんとのデュエル回です
即死魔法の言葉の使い手と主人公がどう戦っていくのかお楽しみに!


後感想コメントにてもっと男キャラを出して男の友情を!というご意見がありました
そこでTFキャラで登場させて欲しい男キャラがいましたら感想よりコメントくださると嬉しいです

更に誤字脱字等発見された方も合わせまして感想からお願いします


それではどうぞ!


ターン15 魔法の言葉モンケッソクケッソク

「「デュエル!!」」

 

 

俺のデュエルディスクにランプが点灯する。先行は俺だ。六武衆を相手に後攻は厳しい所だしこれはありがたい。

 

 

「俺のターンドロー!」

 

 

初手はまぁボチボチといった感じだろうか。コンセプトは単純だし、準備が整うまではまず防御を固めることから始めよう。

 

 

「俺はモンスターをセット。カードを2枚セットしてターンエンド」

 

 

遊一 LP4000 手札3枚

セットモンスター×1

伏せカード2枚

 

 

「なによ防御固め? 大したことないわね」

 

「最初のターンは様子見をするのも戦略の一つだと思うが?」

 

「フン! 余裕ぶっちゃって!」

 

「なんとでも。それよりそっちのターンだ」

 

「わ、わかってるわよ! ボクのターンドロー!」

 

 

さて無制限の六武衆を相手にする場合、一番警戒しなければならないのは六武の門だろう。元の世界でもモンケッソクケッソクという即死の魔法の言葉と揶揄された程危険なカードだ。しかもその門が2枚出てくるなんてこともあってしまうのだから本当に笑えない。

是非とも初手には入っていないで欲しい。頼むからそうあって欲しいところだが…。

 

 

「ボクは魔法カード六武の門と六武衆の結束をそれぞれ発動!」

 

 

ですよねぇ…。門が1枚といえど結束も発動されては厳しいぞ。これでカウンターがガンガン貯まってしまう。

どうにか後攻1ターン目から紫炎の登場までは阻止しなければ一方的にやられてしまう。

 

 

「更に相手フィールドのみモンスターが存在する場合、六武衆のご隠居は特殊召喚出来る! ボクはご隠居を守備表示で特殊召喚! そして門と結束の効果発動! 六武衆と名の付くモンスターが召喚・特殊召喚される度に門に2つ、結束に1つ武士道カウンターが乗るわ」

 

 

門のいい所は特殊召喚でもカウンターが乗るという所だな。更に結束の方にも同じ武士道カウンターを乗ることで門の効果をサポートし展開が加速する。更に召喚でカウンターがまた乗るという相乗効果が起こる。それが六武衆のいい所であり恐ろしい所だ。

 

 

 

「そして六武衆―ザンジを通常召喚! これで門と結束に更にカウンターが乗る!」

 

「ザンジの召喚成功時リバースオープン! 速攻魔法サイクロン発動! 六武の門を破壊だ」

 

 

初手にサイクロンが来てくれて本当によかった…。モンモンケッソクをされたらサイクロン1枚ではどうしようもなかったけど。

 

 

「くっ…。ならバトル! ザンジでセットモンスターを攻撃!」

 

「もう1枚のリバースオープン。罠カード次元幽閉だ。効果により攻撃モンスター1体を除外する」

 

「なんなのよもう! ならボクは六武の結束の効果発動! このカードを墓地へ送ることで乗っているカウンターの数だけカードをドローする! よってボクは2枚ドロー!! ボクはこれでターンエンド」

 

 

ツァン LP4000 手札4枚

六武衆のご隠居(守備表示)

 

 

次元幽閉は紫炎のために残しておきたかった所だが、ザンジをフィールドに残しておくのは面倒だし仕方ないか。とにかく六武衆の展開を少しでも防いでこちらの準備を整えていくしかないだろう。

 

「俺のターンドロー! 俺は異次元の女戦士を通常召喚しそのままバトル。女戦士でご隠居を攻撃! そしてカードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

遊一 LP4000 手札2枚

セットモンスター×1

異次元の女戦士

伏せカード1枚

 

 

「ボクのターンドロー! ボクは六武衆―イロウを通常召喚。そして自分フィールドに他に六武衆と名のつくモンスターがいる時、六武衆の師範は特殊召喚出来る!ボクは師範を特殊召喚してバトル!! イロウでセットモンスターを攻撃! そしてイロウの効果! このカードは他に六武衆がいる時裏守備モンスターと戦闘した場合裏守備のまま破壊する!!」

 

「セットモンスターは伝説の柔術家だ。そのまま破壊される」

 

「ボクはフィールド魔法紫炎の霞城を発動! 六武衆と名のつくモンスターを攻撃する時、攻撃モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする! これでターンエンド!」

 

 

ツァン LP4000 手札2枚

六武衆の師範

六武衆―イロウ

紫炎の霞城(フィールド魔法)

 

 

師範も出て来たか…これで紫炎が来たら布陣は完璧と言ったところだな。だが、こちらはどうしようもない以上今は耐える他ない。

 

 

「俺のターンドロー! 俺は女戦士を守備表示に変更してカードカー・Dを通常召喚し効果発動。このカードを生贄にささげてカードを2枚ドロー。その後このターンは強制的にエンドフェイズとなる。エンドだ」

 

 

遊一 LP4000 手札4枚

異次元の女戦士(守備表示)

伏せカード1枚

 

 

「ボクのターンドロー!そのままバトル! イロウで女戦士を攻撃!!」

 

「攻撃宣言時トラップ発動! ピンポイント・ガード! 墓地のレベル4以下のモンスターを守備表示で特殊召喚する! 俺は伝説の柔術家を選択。そしてこの効果で特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズまで効果及び戦闘では破壊されない」

 

「なんなのよもーっ! 攻撃を中断してボクはこれでターンエンド!」

 

 

ツァン LP4000 手札3枚

六武衆―イロウ

六武衆の師範

紫炎の霞城(フィールド魔法)

 

 

さてこの布陣でどこまで耐えられるのか…。手札に必要なカードが足りないし、とにかくもっとデッキを回したい。

 

 

「俺のターンドロー! 俺は魔法カードトレード・インを発動。手札のレベル8モンスター溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムを墓地へ送りカードを2枚ドロー! カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

遊一 LP4000 手札4枚

異次元の女戦士(守備表示)

伝説の柔術家(守備表示)

伏せカード1枚

 

 

さてラヴァ・ゴーレムを相手に公開することになったが、どんなデッキか勘付かれないだろうか。まぁ勘付かれてもどうってことがあるわけではないんだけど。

 

 

「ラヴァ・ゴーレムなんて使えないカード入れてるのアンタ? やっぱり大したことなさそうね」

 

「その大したことないヤツにライフを削れずに粘られているのはどこの誰だろうな?」

 

「う、うるさい! アンタなんてすぐにやっつけてやるんだから!!」

 

 

さて多少煽ってみたが、これで判断力が低下してプレイングミスでもしてくれればいいのだが…。

 

 

「ボクのターンドロー! ボクは魔法カード強欲な壺を発動! 効果でカードを2枚ドロー!!」

 

 

出たよ強欲な壺…この世界では制限カードなんだよなぁ。ノーリスクで2枚ドロー出来るってずるいよ。

 

 

「自分フィールドに六武衆と名のつくモンスターが2体以上いる時、このカードは特殊召喚出来る! 来なさい!大将軍 紫炎を特殊召喚!!」

 

『姫のために拙者参上!!』

 

 

フィールド上に紫炎が腕組みをして登場した。これで六武衆の布陣は完成か…。

 

 

「そして更に魔法カード地砕きを発動! 効果で相手フィールドの守備力が一番高いモンスターを破壊する! 守備力1800の伝説の柔術家を破壊!」

 

「げっ…」

 

「お情け無用! イロウで女戦士を攻撃!」

 

「女戦士の効果発動だ。このカードと戦闘を行ったカードと女戦士自身を除外する」

 

「けどもう終わりよ! 行きなさい! 紫炎と師範でダイレクトアタック!」

 

『姫の勝利のために参るぞ師範!!』

 

「まだだ! 俺は手札から速攻のかかしの効果を発動! このカードは相手のダイレクトアタック時に手札から墓地へ送り、バトルフェイズを強制終了させる!!」

 

 

速攻のかかしが現れてフィールドを駆け回る。それに注意がいってしまった紫炎と師範は注意がそちらに向いてしまい攻撃を中断してしまう。

さっきのトレード・インで引いたのが速攻のかかしだった。どうやらまだ運には見放されていないらしい。

 

 

「くっ…。カードを1枚伏せてターンエン…」

 

「待った! エンドフェイズ時にリバースオープン。速攻魔法終焉の焔を発動。効果で黒焔トークン2体を守備表示で特殊召喚する」

 

「また守備固め? 言っておくけど守っていてもデュエルは勝てないわよ! ターンエンド」

 

 

ツァン LP4000 手札2枚

六武衆の師範

大将軍 紫炎

紫炎の霞城(フィールド魔法)

伏せカード1枚

 

 

もう逃げ切れないことだし、腹を決めて攻めるぞ。紫炎が現れたし、伏せカードはおそらくあのカードの可能性が高い。ならば恐れず思い切り行かせてもらおう。

 

 

「俺のターンドロー!」

 

「もう逃げることは出来ないわよ? もう諦めてサレンダーしなさい!」

 

「悪いけどサレンダーは俺の主義じゃないんでね。それに俺は諦めてないぜ? このターンで勝たせてもらうよ」

 

「フン! 強がっても無駄よ!!」

 

「強がりかどうかはこのターンを見てからにしてもらおうか! 俺は魔法カード死者転生を発動。手札1枚を墓地へ送り墓地のモンスター1体を手札へ加えるぞ。手札のマシュマロンを墓地へ送り墓地の溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムを手札へ」

 

 

これでピースは揃った。これからが本番だ。

 

 

「俺は相手フィールドのモンスター2体を生贄に捧げて溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムを攻撃表示で特殊召喚。そしてこのターン俺は通常召喚出来なくなる」

 

『ぐぉ!? 姫…申し訳ござらぬ…』

 

「紫炎!? け、けどだからなによ! わざわざ攻撃力3000のモンスターを相手にあげるなんて…そんな無駄足掻きするくらいならさっさとサレンダーしなさい!!」

 

「まだ終わりじゃないぜ? 更に俺はフィールドの黒焔トークン2体と墓地の伝説の柔術家をゲームから除外してThe・アトモスフィアを攻撃表示で特殊召喚!!」

 

 

フィールドに暴風が吹き荒れて1体の巨大な鳥が現れた。エースにしてこのデッキのコンセプトたるモンスターだ。

 

 

「アトモスフィアの効果発動! 1ターンに1度相手フィールド上のモンスター1体を装備カード扱いとして装備することが出来る! 俺はラヴァ・ゴーレムを選択。そして装備したモンスターの攻守の数値だけこのカードの攻守はアップする!! よってアトモスフィアの攻撃力は4000だ!!」

 

「なんですって!?」

 

 

アトモスフィアの抱える球体の中にラヴァ・ゴーレムが吸収され、攻撃力が上昇する。一見デメリットばかりが目立つラヴァ・ゴーレムもこういう使い方が出来るわけだ。

俺の読みでは伏せカードは王宮のお触れかわが身を盾にだと思われる。

さぁこれで攻撃が通れば勝ちだが…。

 

 

「宣言通り勝たせてもらうぞ! アトモスフィアでダレイクトアタック!!」

 

「きゃあああああああああああ!」

 

ツァン LP4000-4000→0

 

 

デュエル終了の音が鳴り、ソリッドビジョンが消えた。

どうやら読みは当たったみたいだな。ホッと一息をついて、ずっと心配そうに見守っていたヴェーラーに微笑みかけると、向こうも嬉しそうに笑い返してくれた。

 

そしてダイレクトアタックを受けて座り込んでしまったツァンに俺は歩み寄り手を差し出す。

 

 

「これでいいかな?」

 

「フ、フン! とりあえず認めてあげてもいいわ! けど1回勝ったくらいで調子に乗らないことね!」

 

 

ツァンは俺の手を掴み立ち上がると、そっぽを向いてしまった。

デュエル中も思ったけど本当にその名の通りツンツンしているな。

 

 

「さて、俺はこれで帰らせてもらうよ。ツァンディレさんも遅くならない内に帰った方がいいぞ?」

 

「…ツァン」

 

 

無事勝てたことだしさっさと帰ろうと背を向けると、彼女がボソリと何かを呟いた。何を言っているのわからなかったため、再び彼女を見る。

 

 

「い、一応このボクに勝ったわけだし、アンタを認めて名前で呼ばせてあげるって言ってるの!! これからはボクのことツァンって呼んでいいわよ」

 

 

えーっと…要約するとお友達になってくださいってことでいいのかな?

ツンデレ語は上手くわからないが、多分間違ってはないだろう。ここで下手に遠ざけてまた変なことになるくらいなら素直に友達になった方が平和的だろう。それにデュエルはもう勘弁だけど友達になるくらいなら全然問題ない。

 

 

「わかったよ。じゃあ…ツァン! またな!」

 

「…うん。またね…」

 

 

 

 

 

こうして次の日から時々ツァンが俺の元へ遊びにくるようになった。そこでヴェーラーを含めて話し、いじめの誤解がようやく解けたこと。そして同じく遊びに来ていたゆまや雪乃と知り合い、彼女達とも友達になるのはまた別の話である…。

 

 

 




というわけで16話でした


今回主人公が使ったデッキはアトモスフィアを主軸においたデッキです
アトモスフィアを出すまではひたすら除去等で粘りながら相手のモンスターを貯めていくスタイルです
今回出番がありませんでしたが、ラヴァ・ゴーレムとトーチゴーレムを送りつけてから所有者の刻印でゴーレムを戻してぶん殴るということも出来ます
4000ライフではもちろんリアルでもアトモスフィアまで出せば1ショットキルが狙えるデッキとなっています
リアルだったらゴーレム2体でぶん殴った後にメイン2にエクシーズをすればラヴァ・ゴーレムのデメリットも回避出来ますね
このデッキではエクシーズが使えないので代わりにアドバンスドローを積んでいます



され次回からしばらくは冬休み編としてオリジナルで書いていこうと思っています
次回分は冬休み編の序章といった感じになるかと思います
以前からリクエストのあったゆまちゃん達視点のお話も書こうかと思っていますのでストーリーはしばらく進みません
ご了承ください


さて今回の今日の最強カードはデュエルのフィニッシャーにもなったあのカードにしようと思います
それではどうぞ!


遊一「今日の最強カードはThe・アトモスフィアだ。レベル8風属性鳥獣族のモンスターだ。
このモンスターは通常召喚出来なく、自分フィールドの2体と墓地の1体のモンスターをゲームから除外することで特殊召喚出来る。
このカードの面白い所はこの召喚条件だ。フィールドから除外するのはトークンでも構わないため、今回俺がした様にトークンをコストにすることが出来る。また召喚権を使わないので更なる展開が出来るのもいいな。
今回は出番がなかったが、トーチ・ゴーレムとは相性抜群だな。
また攻撃力が1000しかないため奈落を回避出来る点も優れている。
コイツの効果は表側の相手モンスターを装備カード扱いにしてその攻守分だけ攻守がアップする。
似た効果を持つサクリファイスとは、ベースに攻撃力が1000ある点で差別化出来る。下級モンスターを奪っただけでも上級クラスのアタッカーになるし、上級モンスターを奪えば中々突破されないステータスになるだろう。
しかし装備モンスターを割られてしまえばまたステータスは元に戻ってしまうし、耐性も特にない。
天敵であるヴェーラーなどで効果を無効化されてしまうと、攻撃力1000のまま素立ちになってしまうので注意だ。」



それではまた次回!
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