遊戯王GX ホントは目立ちたくない転生者   作:やましん

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どうもやましんです

まず初めにお気に入り900件超えです!本当にありがとうございます!!
こんなにも多くの方にご覧いただき大変うれしく思っております
見ていただいている方全てにこの場を借りてお礼を申し上げます!
これからも頑張っていきますのでこの小説共々よろしくお願いいたします


更新が遅くなってしまいましたが、17話です
今回はエアーマンこと三沢くんの昇格試験のお話です

冬休み編に入ろうと思ったのですが、三沢くんの試験のことをすっかり忘れていたので今回はそこについて触れたいと思います

ただ今回はデュエルシーンはなしで話の流れをサラサラっと書きました
後書きでも触れたいと思いますが、月1試験で三沢くんとデュエルなんてのも悪くないなと思ってますので見たいという方は感想からお願いします

加えて誤字脱字等を発見された方がいましたらそちらも合わせて感想からお願いします



それではどうぞ


ターン16 野球と昇格試験とエアーマン

 

 

 

時々忘れそうになるが、我らがデュエルアカデミアは高校にあたる教育機関だ。当然一般教養の授業もあれば、体育の授業も一応ある。

 

現在も絶賛体育の授業中だ。

種目は野球。なんとアカデミア内には立派な野球球場があるわけなんだが、入学後野球部の存在を見たことは一度もない。その他専用グランドもあるのだがその部活動を見かけることは少ない。

 

 

そんな球場の隅っこで俺はぼーっと突っ立っていた。残念ながら元の世界でも野球の経験はない。精々体育でしたソフトボールくらいだ。

なのでベンチウォーマーとしてのんびり観戦をしている。神楽坂達も一緒に観戦中だ。

 

試合内容はガッチャさんが持ち前の運動神経で投打に大活躍をしている。彼の速球をキャッチャーとして平然と受けている翔も運動神経いいな。

我がイエロー寮はガッチャさんの前に沈黙し、3対0で負けている。しかも現在満塁。バッターはガッチャさんだ。

あくまで授業の一環であり勝敗は関係ないとはいえ、ピンチだな。

 

 

「その試合ちょっと待ったぁぁ!!」

 

 

突如誰かが球場へ入ってきた。

誰かと思い見てみるとエアーマ…もとい三沢だった。あれ…?三沢ずっといたと思ってたんだけどな。トイレでも行ってたのかね。

 

 

「すみません。デッキ構築論に夢中になってしまって…」

 

 

なんともアカデミアらしい言い訳だな。というかデッキ構築論ってどんなものなんだろうか。魔法罠とモンスターの投入バランスとかの話なのかな。

しかもそれで許されてしまう辺りぶっとんでるな。さすがデュエルの専門学校。

 

 

三沢はそのままマウンドに登るとガッチャさんを見事に三振に取った。ボールが分身したように見えたのはきっと気のせいだろう、うん。

そしてバッターとしても満塁で打ってイエロー寮の勝利となった。今日のヒーローは三沢で決まりだな。

 

 

 

 

 

そして野球から数日後、アカデミアでは1つの話題で盛り上がっていた。三沢と万丈目が寮の入れ替えを賭けたデュエルをするという内容だ。

レッドやイエローのメンバーからすればこんなに早くブルーへ昇格のチャンスを掴んだ三沢への期待感が、ブルーの連中からすればずっと1年生のトップに君臨していた万丈目が転落するのが気味がいいという感じだろう。エリートさん達は権力争いが絶えないもんだねぇ。

ブルー生と一悶着あった後に、クロノスから入れ替えデュエルを言い渡されて教室から去る万丈目をみんなが笑っている中、俺は1人そんなことを考えていた。

 

 

 

 

 

 

「ところで貴方のブルー昇格はまだかしら、遊一?」

 

 

お昼休みとなり、食堂へいつものゆまと雪乃の3人で向かっている途中でも入れ替えデュエルの話になった。ツァンも誘おうかと思ったが、お昼休みになるとすぐにいなくなってしまった。

 

 

「俺はオベリスクブルーには興味ないよ。ていうかあの連中と一緒に生活するとか疲れそうだしむしろ嫌だね」

 

「遊一くんの気持ち少しわかりますぅ…。私もブルー寮の空気にあまり慣れてなくて…」

 

 

ブルー寮にいる人間は所謂お坊ちゃんお嬢ちゃんが多い。

だからかブルー寮は建物もそうだが、全てが上流階級的な雰囲気なのだ。幼少からその様な空気に慣れていれば別に気にならないだろうが、一般家庭で育った人間には正直慣れるには時間がかかる環境だろう。

ましてや男子寮にいる人間達はまさにプライドの塊みたいな連中だ。嫉妬や権力争いの激しいあの環境で生活するなんて息苦しくて堪らない。

 

 

「まぁ貴方達の気持ちのわからなくはないわね。私は中等部からの持ち上がりだし慣れてしまってるけど、女子寮のあの雰囲気も慣れない人には慣れないでしょうね」

 

「その点イエロー寮はそういうことはほとんどないし、生活環境も申し分ないからな。だから当分はこのままイエロー寮のままがいいよ」

 

 

食事も十分なものだし、変な権力争いもない。イエロー寮は本当に平和だと思う。

その分影が薄いんだけどねー。まぁ目立ちたくない俺にとっては最高の環境だな。

 

 

「貴方は私が認めた男なのよ? まぁ無理にブルーへ昇格しろとは言わないけどいずれはここのトップに立って欲しいものね」

 

「トップねぇ…そういうのにも興味はないな。俺は平和に過ごせるのが一番だ」

 

「遊一くんはあまり欲がないんですねぇ…」

 

 

別に欲がないわけじゃないけどな。アカデミアに入学してからというものの変なフラグばかり立っている感は否めないが、目立たずに生きていくということが俺の究極の欲なわけだし。

雪乃は不満そうだけど、なんだかんだで今の生活が好きだしこうしてずっと過ごせればいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

授業を終え寮に帰宅すると何故か食堂にガッチャさん達がいた。レッドの人間がウチに来るなんて珍しいこともあるな。

何かイエロー寮でイベントあったっけと考えていると彼らが気づいて声をかけてきた。

 

 

「おーい遊一!!」

 

「よぉ遊城。何しに来たんだ?」

 

「三沢の部屋のペンキ塗りしてたんだぜ!」

 

 

あぁそういえばそんなこともあったな。

確か三沢の部屋って落書きだらけなんだった。個人のスペースといえど借り物に落書きとかしていいんだろうか。

そんなことを考えていると、大皿を持って三沢本人が現れた。

しかしロブスターとは随分高級なものを買ったな。食堂の中でもトップクラスの高級品でこれを頼む奴はほとんどいないような物だ。

ガッチャさん達に料理を渡すと彼はこちらに話かけてきた。

 

 

「こうして直接話すのは始めてだったな。三沢大地だ。よろしく頼む」

 

「あぁ、麻倉遊一だ。よろしく」

 

 

結局またしても原作キャラと知り合ってしまった。けどまぁ三沢はエアーマンとまで言われるくらいの影が薄さだ。そんな彼なら知り合っても別に大きな問題ないだろう。

 

結局その日の夕食はその後合流した神楽坂達と共に、ガッチャさん達と食べたのだった。

 

 

 

 

 

「そういえば三沢、今度寮の昇格試験を受けるらしいな」

 

「あぁ、しかし相手はあの万丈目だ。油断は出来ない」

 

「すげーなぁ!! お前なら絶対勝てるって!!」

 

「すごいよ三沢君!!」

 

 

食事の場でもやはり三沢の昇格試験の話になった。ガッチャさん達は昇格試験の話を知らなかったらしく、自分のことの様に喜んでいた。やっぱりみんないい奴だな。

最終的には三沢の壮行会の様な感じ変わりで夕食は過ぎて行った。

 

 

 

 

 

 

次の日には入れ替えデュエルが行われ、結果として万丈目が敗れた。結局三沢はブルーへの昇格を断ることになったがデュエルで勝ったことには変わりない。

一応両者のことを考慮して観戦は彼らと近い間柄である人以外認められていなかった。しかし、その結果はすぐに学園中に広がることになった。そしてそれからすぐに万丈目は学園から消え去った。

 

彼が去ってすぐに彼を捜索しようとガッチャさん達からお誘いがあったが、すでにこの学園いないと知っているので当然お断りした。第一面識のない俺が彼の捜索をするというのも変な話だろう。

捜索を終えたガッチャさんより猿とデュエルしたなどというよくわからない報告を受け、そこで初めてそんなこともあったなぁと思い出したのだった。

 

 

 

 

 

万丈目の1件から1週間も経つと彼が話題に上ることもほとんどなくなった。まぁ行方不明ではなく自ら去ったという話が広がったこともあり、彼の現状をあれこれ詮索する声がなくなったのも当然といえば当然かもしれない。

更に加えて直前に迫った冬休み前最後の試験がもうすぐということもあり、学園内の話題はすっかりそちらへシフトしていった。

 

 

 

 

 

 

「そういえば遊一くんは冬休みはどうするんですか?」

 

 

試験を目前にひかえみんなで勉強会という名の雑談をしていた中、ふいにゆまが聞いてきた。

試験と言ってもまだ入学数ヶ月しか経っていないこともあり、まだまだ内容は簡単なものだ。正直俺は勉強しないでもそこそこの点数は取れる自信がある。

他のメンバーも自信があるのか真面目に勉強していたのはほんの最初だけですっかりお茶会へと変貌を遂げてしまった。

 

 

「冬休みは帰省するつもりだよ。長く家を空けてたから自宅の状況も気になるし」

 

 

実際ハウスキーパーに頼んであるとはいえ、帰れるタイミングがあるなら帰って確認したい。まぁ本音は冬休み中に変なフラグを踏むくらいなら家に帰って大人しくしていた方が安全だと思うからだけど。

 

 

「あれ? 遊一くんは一人暮らしなんですか?」

 

「あぁ。言ったことなかったっけ? 両親は海外にいるんだよ」

 

 

まぁ転生者である俺はこっちに両親なんていないけどな。下手に両親はいないなんて言えば変な同情を買うことになるから海外にいることにしておいた。

一人暮らしと聞いて雪乃の目がギラリと輝いた様に見えたのはきっと気のせいじゃない。

 

 

「あら。男の一人暮らしじゃ何かと大変でしょ? フフッ…私がお世話してア・ゲ・ル」

 

「…遠慮しとくよ」

 

「連れないのねぇ…遠慮なんかしなくていいのに」

 

 

前世から考えればそれなりの家事歴だし、別にお世話はいらないのは事実だ。まぁ雪乃の意味するお世話とは違うんだろうけど気づかないフリをしておいた。

 

 

「みんなはどうするんだ?」

 

「私は帰るわ。遊一も帰るならここにいてもつまらないし」

 

「私も帰ります。久しぶりに家族に会いたいですし」

 

「ボクも帰るわ。ウチはパパが厳しいからこういう長期休みは帰らないといけないのよ…」

 

 

三者三様だが、みんなとりあえずは実家に帰るらしい。まぁ年末年始も学校で過ごそうなんて奴は中々の変わり者か単に実家が嫌いな奴くらいのものだろうな。

 

 

雪乃達3人がせっかくみんな帰省するなら集まろうなんて今後の予定を話をしている中、俺はどうか平和な冬休みであって欲しいと願うのだった…。

 

 

 




というわけで17話でした


前書きにも書いた通り冬休み前の最後の実技で三沢くんとデュエルするのもアリかなぁなんて考えていますのでもし見たいという方がいましたら感想からお願いします


特にないようでしたら次回からは冬休み編に入りしばらくオリジナルでいこうと思っていますのでよろしくお願いします



本日は今日の最強カードはお休みとさせてください

それでは次回をお楽しみに!!
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