3話目でまだアカデミアの入学試験にも入れていない・・・どうしたもんか
欲望のままに書いてますので入学はもう少し先になりそうです
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目を覚ますと俺はベットの上にいた。
「知らない天井だ…」
と、まぁふざけていないでとりあえず起きることにした。どうやら無事遊戯王の世界へ着いたらしい。そしておそらくここは彼女が与えてくれた俺の部屋なのだろう。
しかも俺が以前住んでいたようなワンルームマンションではないようだ。
サイドテーブルに置いてあったメガネをかけ、寝室から出るとすぐリビングダイニングとキッチンだった。そして寝室とは別にもう1部屋あるようだ。所謂2LDKというやつである。一人で住むには広すぎるくらいだ。
しかもご丁寧に生活必需品も完璧に備わっているようである。まったく至れり尽くせりだ。
リビングにはおそらくカードが入っているであろう頑丈そうなカバンの山とダンボール、そして2つの封筒があった。
カードの確認もしたかったがまずは封筒の中身を確認しようと思いリビングのソファーに腰掛けた。
1つ目の封筒を開けると、中には手紙と通帳類と鍵とカードキーが入っていた。
手紙には・・・
『麻倉遊一へ
この手紙を読んでいるということは無事そちらの世界へ着いていることでしょう。
今いるこの部屋は貴方の所有物です。自由に使ってください。
一応安全性の高い場所を選んだつもりですが、貴方の持つカードの価値はこの世界では非常に高いようですので心配であるなれば保管方法を検討してください。
また手紙と共に入っている鍵とカードキーはこの部屋のものですので失くされないよう気をつけてください。
それと通帳ですが、毎月お金が振り込まれるようになっていますので生活費などに使ってください。
もう1つの封筒にはデュエルアカデミアの受験案内等が入っています。
受験出来るように手続きは済ませてありますが、どうするかは貴方に任せますので自由にしてください。
それではこれからの日々に幸多からんことを』
とのこと。
通帳の中身をチラっと見たところ、正直俺1人生きていくには多すぎるくらいの金額が入っていた。
「おいおいこんな金額が毎月入ってくるのかよ…。豪華特典すぎるだろ」
衣食住の保障はしてくれると言っていたが、まさかここまでとは…。
もう1つの封筒の中身を確認すると手紙の内容通りデュエルアカデミアの受験案内と受験票が入っていた。
というか大学生の俺にアカデミアの受験資格はあるのだろうかと思ったが、鏡を見て確認したところ案の定中学生くらいまで若返っていた。
なんともまぁ本当にテンプレ通りな転生をしてしまったようだ。
デュエルアカデミア―――その名の通りデュエリストのための学校であり、俺がやってきた遊戯王GXの舞台となる場所である。
元いた世界でたまに読んでいた二次創作の主人公達は俺のように転生し、このデュエルアカデミアに行きどんどんと原作に関わっていたが、俺は彼らのように積極的に原作に関わろうとは思っていない。
だって原作介入をしてしまえば色々と危険なフラグが立ってしまうじゃないか。いくら闇のデュエルの耐性をつけてもらったと言っても自らその危険に飛び込むことはないだろう。
それに原作キャラはアニメを見ているだけでならいいが実際付き合うとなると面倒そうなキャラもいる。
じゃあアカデミアに行かないのかとなるとまた話は違ってくる。この世界はデュエル万能世界。社会のあらゆることにデュエルというものが付き物な世界。そういう意味でアカデミア卒というのは大きなアドバンテージになるだろう。それに今の俺は中学生くらいまでに若返ってしまっている。どうするにしても学校へ通わなくて世間的にあまりよくないだろう。
あれこれ悩んだあげく、俺が出した結論は【アカデミアには行くが、あくまで目立たないようにしモブキャラになりきる】だ。
ようはアカデミアに行っても目立つ行動を避け、原作キャラに目をつけられないようにすればいいということだ。原作の知識も大体だがあるわけだし可能な限りリスクを回避出来ることは出来るだろう。
そのためにいくつか自分ルールなどを決めておこうと思う。
まず1つ目、デッキのレベルを下げること。
これは単純明快でガチデッキなどは極力避け、ある程度の力を抑えたデッキを使うようにするということである。強いデッキを使えばそれだけ目立ってしまい目を付けられてしまう。元の世界で俺も愛用していたHEROなんかのカードもその可能性大なので避けるべきだろう。シンクロ、エクシーズカードなんてもってのほかだ。
だが、何が起こるかわからないのがこの世界である。普段使うデッキとは別に強いデッキを別に持ち歩こうと思う。護身用みたいなもんだ。
レベルを落としたデッキを使うといっても俺はファンデッキ・ネタデッキを得意としていたのであれこれ作る楽しみもあるし退屈しないだろう。
そして2つ目、これがもっとも重要だと思われることだが、オシリスレッドに入らないこと。
オシリスレッドといえばGXの主人公であるガッチャさんのいるところである。介入を避ける上でこれほど危険なフラグが乱立しそうな場所はないだろう。それに比べてラーイエローはエアーマン三沢を筆頭に影が薄い集団だったと記憶している。目立たずあそこで生きていくのにぴったりな場所である。
確かラーイエローは高等部からの編入でも入ることが出来たはずなのでまずはラーイエローに入ることを目標としよう。
こうしてこの世界での方針も決まったので早速カードの確認を始めることにした。
カバンの中身は予想通りカードストレージになっておりカードが種類別に収納されていた。
そしてダンボールの中には大量のデッキケースとこの世界の必需品であるデュエルディスクが入っていた。
アニメの世界でしかお目にかかれなかったデュエルディスクを目の前にし感動を覚えたが、まずはカードの整理が先だとダンボールの中に入れなおした。
テレビをつけこの世界のデッキのレベルの調査を兼ねたプロリーグの中継をBGMに分けられたカードの中から罠・魔法カードでよく使うものを集めたり、BFなどの同名カテゴリーのカードはそれぞれにまとめ、探しやすいように更に整理をした。これでストレージもかなり使いやすくなっただろう。
整理もひと段落したので中継の方に集中して見ていたのだが、正直プロといえどそこまで強いわけではないようだ。割と上位のランカー同士の試合だったのだが正直両者ともそこまでレベルが高いデッキではなかった。別に弱いとは思わなかったが、元の世界の環境と比べるとどうしても見劣りしてしまう。とにかくステータス主義なんだろう、高攻撃力モンスターでのビートダウンが多いなという印象だった。
プロでこのレベルなのだ、アカデミアがこれより上であるはずもないだろう。目立たないようにするにはやはりガチデッキは控えるべきだろう。
そして早速デッキを作成、というわけにはいかない。俺にはまだやるべきことがある。
そう、禁止制限リストの確認などだ。自分が目覚めた部屋に移動しパソコンを立ち上げた。
ネットで調べてみたところリストはすぐに見つかった。だけどそれは、はっきりいってひどいものだ。
まず強欲な壺などドローカードが制限ながら全てご健在だった。アニメ効果の天よりの宝札や命削りの宝札も制限だ。強欲で謙虚な壺に至っては3積み可能というすごい環境。
そして強力な効果を持つ苦渋の選択や混沌の黒魔術師なども健在。元の世界で猛威を振るったデッキに入っていた六武の門や黒い旋風、光の援軍も無制限だ。
なんという恐ろしい環境だろうか。シンクロやエクシーズはないとはいえ六武衆やBF、ライトロードなんかを使えば間違いなく天下を取れるだろう。
さすがにサンダーボルトやハーピィの羽箒、心変わりなんかのぶっ壊れカードは禁止リストに入っていた。だがそれでも十分やばい環境であることには変わりない。
更に調べてみたことろ新たにいくつかわかったことがある。
1つ、シンクロやエクシーズに関係するカードは存在しなかったが、チューナーモンスターは存在していること。本来は存在していないはずなのが、どうらや俺の知っているGXの世界とはズレが存在しているようだ。チューナーとしては機能しないが、チューナーというカゴリーのモンスターとして扱われている。もっともチューナーはステータスが低いカードが多いので世間での評価は低いみたいだ。
2つ目は、同じようにGXの時代には本来なかった六武衆やライトロードといったカテゴリーのカードが存在していること。チューナーモンスターが存在している以上、他のカードあっても不思議ではない。
しかもライトロード至っては墓地肥やしという概念が存在しないのかデメリットカードとして扱われ、残念な評価を受けているありさまである。とんでもない世界だ。
しかし、真六武衆やM・HEROなど俺だけしか持っていないカードも多数あるようだ。だけどトゥーンやD・HEROなど一部の人間しか持っていなかったり超希少とされているカードがいくつもある世界だし持っていても多少はごまかしが効くだろう。使わないにこしたことはないけどな。
とにかにこの世界のカード事情は多少理解出来たことだし、アカデミアの試験までゆっくりとデッキを考えることにしよう。
パソコンの電源を切るとそのままベットへダイブし俺は夢の中へと旅立っていったのだった…。
というわけで3話でした
主人公の生活環境などはご都合主義的な感じですがご容赦ください
またGXの世界感やカード環境なんかは作者の独自の解釈や偏見が入ってます
GXの世界をぶち壊してしまっている気がしてなりませんがこのまま突き進んでみようと思います
というか長ったらしく書きすぎてしまったかな・・・見辛かったら申し訳ありません