ある日の帰り道のことだった。突然土砂降りの雨が降り注いで髪の毛が濡れてしまった。幸い天気予報では雨が降ると予測していたから傘は持っている。でも風が凄まじく強いため、傘なんてさせない。その結果、全身とまではいかないが結構濡れた。
海末「危うく風邪を引くところでした…。二人は大丈夫ですか?」
ことり「おかげで服がびしょ濡れ…最悪だね。少し乾かそうかな」
苦い表情でタオルを取り出す海末ちゃんとことりちゃん。私、高坂穂乃果も例外ではなかった。今はとある公園の敷地内で雨宿りしている。それぞれが拭き取る部分を特定して拭き取り始めた。
ことり「も〜…おかげで下着も濡れたじゃない…」
穂乃果「大変だね、ことりちゃんも」
どうやらことりちゃんは仏頂面でスカートをおさえているみたいだ。多分水たまりが足までにかかったのかもしれない。
穂乃果「いつまで降るのかな、雨」
海末「わかりませんね。このまま夕方までずっとかと」
ことり「突然の質問だけど二人とも、今の私ってハレンチ?」
海末「待ってくださいことり…。話の内容がおかしいと思うのですが?」
穂乃果「問題ないよ?でもスケスケのことりちゃんもいい気がするかと(もみもみ)」
ことり「ひやぁ⁉︎く、くすぐったいよぉ…」
海末「って私の話聞いてますか〜!」
〜〜数分後〜〜
海末「暇ですね。何をしましょうか?」
読書を始めた海末ちゃんが尋ねると、私は頭を回転させる。う〜ん、何かいいことはないのかなぁ…。
ことり「しりとりしよっか。りんご」
穂乃果「ゴリラ」
海末「ラッパ」
ことり「パンダ」
穂乃果「ダルマ」
海末「マリモ」
ことり「紅葉」
穂乃果「ジョウロ」
海末「ロボット」
ことり「ところてん」
穂乃果「ンジンガ・ンベンバ」
海末「んから始まる言葉はありません! 」
無性に興味を示したか、無意識で答えてしまった。
ことり「ごめ〜ん。いい言葉思いつかなかった」
海末「仕方ありませんよ、よくあることですからね」
穂乃果「私はどうなのさ?」
海末「穂乃果は論外です! だいたいんがついた時点で終わりなんですよ」
穂乃果「実際にある言葉なのに〜」
すこぶるどうでもいいと言わんばかりに海末ちゃんが呆れる。全く、とんだはた迷惑な。
海末「もう少しまともな考えをしたらどうですか?」
ことり「でも穂乃果ちゃんらしい考えだし、別に悪くないよ」
穂乃果「お〜! 心の友よぉ〜! 」
海末「好きにしてください……」
〜〜更に数分後〜〜
海末「もうすっかりやみましたね」
ことり「おかげで服乾いたよね」
そんなこんなで雨はやみ、綺麗な夕日が照らされていた。
ことり「このまま無事に帰れるね」
海末「はい、そうですね」
穂乃果「また、三人で雨宿りしたいな♪」
今日はなんだか不思議な帰り道だった。またこの時間が来たらいいなぁ〜。