何がヤバイって駄文感がヤバイ。
ちょっと失速すると途端に駄文成分が増えるのは僕の悪い癖です。すんません。
あと、戦闘描写は地味に苦手だったりする。
※伍号機と参号機を間違えていたので訂正
この層――63階層のフロアボス、【the Empress of Griffon】は、取り巻きにこの階層のフィールドボスとネームド以外の全種類のグリフォンを召喚し、自身はひたすらバフの咆哮とデバフのブレスをぶっぱして来る、と言うものだった。
「………で、自分の防御力は皆無と」
完全支援特化じゃないですかー。
路地裏で渡された情報を読み込んで、そんな感想が溢れる。
「そういう事だナ。まあフー坊ならグリフォンの群れを突っ切って行けるだロ?」
「お前はオレをなんだと思ってるんですかねぇ」
「汎用人型決戦兵器かナ?」
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!」
「お前はどっちかって言うと参号機じゃネ?」
「トウジィィイイ!」
ナッハッハと笑う鼠の髭を思いっきり引っ張ってやろうかと考えたが、考えたらこの髭ペイントだから引っ張れねぇやと気付いてやるせない気持ちに包まれる。
「まぁ、情報ありがとさん、ホレ、お代」
「ん、まいド………今から迷宮区カ?」
「まぁな。今日はソロじゃなくてパーティで組もうかと」
「キー坊カ」
「言ってないのに伝わるだとぅ!? 貴様、ついに読心術を身に付けたか!?」
「なはははは! この鼠のアルゴにわからぬ情報など無いのダ!」
ババーン、という効果音とエフェクトが付きそうなどや顔と仁王立ちでアルゴはいい放つ。
「な、なんて事だ………」
その衝撃の事実にド肝を抜かれたオレはその場に膝をつく。
「お、オレとキリトのいけない関係まで知られてしまうなんて……………すまない、キリト!」
「…………え?」
「ん?」
……………。
「謀ったなアルゴォ!」
「い、いや、それはフー坊が墓穴を掘っただけであって、わ、私は別にそう言うのに偏見とか無いというか、むしろ応援というかもっとやれと言うか……………」
「冗談に決まってんだろうが! 素に戻るな! おい、人の話を聞けよ腐女子ぃ!」
「そ、それじゃ!」
「あ、ちょ………まぁいいか」
被害を被るのはキリトだけだし。多分。
やん、オレってば信頼されてるぅ!
合掌。
「………誰に手を会わせてるんだお前は」
「今日か明日かわからんが近いうちに何らかの被害を被るどこぞの全身真っ黒な中にb……攻略をソロでやる変態への追悼」
「………なるほどお前のことか【漆黒の槍士(笑)】」
「てめぇの事だよ【黒の剣士(笑)】!」
ズビシ、と後ろに立っている少年に向かって中指を立てる。
「そうかそうか、それは良かったな」
「そうだな、良かったなキリんびぃ!? あぎゃぁぁ! 指折れるぅ!」
「折れろ」
「止めてぇぇ! 男の折檻はお断りぃぃ!」
「ほら、言えよ、気持ちいいって言ってみろよ」
「嫌だわこのホモ。ドSホモにランクアップしてらっしゃるわ」
そういうと、右手の中指にかかる圧が大きくなり、さっきよりも大きく指が曲げられる。
「ぎ、ぎゃぁぁあ! ンギモッヂィィイ!」
「きしょ」
「お前がやれって言ったんだろうが十円ハゲぇ!」
「髪はやめろ毟るな毟るな!」
そこから発展するのは取っ組み合いである。
この
あの時はオレとディアベルの野郎同士でコンビだったのに、あんな美少女とのイチャコラを見せつけられて無性に腹がたったので、ディアベルと一緒に伝家の宝刀『躍りモーション煽りプレイ』を行ったのはいい思い出だ。
うん、愉しかった。
「やめろキリト! そんなことをして何になる!」
「お前、苦しむ。俺、愉しい」
「ぎゃぁぁあ! 釣り用のミミズが耳の中にぃぃい!!」
「ふははははは!!」
「気持ち悪ぅぅぅ! これ絶対リアルの方でもチキンスキン総スタンディングだよ! は、放せぇ!」
………なぜ未だに友人をやれているのかは不思議だがな。
と、オレ達がじゃれあっていると(命がけ)、後ろから第三者の言葉が届く。
「………何をやっているのかね、君達は」
「あれじゃねぇのヒース。恒例のあれ。ぜってーリューの奴が吹っ掛けたんだと思うけどよ」
「理解した」
後ろにいたのは、無精髭に趣味の悪い赤いバンダナを巻いた風林火山のクライン。
そしてもう一人は、今でこそ髪を黒く染めて鎧も変えて変装しているけど、その腐った瞳は誤魔化せていないアスナの上司、ヒースクリフである。
「お、神聖剣(笑)と落武者さんじゃないっすか」
「おめぇはイチイチ煽らにゃ挨拶もできねぇのかよ!」
「ひぃ! ほ、掘られる!」
「ホモォ………」
「おいヒスクリ今なんつった?」
「私ではないキリト君だ」
「ヒース!?」
このメンバーが今回のパーティメンバーである。
死んだ目が特徴的なメイン盾、【神聖剣(笑)】ヒースクリフ。
無精バンダナとの呼び声高いアタッカー、【風林火山】クライン。
ボッチ拗らせてビーターとか名乗ってるアタッカー、【黒の剣士(笑)】キリト。
超絶イケメンで見る者すべてを魅了しその鮮やかな槍捌きはNPCすらも見とれ褒め称えるハイスペックウルトラスーパーアタッカー兼パーティリーダー、【漆黒の槍士】フリューゲル。
「………アタッカーしかいないじゃないか!」
「魔法無いからね。仕方ないね」
「私の負担がエグいのだが」
「あとでうまいラーメンを作ってやる。アスナが」
「私頑張る、超頑張る。チートと呼ばれても良いくらい頑張る」
「ちょれー」
「どうします
「そうですね
と言うわけで、キリトへの処罰が決定したところでこの矢鱈と実力者揃いの無駄に濃いパーティは、迷宮区へと突撃するのであった。
「フィールドボスだ!」
「囲め!」
「ひゃっはぁ!」
「闇の炎に飲まれて消えろ!」
「ちくわ大明神」
「どーも、フィールドボス=サン」
「誰だいま………なんでヘイトこっちむいてるぅぅ!? ヒスクリ仕事しろよぉぉ!?」
「クラインは犠牲となったのだ」
「すまないクライン君。お茶を飲んでいた」
「のわぁぁぁあ!」
なお、半年くらい前に彼らの戦いっぷりを見たパソコン研究会のメンバーで作られた某ギルドは、攻略組への参加を諦めたらしい。
後に彼らは、
「あんな修羅の世界で俺達はともかく内のサチが生き残れる訳がない。俺達はこれから生産職ギルドにでもなるよ」
と、どこか遠い目をして語ったと言う。
「よっしゃぁ! LAゲッツ!」
「チッ!」
「けっ!」
「スーパーあk……いや、なんでもない。ぺっ!」
「君ら態度悪すぎじゃないですかねぇ? フリューゲルちゃん無くよ?」
フィールドボスをタコ殴りにしてドロップしたLAを確認すると、そこには刀カテゴリの表記があり、開いてみるとそこにはかなりの高パラメータを誇る【
「ぶふぉ! 黄昏で《暮れ》読みとか製作者中二過ぎて草しか生えないでござる………お腹痛ぁー!? なして蹴られた!?」
「すまない、足が滑った」
「足が滑ると綺麗なヤクザキックが出るのか………知らなかった………」
「……圏外でなければスキルで撃てたものを……………オレンジにはなりたくないとは言え、口惜しいものよ」
「なんでそんなにヘイト貯まってるん?」
さすがは謎の男のヒースクリフだぜ。怒りの基準も謎過ぎる。
何故かおこなヒスクリに首を傾げていると、後ろからちょんちょんと肩をつつかれる。振り向くとそこには無精髭が。
「な、なぁリュー? その刀なんだがな………」
「さーて! 溶かしてインゴットにしてぽんぽん丸を強化してやろーっと!」
「待てぇぇえ!? 勿体なぁ!」
「刀とかアホか要らんわ!」
「買うよ! 俺が買うよ! ほら、これくらいでどうだ!?」
「バッカ! LAはお金で買えないんだぞ!?」
「素材にしようとしてる奴には言われたくねぇ!」
「欲しけりゃ自分で落としやがれ!」
「ぐぅ………お、おいヒースクリフ!」
「すまない、私は風林火山と違って大手ギルドだから色々やることがあるので無理だ」
「思わぬところからのジャブ!? ………な、ならキリト!」
「現実は非情である。これからアスナとシリカとサチと一緒に26階層に行くんだ」
「「「もげろくそ野郎」」」
「残念だったな童貞ども!」
「ど、どどど………「「違うから」」………なん、だと……………」
まさかのヒスクリとクラインからの裏切りである。これが歳の差だとでも言うのか……………もぅマヂむり 帰って寝るお。
こうして、ボス前の最後のレベリングは無事に終わり、オレ達は明後日のボス戦へと備えるのであった。
とりあえず言いたいこと。
ご都合主義というか、「二次創作だからある程度の時系列改変ってやってもいいよね」感って最高(土下座)