あと、文章変えてみました。
やっぱりこういう感じの話は苦手だな、って思いました。
簪の口調が今回、ちょっと違います。ご容赦ください。
8月12日 改めて読んで、なんか違和感まみれなのでひとまず三巻の内容が終わって落ち着いた頃に修正します。
なので、なんとなく理解していただければありがたいです。
ではどうぞ。
「ん…。ここ、は?」
目を覚ますと、あまり見慣れない天井。
ほのかに匂うアルコールの匂いと、寝ているということから医務室のベッドだろう。
まだ少しふらつく頭を抑え、身体を起こす。
色々聞きたいこともあるし、誰か呼ぼうかと思って周囲を包んでるカーテンを少し開けると、
「「あっ」」
今ちょっと会いにくい人第1位の簪ちゃんがいた。
「えっと、u、s、a、t、a、b、aと。これでいいはず」
自室にて私、篠ノ之瑠璃は母さんに連絡を取ろうとしていた。
ちなみに部屋の安全性は確認済み。
『はろはろー!お母さんだよー!』
「どうも母さん。久しぶり」
篠ノ之束。天才にして天災。そんな存在。
『今は、フランスにいるけど何か用かな?あっ、もしかして勝手に設計図流したこと?』
「それに関しては今度会えたら問いただすので後回しです。用件は二つ。ひとつはこれ」
そう言って一枚の画像を送る。
それは、空の写真だった。中心にほんの少し輝く光が写ってるだけの。
「その光を分析したら、ISと分かったの。その機体がどこ製のものか調べて欲しいの」
『二つ目は?』
「…ユニコーンが、緑色の発光をした」
『!…へぇ』
観測できたデータと、写真。それらを纏めて送信する。
『うん。受け取ったよ。けど、そっかぁ。ついにLa+プランが始まっちゃうのかぁ』
「La+プラン?」
『あぁ、るーちゃんは気にしなくていいよ?けど、やること沢山だなぁ。ゴーレムⅠが撃墜されたのも調べなきゃいけないし』
「撃墜!?」
一瞬見せた激レアといってもいい、母の悲しそうな顔も気になったが、触れないでおこうと他の興味持った話題に食いつく。
『んー、いっくんとゆーくんの力試しとして送った無人機のゴーレムなんだけど日本海らへんで落とされちゃったんだよ』
「迷彩は?」
『バッチリ。けど、なんでかバレてたみたいなんだよね』
ゴーレムの襲撃を知ってた人間。
私、母さん、くーの他となると、
(三人目の転生者のしわざ?)
「………………」
「………………」
無言が続いてる。とても、気まずい。
(えっと、こんなときどんな話題振ればいいのかしら?ひとまず謝罪?)
「…ごめんなさい」
色々と悩んでると、簪ちゃんのほうから謝罪の言葉が出てきた。
「無茶なこと、危険なことに挑んで心配かけて、迷惑かけてごめんなさい」
…謝らなければいけないのはこっちなのに。
「簪ちゃ「けど、」ん…?」
簪ちゃんは椅子から立ち上がり、まっすぐとこっちを見た。
「これからは、そんな心配かけないように生きていくから」
それは、どこ悲しそうな笑顔だった。
「それじゃ…」
「待って」
今ここで止めないと、もう二度と彼女とは本当の意味で話す機会がなくなる。
そう思った。
「私も言いたいことがあるの。聞いてくれる?」
静かに頷いて、彼女は椅子に座り直した。
「まずは打鉄弐式のこと、ごめんなさい」
「えっ…?」
なんでそんなこと今言うのか。
そんな意味を込めた『えっ』に聞こえた。
「簪ちゃんが頑張って作り上げたISをボロボロにしてごめんね」
あのときのことを思い出しながら告げる。
「私には出来ないことをした簪ちゃんへの嫉妬とか、成長してる喜びとか、その過程で無茶したことへの怒りとかでかなりテンションがハイになってたみたい」
「出来ないって…だってお姉ちゃんは」
あ、ヤバい。お姉ちゃんって呼ばれただけで鼻から鉄の匂いが。
…よし、よく落ち着いた私。
「実際のところ、私は1人で組み上げた訳じゃないし。虚ちゃんやら色々な人に手伝ってもらって出来たのよ」
元々6割は出来てたからねー、なんて付け足す。
聴いてる簪ちゃんの顔は、呆然としてる。
「あとは、今まで酷いこと言ってごめんなさい。悩んでること気づけなくてごめんなさい」
そして、
「私は、更識簪が大好きです」
試合を見たあと、私は部屋に帰ってから医務室へ歩いていた。
驚きだった。
姉さんが、心の中ではあんなことを思ってたなんて。
私が追い付こうとして無茶すると、それは姉さんに心配かける。
私よりも才能のある姉さんが、そんなことが負荷になってしまうようになったらいけない。
少なくとも嫌われてる訳ではなく、大切に思われてることは分かったんだ。
もう無茶しないから心配しないで、みたいなこと言ってあまり関わらないようにしようと思ったのに、呼び止められて思わず戻ってしまった。
そして、さらに驚きの内容を聞いた上に、
「私は、更識簪が大好きです」
…………なんか、告白みたいなこと言われた。
いや、わかってるよ。姉妹としてってことで…
「性的に」
すぐさま部屋の隅まで避難した。
「冗談よ」
ほっとしながら、席に戻る。
姉さんの顔は、ニヤニヤとからかいに成功した喜びを表してた。
(なんだろう…こんなことでも、昔みたいに楽しいと思える)
「まぁ、好きってのは本当よ。そういう意味じゃなくて。あの決闘で軽くふっ切れたし」
ピシッと指を指して、告げてくる。
「そっちが関わらないようにしようとするなら、今度は簪ちゃんが追い付こうとしてたように、追いかけるわ。物理的に」
「それ…ストーカーっていうと、思うんだけど」
「だから、それが嫌なら側にいたほうがいいわよ。私はしつこいからね」
遠回しに『どこにも行くな』って言ってるのだろう。
ふっ切れたとか言ってる癖して、変なところで不器用な人。
「そう…だね。それは、面倒かな」
…私もふっ切れるべきかな。
「でも、その必要はないよ。お姉ちゃんは、ただそこにいて」
『少しでも二人で笑っていられる可能性があるなら、それに賭けてみやがれ!』
多分これが、私にとってお互いが笑ってられる可能性。
「色んな人の力を借りて、助けてもらって、絶対に追い付くから」
今回の話は、ぶっちゃけ書かなくてもいいかなと思ったんですが、二人の和解の話を入れたほうがいいかと思い作りました。
皆さん的にはどうですかね?和解シーン要りませんかね?ちなみにアンケートではありません。
感想、アドバイスお待ちしております。