弱者の歪む世界   作:電脳電力

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ごめんなさい


弱者と昔話

人生とは人それぞれの物語であるそれが駄作であっても。

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

こんにちわ

 

と名知らぬ彼女と出会ったのは

 

名校と名高い中学に体験入学していた時だった

 

教卓に座ったその子はまるでいつも顔を会わせる

 

友達の様にはなしかけてきた。

 

「僕は安心院なじみ親しみを込めて安心院さんてよんでね」

 

「....無音軸鱗」

 

「へー無い音に軸の鱗素敵な名前だね」

 

まるで興味を示したようにわざとらしく手をあげる安心院

 

「ねえ無音軸くん 主人公ってどんな人間だと思う?」

 

楽しそうに彼女は言う

 

「ご都合主義なのでは?」

 

面白くなさそうに僕は言う

 

「じゃあ

 

無意識すら無為式に狂わせる欠陥製品も

 

殺意すら殺してしまった人間失格も

 

紅に染まり深紅である最強も

 

魔法のため血を流す魔法少女も

 

人を駒としか見ていない優等生も

 

刀を持たず無刀で戦う策士に恋をさせられた武士も

 

策を造り続けて武士に愛させた策士も

 

厄に好かれてしまう厄介な男性も

 

忘却ですら忘れてしまう女探偵も

 

病院の坂で迷路に迷う黒猫も

 

怪しい異端に見初められた高校生も

 

空が空っぽで空を切る事を知っていた英雄も

 

病を患った少女を殺したい少年も

 

病を患った少年と楽しみたい少女は

 

主人公かな?」

 

「知りませんよどうせ全部ハッピーエンド大団円終わりよければすべてよしじゃないですか?」

 

筆記テストの解答欄を埋めながらそんな彼女話を聞き流す

 

「では悪役は?」

 

ヘラヘラ笑って彼女は言う

僕は答えを埋めるつつ彼女の方をみた

 

「はい?」

 

「主人公に負けた悪役はそのハッピーエンド大団円にいるのかな?」

 

彼女はニコニコ笑う

 

「知りません」

 

「そうかいでは」

 

彼女はまるで演劇のように机の上で解答用紙を桜吹雪のように投げて高らかに言う

 

「では悪役を知ってきなさい無音軸くん」

 

そのセリフを最後に彼女はまるで初めてから存在しなかったように机の上から消えた

 

まるで出番が終わって舞台からはける役者のように消えた

 

まるで次の演目に移るために舞台に落ちてきた黒幕のようだった。

 

さて黒幕が落ちたのならば次は上がる番である

 

次の演目の役者は今黒板の前にいつの間にかいる。

 

その青年は負ける事と同じくらい慣れた笑みでこちらを見ていた

 

「あーなるほど」

 

もう自分はこの演目の役者なのだと覚ってしまい

名前の書いていない答案用紙が置いた机を立った

 

「こんにちは。」

 

 

そしてこれから共演する先輩に挨拶する

 

たぶんこの物語にタイトルをつけるならば

 

前の演目は

『かなわなかった者』で

 

今の演目はタイトルはきっと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めだかさんから逃げて学園の校門についた

『やあ』

 

凄く懐かしい声が聞こえた

 

「待ちました?」

 

『いやいや今きたとこだよ』

 

『無音軸くん。』

 

「そうですかーいやーこちとら三年ぐらいですかね」

 

『なんの話?』

 

「いえいえこちらの話ですよ。」

 

『そうかい?』 

 

学ランを着た青年は首をかしげ笑った

いつかみた笑顔だった

 

さて

 

「いきますかーみそぎさん」

『そうだね無音軸くん』

 

役者は揃った。今まで上がらなかった黒幕をあげよう

 

この物語のタイトルは「弱者の歪む世界」

 

弱者といわれたもの達が歪んだハッピーエンド大団円を目指す物語ではある

 

さてさて幕は上がった、フラスコ計画編は飛び越えて

いきなりマイナス編へ行こう!

これは僕が主人公の物語なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 




最終回ではないですよ
弱者の歪む世界は現在潜木もぐらと戦闘してるとこまで進行中です。めだかボックスの最終回まで書き上げたら一斉投稿します!まだまだ未定ですが…
今は鬼滅の刃の小説を書いたり
クトゥルフ神話TRPGの和風シナリオ書いたりしてます
刀っていいですよね!
まあ友人と試しにプレイしたら序盤で全員発狂しましたけどね!
難しいですねマジで
刀で邪神倒すシナリオ書いたら
気づいたら難度が上がりすぎて書いた本人が
一番最初に発狂するって何なんですかね?
まあ脱線しましたが弱者の歪む世界はのんびりお待ちください。

鬼滅の刃の小説は近日投稿します!

暇ならご覧ください

三年間投稿しなくて申し訳ごさいせんでした!

弱者の歪む世界をこれからもよろしくお願いします。

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