魔法少女リリカルなのはHidden―ヒドゥンー 作:沢村崇@
遅れすぎて申し訳ありませんでした(汗
いや、正直書いてる場合でもないんですけどね・・・
そういえば、書き終わってから気づいたんですけど、文字制限って四千字じゃなくて四万字でしたんですね・・・
全く気づきませんでしたww
まぁ、色々区切りがつくまでは四千字程度で書いていこうかと
では、更新遅いですがよろしければ末永くお願いします
―戦況は
機動六課隊舎内外での戦闘が始まってから数十分。
隊舎の外、空で戦っているヴィータも他の隊員のように劣勢を強いられていた。
『
「でぇやぁ!!!」
左手から宙へ舞わした三つの小さな鉄球を鉄槌―グラーフアイゼンで叩いて加速させ放つ。
打ち出した目標は今戦っている相手―ディ・ゴーラという、十歳前後に見える少年だ。
「君のその直線的な動きでは、僕を捕まえるなんてことは出来ないよ。」
「っ!?」
鉄球を全て避け、一気に距離を詰められる。
そして、ゴーラが左手に持つ鉄槌―グラーフアイゼンを連続で振るう。
数発は防いだものの、最後の一撃だけ重く、その位置から吹き飛ばされる。
「くっ、重てぇ・・・!」
幸い、地面目掛けてではなかったため、空中で体勢を立て直し、距離も取れた。
だが、あの素早い動きとアイゼンから繰り出される重い一撃。
決して楽な戦いではなかった。
自分達の下で紅いドレスを纏った女性と戦っているなのはに目をやる。
と、なのはと目が合った。
「・・・行くぞ、アイゼンッ!!」
『
右手の鉄槌を天目掛けて掲げる。
「ロード、カートリッジ!」
グラーフアイゼンの上部がスライドし、装填されているカートリッジを一発装填する。
『
続いて、槌の部分が、片側は杭のように変形し、もう片側には小型のブースターが三基現れる。
「ラケーテン、ハンマーッ!!」
三基のブースターによる加速で、ゴーラ目掛けて突撃する。
「ふんっ、捕まえられんと言ったはずだがな」
「言ってろぉ!!」
横に移動して突撃を軽く避けるゴーラ。
が、アイゼンのブースターの向きを調節し、そのままの加速で再度ゴーラに突撃をする。
「だぁりゃっ!」
何度かそれを繰り返し、ついに一撃を与えた。
アイゼンで防御されたが、それでもゴーらの小さな体を吹き飛ばすのには十分な威力の一撃となったため、勢いよく隊舎の壁に激突させた。
鈍い音と共に隊舎の壁に大きな穴が空く。
「・・・ぃっつ・・・・」
隊舎の中から口元を拭いつつゴーラが顔を見せる。
右手に持っているアイゼンには、大きく
「下、気をつけたほうがいいぜ。」
「・・・?」
自身の下を指差しながら、手遅れなのを承知で忠告する。
その先には、地上でもう一人と戦っていたはずのなのはが、レイジングハートを構えて砲撃体制をとっていた。
斜線上には、ゴーラ、そして相手をしていた紅いドレスの女性がバインドで空中に縛られていた。
「し、しまっ」
「ディバインッ、バスター!!!!」
桜色の砲撃が隊舎まで伸び、爆発するのを見届け、ヴィータは地上に降りた。
隊舎から上がっている爆煙の中から、もう一本のコピーされたグラーフアイゼンが砕け落ちた。
と、隊舎に張られていた結界に亀裂が入る。
「!これは・・・」
「結界を張っていた人がやられて、魔法が解けていってるんだね。」
なのはが説明をする。
「多分、ヴィータちゃんが戦ってた人がそうだと思うよ。」
「その通りですわ。」
声がした方、隊舎とは向かい側の海の上。
黒い翼を広げ、先ほどの紅いドレスを着た、黒髪を左右に括っている女性がいた。
「な、なんで・・・直撃だったはずだ!」
慌てて後ろを見ると、確かに同じ女性が倒れていた。
「魔力の消費量が多いから貴重なんですのよ、そのお人形さん。」
女性が軽く屈み、脚をすっぽり隠すドレスの中に手を入れて中から一丁の銃を取り出す。
「バァン」
小馬鹿にするような声がし、倒れていた女性の体が一瞬、跳ね上がる。
撃たれたのだ。
「バァン、バァン・・・うふ、ふふふふ・・・」
二発、三発撃ち、そして怪しく笑い出した。
「な、なんだこいつ・・・」
頬を冷汗がつたり、一歩二歩後退る。
先ほどから一言も喋らないなのはを見ると、ただじっと女性を睨んで動かない。
「な、なのは・・・?」
恐る恐る声をかけると、なのはが振り返った。
「ヴィータちゃん、結界が解けたのをはやてちゃんに伝えにいって。
この人は・・・私が相手する」
言って、レイジングハートを女性に向ける。
この女性とは先ほどから撃ち合い、幾つかは分かったことがある。
まず、デバイスかは断定できないが、使用する武器は銃。
何丁かあの長いスカートの中に隠してあるようだ。
そして、使用する魔法はどれも自身の身体能力を強化するものばかり。
クロスよりも、ミドルレンジでの戦闘を主体にしているようだ。
ただ、どうにも一人で戦おうとする意思が強いのか、最初も周りにいたロボットも自分で破壊している。
そして、何より今彼女は
先ほどはそんなことせず、ずっと地上で戦っていた。
と、言う事は彼女はおそらくまだ何かを隠しているに違いない。
「あ、あぁ。わかった。」
ヴィータが飛んで行くのを見届け、向き直る。
「あらあら、よろしいんですの、
「どうでしょうね・・・貴方が何を隠しているかによります。」
「まぁ、わかりますの?
流石、エース・オブ・エースですわ。」
そう言いながら、空いている左手で両側に括っている髪を解いていく。
「それでしたら、私も全力で掛かるべきでしょうねぇ・・・」
サラリと、解けた腰よりも長い髪が垂れる。
「私の全力、いくらエースオブエースとはいえ、受け切れますの?」
髪全体が銀色へ変わり、両目とも紅い虹彩だったのが右目だけ金色になる。
そして何より、彼女の周囲の雰囲気、空気が肌にピリピリくる。
「受け止めてみせる・・・受け切ってみせるっ!」
『
相棒を握る両手に力を込めた。
「そういえば、まだ名乗っていませんでしたわね・・・」
話しつつ背中の翼を大きく広げ、銃をもう一丁取り出す。
「私の名前はぁ、
にやりと、やはり怪しく笑い、スペールビアが向かってきた。
―六課の隊舎の中
スバル・ナカジマには隊舎内に進入してきた敵を迎え撃つ、というのが目的であったのだが・・・
―命令を受けてすぐ後の事
「聞いてたのと数が違うけど・・・」
敵の数は18と聞いた。
それらが三人一組で行動し、中に入ってきたのは一組だけのはずだった。
が、下に降りてみるとどうだろう。
そこにいたのは六体のロボットと、一人の男性だった。
ロボット自体はそれ程手強くなかった。
強いて言うなら、魔法を打ち消されたぐらいだが、その程度なんともない。
が、問題はここから。
ディ・アッチーディアと名乗る男性が首から提げているペンダントを掲げると、周囲に大量のロボットを出現させたのだ。
そして、それらを相手しているうちにアッチーディアは何処かに行き、辺りには大量のロボットのみが残された。
「マッハキャリバー、まだ行ける?」
『
長い間ひたすらロボットを叩いては蹴っていたが、その数は一向に減る気配を見せなかった。
ウイングロードを左右の壁から走らせ、、天井すれすれの位置まで上り今は難を逃れている。
どうやら長時間の飛行は無理らしく、飛び上がってくるのだけを叩き落していたら、その攻撃は止み、狙いの定まらない弱い砲撃のみが飛んでくる。
「よし、もう一度行こうか、マッハキャリバー。」
『OK』
降りれる位置を確認しようと下を見る。
すると、頬を砲撃が掠める。
が、それを気にせず見ると、すでにフロアを埋め尽くすほどのロボットが群がっていた。
「うわ・・・これじゃどこ降りても一緒かなぁ。」
ならば、と。
そのままウイングロードから飛び降りる。
「リボルバーシュート!」
右腕のリボルバーナックルがカートリッジを装填し、一部が回転する。
そして、それを勢いよく前に突き出し、衝撃波を地面目掛けて打ち出す。
着弾と同時に周囲のロボットを吹き飛ばし、更にこちらの着地の衝撃も和らげる。
「はぁぁっ!!」
その場を滑り出し、周囲の敵を殴り飛ばしていく。
四体のロボが飛び上がってくる。
それをその場にいたロボの頭を掴み、投げつける。
五体のロボがぶつかり合い、そこ目掛けて飛び、踵落しを決めて叩き落す。
「マッハキャリバー!」
『
宙にいるスバルの足元から青い道が室内に縦横無尽に張り巡らされる。
そこを滑り、すれ違いざまに敵を蹴散らす。
最後の一体の腹部を殴り、天井まで吹き飛ばす。
全ての敵を破壊し、周囲を見渡すと一面には残骸が四散していた。
「ふぅ、これで全部かな。」
『
「了解。通信は通らないし・・・一旦戻るべきかな」
振り返り、階段を昇って行く。
目を開けると、さっきまで戦っていた廊下の壁ではなく、青い空が広がっていた。
どうやら外に吹き飛ばされ、倒れていたらしい。
「・・・ぃって・・・」
起き上がろうと力を入れると左腕に痛みが走った。
見てみると、赤く腫れていた。
「とにかく・・・シャマル先生にでも治してもらいたいな・・・」
痛みを堪え、立ち上がる。
『
《ラルゴ君、聞こえる?》
通信が入り、空中にシャマルが映し出される。
《一旦戻って。はやてちゃんからのプレゼントがあるそうよ。》
「プレゼントって・・・いや、まぁいいや。
了解、すぐ戻る。」
通信を終え、眼前の隊舎を見上げる。
両手のアルテミスを大剣状のスパーダフォルマに変形させる。
足元に円形の魔方陣を生じさせ、転移魔法を用意する
「さぁ、貰った物はきっちり利子付けて返してあげないとな。」
ではでは、反撃開始(予定)ですよ~
次いつ更新になるかは全く未定ですがorz