ダンまちの世界にサトゥー・ファミリアが来る 作:黒猫うたまる
お気に入りが100突破です。支持してくれた皆様ありがとうございます。これからも至らないところもあると思いますがよろしくお願いします。
「ふえ・・・?え?」
まあそうなるよね。
今日だけでかなりの狼狽えっぷりをみたなと思いつつ苦笑いをうかべてしまう。
これ以上勿体ぶっても可哀想だ。
オレは大きく変わったものを伝えることにした。細かいのは追々ということで。
みんなに話したことをまとめると、先にのべたステータスの数字の変化はない。その代わり称号やスキルが増えていたり称号にあったものがなぜか
そのなかに────
>『
>『
>『
>『
>『
>『
>『
>『
───と、こんなものかな。
他にもあるがユニークスキルとして表れたものはこれだった。なかにはオレも待っているスキルもある。
いろいろと面白そうなスキルもある。
聞き終えたみんなは嬉しそうに各スキルにたいして話している。それをBGMに
>『
これはどう受けとればいいだろう。誰の代理人なんだか。いや"神の"とあるから神なのは分かっているがどこの神・・・・
─私はずっとあなたの側にいたのだから─
─私の・・─
─私達の世界を楽しんで来て─
そんな言葉と共に
いやまさかね・・・。でも、それしか考えられない。なぜこんなことを・・・。
─
まさかただ自分達の世界を自慢したいとか、楽しませたいだけとか言わないですよね・・・。
どこかで彼女が笑顔で頷いているのが見える気がするが、気のせいとして今後のことを決めないとね。
いまだ各自のスキルやこれからのことで話し合っているみんなのところへ向かった。
そういえば、みんなのステータスの経験値欄がなくなっていた。何気なく画面をタッチしたら次のような表示がでて引いた。
>『対象者のステータス更新を実行しますか?』
>『対象者のレベルアップを実行しますか?』
なに?育成ゲームの要素も追加したの?
今オレ達は部屋を出て通路を歩いているところだ。
通路の至るところに、光る鉱物や光苔などがあり思った以上に明るく通路の広さも大きい。
そんななかをオレが先頭にたち歩いて行く。次にミーア・ポチと続き、真ん中にアリサ・ルル・ナナ、最後尾をリザ・タマとなる。
初めはリザやナナなどが反対していたが、初めての場所やモンスターなどが危ないから却下した。
とくにモンスターは前の世界とどれほど差があるかわからないしね。
初めの数回で検証して大丈夫そうならみんなにも参戦させるつもりだ。ステータスやスキルなどで身体にどう影響しているのかもみていきたい。
それと武器や防具、薬剤道具などの検証もしないといけない。やることは多いがサクサク消化していこう。
歩きながらストレージ内のポーションなどの回復薬や薬剤などを鑑定していく。
食材は先の食事の際に調べておいたので大丈夫だ。
鑑定の結果でも各薬品やポーションなどに問題なし。
ストレージ内の物が無くなっていることもなくいつもどうりだ。
それらを周りを探索しながら進めていく。
あらかた調べものが終わったところでレーダーに反応がでた。調べた結果ヴァルガング・ドラゴンとわかった。この先のかなり開けた場所にいるようだ。
全長は約10Mと大きくないが竜種なので油断は出来ない。しかし黒竜ヘイロンと比べてしまうと小さく思えてしまう。ヘイロンは全長約100Mの巨体だったし約10倍だ。
みんなに声をかけて観戦してもらうようにする。もしものために各防具の装置も起動させておく。装置『キャッスル』は正常に稼働しているようだ。これで生半可な攻撃ではびくともしないだろう。いや、さっき油断は出来ないといったところだろ、引き締めろオレ。
オレは自分自身に叱咤して気持ちを引き締めていく。
そしてオレの目の先に紅い竜が佇んでいた。
黒竜ヘイロンと同じ西洋の竜を思わせる姿をしている。こちらもスラッとした体に紅い竜鱗が煌めいている。
竜も気付いたのか顔を向けてきたので、こちらも始めるとしますか。
ご主人様が言っていたとおり竜が佇んでいた。
紅い美しい竜だ。頭から生えた立派な角、時おり見え隠れする純白に輝く牙、引き締まった腕先に伸びる爪。
とても脅威的なのだが、どうしてだろう?こう危機感が薄いというのか。これは黒竜ヘイロンを見たことがあるからそう感じるのかな?
これからのことを考えると逆にあの竜が哀れに想えてくるわ・・・。
アリサは心のなかで小さく手を合わせるのだった。
さてまずは称号からいってみよう。
ちなみに言葉や意識の疎通は無理だった。
称号を『竜殺し』に変える。敵意のこもった視線を向けてくる。ここら辺は向こうと同じだな。次に称号を『竜族の天敵』に変えてみる。途端に竜の瞳に怯えが見える。
ここだけみると称号の効果は全く同じとみてよさそうだな。よし次にいってみよう。
称号を『勇者』に変え聖剣デュランダルを取り出す。
今までと変わらず持てている。試しに称号を外してみると拒絶されているのか手元から静電気のような痛みがくる。
これも変わらずか。再び称号を『勇者』に戻しながら少ししびれた手をふる。
竜のほうはオレから感じられていた威圧がなくなり再び目に先ほど以上の敵意が浮かびあがり、翼を広げ威嚇の咆哮をあげる。
その声を聞きながらログを見るが何もない。ただの咆哮だったか。そんなことを考えながら次の行動に備える。
竜は広げていた翼を羽ばたたかせ舞い上がりそこから突進してきた。
デュランダルに魔力を流し強化しておく、そして受け止めるために構える。
そこに竜の巨体が突っ込んで来た。スピードや体格差で後退せざるおえないと思ったが受け止められてしまった。だが威力はやはりあるらしく足元が少し陥没してしまった。デュランダルに欠けはなし。
そこから竜は地面に足を着き牙や爪、尻尾などを使い攻撃をしかけてきた。そこでオレは剣でそれらの攻撃を弾き時には避けながらデュランダルに流していた魔力を弱めていく。
最終的には魔力を流していない状態までもどして攻撃をさばいていく。そこまできても剣には欠けなどの傷みは見られない。
途中素手でも攻撃をさばいてみたがかすり傷ができる程度でそれも直ぐに治ることからそこまでの攻撃力がないことがわかった。
竜もらちがあかないとみたのかブレスを放ってきた。オレはそれに「
だいたいの竜の強さも分かったところで次のことに取りかかる。
オレは「縮地」を使い竜の背後に周り尻尾を掴む。竜がオレを見失っている間にデュランダルで切りつけてみた。
その時今までになかった感覚があった。不快感や危機感が有るわけでもないので何かのサポートかと思いそれにしたがってみることにする。
デュランダルは抵抗すら感じずに尻尾の根元から切断できた。切断面から竜血が吹き出てきてこのままだと服が汚れてしまうので「縮地」で今度は少し離れた所に移動する。
そこで竜が痛みのためか咆哮をあげ暴れだす。
それを見ながらこれまでのことをまとめていく。
竜の強さから自分自身の身体能力の変化や能力の変化などあらかた検証が終了した。おおよそのことは分かったし終らせるか。
オレは「空間固定」の魔法を使い竜の動きを止めすぐさま近づき首もとに聖剣を一閃させる。
「空間固定」の魔法で動けないため切ってずれることなく血が溢れ出す。立ったまま竜は絶命している。
任務完了、そんなことを思いながらみんなの所に向かった。
◇アリサ視点◇
ご主人様がこっちに近づいてくるのを見ながら想う。
やはり規格外すぎると、でもいつかその隣に立ってみせるからね!私はそんなことを想いながらご主人様に手を振り声をかけるのだった。
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次回もよろしくお願いします。