ダンまちの世界にサトゥー・ファミリアが来る   作:黒猫うたまる

5 / 6
言葉や文字は召喚されたさいにみんなが手に入れたスキル:自動翻訳で問題はないことにしてます。



本格始動前

 

ダンジョン中層第18階層、通称安全地帯と言われる階層である。

安全地帯とあるが完全にモンスターが出ないわけでもない。稀にだがモンスターの襲撃もある。

だがそこは中層までこれる者達が集う場所である。モンスターの襲撃などものともしない。

ここには屋台や露店も建ち並ぶ。

食べ物から魔法薬、武器や防具などを扱う所や小さいが鍛冶屋などもありなかなか賑わっている。

だがここで売られているどの商品も割高、いやもはやボッタクリと言えるほど高い。それでも買う者は多い。

そんな商品が建ち並ぶある一角では商品を売り買いする喧騒とは違う賑わいがあった。

そこにはロープで縛られた者達が一ヶ所にまとまって放置されていた。皆気絶しているのか眠っているのか身動きはない。その者達の首にはロープで吊るされた板がありそこにはこんなことが書かれていた。

 

 

 ─悪いことしました。反省中です─

 

 

このようなことが書かれているのがほとんどだが違うのもあり、『修行をやり直しなさい』『せ~ばい』『わるいことしたらだめなのです』などなど。

誰がやったのか、どこのファミリアがやったのかなどちょっとした騒ぎになったが次第にいつもの喧騒にもどっていった。

だがこの日を境に同じような者達が町のどこかで見つかることがあり、ダンジョン内での悪さは減っていくのだがそれはまだ先の話である。

 

 

「うっは~。どこもやっぱり高いわね~。」

 

「そうだな。魔法薬1つで命が繋がると思うと仕方ないよ。まあそれでも高いけどね。」

 

 

そんな賑わっているとこから少し離れた所を出口を目指して歩いている。

 

 

「そういえばあのままで大丈夫なの?たしか顔とか見られてたわよね?」

 

「ああ大丈夫だ。記憶操作でオレ達のことは覚えてないよ。」

 

 

アリサが襲って来た者達のことを聞いてきたので笑顔で答えた。少し複雑な顔して視線をそらしつつ「まあ、こっちも襲われたんだしそれぐらいは・・・」と小声で呟いていた。

記憶のほかに武器類も最低限を残し一緒に没収しておいた。これでこの世界の武器がどうゆうものかが色々調べられる。

 

 

「ご主人様、このまま次の階層に行かれるのですか?」

 

「うん。このまま向かうよ。買う物もないしね。」

 

「わかりました。」

 

「あい~」「はいなのです!」

 

 

ちなみに最後の二人はタマとポチなのだが、食べ物の屋台から漂う香りにつられて突貫しそうになりただ今リザの両脇に抱えられている状態だ。

買う物がないとハッキリと言ったものだから3人(・・)はしょんぼりとしている。

 

 

「次の階層に付いて落ち着けるところでご飯にしようか。」

 

「わかりました。」

 

「あい~」「はいなのです!」

 

 

さっきと同じ返事だけど全く雰囲気が違う。今の感情を表すように2人の輝く笑顔と3人(・・)の尻尾をチラ見して先を歩く。

 

 

ほどなくして出口にたどり着きほぼ素通りするように第18階層(安全地帯)を後にした。

 

 

 

 

 ─第17階層─

 

 

約束のご飯を食べた後、中層に来たのでここで「全マップ探査」を使いマップを更新させる。いつも思うが、「全マップ探査」と「マップ」の組み合わせは素晴らしい。イージーモード万歳である。

階層ダンジョンなので3D表示にしてここからの階層を調べる。モンスターはミノタウロスやシルバーバッグや表示では1体しかいないが小型の竜もいるようだ。

下の階層でもそうだったがモンスターにレベルは表示されない。この世界の常識なのだろう。

他の冒険者もかなりの数がいるようだ。

そういえば、このダンジョン内で一番レベルが高い冒険者達は今何処だろう。マーカーを付けていたので直ぐに見つかった。なのだが・・・・・・

 

 

「おや?」

 

「ん?どったの?」

 

「ん・・・いや、上の階層で戦闘中なんだが・・・」

 

「?普通でしょ」

 

 

たしかにここはダンジョン内戦闘はあたりまえだ。だがオレが気がかりなのは・・・

 

 

「モンスターの数がな・・・」

 

「どうかされたんですか?ご主人様」

 

「ん?」

 

 

片付けも終わったのかみんなが集まって来た。

 

 

「モンスターパレードにでもあったのかかなりの数のモンスターと戦闘中なんだ。しかも今も増え続けてる。それと場所がわるいな。次の()の階層に続く階段が近くにあってそこに逃げて行く固体が何体もいるな。」

 

「大変なのです!」

 

「ヘルプ~?」

 

「あらま、大丈夫なの?」

 

「マスター救援準備終了です。」

 

 

すぐさま準備を終わらせてこちらの指示待ちだ。みんなさすがだね。

戦闘中の援護は大丈夫そうだ。モンスターはどんどん湧いて来てるが同じ速度で減ってもいる。それでもやや湧くいきおいのほうが早い。

問題は次の階層に逃げ出したモンスター達だ、こちらもかなりの数がいる。中層付近のモンスターが上層に向かったのだ。上層で活動する冒険者には危険だろう。

 

 

「いや、ここはオレが1人で行ってくるよ。みんなはここで待ってて。大丈夫だとは思うけど何かあったら念話してくれ。」

 

 

そういってオレは「オリジナルスキル:変装」で着替える。

 

 

「じゃあ、行ってくるよ。あとはよろしく。」

 

「行ってらっしゃいなのです!」

 

「ん」

 

「ガンバ~」

 

「行ってらっしゃいませ」

 

「ご武運を、マスター」

 

「ご無事で」

 

「了解~。行ってらっしゃい。頑張ってね、『勇者ナナシ』」

 

 

アリサの言葉を最後に転移を発動させた勇者ナナシ(オレ)。さて、こちらの世界でもナナシで頑張りますか。

 

 

 

 




いよいよ次から原作突入します。
ゆっくりですが頑張って書いていきますので、お待ちください。
妄想力は高いとおもいますが・・・文才が欲しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。