東方争無録:序   作:撃っち

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皆さん…実は――――――

十六夜やとさんの『東方神殺伝~八雲紫の師~』とのコラボが決まりましたあああああああああああああああああああああああああああああああくぁwせdrftgyふじこlp
これほど嬉しいことが最近あったでしょうか…いやない(反語)

まだ投稿して九日しか経過していないのにも関わらずコラボの話を頂いて感激ですっ!
今日は赤飯やな…。

とりあえず紅霧異変が終わって少ししたらやる予定です。
十六夜やとさんのも落ち着いたところで話し合う感じですね。

東方神殺伝~八雲紫の師~はすごく面白いので読んだことがない方は読んでみてください!

東方神殺伝~八雲紫の師~
https://novel.syosetu.org/87559/

(嬉しすぎて発狂ぎみなので)初投稿です。


第14話「太極拳VSシラット」

Place:紅魔館正門

 

"ツルギ"SIDE

 

目の前にいる紅魔館門番…紅美鈴と対峙している。

構えからして中国拳法の…

 

ツルギ(この女…まさか太極拳を使うのか!?)

 

 

太極拳とは一昔前では健康と美容にいいとされる運動法だった。

気血の流れを良くし、五臓六腑の全体の機能を高めるとされ人気の健康法だ。

人によってはダイエットとやらにも使っていたらしい。

 

 

しかし、そのもっと昔では()()()()()()()として有名だったのだ。

東洋哲学の重要概念である太極思想を取り入れた拳法と言われ

形意拳・八卦掌と並んで内家拳の代表的な武術だ。

闘いのために生まれた太極拳は人間の潰し方を徹底したものである。

 

格闘技ではなくもはやただの殺人技法といっても過言ではない。

 

ツルギ(まさか…こんなに可愛い顔して、そんなもの使うとはな)

 

美鈴の構えに合わせて、俺も構える。

 

 

 

美鈴「へぇ、ゼインさんはプンチャック・シラットを嗜んでいるんですね」

 

ツルギ「わかるのか」

 

美鈴「戦ったことはないので興味があります」

 

 

 

プンチャック・シラットは俺が主流と戦う拳法の名前だ。

インドネシアの国の伝統武術だとか。

俺らの住んでいた日本ではマイナーな武術とあったが

俺は気に入っている。

当時そのインドネシアでも500以上の流派があったとも言われているほどに広い武術だ。

 

軍隊などにも影響が出ていたらしいが…文献で見た程度だから詳しくはわからない。

武器術も豊富で、俺の場合ナイフを用いたシラットを身につけている。

 

 

 

ツルギ「そういうあんたは、太極拳だな?」

 

美鈴「へぇ…見たところ変な服装ですし外来人なのでしょうが……まさか太極拳をご存知とは」

 

ツルギ「しかもあんた強いだろ」

 

美鈴「あなたこそ、構えた瞬間に凄い気を感じましたよ」

 

二人共互いの流派を見破り、緊張状態に入る。

 

 

といっても俺も実物を見たことがないので、対処ができるとは考え難い。

相手の美鈴もシラットと戦うのは初めてと言ってた感じ、割と互角の戦いなのかもしれない。

 

 

美鈴「ゼインさん一ついいですか?」

 

ツルギ「…なんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美鈴「あなた右腕右足共に義肢ですね?」

 

ツルギ「!?」

 

 

 

 

 

 

その一瞬で美鈴は肉薄する。

 

 

 

 

ツルギ(しまったっ!!)

 

 

 

 

美鈴からの攻撃に対応しなければ、

 

 

 

 

右手上段、左手中段を共に自身の外へと受け流す。

その次は中段蹴り。これは流せないので後ろに半歩ずれてから背中を90°曲げて回避する。

体制を整えたところで、美鈴は回転で前を少し進んで上段回し蹴りを放つ。

 

ツルギ(これは流せばある程度の反撃が可能か?)

 

 

 

 

美鈴の上段回し蹴りを左腕で流してから、左回りをする途中でしゃがみ姿勢にして足払いをする。

シラットは結構この足払いの多さが有名だったりする。

しかし足払いは当たらず美鈴は一歩二歩の距離を跳躍で躱していき、正面に掌底を放ってきた。

 

ツルギ(まずい!)

 

このままいけば頭蓋骨粉砕コースだ!

俺はそう思い右腕でガードする。

 

 

 

 

 

ツルギ「っつ!」

 

 

 

右腕で受けたダメージは本来義手だからないが、振動が肩に接続してる部分まで響き、痛みが伴う。

『耐久強化』は正解だったか…でなければ壊されていた可能性もあるな。

ガードした時の痛みをなんとか堪えて、距離を離す。

 

美鈴「やはり義手義足でしたか…」

 

どういうことだ…。俺は右腕と右足は服装で隠しているはずなのに…。

 

コイツの能力か?

 

ツルギ「なぜわかったかは知らんが、流石名高い太極拳だ。腕が持っていかれると思ったよ」

 

美鈴「ゼインさんこそ動揺したとはいえ、なかなかいい動きで対応していたではないですか」

 

 

これは久しぶりにシラットの腕を振るえるというものだろう。

 

しかし、あくまで俺の目標はこの館の主だ。そう時間もかけていられん。

 

 

今度はこちらから行くぞと言わんばかりに俺から美鈴へと距離を近づける。

 

左手の手刀で美鈴の右首を狙う。

が、美鈴の右手親指で薬指と小指の中手骨の間を抑えると同時に肘を曲げるように関節を極めようとする。

その際右足の内蔵されたナイフを逆手持ちにして下から上へと切り上げる。

 

美鈴「っ!?」

 

美鈴は咄嗟に手を掴みつつ離れ、顔に届くまでに左手でナイフを抑える。

 

ツルギ(かかったっ!)

 

美鈴が俺の手を掴んでるとわかったところで、体を倒し足を使って美鈴を投げ飛ばす。

 

が、簡単に受身を取られてしまう。もとよりこれで倒せるとは思っていない。

 

 

美鈴「っと!なるほどシラットの武器術はナイフを使っているんですね」

 

ツルギ「そうだ、にしても見切るのが早いな。他の奴ならナイフをかざした時点で勝ちだが」

 

美鈴「確かに思ったよりかは疾いナイフでした。いい振りですが、それで私は倒せませんよ」

 

 

相手を増長させながら俺は余裕の態度を見せる。

 

 

これで少しは油断を誘えるといいのだが

 

 

格闘戦は時にこういう心理戦を用いることもある。

 

 

見たところ美鈴は格闘戦に対して情熱を感じているタイプだ。

 

先程から真面目な表情ではあるが、どこからか楽しんでいる雰囲気もだしている。

 

 

こういう手合いは増長させるか煽るかがいいだろう。

 

 

だが、現状太極拳と美鈴の力を把握しきれているわけではない。

 

ましてや、格闘戦では恐らく相手の方が格上だ。

 

右腕・右足の戦闘駆動で少しは優位を取り返せている程度のものだろう。

 

実際に右腕がただの生体のものであったら、確実に破壊されていたに違いない。

 

 

 

 

美鈴と再びの緊張状態が走る。

 

 

 

 

美鈴(思っていた以上の強さですね。いくら義手とはいえ、私の掌底に耐えるなんて…格闘でこちらが優位に立ててはいますが、身体的にはあちらが上…)

 

 

 

 

 

ツルギ(次に右腕に掌底を喰らえば壊される可能性がある……下手に隙が大きい行動は封じられるに等しい)

 

 

 

 

 

美鈴(私も紅魔館の門番…この男の侵入を許せばまた咲夜さんに叱られてしまう。門番の威厳として…拳法家として…この戦いは負けられない)

 

 

 

 

 

ツルギ(長期戦は恐らく不利だ………だとするならば)

 

 

 

 

 

美鈴(中であの侵入した二人が暴れまわっているなら私も加勢に行かなきゃ…だったら)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((短時間で決着を付けるほかないッッッ!!!!!))

 

 

 

 

"美鈴"SIDE

 

先に私から仕掛ける。短時間で決着を付けるのなら連続技を叩き込む他ないだろう。

纏絲勁(てんしけい)で身体や腕を通して血の流れを螺旋状に伝え、腕や足の攻撃を増幅させる。

ゼインさんほどの使い手相手で連続技でダウンさせるならこれぐらい必要だろうという考えだ。

 

 

 

 

 

美鈴「二起脚(にききゃく)!!」

 

ツルギ「!?」

 

 

 

 

 

正面に向かって蹴りを放つ。ゼインさんはその蹴りを()()()

ゼインさんは反撃を取りたげな構えをしていたのでこの技を使った。

これが狙いでもあります。二起脚(にききゃく)の真髄は防御されて足を取られることで真価を発揮する。

 

 

 

 

私は身をひねり、二撃目の蹴りを放った。

 

ツルギ「くぅっ!?」

 

 

 

 

両手で私の左足を防御したので、この二撃目は防げないでしょう。

二撃目の蹴りが来るとわかった瞬間手を離して、バク転で蹴りをギリギリで避ける。

 

 

ツルギ「あんた…力が急につよくなってないか?さすが太極拳。気の流れはお手の物ってやつか?」

 

 

美鈴「さぁ、どうでしょうね!しかしあれをよけられるゼインさんもいけてる口ではないですか?」

 

 

これほどに楽しい格闘戦は生まれて初めてかもしれない。

 

 

実に怪しい風貌をしているが、この人はお世辞なしで相当の実力者だ。

しかも私の戦ったことがないシラットの使い手だから尚更新鮮である。

 

 

 

仮面で表情が見えないが、()()()()()()()を見る辺り、焦っているようには見えない。

とても余裕そうな感じである。

 

 

美鈴(もっとこの人と戦いたいけど…今はそれどころじゃないですし…)

 

そう考えていると次はツルギさんからの仕掛けがきた。

 

さて……次はどんな技を使おうか――――

 

 

 

いつの間にか私も楽しんできているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

"博麗霊夢"SIDE

 

現在、私は館の主"レミリア・スカーレット"の元へと向かっていた。

この異変の首謀者だ。私の仕事上とっとと退治したいところである。

 

それにしてもさっきから嫌な予感を感じる。

それは先程から感じる屋根からの妖力もあるせいか…。

 

 

魔理沙は図書館の方に行ってしまったので、そちら側を任せた。

 

霊夢「それにしても長い廊下ねー。なんで金持ちってこんなデカい屋敷に住みたがるのかしら。効率が悪いわ効率が」

 

レミリア「勝手に入ってきて、随分な言い草じゃないか?」

 

振り返るとそこには――――

 

 

 

 

レミリア「私の名前はレミリア・スカーレット!この紅魔館の主だ!!」

 

幼女がいた。

 

 

 

霊夢「背ひっく!!」

 

レミリア「ちょっと!!人が気にしていることを躊躇なく言わないでよ!!」

 

しかもコンプレックスがあるらしい。

ガキはみんなそうよねー。背伸びしたがるお年頃ってやつなのかしら。

 

霊夢「じゃあ早くあの霧解いちゃってよ。こっちはのんびり過ごす予定だったのにあんたのせいで台無しよ台無し」

 

レミリア「はっ、お断りだわ。そもそもなんで一貧乏人の侵入者に言われる筋合いがないわ。とっととおかえり…。私が本気を出さない内に」

 

霊夢「…へぇ」

 

まさかこんな年端もいかないガキに貧乏人と呼ばれるとは…

こちとら賽銭箱を見るたびにため息がつく生活だというのに

 

霊夢「人の苦労を知らないで、ほざいてるガキにはお仕置きが必要のようね?」

 

私は弾幕を放つ陰陽玉を出す。

ここまで偉そうに言われたのは初めてだ。

 

レミリア「私が相手するまでもないわ。来なさい咲夜!あなたの実力を見せてやりなさい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しーん………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「あるぇ!?咲夜っ!さくやあああああああああああああああああああああ!?」

 

霊夢「あら?小物みたいな発言した上に呼んでも来ないなんて小物以下ねー」

 

レミリア「なんだとぅ!?くぅぅ、咲夜には後でお仕置きするとして…そこまで言うなら相手になってやろうじゃない!!」

 

 

そういってカリスマブレイクしている主がいるにも関わらず…

 

十六夜咲夜は魔帝の思惑に巻き込まれていた――――

 

 

 




格闘素人だからわけわかめな戦闘を書いてしまったかもしれない今日この頃…

レミリアはカリスマとカリスマブレイクのギャップがいいですなぁ…。

シラットに関しては試合を見てどんな動きか見て書いてみましたが…俺の文章力じゃ無理があるYO!


まえがきにある通り、十六夜やとさんとのコラボは異変終了後になります。
互いの影響を出し合えるようなコラボをしたいと考えていますので皆様是非楽しみにしておいてください!

↓十六夜やとさんとのコラボをする作品はこちら!
東方神殺伝~八雲紫の師~
https://novel.syosetu.org/87559/
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