東方争無録:序   作:撃っち

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眠いが…あと一話ぐらい投稿すれば明日にでもコラボかけそううううううう←発狂


第25話「賢者の悲しみは願いへと届く」

Place:八雲家 紫の部屋

 

"紫"SIDE

 

 

カチッ―――――――

 

 

 

カチッ――――――――――

 

 

 

 

 

 

部屋に耳障りな時計の音が鳴り響くごとに…奏が告げた言葉を思い出す。

 

 

 

 

『ツルギ君……このままだと一ヶ月もしないうちに死んじゃうよ』

 

 

 

 

 

私のせいだ…私が彼に試練などといって異変で力を使わせたせいだ…。

 

知っていたはずなのに―――――

 

 

 

彼の寿命は長くないと分かっていたはずなのに――――――

 

 

 

 

 

やはり…これは私の罪なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

コンッコンッ

 

 

 

私の部屋のドアが2回鳴る。この気配は藍だろう。

 

 

 

 

藍『紫様?入ってもよろしいですか?』

 

 

 

 

 

 

 

私は何も言えなかった。涙を流すだけで喉が渇く気分だ。

 

 

 

 

 

 

藍『………入りますよ。紫様』

 

 

 

 

 

そう言って藍は私の部屋を開ける。多分藍の目には体育座りでベッドに座っている私が見えているはずだ。

 

 

 

 

 

藍「紫様………一体どうなされたのですか?昨晩から様子が変です」

 

 

 

 

 

紫「藍………」

 

 

 

私が顔を上げて藍を見ると藍は驚いていた。それもそうだろう。この私が涙で顔を腫れさせるなんて一度もないことだ。

 

 

 

 

藍「ひどい顔をしていらっしゃいます」

 

 

 

藍は自分の服で私の顔の涙のあとを拭いてくれる。その優しさが私を責め立てる。

 

 

 

 

 

紫「藍……私はツルギの家族になる資格がない……」

 

 

 

藍「急にどうされたのです。ツルギを迎え入れたのは紫様ですよ」

 

 

 

紫「私は………ツルギに能力を使わせてしまったが為に…ツルギは―――――」

 

 

 

 

藍「ツルギが………どうしたというのですか」

 

 

 

 

私は耐えられなくなって藍の胸に飛び込む。

 

 

 

 

紫「ツルギはもう…………()()()()()()()()()()()()――――――」

 

 

 

 

藍「えっ!?それは…どういう!?」

 

 

 

 

 

紫「ごめんねツルギ………私のせいで………ごめんなさい―――――――うああ」

 

 

 

泣きじゃくる私を藍はそっと抱いてくれる。

私が泣いていることによって藍の中での信憑性が高くなったのか…藍も辛い顔をしていたとなんとなく思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Place:幻想郷 ???

 

"奏"SIDE

 

 

 

 

 

 

 

私の唯一の親友、一緒に幻想郷を作った友が、私の一言で泣いていた。

昔は泣き虫だった紫だけど…今はその臆面が出てきているのかもしれない。

 

私が嘘を吐かない性格も知ってのことだろう。

 

私が泣かせてしまった―――――――

 

 

奏「真実は時として残酷というけれど本当ね。友を泣かせてしまったわ…でもね紫。貴方の笑顔は取り戻させてあげる」

 

 

私はそう言って3人の姿を映し出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人は"吸血鬼へと進化を遂げた人間"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人は"魔帝と呼ばれた輪廻の輪から外れた吸血鬼"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてもう一人は"仮初の命を吹き込まれた人間になることを願う兵器"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奏「彼らはこの幻想郷に相応しい。だから()()()()()()と…もう一つ……()()を与えなきゃね」

 

 

 

 

 

 

 

大丈夫よ紫。私は決して貴方を悲しませない。

 

 

 

 

 

 

 

だから私は――――――――親友が信じる神として

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝福を与えましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Place:人里

 

"ツルギ"SIDE

 

 

霊夢に買い出しを頼まれたので人里へと訪れる。どうやら酒と食材両方足りないらしいので買いに来たのだ。

 

ツルギ(といっても地形がわからないからなーどこに何があるのかさえ……)

 

エリザベート「あらツルギじゃない」

 

 

振り向くとそこにはエリザベートが立っていた。

 

 

エリザベート「宴会の前にあなたと会えるなんて…これはもう運命ね」

 

ツルギ「いや…宴会やるんだし近くにいるんだから人里で会うぐらいあるだろう」

 

エリザベート「なによ、つれないわね。ところで人里には何しにきたの?」

 

ツルギ「あぁ、宴会の酒と食材を調達しにな。そういうお前こそなんでここに?」

 

エリザベート「ん」

 

ツルギ「ん?」

 

エリザベートの親指が指したところには――――――

 

 

 

 

ヴァルバトーゼ「いらっしゃいいらっしゃい!どうだい、そこの見目麗しいお方。この油揚げはあなたの美しさと同等の価値があるぐらい美味しいぞ。どうですか!」

 

 

 

 

 

 

そこには営業マンと化したヴァルバトーゼがいた。

 

 

 

ツルギ「誰だよあれ」

 

エリザベート「誰ってお父様よ」

 

ツルギ「んなの見なくたってわかる。どう見たって別人だろ」

 

エリザベート「まぁ一応置いてもらってる身だし一応ね。そうだツルギは人里詳しくないでしょ!私が案内してあげる」

 

ツルギ「えっあっおい///」

 

エリザベートは俺の腕を掴んで胸を押し付けてくる。そこまで大きいわけではないが小さな膨らみがわかった。

 

ツルギ「お、おい。これ誤解されちまうぞ」

 

エリザベート「あら?私は構わなくてよ?むしろ誤解された方がいいわね」

 

 

からかわれているのだろうか………。いや結構ありえる。仲間たちからもからかわれることが多かったしな。

 

 

小鈴「あれ?ツルギさん?」

 

 

エリザベートは結局離してくれず、そのまま歩いていたら小鈴ちゃんとばったり会った。

 

 

ツルギ「あぁ、久しぶりだね小鈴ちゃん。元気だった?」

 

小鈴「あっはい。あのぅ…その方は」

 

ツルギ「あぁこいつは――――――」

 

エリザベート「初めまして可愛い子ちゃん。私はエリザベート。ツルギの許嫁(フィアンセ)ですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルギ「はい?」

 

小鈴「ふぇっ!!」

 

 

 

 

何を言っているんだこの女は………?

 

 

 

ツルギ「おいエリザベート適当なことを言うな!俺とお前はまだ大した付き合いじゃないだろ!!」

 

エリザベート「あら大胆ね///付き合いだなんて…」

 

ツルギ「そういうことを言ってるんじゃない!!」

 

エリザベート「あぁん、もういけずぅ~」

 

無理やり組んでいた腕を離す。そんなむすっとした顔されても困る。

 

 

ツルギ「小鈴ちゃん。今のはコイツの冗談だから…」

 

小鈴「は、はい。あ~よかった」

 

ツルギ「え?なんかいった?」

 

小鈴「ふぁぁ!?いえべつになんでも!」

 

エリザベート「あなた…」

 

小鈴「ひぇっ!」

 

 

エリザベートがしゃがんで小鈴を睨みつける。おいおいやめてやれよ。可哀想だろ。

 

エリザベート「もしかして………」

 

小鈴(あれ?バレちゃった!?こんなところでばらされたら私…………)

 

 

小鈴が怖かったのか目を閉じていると――――――――

 

 

 

エリザベート「超可愛い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルギ「えっ?」

 

小鈴「エ?」

 

 

 

 

小鈴ちゃんが目を点にして固まっている。

エリザベートは今一体何をいったのか………

 

 

 

エリザベート「いや~んこの子超可愛いじゃない!ねえツルギこの子お持ち帰りしてもいいかな!?」

 

小鈴「ふぁあ!?ふぁあああああああああ」

 

ツルギ「おいおい楽しんでるところ悪いが離してやれ。目が回っちまう。あとお持ち帰りは犯罪だぞ」

 

エリザベート「はぁい。小鈴ちゃんって言ったっけ。今度一緒に遊ばない?ハァ…ハァ…ハァ…」

 

 

これはあれか?俗に言う変態か?幼女を見てハァハァしている光景はどう見ても事件の現場にしか思えん。

 

 

 

ツルギ「ほら、さっさと行くぞ。宴会までそこまで余裕ないんだから」

 

エリザベート「はぁい。じゃあ小鈴ちゃんまたね~」

 

小鈴「は、はい…あっ、ツルギさんまた今度いらっしゃってくださいねー!!」

 

ツルギ「おう、今は寄れなくてごめんなー!」

 

 

 

本当にもうしわけない――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主にエリザベートがしたことについては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず酒と食材を揃えたのでエリザベートと団子屋で休憩していた。

 

 

エリザベート「ツルギはお酒大丈夫なの?」

 

ツルギ「あぁ割と飲めるぞ。ただ好きな酒がなかったんだよなぁ」

 

エリザベート「例えば?」

 

ツルギ「ウィスキーやウォッカだな。飲むと喉にきつく来る感覚が好きなんだよ」

 

エリザベート「へぇー意外ね」

 

ツルギ「と言っても大した量は飲んだことないから酔ったことはないんだよな」

 

エリザベート「ふぅん。あぁ、そうだツルギ」

 

ツルギ「ん?」

 

エリザベート「はい、あ~ん」

 

 

いきなりエリザベートは団子を俺に向けてくる。一体何が始まるというのです?

 

ツルギ「なんだ?」

 

エリザベート「いや、だからあ~んよ。口開けてほら」

 

ツルギ「あ、あぁ…あ~ん」

 

そういって3色団子の一つを頬張る。うむ、ここの団子屋は実に美味である。

 

エリザベート「美味しい?」

 

ツルギ「あぁ、相変わらずうまいぞここの団子」

 

エリザベート「…………」

 

 

なにか睨まれているんだが………一体どういうことだ?何が不満なんだろうか?

 

 

エリザベート「くぅ…いつか振り向かせてやるんだからっ!」

 

ツルギ「お前は一体何と戦っているんだ」

 

 

このあとは二人で博麗神社に向かうことにした。さて、宴会だが………

 

 

姉さんは来てくれるだろうか――――――――

 

 

 




なんとか明日を迎える3分前にかけたぜ…
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