少し修正したので、修正前を見られた方は最後のほうちょいっと見てください。
Place:???
"no" SIDE
???「
そこは薄暗い監獄のような場所だった。
強力な素材で作られた牢に閉じ込められた者たちがそこにはいた。
そこは"完成された人造人間"の、家と呼べる場所だった。
???「ねぇねぇ
フュンフ「うるさいぞ、
ツヴァイ「だってあれから二日だよ~?剣蔵とゼインが
???「そうね、この要塞から逃げられるなんて考え難いわ」
苛立っている様子だ。その二人に介入する女の声がした。
ツヴァイ「あ~、
ゼクス「どうもこうも雑魚ばかりよ。
フュンフ「まぁシールドを開発したところで、お前の"消失"…『破る程度の能力』じゃあ奴らの努力も無意味だな」
ゼクス「まったくだわ…んで、ゼインはまだ見つかってないのよね?」
ツヴァイ「そうだよ~、五年前から様子がおかしかったけどどうしちゃったんだろう」
ゼクス「単なるバグでしょ?」
フュンフ「そのバグで処分が下っていたんだが…剣蔵が逃がしたんだろうな」
???「まぁ僕はその処分反対だったんですけどね」
3人が会話しているとこに、如何にも少年っぽいボーイッシュな女性が自分の部屋を空けるように牢を開ける。
ツヴァイ「おかえり~
ツェーン「えぇ…今回は探知範囲を要塞の外約500マイルまで広げてみましたが…いませんね」
ゼクス「そこまで広げても見つからないなんてね…」
ツェーン「流石に僕もあそこまでの範囲は応えましたよ…外国に渡ったのでしょうか」
フュンフ「それはないだろう。もしそうなったとしても連絡が来るはずだ。この国から出れるなんて思ってるほどゼインも馬鹿じゃないだろう」
ツヴァイ「どこいっちゃったのかな~ゼイン。まぁ戻ってきても処分喰らうと思うけどね」
ゼクス「そういえば、なんでツェーンは処分に対して反対だったの?まぁゼインと仲が良いのは知ってたけど」
ツェーン「ゼインは見てて興味が尽きませんからね。この間なんて花に話しかけてましたよ?」
ゼクス「えぇ…まぁゼインは面白いやつだったけどさ~」
そこにいる全員は視点を一つの牢に向ける。この監獄は円に牢が並んでいるため、見れる角度は非常に広い。
そこの牢にはベッドと机、そしてその上には花がたくさん置かれていた。
ツヴァイ「そういやツェーン、よくゼインの牢に入ってるよね最近」
ツェーン「まぁ、戻ってきた時に彼の花が枯れてるのは些か心苦しいですからね。水を上げてるんです」
ゼクス「ツェーンはゼインに"恋愛"の感情を抱いてるんじゃないの~?」
ツェーン「ゼクス、僕をからかう癖はやめなさい。僕たちにそんないらないプログラミングはされていませんよ」
彼らは知らない。今ゼインがどこで何をしているかを。
そして自分たちのことでさえ、彼らはゼインよりも知らない。
人造人間の知能はプログラミングされたもの、と彼らは認識しているが
そんなことはない。人造人間の全てを知っているわけではない。
しかし――――
看守「おい、ツヴァイ・ツェーン・ゼクス。任務だ。存分に暴れてこい」
ツヴァイ「くひっ、きたきた」
ツェーン「ぼくもですか…まぁいいですが」
ゼクス「はいはーい、いきま~す」
感情が無頓着な彼らにとって
破壊と殺人は
それがこの世界での人造人間のあるべき姿だった。
今回は外伝的なもので、Zeinの兄弟機の方々が登場してきています。
兄弟機とはいいますが、彼らには家族の概念が存在していないので、互いをコードネームで呼んでいます。