え、チーム新ニッポンの三人目はリンクジョーカー使いのキタエリ!?
ばかな、私のイメージではオリ主のnextチームメンバーのオリキャラの一人はこの人だったのを、見越して選んだのかブシロード!!
ルナ「偶然でしょう?」
ぐはっ衝撃ぃ!!
どうしよう、平行して時間かかってもいいならGも更新しようかな。ウズウズする。
ルナ「そんな暇があるなら、早いとこ完結に向けての原稿書いたら?」
Gオリ主「まだ出ないの?」
すみません・・・我慢が限界に来ましたので平行してやります。時間は懸りますが・・・
「この辺りには居ないみたいね・・・」
数日後、ルナは細心の注意を払って家に向けて帰宅している。敵の狙いが自分である以上、下手に動いて再び襲撃を受ける訳にはいかない。
「でも、何で私何だろう・・・」
櫂を狙うならばまだ分かる。モレスの残した言葉が気になりながらも、ルナは歩みを進めた。
自分に迫る存在がいるのも知らずに。
「ふぅ」
漸く自宅のアパートにたどり着き、ルナはエレベーターに向けて向かう。
今日はもう早く休んで、また明日頑張ろう。幸い、この数日で協力者も増えた。三和タイシ、葛城カムイ。櫂がういんがるとは別に新たな切り札 探索者 シングセイバードラゴンの力で、二人はアイチの記憶を取り戻した。これで行動範囲も広がる。
只、いいことばかりではない。櫂が当てにしていた幼馴染の鈴ヶ森レンはアイチを知らないと言った。ブラスターブレード 探索者を見せても、反応を示さなかった。
いずれにしても、アイチはこの世界におり、探すのを阻止しようと動いている者が居ることは確定している。後は、その人物を見つけ出す。決意と目的を再確認をしたルナは自宅に戻ろうとした際、現れた。
「待っていたよ。月城ルナさん」
「っ」
反射的に振り替えると、特徴的な青い髪、青色の眼をした青年がいた。幼さを残しながらも、覚悟と意思を持った雰囲気をさらし出している。
「こんな夜更けにレディに声を掛けるなんて、危険そうな人としか思われませんよ?知らない訳では無いですよね。」
「無論、その上で話しています。ご不快な思いをさせてしまったことは謝罪します。」
そう言いながらも、青年は表情を変えるつもりはない。決意も想いも揺るぎ無い。
「僕は、オリビエ・ガイヤール。ある人の意思を受け継いでここに来た。」
「ガイヤール・・・・・」
その名前に聞き覚えがある。確か、ヴァンガードのヨーロッパサーキットを優勝したことのあるプロファイターだ。そのファイト姿勢から、「青き炎のガイヤール」とも呼ばれている。
欧州を歩いている人物が、何故ここに要るか。
「以前、昼間に会ったモレスっていう執事の主が貴方?」
「いえ、彼はあくまでもサポーターに過ぎません。我々『カトルナイツ』とは。」
聞きなれない単語だ。複数系ということは、他にもいるかと思わせる。
「お答えしましょう。『カトルナイツ』とは、アイチさんの意思を守るために立ち上がった者達です。」
「!?アイチ君・・・・を・・?」
ガイヤールがハッキリと言った言葉。やはり、彼はいる。そして、目の前の人物はその居場所を知っている。
しかし、何故守る?何から?何を?そもそも何を抱えている?
「我々は無闇な争いを避けたい。特にルナさん、貴女はあの事件の数少ない理解者。出来ることならば僕たちの、アイチさんの意思を知って頂きたい。」
「だから、あなたたちの手を取れと?」
ガイヤールが頷く。辺りの空気は緊張感を保ったまま過ぎていく。
少なくとも、嘘を吐いているようには見えない。寧ろ誠実さすら感じられる。
だが・・・
「お断りします。アイチ君を知っているからと言って、そう易々と乗りません。それに、仲間を裏切るつもりもありません。」
「拒否、ですか。」
残念です、と呟きながらもガイヤールはこの答えを見越していたのか、両手の中指に嵌めた指輪を掲げる。
「ならば仕方ありません。実力でお連れします。」
「永久に煌めく聖なる炎よ。全てを焼き付くし、燃え盛れ!ホーリー・プロミネンス・プリズン!!」
突如、辺り一帯を焼き付くさんと青い炎が煌々と燃え始める。それとともに、周囲の空間も激変し、まるでイメージの中にいるようだ。
「・・・ここは・・・・・」
「ここはカトルナイツである、僕が作れる空間。この牢獄で、貴女の意思をも焼き尽くして見せよう。」
「どんな理由であろうと、私の意思は私だけのもの。誰にも渡さない!」
「ならば、とくとご覧あれ。赤き炎ですら凌駕する、高熱の青き炎を!」
そしてファイトテーブルが出現し、準備を整える。
「「スタンドアップ!・(ル)・ヴァンガード!!」」
「希望の子 トゥルエル!」pow5000
「解放者 チアーアップ・トランぺッター!」pow5000
「!?ゴールド・・パラディン・・・?」
そう、ガイヤールのFVに見覚えがある。嘗てアイチが使用していた、ゴールドパラディン。
「見せて上げましょう。僕とアイチさんの絆を。」
「絆なら、私も負けません。先行は貰います。」
「ライド!介護の守護天使 ナレル!トゥルエルは移動し、スキルを獲得。ターンエンド。」
介護の守護天使 ナレル pow7000
R ナレル R
トゥルエル R R 手札5
「僕のターン、ドロー。ライド!理力の解放者 ゾロン!チアーアップは移動し、スキルを獲得。更に小さな解放者 マロンをコール。」
「マロンまで・・・」
理力の解放者 ゾロンpow7000
小さな解放者 マロンpow7000
マロン ゾロン R
R チアーアップ R 手札4枚
「マロンでヴァンガードにアタック!解放者のヴァンガードがいるため、パワー+3000。「ノーガード。『刻印の守護天使 ハスデヤ』チアーアップのブースト、ゾロンでヴァンガードにアタック!「ノーガード。」ドライブチェック『五月雨の解放者 ブルーノ』ダメージチェック『恋の守護者 ノキエル』」ターンエンド。」
「ドロー。ライド!救急の守護天使 ダネル!更に天罰の守護天使 ラグエルをコール!」
ラグエル ダネル R
トゥルエル R R 手札4枚
「トゥルエルのブースト、ラグエルでヴァンガードにアタック!スキルでパワー+3000!「ノーガード。『不撓の解放者 カレティクス』ダネルでヴァンガードにアタック!「ガード!『賢慮の解放者 ジュロン』ドライブチェック『気付け守護天使 タミエル』スタンドトリガー!ラグエルをスタンド、パワー+5000!ラグエルでヴァンガードにアタック!スキルでパワー+3000!「ノーガード『横笛の解放者 エスクラド』」ターンエンド。」
「スタンド&ドロー。ライド!不撓の解放者 カレティクス!更に王道の解放者 ファロン、五月雨の解放者 ブルーノをコール。」
不撓の解放者 カレティクス pow1000
王道の解放者 ファロンpow9000
五月雨の解放者 ブルーノpow7000
マロン カレティクス ファロン
R チアーアップ ブルーノ 手札3枚
「マロンでラグエルにアタック!スキルで+3000。「ノーガード。」チアーアップのブースト、カレティクスヴァンガードにアタック!「ノーガード。」ドライブチェック『絆の解放者 ガンスロッド・ゼニス』「ダメージチェック『投薬の守護天使 アスモデル』ブルーノのブースト、ファロンでヴァンガードにアタック!スキルで+3000。「ノーガード『フィーバーセラピー・ナース』ドロートリガー!ヴァンガードにパワー+5000、一枚ドロー。」ターンエンド。」
4ターン終わり、ダメージは2対4。ガイヤールが一歩リードする状況。
「スタンド&ドロー。苦しみを断ち切る天使よ。病魔を切り伏せ、安寧を此処に!ライド!切開の守護天使 マルキダエル!!」
切開の守護天使 マルキダエルpow11000
「要の守護天使 ベカ、メディカルガンナー エルミエルをコール。トゥルエルのスキル。CB1、自身をソウルに。手札を一枚ダメージゾーンに置き、ダメージゾーンから一枚を手札に加える。そしてベスネル、サニースマイル エンジェルをコール。」
要の守護天使 ベカpow1000
メディカルガンナー エルミエルpow1000
光の弾幕 ベスネル pow8000
サニースマイル エンジェルpow4000
ベカ マルキダエル エルミエル
R サニースマイル ベスネル 手札2枚
「ベカでファロンにアタック!「ノーガード。」サニースマイルのブースト、マルキダエルでヴァンガードにアタック!スキルでパワー+2000!サニースマイルのスキル。ブーストした時、パワー+3000!「ノーガード」ツインドライブ『投薬の守護天使 アスモデル』、『恋の鐘 ノキエル』スタンドトリガー!ベカをスタンド、パワーはエルミエルに!「ダメージチェック『聖木の解放者 エルキア』ヒールトリガー!パワーはヴァンガードに。」ベカでマロンにアタック!「ノーガード。」ベスネルのブースト、エルミエルでヴァンガードにアタック!「ガード!『大願の解放者 エーサス』ターンエンド。」
「(ダメージは一点しか与えられなかった。でも、手札は削れている。)」
「リアガードを削りつつ、盤面を立て直す。僅か数ヶ月前にヴァンガードを始めたとは思えないですね。」
だが、とガイヤールは続けて話す。
「これで終わりですか?貴女の実力は。」
「そういうあなたこそ、まだグレード2。本当の戦いはそこから。」
「・・・そうですか。スタンド&ドロー。」
加えたカードを確認し、ガイヤールは改めて真正面から彼女を見据える。
「ならばご覧いただこう。僕とアイチさんの絆を!」
「呪いに囚われし者を解放するため、今こそ降臨せよ、騎士たちの主!ライド!解放者 モナークサンクチュアリ アルフレッド!!」
解放者 モナークサンクチュアリ アルフレッドpow11000
「アルフレッド・・・!?それは。」
そう。リンクジョーカーとの最終決戦時。アイチが使った新たな切り札。
つまりそれがガイヤールの手にあるということは、だ。
「これで分かったでしょう。僕とアイチさんの絆を。」
「っ、」
信じられない、というよりも彼の身に何があったのかを聞きたい思いがルナの中でつよく思っていた。
「・・・・続けて下さい。どうあれ、ファイトは続いています。」
「そうこなくては」
「(戸惑いながらもがむしゃらに前へ進もうとする、その愚直なまでの精神だ。)」
「コール、絆の解放者 ガンスロッド・ゼニス、マロン。」
絆の解放者 ガンスロッド・ゼニスpow11000
ガンスロッド アルフレッド マロン
R チアーアップ ブルーノ 1枚
「ガンスロッドでエルミエルにアタック!「インターセプト『要の守護天使 ベカ』チアーアップのブースト、アルフレッドでヴァンガードにアタック!アルフレッドのスキル。解放者の名を持つリアガード一体に付きパワー+1000.4体なので4000アップ。ガード!『気付けの守護天使 タミエル』、『聖火の守護天使 サリエル』!」ツインドライブ『光輪の解放者 マルク』、『理力の解放者 ゾロン』 ブルーノのブースト、マロンでエルミエルにアタック!「ガード!幸せの鐘 ノキエル」ターンエンド。」
ダメージに変動なし。しかし今ので守護者が加わったことで必ずガードされる。とはいえ、
「止まるわけにはいかない。スタンド&ドロー!」
「諦めない、ですか。」
ルナは頷きながらデッキに手を置く。
「例え彼が望んでいなくても、私は望んでいる。コール、アスモデル。その気持ちに嘘は突けない!シークメイト!」
気付けの守護天使 タミエル 幸せの鐘 ノキエル 天罰の守護天使 ラグエル 要の守護天使 ベカ
「慈愛を持って接する天使。その心は献身と愛によって癒される尊い輝き!双闘!!投薬の守護天使 アスモデル!!」
アスモデル×マルキダエルpow20000
「双闘スキル!前列にパワー+2000.更にVと同盟カードがダメージゾーンに表の状態でいるため、前列にパワー+2000!」
エルミエル アスモデル×マルキダエル アスモデル
R R ベスネル 1
「エルミエルでヴァンガードにアタック!「ノーガード『待願の解放者 エーサス』クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードに!」っ、エルミエルのスキル。CB1、自身をダメージゾーンに置き、ハスデヤをスペリオルコール。マルキダエル、アスモデルで双闘アタック!スキルでパワー+3000!「完全ガード!『光輪の解放者 マルク』」ツインドライブ!『天罰の守護天使 ラグエル』 『クリティカルヒット・エンジェル』クリティカルトリガー!効果は全てアスモデルに。ハスデヤでマロンにアタック!「ノーガード」ベスネルのブースト、アスモデルでヴァンガードにアタック!「ガード!『聖木の解放者 エルキア』、五月雨の解放者 ブルーノ』」・・・・・ターンエンド。」
結果、後一点まで追い詰めるも届かなかった。
「惜しかったですね。」
「っまだ!」
「いいえ、これで終わらせます。スタンド&ドロー。マロンをコール。チアーアップのスキル。自身をソウルに。アルフレッドにスキルを獲得。忌まわしき者、邪悪なものをすべて解き放て!りべレイト・ザ・ロック!!」
アルフレッドから強い力が溢れていくのを、ルナはただ見守ることしか出来ない。
「CB3、SB1、自分のリアガードを山札に戻し、5枚までを好きな順番にリアガードサークルに登場させる!スペリオルコール!」
ガンスロッド③ アルフレッド パーシヴァル④
マロン② ゾロン⑤ ブルーノ①
「ブルーノのスキル。解放者と名の付くユニットがリアガードに登場した時パワー+3000。体登場したので、+12000!更にチアーアップのスキルを獲得したアルフレッドはパワー+15000!自身のスキルを合わせて20000アップ!!」
「くっ!その、ユニットは、」
彼女が指したのはどこかブラスターブレードを思わせる騎士甲冑のユニット。
「これは、貴女が初めて目にするユニット。青き炎の解放者 パーシヴァル。これこそが、僕の分身!」
Vとパーシヴァルの列で既に30000ラインが出来ている。手札は3、インターセプトは一つ。
「マロンのブースト、ガンスロッドでアスモデルにアタック!「ノーガード・・・!」ゾロンのブースト、アルフレッドでヴァンガードにアタック!「ノーガード・・・・。」ツインドライブ!『誓いの解放者 アグロヴァル』、『不撓の解放者 カレティクス』」
アルフレッドの肩より現れた光線がマルキダエルを貫く。
5点目『盤石の守護天使 アニエル』
「振りかざせ、剣を!まつろわぬ敵を打ち砕け!我が分身、パーシヴァル!!」
パーシヴァルの青き剣はマルキダエルを切り裂き、後には羽すら残らない。
6点目『気付けの守護天使 タミエル』
「味わうといい、敗北の味を!この牢獄の聖なる炎を!爆ぜろ、ジャッジメント!!」
互いのダメージゾーンから青き炎の火柱が上がり、一つの炎にんり、ルナに襲いかかった。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
「ぐっ、ああああああああああぁぁぁ!!」
熱い。体が、溶けんばかりの熱が、わたし、に、
「これが、ジャッジメント。カトルナイツの持つ能力で、この中で受けたダメージを戦いの終了後に全てが敗者に与えられる、云わば罰です。」
と思いきや、その熱は収まり、彼女は立って居られず両手で床を支えるのに精いっぱいだ。
「驚いた。まさかこの炎に耐え、意識を保っている者が貴女だとは。」
「はぁっ、はぁっ・・・・その、炎は・・・・?」
何とかガイヤールの顔を向けると、彼の指輪で青い炎が揺らめいたのを見て、体が強張ったのを彼は見逃さなかった。
「今この炎によって、貴女は焼かれた熱さと痛みを心に刻まれた。理性で隠そうとしても、貴女の深層心理は恐怖を忘れられない。」
所謂、フラッシュバックというものだ。
魂に刻まれたコトは、一生の傷になるともいう。
「そして、何れ貴女の仲間も受けていくでしょう。」
「あっ・・・・・そん・・・な・・・」
ゆっくりと、意識が落ちていく中、必死で耳を傾けるルナ。
「そして我々、カトルナイツは4人居ます。アイチさんの眠りを妨げるのを守る騎士・・・・それが、我々の目的です。」
余りにも強大。そして高い壁。
「今回はあくまでも挨拶。次にお会いする時に返事を聞かせていただきましょう。」
「まっ、て・・・・まだ・・・・私、・・・・」
遠ざかる背中を見つめながら、その声はハッキリと聞こえた。
「忘れないことです。アイチさんを助けるか、彼らを助けるかを。オ・ルヴォワール(さようなら)」
それを聞き届けた後、炎によって跡形もなくガイヤールは消えた直後、限界が来て、沈むように意識が薄れていった。
「ルナ!!」
遠くから聞こえる仲間の声を耳にしながら・・・・
次回 LEGION5「先導者とは」
活動報告に新しく記載があります。