テスト返却されるから
気晴らしです
修学旅行二日目
俺たちは京都の町を散策していた
殺せんせー暗殺のコースの確認だ
「でもさ、京都に来たんだから普通に回りたかったよな」
「暗殺とは無縁の場所でさ」
「そんなことないよ、杉野、茅野。ちょっと来て」
渚についていくとコンビニの前に坂本龍馬の
墓があった
「京都は昔から日本の中心だった。ここでは
数々の有名人が暗殺されている」
「確かに、何となく殺せんせーが作ったしおり
暇だったから読んでみたけど、織田信長
とか書いてあったな」
「翔君、読んだのあれ?!」
「イラストも描いてあったから、結構面白かったぞ」
「例えば、鴨川でいちゃつくカップルを見たときの
自分の慰めかたとか、舞妓さんにであったときの
写真の撮り方とか」
「それ関係ないよね…」
4班のみんなは読んだことと内容にあきれていた
神崎の希望コース、祇園に到着した
「確かに人通りも少ないし暗殺にぴったりだな」
「じゃ、ここに決定ー!」
俺と茅野が喋っていると
「まじ完璧、なんでこんな拉致やすい場所歩くかね」
高校生が10人くらい出てきた
「誰だ、あんたら?」
「男に用はねぇ、女を置いておうちに帰ったほうが
身のためだぜ」
俺が言ったあとカルマが言っていた男の頭を掴んで
地面にぶつけた
「ほらね、渚君、目撃者がいないところなら喧嘩しても
問題ないっしょ」
その時、陽菜乃たちの後ろから歩み寄っていた集団に
俺は気づいて落ちてあった固そうな棒で相手をたたいた
「俺とやりあうか」
「なかなかいいじゃん、翔。じゃあこっちも…っ!」
「カルマ!!後ろ!!」
カルマが陰から出てきた高校生に鉄パイプで殴られて
蹴られたりしていた
そのあと、何とか応戦していたら
「離して!!」
陽菜乃が捕まった
「陽菜乃!!」
「よそ見すんじゃねえよ!」
一瞬、陽菜乃のほうに目が行くと
俺は”ビリビリ”という音と電撃を
くらって膝から崩れ落ちた
(す、スタンガン…)
朦朧とする意識の中、杉野と渚も殴られたとこまで見ると
意識を手放した
「渚君、杉野君、蒼海君、カルマ君」
この声で俺は意識を闇から戻すと
奥田がいた
「よかった、奥田さんは無事だったんだ」
渚が言っていると奥田は申し訳なさそうに
隠れていたことは言ったが
「いいそれで正しいよ、犯罪慣れしてるね、あいつら。っていうか
俺に直接処刑させてほしいんだけど」
「…なぁ、カルマ。俺さあのしおり最後まで読んでみたんだけど
確か、班員が拉致られた時の対処法ってのがあったと思うんだけど」
皆が渚のしおりを確認するとあったので
殺せんせーに電話して急いで向かった
着くと
見覚えのある車と人がいたのでカルマがぶっ飛ばして
中に入っていった
すると、中から
「きゃあー!!」
「陽菜乃ちゃん!!」
「倉橋さん!!」
俺は叫び声を聞いた瞬間扉を開けて中に入っていった
陽菜乃side
不良たちに連れてこられたのはどこかの廃墟だった
ソファらしきものに座らされると
「この写真おまえだろ?」
有希子ちゃんが固まっている
私たちも写真を除くと
チャラチャラなイメージの女の子が映っていた
「神崎さん、これ…」
「結構かわいかったからさ、めぼしい奴には
連絡入れろってダチに伝えていて、さらってやろう
と思っていたがきえたからあきらめていたが
まさか、椚ヶ丘の奴だったとは」
そのあと、三人で話していた
有希子ちゃんがE組に落ちた理由も聞いて驚いていると
さっき、話しかけていた人が来た
「俺たちと、台無しを経験しようぜ。今まで、エリートを
どんどん落としてきた、帰ったらこう言えよ仲良く
カラオケをしてたんだって。今から10人くらい相手にして
もらうから」
「「さいてー」」
私とカエデちゃんがそういうと
不良たちは首を絞めた
「エリートだからって調子乗るんじゃねぇぞ!!
今から、お前らもその台無しを経験するんだからな!!」
少ししたら手を離して息を整えていると急に私の腕を掴んだ
「まずはてめぇからだ」
連れてこられたのはもう一つのソファで
何をされるか分かったので抵抗したが
中学生が高校生に勝てるはずもなくソファに倒されてしまった
すると、シャツを勢いよく引きちぎって来た
「きゃあー!!」
「陽菜乃ちゃん!!」
「倉橋さん!!」
「色白だな、さあてどうなるか…」
その時、私は心で思った
(助けて…翔君…)
扉が勢いよく開いたと思ったら私の上に乗っかっていた
不良が急に浮かんで壁にたたきつけられた
その場にいた全員が唖然としていると
見たことのある、ネイビー色のカーディガンが
私の上にかぶさったと思ったら体が宙に浮いて扉の近くまで
来ていた
「大丈夫か、陽菜乃…」
助けたのは心の中で助けを求めた
翔君だった
翔side
陽菜乃の悲鳴を聞いた瞬間
体が勝手に動いていた
後ろで、呼び止める声が聞こえたが、今は陽菜乃のことしか
頭の中になかった
蹴破って扉を開けると陽菜乃の上に不良が乗っかっていた
俺は、殺せんせー用に作ってもらった
昨日、渡された、二つのうちの一つのワイヤーで
不良を捕まえて壁に投げた
陽菜乃のところに近づくと何をされそうになったのか一目瞭然で
来ていたカーディガンを陽菜乃にかけると
手の紐を切って
抱えて扉まで下がった
陽菜乃を見ると、今にも泣きだしそうだったので俺は安心させる
ように言葉を放った
「大丈夫か、陽菜乃…」
「…ありがとう、翔君」
言葉を聞くと、不良たちがこちらを見ていた
「渚、行け」
「修学旅行のしおり1432ページ、班員が何者かに拉致られた
時の対処法、犯人の手がかりがない場合、
まず、会話の内容やなまりなどから地元の者か
そうでないかを判断しましょう。
地元民でなく更に学生服を着ていた場合。1344ページ
考えられるのは相手も修学旅行生で旅先でオイタをする輩です。
土地勘のないその手の輩は拉致した後遠くへは逃げない、近場で
人目につかない場所を選ぶでしょう。その場合、付録134ページへ
先生がマッハ20で下見した拉致実行犯潜伏マップが役立つでしょう」
「すごいなこの修学旅行のしおり、完璧な拉致対策だ」
「いやー、やっぱ修学旅行のしおりは持っとくべきだね」
「まぁ、俺も持ってきてるしな」
「なんで?」
「枕替わり」
「「「「「ねぇよ、そんなしおり!!!」」」」」
「で、どうすんのお兄さんら。こんだけのことしてくれたんだ
この後の修学旅行は全部”入院だよ”」
後ろから足音が聞こえてくる
「呼んどいた連れどもだ、てめぇらみたいないい子ちゃんは
見たこともない不良たちに…不良ってえぇ!!!」
「確かに、見たことのない不良だな」
「不良など、いませんね。先生は手入をしたので」
「なんだよ、その目隠し」
「暴力沙汰ですので、この顔が見られるのが怖いんです」
世間体を気にしてるし…
「っていうか、殺せんせー俺、あいつらのこと
叩きのめしたいんだけど」
「それは、やめときなさい、翔君。今は倉橋さんを
守ることに専念しなさい」
そう言って俺は陽菜乃を見たら震えていた
「了解…」
そこからは圧巻だった
そりゃあ、マッハ20のタコに勝てるわけないだろう
「さぁ、私の生徒たちよ。彼らに修学旅行の知識を
体に教え込みなさい」
すると、不良4人の背後に鈍器(修学旅行のしおり)を
持った奥田、カルマ、杉野、渚がいて、ためらいもなく
振り下ろした
「痛そうだな…」
「そうだね…」
神崎のひもを杉野が茅野のひもを渚がほどくと
心なしか神崎の顔がスッキリしたものに見えた
神崎と茅野、奥田はすぐさま陽菜乃のところに
来て、声をかけていたが”大丈夫”と答えていた
「…陽菜乃、我慢せずに泣きたいなら泣けよ」
俺がこういったのはわけがあった
持っているからわかるが体が震えていたのだ
すると、陽菜乃は
「…こ、怖かったよー…」
俺に抱き着いて泣き始めた
女子組は背中をさすったり言葉をかけたりしていて
殺せんせーと男子組は不良を縛っている、携帯も
なぜか壊している
5分後
泣きつかれたのか眠ってしまったので
陽菜乃を俺が抱えたままで帰り道を
歩いていた
「そういや、翔はどうやって不良を投げ飛ばしたんだ?」
杉野が聞いてきたため。俺は答えた
「烏間先生に頼んだ、道具が来たんだよ、そのうち一つが
ワイヤーで硬いワイヤーに対せんせー物質が
練りこまれているから、それを使ったんだ」
「けど、それだけじゃ、威力足りなくない?」
「来たのに、ひと手間加えたんだ」
そういうと、スマホを取り出してと渚に言って
「明、出てきていいぞ」
皆は何のことだかわからない様子だったが
画面状に男の子が現れて驚いていた
殺せんせーだって奥の手の液状化を
使っていた
「俺さ、機械開発が好きで、人工知能を作ったんだ
とりあえず、感情はあるから」
『よろしく、E組のみんな』
「よろしく(お願いします)」
「こいつが操れるように先端にブースターを付けたんだよね
それで、助けたって訳」
この話をしているうちに辺りは真っ暗になっていった
3000文字超えた