「くふふふ・・・天下目前で、光秀にやられるとわ」燃えさかる炎の中で笑いながら言う男。この男の名は、織田信長。
「光秀よ。うぬが天下を収めるかあの世で見ておるぞ!!」そういうと腹に脇差を突き立てゆっくりと床に倒れていった。
その後ろで、不敵に笑う女性の姿があった。
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「うーむ。ここは、どこじゃ?」信長は、周りを見た。燃え盛る炎はなく、血の匂いもせず、心地良い風と共に嗅ぎなれた桜の匂いが部屋に入ってきた。
「これがあの世か、さて、俗世とかけ離れてると言われておるが変わるものよの」
「お目覚めですか、信長公」周りを見ていた信長の目の前から現れた女性。
「うぬは、仏か閻魔か?」
「あら、女性に対して閻魔なんて失礼しちゃうわ」扇を口元にあてながらいう女性。
「なら、うぬは何者か?人ではないのであろう」鋭い眼光が女性を貫いた。
「うふふ。流石、天下を取ろうとした方ね。いい目をしているわね。紹介が遅れました。私、八雲 紫といいます」
「わしは、織田上総介信長じゃ」
「長いから、信ちゃんて呼んじゃダメ?」にっこりと笑いながらいう紫。
「是非もなし」
「あら、いいの。あなたの事だから『無礼者!!』って言って怒るかと思ったわ」
「うぬは、わしを誰と思う?見も知らぬ女子にそんなこと言えぬ。それに、人ならざるものを相手にするほどわしは莫迦ではない」
「あなた、いつから私が人ではないと分かったの?」紫が信長を見た。今度は、おどけた感じではなく真剣な表情で信長を見た。
「ぬしが、この部屋に入ってきたときからじゃ、空気が変わり、風も止み鳥の声もない。人ならそのようなことは無し、あるとしたら、仏か南蛮の神か、あるいは、妖の類か・・・」そう言うともう一度、紫に睨みを利かせた。
「恐れ入ったわ。正確な洞察力、物怖じしない胆力、そして、迷いのない目。流石、第六天魔王と言われるだけあるわね」紫は微笑みながら、信長の前に行きこう言った
「ようこそ、第六天魔王織田上総介信長。ここは、忘れ去られたもの、死んでいったものが集い、世界と隔離され、独自の文化。人、妖怪たちが住む場所。そして、私こと、八雲 紫が作りだした世界。・・・その名は幻想郷よ。」
「幻想郷か・・・・。あの世でも現世でもないこの場所で、わしが生きるか・・・是非もなし!!この、幻想郷とやらをみてみようではないか!!!」高らかに笑う信長に紫も信長と共に笑うのであった。
はじめましての方は初めまして、雪風紅と申すものでございます。ただいま、『老将鎮守府に立つ』は、ネタの関係上ただいま、プロットづくりをしています。
その間、東方projectと戦国を掛け合わせた小説を執筆いたします。
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