箱庭最強最弱も異世界から来るそうですよ? 作:紅ノ道化師
表裏一体の間=オリ主って感じかな?
1話 出会いに求めるモノは出会い
*
何処の世界にも“最強”と呼ばれる奴が居る。
神々の玩具箱の箱庭世界にも“最強”は、世界を司って居た。
その“最強”実は武器の事を差す。
その剣製作者達曰わく──「来るべき日に勇者が引き抜きに来るで有ろう」…と口を揃えて言う。
“最強”の剣は主に星の恩恵で構成されて居る。
詳しい制作方法は不明で製作者達も揃って記憶を消して居ると来た──実際に製作方法を知る者は存在しない。
その剣は“勝利の武器”で“魔の武器”で“光の武器“で“勇者の武器”…様々な武器へと変化を遂げる唯一無二の恩恵で効果こそ本物《オリジナル》に劣るも差ほどと変わりなく特に効果発生中に別の武器へと変えられる利点は“最強”の称号に当て嵌まる。
本来ならば、来るべきに勇者が引き抜き世界を救うとのギフトゲームが選ばれし者に資格が与えられるが、何等かの手違いにより、彼は“最強”を手にした。
*
俺の手元に届いた一通の黒い封書。
開けると──其処は異世界で目の前に羊皮紙が現れた。
『ギフトゲーム名・“Pendulum of fate”
・参加資格
一、プレイヤーが勇者候補者で有る事。
二、プレイヤーが試練を乗り越えた事。
・勝利条件
一、プレイヤーが真実の謎を解く。
二、プレイヤーが真実と適合する事。
・敗北条件
一、上記の勝利条件を満たせなくなった場合。』
俺は其処で悲惨な目にも会いながら数々の謎を解き、何故か適合する事が出来て知らない内に“最強”と成った。
「……久し振りに寒気のする夢を見たな」
背中に冷や汗を掻いた如何にも貧弱そうなこの男の名は──天道 湊。
この男は箱庭で“最強”と言われた剣を所有する者。
湊は“諸事情”によって箱庭を立ち去りし“最強”
「外界も暇に成ったものだ…」
『…もう、マスターが来たいって言ったじゃん!』
そうだったか?と呟く俺は、空間から落ちて来る手紙をジャンプして取る。
「これは…箱庭への招待状だっけ?」
俺は手紙を開けようとする、
『マスター…箱庭に戻るの?』
勿論と言いながら俺は手紙を開く。
其処には懐かしい文章が書かれて居た。
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能を試すことを望むのならば
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの”箱庭”に来られたし』
すると、湊の視界が一瞬で変わった。
それは誰が何と言っても異世界──二度目の異世界。
「げッ…このまま行けば間違い無くGAMEOVERだろ!?」
そう言って愛剣をギリシャ神話 海神ポセイドンの武器…トリアイナに形を変えて三又槍を一度振る。
すると…水は立ち待ち四人の下へ到達し四人を乗せて陸まで運んだ。
*
「よっと、戻って良いぜ?」
視界が変わり高度4000メートルから落とされ多少驚いかだ武器を使って何とかセーフだった。
『あいよマスター』
形状は元の剣に戻る。
白が目立ち刃こぼれ一つ無い美剣だ。
「し。信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙句落とされるなんて!」
「右に同じだクソッタレ。まだ石の中に召喚された方がましだぜ」
「石の中じゃ動けないじゃない」
「俺は問題ない」
「そう、身勝手ね」
フンと鼻を鳴らし、いきなり対立する二人。
俺は特に何も言えず…茶髪少女は静かに問う。
「此処………どこだろう?」
「さあな。まあ、世界の果てっぽいのが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねぇか?」
俺は十六夜たちの会話を聞きながら懐かしむ。
「クク、大亀の背中か…面白いな金髪少年。残念ながらクールマなどでは無く此処は、神々の遊び場“箱庭”」
へぇー、と口にする黒髪少女と楽しそうに見つめる金髪少年…俺は冷静に見えるが内心かなり驚いて居る。
「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」
「そうだけど、まずは“オマエ”って呼び方を訂正して。───私は久遠飛鳥よ。以後は気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえてる貴方は?」
「…………春日部耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。それで、さっき助けてくれたあなたは?」
「俺は天道 湊だ。天道か湊ならどちらでも良いですよ…お嬢さん」
愛剣は『マスター格好良い!』など俺にしか聞こえないように話し掛ける…余計な御世話だよ。
「そう。じゃあ天道君と呼ばせてもらうわ。私も飛鳥でいいわよ。
最後に野蛮で狂暴そうなそこのあなたは?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取扱説明書でも書いてくれたら考えてあげるわ、十六夜君」
「ハハ、マジかよ。じゃあ今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
この個性豊か過ぎるメンツに俺は「喧嘩売ったら死ぬんじゃね!?」とか思いながら演技を続ける。
(うわぁ………問題児だらけですねえ………)
召還して置いてこの評価だった。
まとめるのが大変ですね(汗)と召還者は思う。
*
「てか、召喚されたのに誰もいないってのはどういうことだ?こういう場合この“箱庭”ってのを説明する奴が現れるもんじゃねえのか?」
「そうね。説明のないままでは動きようがないわね」
「・・・この状況に対して落ち着き過ぎてるのもどうかと思うけど」
(全くですよ…突乗する隙がないじゃないですか!?)
心の中で突っ込む黒ウサギ。
「とりあえず、そこに隠れてるやつにでも話を聞くか?」
「あら、気づいてたの?」
「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ。そっちの二人もそうだろ」
「風上に立たれればいやでもわかる」
「月の兎…否、御子か」
三人が殺気を含んだ視線を向ける。
俺は過去の事から分かるが月の兎とか知り合い居ない。
「や、やだなあ御三人様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「有罪《ギルティ》」
「あっは♪取りつく島もないですねって黒ウサギってば有罪《ギルティ》ですか!?」
ウサ耳少女もとい黒ウサギはバンザーイ、と降参のポーズをする。
その間に耀は黒ウサギの背中に回っていた。
「てい」
「フギャ! ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」
「好奇心の為せる業」
「自由にも程があります!」
「へえ? このウサ耳ってリアルな奴?」
「………じゃあ私も」
「触るのはOKなら…」
「止めて…止めてくださいよォー!」
あれから黒ウサギは一時間ほど弄るられた。
*
話が長いので割愛。
俺の言葉で説明したいと思う。
一つ、ここは神々の玩具箱で人外が多い。
一つ、箱庭では“コミュニティ”に属さないといけない…が、絶対的力が有るなら面白い(主に荒し)。
一つ、ここではギフトゲームと言って参加条件を満たした者は誰でも参加可能。
一つ、恩恵…つまり能力とかその他モロモロを賭けたり勝てば賭けに見合った品が手に入ったりする。
一つ、何でもルールが存在するように“箱庭”には多くのルールが有ったりする。
一つ、黒ウサギ…箱庭の貴族が俺達を呼んだ。
…と、まあこんな感じだが制約《ルール》破壊《ブレイカー》な俺に余り関係は無かった。
…どっちかと言えば制約《ルール》(世界《ワールド》)創造《クラフト》の方が正しいかもしれない。
「さて、皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。が、それらを全て語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんをいつまでも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきないのですが……よろしいですか?」
「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」
話を進めようとする黒ウサギに十六夜が「異議あり!」っと阻む。
「……どういった質問でしょうか? ルールですか? ゲームそのものですか?」
「そんなのはどうでもいい・・・・・・。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでお前に向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃねえんだ。世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃねえ。俺が聞きたいのは、ただひとつ。あの手紙に書いてあったことだけだ」
金髪少年──逆廻十六夜が不適和に笑いながら、
「この世界は・・・面白いか?」
その質問は俺以外全員が答えを待ち望んでいたもの。すべてを捨てて…対価は既に支払って居る。
「YES。『ギフトゲーム』は人を超えたものたちだけが参加できる神魔の遊戯。
箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします」
黒ウサギは弾けんばかりの笑顔で告げた。
──イレギュラーと成った“箱庭世界”を──
能力《呪い》の解説は後々と剣の解説も…
最強最弱オリ主で頑張って…行けるかな?