百夜茜は生き残る   作:さんの羊

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これからもがんばります。


百夜茜は契約する

「…とりあえずお前の話は後だ。先に茜と話をする。」

 

「ほいほーい!」

 

…月光さんが疲れているのに対してミライさんはとても元気だった。

 

「それで…契約する相手について聞きに来たということだろ?…ふむ…」

 

月光さんが考えていると、

 

「ねーねー!ゲッコー!」

 

ミライさんが月光さんにさっそく話しかけていた。

 

「ミライ、お前との話は後だとさっき言っただろう」

 

「えとえと、でもね?茜ちゃんが契約するって話でしょ?」

 

「ああ、そうだが…」

 

「ならさならさ、ママはどお?」

 

「…アンドゥのスクラルドか…。」

 

ミライさんの提案に月光さんが深く考え込む。

 

「えっと…ミライさんのお母さんってことですか?」

 

「うん!そうだよー!!もうね、ママってばすっごく強いんだよー!!」

 

ミライさんはとても誇らしげにそう私に語る。

 

「え!?でも、凄い悪魔なんですよね!?私がそんな凄い悪魔と契約なんて…!!」

 

しかし月光さんは、

 

「いいんじゃないか?お前の力は弱いがお前の意志だけは目をみはるものがある。契約に挑戦してみたらどうだ?まぁ、契約してもらえるかは別だがな。」

 

「私の…意志…。」

 

覚悟を決める事はできた。だから…

 

「やってみます!!」

 

私のその言葉を聞いて、月光さんがニヤリと笑い、

 

「いいだろう。道程をあけてやる。」

 

そう言って月光さんは壁に手をやり、

 

「「開け」」

 

壁が歪み、異世界へと繋がった。

 

「この先は魔界だ。スクラルドの近くに繋いでおいた。行ってこい、茜!」

 

「えっ!?」

 

(い、いきなり!?今からですか!?展開早すぎません!?)

 

でも…私はもう覚悟を決めた。

 

(準備は…今できた!!だから!!)

 

「行ってきます!!」

 

私は異世界へ飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが…魔界…」

 

初めて来た異世界の景色に目を奪われ辺りを眺めていると、背後でとてつもない大きさの雷が鳴る。

 

「っ!?!!」

 

ビックリして後ろを向くと、雷をまとった全裸のとんでもない美女がいた。

 

「あなた…だぁれ?ただの人間とかちょっと珍しいなぁ~!」

 

私はすぐに理解した。

彼女こそがミライの母、スクラルドだということを。

 

「あっ!あの!スクラルドさんですよね!!」

 

若干緊張しながら私は彼女に問う。

 

「ん~?そだよ~?人間が私に何か用?」

 

「えっと…私、月光さんから紹介された者でしてですね…」

 

「んん?月光…紅月光?」

 

「は、はい!そうです!」

 

「そっかぁ~…それで?何の用があって来たの?…えっとぉ…」

 

「あ、茜です!百夜茜!」

 

「茜ちゃんは私に何の用があって来たのかな~?」

 

「契約しに来ました!!」

 

「私と?契約?」

 

「は、はい!」

 

「へぇ~…この私と…契約ねぇ…」

 

「はい!」

 

「私も随分とナメられたもんだなぁ~雷の眷属の王にこんなガキと契約しろと?ふざけてんのかな~?見たところ優れた魔女でもなさそうだし…」

 

彼女の態度ががらりと変わる。

威圧的なまさに王と呼べるべき風格を露にする。

 

(や、やっぱりただ者じゃないよ~!!なんか雷の王とか言ってるし絶対無理でしょこれ!…でも…もう……後には引けないなぁ…)

 

私は覚悟を決めると、大きく息を吸い込んだ。

 

「私は!弱いです!」

 

大きな声で私はそう宣言した。

 

「私は!大切な家族を守れず、自分のことさえ守れなかった弱者です!弱いから、私は強いあなたに力を借りに来ました!私が…弱い私が強くなるために!あなたと契約しに来ました!だから…私と契約してください!よろしくお願いします!!」

 

茜は言い切るとバッと頭を下げた。

 

「あはははははは!!」

 

…スクラルドは大爆笑だった。

「あはは!こんな人間もいるんだぁ!!」

 

「え…?」

 

「だーって私に契約頼んでくる奴ってみんな上から目線とか態度がでかい奴とか自信家ばっかなんだもん!!自分は弱者ですなんて言ってくる子とかはじめて!」

 

「そ、そうなんですか…」

 

「あはは!いいよ!面白そうだから契約してあげる!」

 

「えぇっ!?い、いいんですか!?」

 

「うん。それなりの代価はもらうけどね。それに…こーんなちっさい子なのに逃げずにこの私に契約を頼み込むなんて度胸があるねぇ~!

気に入っちゃった!」

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

なんとか契約を許され、私はひとまず安堵することが、できたのだった。

 




…これを打ち込んでいると、何故か凄く眠くなってしまいます。

ぶっちゃけ今も凄く眠くて眠くて仕方がないです。(-_-;)
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