小説を書くのは初めてなので練習気分でやる予定。
一応ラストの構想はできてるのでそれに向かって走るだけ。
ホモは嗜む程度。
人は噂話が好きな生き物である。話の内容が真実か嘘かなんてことは関係ない。ただ、退屈を紛らわせればいいのだ。
太平洋上に浮かぶ小さな島は絃神島と呼ばれており、カーボンファイバーと樹脂と金属、そして魔術によって造られた人工島である。
この絃神島にはこんな噂がある。
第四真祖は不死にて不滅。一切の血族同胞を持たず、支配を望まず、ただ災厄の化身たる十二の眷獣を従え、男の血を啜り、殺戮し、破壊する。世界の理から外れた冷酷非情な吸血鬼なのだと。過去多くの都市を滅ぼした化け物なのだと。男の血しか吸わないホモ吸血鬼なのだと。
殆どの人が寝静まり、物音一つしない深夜。一人の少女は広い拝殿の中央に座っていた。僅かな身動きもせず、背筋を伸ばして座っている姿は、まだ幼さの残る少女とは不似合いだった。
その少女の視線の先には、三人の姿があった。といっても、御簾に遮られて姿は見えない。まだ、見習いである少女にとって普通なら会うことすら出来ないであろう人物、“三聖”と呼ばれる獅子王機関の長老達だった。
いずれも最高位の実力の持ち主である。
少女が着ている制服は関西にある私立中学の制服。表向きには神道系の名門校として通っているが、実際は獅子王機関の訓練所だと知っている者は少ない。
「名乗りなさい」
「姫柊雪菜です」
「まずは、これを」
御簾の隙間から蝶が一羽現れ、雪菜の元へ羽ばたく。
雪菜の手元に届くと同時に蝶は一枚の写真へと姿を変えた。
写真には学校の制服を着た一人の青年が写っており、隣を歩く小柄な少女と楽しそうに話していた。
「この写真は?」
「この男の名前は暁古城といいます。彼を知っていますか?」
「いえ」
「では第四真祖という言葉に聞き覚えは?」
雪菜は暁古城という男については何も知らなかったが、第四真祖という言葉は知っていた。
「
「ええ、最強の吸血鬼です」
しかし、それは――
「第四真祖は存在せず、都市伝説の類だと」
真祖とは、最も古くから生きており、強大な魔力を持った始まりの吸血鬼。
「公に認められているのは三人だけです。雪菜は今年の春に起きた爆発事件を覚えていますか?」
その事件は雪菜も知っていた。事件が起きてしばらくはずっと報道されていたのを覚えている。
雪菜が是の言葉を返すと、更に幾つかの事件の名が上がった。
「この事件が第四真祖によるものだと……?」
「はい、様々な情況証拠が第四真祖の存在を示しています。さて、本題に入りましょう。獅子王機関“三聖”の名において、姫柊雪菜。あなたに第四真祖の監視役を命じます」
「わたしが第四真祖の監視役を……?」
雪菜は任務の内容に驚きを隠せなかった。雪菜はまだ獅子王機関の訓練所である学校に通っている身、つまり見習いである。それに対し、任務の内容は第四真祖の監視という一流の者が受けるものだ。驚かない訳がなかった。
「ええ、そしてもし貴女が危険だと判断したのなら、第四真祖を抹殺してください。雪菜、これを貴女に授けます」
影から一人の男が銀色のアタッシュケースを持って現れ、雪菜の目の前に置いた。
「開けなさい」
言われるがままに、雪菜は目の前のアタッシュケースを開く。中には銀色に輝く一振りの槍が入っていた。
「
その武器は獅子王機関の持つ技術をふんだんに用いており、武器のコアとして古代の遺産を使用しているため量産できず、数は僅か3本のみ。
そのことを知っていた雪菜の手は震えていた。
「わたしなんかがこれを……?」
「真祖を相手にするとなれば、もっと強力な装備を与えてあげたいのですが、現状ではこれが我々に用意できる最高の武器です」
「あ、ありがとうございます」
「では、改めて命じます。その写真に写っている第四真祖を監視し、危険と判断したら直ちに抹殺しなさい」
ホモは次から。
あと私はホモネタ知らない。