第1話 始まり
僕は金山 翔
ごく普通の家庭に生まれて育った。
4歳までは…
4歳の頃、僕に妹ができた。
可愛かった。
でも、僕の運命は変わった。
翔「ただいま!」
いつものようにドアを開け部屋に入る。
母「おかえり」
冷たい返事が返ってくる。
父「おい!やかましいぞ!雪菜が泣くだろうが!」
怒られる。
翔「ごめんなさい…雪菜は、どう?」
母「よく寝てるわよ」ニコッ
父「可愛いなぁ」ナデナデ
2人とも優しくなる。
そう、妹の雪菜が生まれてから僕に対する優しさは消えて行った。
でも、ご飯の時とかに話してくれるし、それだけで満足していた。
でも、僕が5歳の頃、雪菜と同じ時期に風邪にかかってしまった。
両親は一生懸命看病をしてくれた。
でも、僕には違った。
雪菜にはおかゆを作ってくれたり、欲しいものをあげていた。
僕がお粥とか、冷たいものを言った時はいつも自分で行けか、忙しいの一言で返された。
その頃から体の様子がおかしくなってきていた。
成長がまるでとまったんだ。
僕が7歳になる頃、雪菜は3歳を迎えていた。
でも雪菜は保育園で遊んでる時に遊具から落ちて、意識不明になった。
ママは悲しみとストレスで泣いてばかりの毎日、パパも機嫌が悪くなった。
ある日のことだった。
土曜日
翔「おはよう」
母「うるさい!話しかけないで!どうして雪菜なの!あなたがなれば良かったのに…!」
翔「え…」
わけがわからなかった。
父「お前…!なんてことを!」
母「だってそうでしょ!?あの子は笑ったりしたのに!この子は笑いもしないじゃない!」
父「この子なりに俺たちに気を使ってくれてるんだよ!」
母「子供のくせに!」キッ
パチーン!
翔「いっ…うっ。グスッ」痛い…
母「子供のくせに親のことを哀れむなんて!バカにしないで!ないてんじゃないわよ!」パッチーン!
翔「…っ!」痛くない!痛くない!
ぐっとこらえる
父「お前!良い加減にしろ!」
母「あなたはだまってて!」
父「なんだと!?」
2人の喧嘩が始まった。
翔「マ…お母さ、ま。おとう、さま。もう、やめて、ください…僕が悪かった、 ですから…喧嘩…しないで…下さい」
覚えたばかりの敬語で話す。
父「翔…お前…」
母「はぁ、はぁ、それで良いのよ翔♪」ニコッ
翔「はい…」
その日から僕は笑うことも、甘えることも辞めた…
数ヶ月が経った頃。
また家庭が変わった。
パパがママや僕に暴力を振るうようになった。
翔「お父様!やめてください!やるなら…!僕だけに…!」
父「うるさい!指図するな!」バキッ!
母「理不尽すぎよ!なんで私まで!?この子にやれば良いじゃない!」
まただ…
もう、あれしかない…
翔「バカなパパも!ママも大っ嫌いだ!パパとママのバカ!」
恐怖をこらえて叫ぶ。
父「なに…?お前の言う通り…こいつだな」
母「そうでしょう?」
翔「ヒッ!?」
バキッ バキャ!
数時間後
少年は意識を失った。