別れを惜しみながらも、前へと進み、二ヶ月がたった。
そんなある日…
ガチャ
提督「!?」
山本提督「ゲボッ!しょ、翔…これ…を」
突如ボロボロになり、致死量ギリギリの血を流しながら山本提督が執務室へと入り、手紙を渡した。
提督「山本さん!どうしたんですか!?その怪我は!?」
山本提督「俺のことはいい!とにかく、うぐっ!この、書類を…!」
恐る恐ると見るとそこには元帥達の不正や悪事を証明する書類があった。
提督「…っ!山本提督!あとは僕が引き継ぎます!ご苦労さまでした…!」
すぐさま大淀を呼び、山本提督を医務室へと運び込む。
検査を受けた結果、体にはなんと五太刀の切り傷、12発の弾丸が貫通した形跡があった。
まさに、限界を超えた人間にのみできる偉業だった。
横須賀にも連絡し、長門がどうやったのか、数時間で到着し、駆け込んで行った。
執務室ーーー
山本提督の持ち帰った書類とこれまでの調査を照らし合わせた結果見事なまでに提督の推測通りだった。
提督「これで…終わりだ!」
その頃本部では。
三元帥会議室ーー
羽山元帥「なんじゃと!?極秘書類が!?」
影山元帥「誰の仕業だ!?」
熊野元「まさか…」
極秘書類紛失のことで大騒ぎになっていた。
海兵「山本俊介、武御雷一型丙少将直属横須賀鎮守府所属、階級大佐です!」
羽山元帥「警備員たちがおったじゃろうに!何をしておった!?」
海兵「それが…警備兵…50名…全滅させられておりました…」
会議室が凍りつく。
熊野元「まさか!あの人数をたった1人でか!?」
海兵「はっ!息があるものに聞いたところ、太刀を入れても、銃弾を受けても獣のように暴れ、手に負えなかったとのことでした」
影山「そんなことがあるか!もし事実なら、仮に後で死んだとしても何者かに書類を見られるのも時間の問題だぞ!」
海兵「さらに!申し上げにくいのですが、山本大佐は、現佐世保鎮守府提督の金山少将と接触していた模様です!」
「「「なんだと!?」」」
元帥たちが声を揃えて、驚き、そして青ざめた。
羽山元帥「ま、まずいぞ…このままでは… 」
影山元帥「ま、待て!だとすればいま極秘書類は…!」
熊野元元帥「金山のもとに…」
さらにその場を凍りつかせた。
全員が覚悟した。
人知を超え、人を超えた化け物がここに攻めてくると、化け物が配下を連れて我々を殺しに来ると。
羽山元帥「くそっ!直ちに大本営全海域を厳戒態勢で見はれ!ネズミ一匹、魚一匹も入れるな!」
海兵「はっ!」
影山元帥「く、くる…化け物が」
熊野元元帥「逃げたほうがいいと思うが.」
羽山元帥「わしらとて元帥!いざとなれば我々が相手をせねばならん!」