希望を失った提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

11 / 127
第11話 兄と妹の絆

その日の夜、また雪菜は提督の元を訪れた。

 

コンコンッ

 

雪菜「雪菜です…」

 

提督「いいよ、けいごなんて」

 

雪菜「お兄ちゃん、入っても良い?」

 

提督「うん」

 

ガチャ

 

相変わらず無表情だがどこか優しい雰囲気が出ていた。

 

雪菜「あのね…おにいちゃ」

 

提督「おいで」

そっと腕を広げる。

 

雪菜「え?」

 

提督「5年ぶりだからさ、可愛い妹の感覚思い出させてよ」

 

雪菜「お兄ちゃん!」

 

スタタタタ!

ムギュッ!

 

提督「ごめんね、酷いことしちゃったね」

 

雪菜「ううん!嬉しいから良い!」

 

提督「雪菜…しばらく見ないうちに大きくなったね」ナデナデ

 

雪菜「えへへっ♪」

 

提督「なぁ、顔見せてくれない?」

 

雪菜「うん!」

 

月明かりに照らされた雪菜の顔は幸せに溢れる、無邪気で幼い顔だったが、どこか吸い込まれるように感じる、美しさがあった。

 

提督「ほんとに妹だもんな。5年間、元気だったか?」

 

雪菜「うん!幼稚園でも友達いっぱいできたよ!小学校は明日には転校って形になってここの近くにしたんだ!」

 

提督「そんなことよくパパとママが許したな」

 

雪菜「ううん!先生にお兄ちゃんのお話ししたら秘密でしてくれたんだ!」

 

提督「そ、そうなんだ」その先生大丈夫かな…

 

雪菜「ねぇ、お兄ちゃんは学校は?」

 

提督「もうとっくに卒業したよ?」

 

雪菜「お友達は?」

 

提督「お兄ちゃんはいなかったな」

 

雪菜「あ、ご、ごめんなさい」

 

提督「良いよ」

 

雪菜「お兄ちゃんと学校とか行きたかったなぁ」

 

提督「仕方ないよ」

 

雪菜「ここに明日からすむことになったんだ!」

 

提督「え…?誰が許可を…」

 

雪菜「鳳翔っていう人だよ?お兄ちゃんと同じ部屋って」

 

提督「へ、へえ…」あとで鳳翔さんに詳しくきかないとな

 

鳳翔の部屋

 

鳳翔「きゃっ!」ゾクッ

 

鳳翔「な、なんだったんでしょうか」

 

執務室

 

提督「さてと、そろそろ降りてくれないか」

 

雪菜「はあい」

 

その後お風呂に入った。

しかしそこでも事故は発生した。

 

ガラガラ!

雪菜「お兄ちゃん!一緒に入ろ!」

 

提督「…い、良いけど」モジモジ

まさか初めて見る女性の裸が実の妹になろうとは…

 

雪菜「大丈夫?」

 

提督「え!?あ、うん」

 

その後2人で背中を流したりと、普通にお風呂に入った。

 

就寝時間

 

提督「じゃあ寝よっか」

 

雪菜「あのね…おにいちゃん…」

 

提督「ん?」

 

雪菜「明日から雪菜、学校なんだ」

 

提督「そうなんだ。がんばれ」

 

雪菜「あのね…一緒についてきてくれないかな…?」

 

提督「1人で行かないと、いつまでも甘えてちゃダメだよ?」

 

雪菜「うぅ!でも緊張するんだもん」

 

提督「んー…仕方ないなぁ…明日だけだよ?」

 

雪菜「やった!お兄ちゃん大好き!」ギュッ

 

提督「やれやれ…」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。